約7年半ぶりの対面で岩谷麻優が涙!イヨ・スカイも「WWEに安心できる場所はほぼない。7年間以上の時を経てあったかい気持ちになりました」

25日、都内某所にてマリーゴールドが『EZIGEN presents MARIGOLD GRAND DESTINY2025』両国国技館大会の前日会見を開催。岩谷麻優とイヨ・スカイが約7年半ぶりに対面した。
岩谷は2011年にスターダム1期生としてデビュー。2007年にMAKEHENでデビューした紫雷イオも2011年からスターダムに参戦を始め、2012年に所属へ。
映画化もされた岩谷麻優の自伝『家出レスラー』の通り、団体からの家出を繰り返しポンコツと呼ばれていた岩谷だが、2014年からはイオとのタッグでアーティスト・オブ・スターダム(6人タッグ)王座やゴッデス・オブ・スターダム(タッグ)王座を幾度も戴冠。
2015年にはイオが、2019年には岩谷が女子プロレス大賞を受賞し、日本を代表する女子プロレスラーとして成長した。
2018年にはイオがスターダムを退団しWWE所属へ。イヨ・スカイと名を変え、WWE女子王者として世界トップの女子レスラーに君臨し“世界のIYO SKY”へ。
岩谷はスターダムを守り続けていたが、2025年4月にスターダムを退団し、翌月に生みの親であるロッシー小川が代表を務めるマリーゴールドへ入団した。
2018年の紫雷イオスターダム退団マッチではタッグを組んでいた2人。シングルでは2017年6月にイオの持つワールド・オブ・スターダム王座(赤いベルト)をかけて闘い岩谷が勝利している。
この試合は約7年半ぶり8度目の対戦、3勝2敗2引き分けでイヨが勝ち越している。

ロッシー小川代表は「思い入れのあるカードでして、今から10年前ですかね、以前の団体がいちばん大変な時期にこの2人が頑張ってくれまして、そこで名勝負を何度も行ってもらいました。おそらく私が思うに今年の女子プロレスの最大のカードだと思っています。2人の現在の色んな立ち立ち位置とか色んなもの考えると、一番いい状態で2人が一騎打ちをすると思っています」と感慨深そうに語る。
岩谷は泣きながら「このカードが決まって、すごく緊張感とか懐かしさとか嬉しさとか、いろんな感情が入り混じってすごく不安な毎日を過ごしたりしてたんですけど、今日久しぶりにイオさんと会って、自分はどんな感情になるんだろうなって。イオさんの入場曲が流れて、登場した瞬間に泣いちゃいました(苦笑)イオさんとは本当にいろんな思い出があります。デビューして何もできなくて、本当にポンコツだった自分をプロレスラーとして成長させてくれたのはイオさんだし、サンダーロックとして、自分がプロレスの楽しさとか厳しさとか、人間っていいなって思わさせてくれたのもイオさんだし、本当にお姉ちゃんです、自分にとって大好きで、プロレスラーとしても尊敬していて、本当に一番憧れている人です。でも闘うからには、この気持ちは今日で捨てます。イオさんは世界でトップになったかもしれないですけど、私は日本の女子プロレスを守ってきた。そう思ってます。イオさんが知らなかったこの7年半の自分を、ちゃんと味わってください。その上で、イオさん、私が勝ち、ます。すいません、噛みました(笑)勝ちます!両国、いよいよ明日ですけども、よろしくお願いします」と感情を溢れさせながらコメント。
これを聞いたイヨは頭をかいて天井を見上げたりと困りながら「まいったなーって感じですね(苦笑)心の中で、WWEスーパースターのイヨ・スカイとしてかっこいいコメントいっぱい用意してきたんですけどね。全部吹っ飛んじゃいましたね(笑)泣いちゃった麻優見ると笑っちゃうんだよね。びっくりしました。私もずっとアメリカに渡って、アメリカWWEっていうもう世界中の強豪が切磋琢磨しているあの地で自分の名をあげるんだって、もう毎日毎日精神と体をすり減らしながらトップまで上り詰めていった中で、安心できる場所みたいなものはもうほぼなかったんですよ。でも今この麻優の涙と私を見るこの温かい目線を見て、本当に懐かしい気持ちになりました。この気持ちは本当に久しぶりすぎます。そして中央にはロッシー小川さんが居て、ああもう10年前に気持ちが戻ったみたいです。アメリカに渡ってこんな気持ちには本当にならなかったです。2018年から今この瞬間まで7年間以上の時を経てあったかい気持ちになりました(笑)妹みたいな可愛い可愛い麻優の姿を見て私も心がほころんだんですけど、やっぱり麻優も成長したんだなって最後に思ったのは、キッと私の目を見つめて、噛みながらもイヨさんから勝ちますと力強い言葉を私に投げかけてきました。日本を背負ってきた、成長した岩谷麻優。そして、世界のトップを走り続けてした、私も噛みましたけど(苦笑)世界のトップを走り続けてきた、このイヨ・スカイ。この2人の本当の至高の闘いが明日実現します。まさにこのマッチアップは奇跡ですね。これを実現できたこと、そしてそれを明日味わえることを心の底から嬉しく思います。皆さんも楽しみにしていてください。私も心からこの試合を楽しみます」と、当時の紫雷イオのような部分を垣間見せながら意気込みを語った。
お互いに「岩谷麻優じゃないと見せられないイヨ・スカイがある」「イヨさんとは毎試合自分の限界突破している」と特別な相手であることを強調し、終始笑顔を見せながら前日会見は終了。翌日のメインイベントは歴史の詰まった見逃せない闘いとなる。
『MARIGOLD GRAND DESTINY2025』
日程:2025年10月26日(日)
開始:14:30
会場:東京都・両国国技館
▼THE DREAM DESTINY シングルマッチ 30分1本勝負
岩谷麻優
vs
イヨ・スカイ(WWE)
















