アクシデントのレフェリーストップで王座陥落したメキシコ美女が号泣!新展開のCMLL女子王座は約10年ぶりの盟友対決へ

10日、東京都・後楽園ホールにてスターダム『STARDOM NIGHTER 2025 in KORAKUEN Sep.』が開催。思わぬアクシデントでコグマがCMLL女子王座戴冠を果たした。
かつてブル中野、吉田万里子、栗原あゆみ、朱里、ウナギ・サヤカなども巻いていたCMLL日本女子王座。現在はCMLLの手に戻り、ダーク・シルエタが王者として君臨。シルエタはCMLLの女子トップ選手の1人であり、13度に渡る来日で日本ファンからも馴染みが深い選手になっている。
この日同王座に挑戦したのはコグマ。天真爛漫な国産クレイジー娘なコグマだけに、規格外の爆発力でCMLL女子王座を再び日本に取り戻してくれるものと期待が集まっていた。
試合はテクニカルなグラウンドの攻防に始まる。技術や引き出しの多さで勝るシルエタが優勢となり、ヘアホイップや「カワイイ♡」と賛美しつつ顔面を歪めるキャメルクラッチなどのラフファイトで圧倒していく。
しかし、コグマは持ち前のスピードで的確なカウンターを決めていき、シルエタをロープ際に誘い込んでハングマンDDT。さらに場外でエプロンを使ってのスイングDDTを決めるが、シルエタは2人分の体重を乗せた状態で右ヒジから突き刺さってしまう。
右肩を押さえて動けなくなってしまったシルエタを見たバーブ佐々木レフェリーは「肩外れてる!」と叫んで即座にレフェリーストップ裁定を決断。試合は4分54秒で突然の終わりを迎えた。
新王者となったコグマだったが、真っ先にシルエタへ駆け寄って言葉を交わす。悔しさで号泣するシルエタは担架に載せられ救急搬送されていった。
笑顔などあるわけもなく泣きながらベルトを巻くコグマであったが、そこへ盟友・葉月が颯爽とリングに飛び込んできて「このままでチャンピオン名乗っていいのかな?ウチとこのベルトかけて久しぶりにシングルやろっ!」と明るく語りかけて挑戦表明。
コグマは涙を拭いながら「シルエタ、グラシアス!」と感謝の言葉を叫び、葉月に向き直って「獲ったら同じこと言おうと思ってた。私がチャンピオンになって葉月を指名したかった。葉月、ボッコボコにします!」と力強く叫んだ。

バックステージでは葉月がコグマに寄り添いながら「いつぶりだろ。10年ぶりくらいのシングル。アクシデントだけど、今はチャンピオン!次はウチがチャンピオンになるから!」と努めて明るく語りかける。するとコグマも「久しぶりに葉月をボッコボコにできる機会があるからね、やりあおっ!」と少しだけ笑顔を見せた。