UFCの”コリアン・ゾンビ”の愛弟子を制した中川皓貴がGLADIATORフェザー級王座初戴冠!

30日(日)大阪・176boxにて『BODYMAKER presents GLADIATOR 033』が開催。フェザー級王者パク・ジェヒョクに中川皓貴が挑戦した。
UFC韓国人ファイターのチャン・チャンソンの弟子のパン・ジェヒョクは23年にRoad to UFCライト級トーナメント準決勝に代替選手として出場しGRACHAN王者の原口伸に判定3-0で完敗したが25年の一回戦では元Eternal MMA王者ジャック・ベッカーをパウンドからの肘連打で2RKO勝利して飛躍的な成長ぶりを見せつけた。GLADIATORでは24年に河名マストに判定負けして王座を陥落したが、1月の029で河名が返上した王座を賭けてダギースレン・チャグナードルジと対戦し判定勝ちして2度目の王座戴冠を果たした。
リライアブル所属の中川皓貴は柔道がバックボーン。11勝6敗の29歳で、GLADIATORを主戦場としてDEEP、パンクラスにも参戦して研鑽を積み22年にはRIZIN TRIGGERにも参戦しGRACHANの小島勝志に0-3判定勝利。24年7月のGLADIATORフェザー級挑戦者決定トーナメント準々決勝でチハヤフル・ヅッキーニョス(MIBURO)に2-1の判定負け。そこから1年2か月振りのMMA復帰戦となったGLADIATOR9月大会で、コリアンファイターのイ・フィジェ(RingMMA)と対戦。ケージを使って圧しながらスタンドのままチョークスリーパーを極め鮮やかな一本勝ちを収めて再起を果たした直後にGLADIATORの櫻井雄一郎会長にマイクで直訴しタイトル戦が実現した。

王者ジェヒョクは王座に返り咲いてから初の防衛戦。中川は2度目の挑戦。1R、試合開始早々距離を詰めてきたジェヒョクにやる気満々の先制タックルでジェヒョクにケージを背負わせる中川。膝を入れつつテイクダウンを狙う中川からジェヒョクが離れて打撃戦。圧をかけつつ回転しバックハンドブローを仕掛けに来るジェヒョク。圧されながら鋭い右カーフを放ってジェヒョクをこかす中川。フルスイングのようなパンチを打って出てタックル、テイクダウン。ケージ際で攻防。2R、ジェヒョクが立って中川が下から狙う猪木アリ状態をレフェリーがブレイク。ジェヒョクのバックハンドブローがヒットして中川がダウン。ジェヒョクがパウンド、肘を打ち下ろす。ケージに押し込まれながら冷静に切り抜ける中川。3Rでジェヒョクのお株を奪うかの挑発的バックハンドブローを放っていった中川がタックルで飛び込み勝負に出る。スイープしてジェヒョクを下に。ジェヒョクが下からキムラを狙うと抜いてバックを取ってマウントから肩固め。外れるとバックマウントを取って流れるようにリアネイキッドチョークを極めるがジェヒョクが意地を見せこらえきった。
判定3-0で、中川が悲願のGLADIATORフェザー級王座初戴冠を果たした。ちなみにGLADIATORフェザー級の日本人選手の戴冠は河名マスト以来。
中川は試合後マイクで「ここまで道のりは長かったんですけど、応援に来てくれたみんなの支えがあったからこそこうしてチャンピオンになれたと思います!ありがとうございます!」と感謝を伝えたあと「そろそろRIZINも出て活躍していきたいんで。よろしくお願いします。グラジ背負って頑張ります!」と、さらなる大きな舞台への挑戦に意欲をのぞかせた。
『BODYMAKER presents GLADIATOR 033』
日程:2025年11月30日(日)
開始:13:00 ※オープニングファイト12:30
会場:大阪・176box
▼GLADIATORフェザー級タイトルマッチ5分3R
●パン・ジェヒョク(KTT/第5代 GLADIATORフェザー級王者)
判定3-0
○中川皓貴(総合格闘技道場Reliable)
















