「会社は上谷を大切にしてるんやなあ?」上谷沙弥の“特別扱い”に他選手から不満噴出?!タッグリーグ開幕の裏で溜まる団体へのフラストレーション

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 7日、東京都・後楽園ホールにて『第15回 ゴッデス・オブ・スターダム ~タッグリーグ開幕戦~ in KORAKUEN』が開催された。

 『ゴッデス・オブ・スターダム』はスターダムの秋の風物詩であるタッグリーグ戦。年末~年明けのビッグマッチのカードを大きく左右するシリーズだ。
 ユニットやパートナー間の絆が試されたり、余り物同士で組まされたとしか思えないタッグが思わぬ化学反応を起こしてタッグ戦線の光景を変えたりするというプロレスの醍醐味が味わえるシリーズとして注目を集めている。
 今年も【レッドゴッデス】【ブルーゴッデス】の2ブロックに分かれ、16組(32名)が参戦している。

 この日は、ブルーゴッデス公式戦として[さくらら]さくらあや&玖麗さやかvs[New☆Sisters]小波&吏南、[Gorilla trigger]飯田沙耶&ビー・プレストリーvs[02line]AZM&天咲光由、[凹アネコン凸]朱里&鹿島沙希vs[押忍!血みどろ女塾]鈴季すず&山下りなの4試合が実施。
 レッドゴッデス公式戦として、星来芽依&水森由菜vs Sareee&叶ミク、[なつ&さおりー]なつぽい&安納サオリvsテオトレコ&オシータ、[BMI2000]刀羅ナツコ&琉悪夏vs妃南&八神蘭奈の3試合が実施。

 10月30日にNEW BLOODタッグ王座を獲得したばかりのさくららだったが、New☆Sistersのラフ攻撃を交えた連携には及ばず。最後は小波がトライアングル・ランサーでさくらを仕留めて順当に初戦白星。

 STARS内で最強のパワーファイター2人が組んだことで生まれたGorilla triggerは、タッグ歴も長くなってきた02lineを圧倒。パワーvsスピードの好勝負となったが、最後はビーが天咲をプラン・ビーで仕留めた。


 凹アネコン凸vs押忍!血みどろ女塾という、なにかのタッグ王座戦でもおかしくない豪華カードの試合。しかし、山下がわざわざ朱里の土俵に上がって同じ技で勝負して押し負けるというコミカルな展開からピンチに。ならばと女塾は鹿島をターゲットに定めるも、鹿島は逃げ回りつつ美味しいところだけいただき、最後は起死回生で山下から3カウント。

 ハイスピード王座戦を経て絆を育んだ星来&水森は序盤からスピーディな連携で先攻し、キャリアの浅いミクに集中砲火。水森がSareeeを強く意識して真っ向勝負していくも、Sareeeのハードヒットなエルボーには分が悪い様子。ならばと星来がアシストに回って試合をかき回し、Sareeeの顔面をドロップキックでぶち抜いて怯ませている間に水森が熊本の不沈艦(※ラリアット)でミクから3カウントを奪った。

 スターダム内のタッグの顔とも言えるなつ&さおりーに対するは、メキシカンと思われる正体不明のマスクウーマン、テオトレコ&オシータ。テオトレコはアステカ暦で言う「8月」を指す名前であり、オシータは日本語で言うと「小さなメスの熊」を指す名前だが、その正体は一切不明の初来日選手。
 テオトレコ&オシータはマスクをしての試合に慣れていないのか距離感を誤るタイプの細かいミスが重なり、高い連携力にほころびが生じる。その隙をなつ&さおりーが見逃すわけもなく、最後は一気に畳み掛けて流れを掴み、なつぽいがテオトレコをフェアリー・マジックで仕留めた。


 タッグリーグ初戦で快勝を収めたなつ&さおりーだったが、安納は「上谷はさ、リーグ戦に出ないよね。会社の判断で。試合には出るけどリーグ戦には関わらない?奇数やから組めない?年末年始にタイトルマッチが2つあるから?だからタッグリーグには出ずにタイトルマッチに専念してくださいって。……へぇ、会社は上谷を大切にしてるんやなあ~って。会社は上谷に両国もドームも勝ち切って欲しいって判断なのかなって私は思っちゃった。でも上谷は悪くないで?会社の判断やから。ただ私は、少しでも上谷と闘いたかった」と複雑な心境を吐露。全国を巡業しながら約3週間で13大会という過密で過酷なタッグリーグを“免除”して上谷の防衛成功率を上げようとする会社へ皮肉という形で苦言を呈した。

 なお、テオトレコ&オシータはバックステージで一切言葉を発さず、フリップ芸で自分たちのタッグ名が[DLM(ドス・ロカス・デ・メヒコ)]であることを伝えた。

 現ゴッデス・オブ・スターダム王者(※タッグ王者)のBMI2000に挑んだのは、God’s Eyeで朱里のしごきに耐えて日々成長を重ねている妃南&八神。基礎に忠実な打撃や関節技で攻め込んでいく妃南&八神であったが、BMI2000の余裕を崩すには至らず。最後は琉悪夏がダルマ式ジャーマン・スープレックス・ホールドで妃南から3カウントを奪った。

 今リーグ戦は全国を巡業しながら続いていくが、最後は11月29日の大阪大会と、30日の浜松大会での決勝トーナメントで優勝者を決定。
 29日の大阪大会で各ブロックの2位と3位が闘い、勝者組が同じブロック1位のタッグと準決勝という形で対戦。30日の浜松大会で各ブロックを勝ち抜いたタッグ同士の優勝決定戦が行われる予定だ。

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