【試合詳細】8・23 TTT新木場大会 【インディー統一無差別級】定アキラvsKURO-OBI 【インディー統一タッグ】藤田ミノルvs後藤恵介vs藤原秀旺&瀧澤晃頼 【インディー統一6人タッグ】大家健&ツトム・オースギ&バナナ千賀vs新納刃&神崎ユウキ&松澤さん

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『PROGRESS 7』
日程:2025年8月23日(土)
開始:19:00
会場:東京都・新木場1stRING
観衆:186人

▼「新木場闘会始」 20分1本勝負
[愛人ガッツ]○ガッツ石島/中野貴人(BASARA)/神野聖人(BASARA)
10分39秒 フェイスバスター→片エビ固め
●マスクドミステリー/CHANGO(フリー)/政岡純(フリー)

▼「SURVIVAL WAR」 30分1本勝負
○阿部史典(格闘探偵団)
7分9秒 クロスフェイスを切り返してのエビ固め
●橋之介

▼「TTT認定インディー統一6人タッグ選手権試合」 60分1本勝負
【王者組】大家健(ガン☆プロ)/ツトム・オースギ(フリー)/●バナナ千賀(フリー)
12分27秒 Manchurian Incident→TKO
新納刃(MAKAI)/神崎ユウキ/○松澤さん(フリー)
※第12代王者組が3度目の防衛に失敗。松澤さん&刃&神崎が新王者となる。

▼「TTT認定インディー統一タッグ選手権試合」 60分1本勝負
【王者組/ゴキブリ商会】藤田ミノル(フリー)/●後藤恵介(フリー)
13分49秒 ロマンチックを突き抜けろ!→片エビ固め
【挑戦者組/元祖ゴキブリ商会】○藤原秀旺(アライヴアンドメジャーズ)/瀧澤晃頼
※第13代王者組が初防衛に失敗。秀旺&瀧澤が新王者となる。

▼「TTT認定インディー統一無差別級選手権試合」 60分1本勝負
【王者/ゴキブリ商会】○定アキラ(AlmaLibre)
14分2秒 ファイヤーサンダー→片エビ固め
【挑戦者】●KURO-OBI
※第11代王者が3度目の防衛に成功。

定がKURO-OBIとの試練の一戦を制し秀旺と王座をかけた決着戦へ!秀旺&瀧澤がタッグ王座奪取!松澤さんがまさかの王座戴冠で最強の美老女レスラーに!

元祖ゴキブリ商会 定例記者会見


 秀旺が淡い一夏の恋について語りつつ、LEONAとのシングルを熱望。
 瀧澤は恩師の言葉を引用しつつ「最近のセミは根性がない」と語り始める。

 そこへいつものように大家健が乱入してきて記者会見をぶち壊し、リング上での決着戦を要求。大家は2人をダブルラリアットでなぎ倒すが、その後は相手にされず。1人さみしくリングに残された大家が6人タッグ王座防衛への意気込みを叫んだ。

第1試合


 前回大会ではガッツワールド時代のヒールユニット『悪魔同盟』が復活。ガッツは「このまま悪魔同盟やってこうか」と提案するも、CHANGOは「時間ていうのは残酷だよ、ガッツ石島。次お前と会う時、俺は闘いたいねぇ」とガッツの対角に回ることを宣言していた。

 CHANGOは「勝手に悪魔同盟解散しやがって!俺を何しに呼んだんだよ!」とガッツに悪態をつき、試合前からガッツと口論に。
 ガッツとCHANGOの対面でゴングが鳴ると、CHANGOが「ロックアップから始めるぞコノヤロー!プロレスの基本だよコノヤロー!俺もう喋り疲れてんぞ!」とわめきながらロックアップで組み付くも、あっという間にロープに押し込まれ「本気出してんじゃねーぞコノヤロー!か弱い一般市民だぞコノヤロー!ふざけやがって!極悪同盟……極悪同盟じゃねえや!」と自分でも何を言っているのか分からなくなるほどのマシンガントーク。
 CHANGOは手4つでの力比べを求めるが、ガッツが応じようとするとつま先を踏みつけて嫌がらせ。怒ったガッツがヘッドバッドからコーナーに振って串刺しラリアットを狙うが、かわしたCHANGOがロープへ顔面をこすりつける。ロープに振るもガッツがショルダータックルで吹っ飛ばす。

 両者タッチし、ミステリーと神野の対面。ショルダータックルでのぶつかり合いから神野がアイアンクロー、ミステリーが喉輪で捕らえ、互いにアイアンクロー・スラムとチョークスラムを狙って欽ちゃんジャンプのように同時に跳ねる。CHANGOが「そんなわけねーだろ?!」とツッコミを入れる中、中野が神野にブラインドタッチ。ミステリーがロープに飛ぶと、中野のドロップキック+神野のショルダータックルの同時攻撃。

 中野はエルボースタンプ連打からバックを取るが、ミステリーが自軍コーナーへ振る。待ち受けていた政岡がロープへのチンクラッシャーを見舞い、ミステリーが中野にボディスラム。政岡にタッチ。

 政岡がCHANGOとともにロープに振ってダブルのバックエルボー。自軍コーナーに連れ帰って3人で中野を痛めつけ、政岡がサミングからフロントネックロック。タッチを受けたCHANGOが中野の背中にダブルアックスハンドル。

 CHANGOががコーナーで中野の顔面を踏みつけていき、ミステリーにタッチ。

 ミステリーはエルボースタンプからチンロック。政岡にタッチ。

 政岡はビッグブーツ連打からCHANGOにタッチ。

 CHANGOはヘッドロック+サミングからシザースキックを放つが、中野がかわしてソバット。CHANGOも髪を掴んで引き倒してからのセントーンで反撃しトラースキックを発射も、キャッチした中野がガタガタ。神野にタッチ。

 神野はCHANGOをショルダータックルでふっ飛ばし、政岡にボディスラム、ミステリーにヘッドバッドを連打。3人で神野に向かっていくが、神野はエプロンに立つミステリーをショルダータックルでふっ飛ばし、CHANGO&政岡をダブルショルダータックルでまとめてなぎ倒す。神野はCHANGOにエルボードロップからアイアンクロー・スラムを狙うが、CHANGOはレフェリーを盾にしつつバンダナで首を絞め上げ、政岡にタッチ。

 政岡は神野の頭をぺちぺちと叩きながら挑発。神野がアイアンクローで捕らえると、政岡が顔面にツバを吐いてビッグブーツ連打から低空ドロップキック。さらに串刺し攻撃を狙うが、かわした神野がストレッチボムを狙う。政岡が「死ねぇ!」とトラースキックを放つも、神野は「死なん!」とキャッチ。これを振り払った政岡が頭頂部へのかかと落としからロープに飛ぶが、神野がカウンターのラリアット。両者タッチ。

 ガッツとミステリーの対面。互いにラリアットで幾度も正面衝突していくが、ミステリーがカウンターのパワースラムからチョークスラムを狙う。これを中野がカットし、ガッツ&神野とともにトレイン攻撃。中野&神野が愛人居丈高を狙うが、CHANGOがレフェリーを後ろ手に捕らえながら神野の顔面にスプレーを噴射。


 CHANGOが政岡と2人で中野をロープに振るが、中野がCHANGOに延髄斬り。政岡が中野にビッグブーツ。ガッツが政岡にラリアット。さらにミステリーがガッツをラリアットでなぎ倒してチョークスラムを狙うが、着地したガッツが延髄斬り。続けてフェイスバスターで叩きつけて3カウントを奪った。

第2試合


 試合前に両者しっかり握手を交わしてからゴング。
 阿部が巧みなテクニックで橋之介の腕を絡め取ってスタンドでもグラウンドでも支配。阿部のヘッドシザースから頭を抜いた橋之介がヘッドロックに捕らえるも、するりと抜けた阿部がバックを取りつつスリーパーホールド。橋之介がこれを抜けるも、阿部が再びヘッドシザース。橋之介はすぐに頭を抜き、距離を取ってクリーンブレイク。

 ロックアップでの力比べは橋之介が優勢。押し込んでからの離れ際にチョップを放つも、阿部が即座に顔面へ張り手で反撃。ビンタ合戦から阿部がショルダータックルで倒してロープに飛ぶも、橋之介はリープフロッグでかわしつつヒップトスからの側転低空ドロップキック。阿部はよろよろと花道に退避し、追ってきた橋之介のスネにお客さんのカバンを投げつける。カバンにはヘルメットが入っていて硬かったため、思わぬダメージを負った橋之介は「こんなもん持ってくんなよ!」とお客さんに逆ギレ。

 橋之介が阿部をリングに放り込みつつ、トップロープ越しに花道へのブレーンバスターを狙う。阿部が振り払ってビンタからビッグブーツを見舞うと、吹っ飛んだ橋之介は花道を駆けてハンドスプリング式ヒールキックを見舞い、ミサイルキックで追撃。


 橋之介が串刺し攻撃を狙うと、かわした阿部が回転浄土宗。さらにサッカーボールキックを見舞うも、橋之介が即座に起きてエルボー。阿部がゲンコツを見舞うと橋之介もゲンコツで反撃し、真っ向からのエルボー合戦へ。阿部がロープに飛ぶも、橋之介がカウンターのドロップキックからライオンサルト。

 橋之介が強烈なエルボーからロープに飛ぶが、阿部がウラカン・ラナで迎撃。これを読んでいた橋之介がさらに上からエビ固めも、阿部がアイル・ビー・バック式伊良部パンチ。これをかわした橋之介がスクールボーイからクロスフェイスに入る。ロープを目指す阿部に対して橋之介が一回転してリング中央に転がり戻すも、阿部がその勢いを借りてさらに半回転し、全体重をかけたエビ固めで3カウントを奪った。

第3試合


 ウエディングケープをまとった松澤さんが刃&神埼と腕を組んで両手に花の入場。
 殺気剥き出しの千賀が「来いよババア!」と向かっていくが、松澤さんは「お前みたいなブサイクはいらないんだよ!……でもオースギだったらいいよ♡」と新たなイケメンに照準を合わせる。

 ブチ切れた千賀&大家が奇襲し、場外戦となる中でゴング。
 千賀が松澤さん連れ回して階段を降りさせようとすると、真琴が本気の心配を見せるも松澤さんはスタスタと階段を降りる脅威の身体能力を見せる。

 千賀が「ババア意外とつえーぞ!」と恐れをなす中、王者組が神埼を集中攻撃。代わる代わるに一本足頭突きを放っていくが、3人同時に放った一撃がそれぞれに誤爆。3人がそれぞれコーナー下に座り込む中、松澤さんはイケメンのオースギに狙いを定めて顔面騎乗式ブロンコバスター。千賀が引き剥がそうとするが、それでも松澤さんは抜けない。大家、神埼、刃と加わっていくが、まだまだ松澤さんは抜けない。レフェリーも加わってようやく松澤さんを引っこ抜くことに成功。

 松澤さんは煽情的にオースギに身体をこすりつけるが、千賀がカット。松澤さんは長ネギで千賀に殴りかかるが、松澤さんは奇声を上げながらのモンゴリアン・チョップ連打で王者組を一方的にボコボコに。ついでにレフェリーにもモンゴリアン・チョップを見舞い、神埼にタッチ。

 神埼が3人を蹴散らしながら大家にドロップキック、オースギ&千賀にダブルDDT。さらにオースギへダイビング・クロスボディを見舞う。続けて串刺し攻撃を狙う神埼だったが、オースギがひらりとかわす。神埼もすぐに対応して低空ドロップキックからのハーフハッチ・スープレックス・ホールド。これを大家がカットすると、刃も飛び込んできてやり合い始める。

 刃がビッグブーツを連打して倒し、その場飛びムーンサルト・プレス。さらにロープに飛ぶが、大家がすくい上げてカミカゼから逆エビ固め。これは松澤さんがモンゴリアン・チョップを連打してカットし、長ネギで殴りかかる。

 これをカットした千賀は次々とコスチュームを脱いでアンダータイツだけの姿になり「ババア、俺は意外とババアでも勃つんだよ!」と松澤さんのバックを取って腰ヘコ。この大惨事には敵味方関係なく慌てて引き剥がしにかかって対応。

 再び場外戦となり、松澤さんは石川会長の座る本部席へたどり着く。場内実況が石川会長と松澤さんが同い年だという情報を告げると石川会長が握手を求めるが、松澤さんはその手を荒々しくはたき落とし、権力に媚びないロックな姿を見せる。


 王者組が刃に一本足頭突きを放っていくが、刃は松澤さんが持ち込んだお皿で頭を防御。思わぬダメージを負ってふらつく王者組へ、松澤さんが次々と長ネギを脳天に振り下ろしていく。

 さらに松澤さんは「アレいこ、アレ!」と、オースギを合体カンパーナに捕らえ、四つん這いになる生尻丸出しの千賀に顔面から叩き込んでいく。


 松澤さんは「刃さん!技!アレ!教えて!ランヒィー!」と志願。刃は「今ァ?!」と驚愕しつつ松澤さんにランヒェイのかけかたを丁寧に教えていくが、松澤さんがまごついている間に千賀が脱出して松澤さんを羽交い締めに。そこへ大家が炎のスピアーで突っ込んでくるが、案の定千賀に誤爆。神埼が必死に大家&オースギを場外に排除し、ウルトラ・タイガー・ドロップで追撃。


 松澤さんは千賀に顔面騎乗式ブロンコバスターを狙うが、千賀がキャッチしてコーナーに上げ、ラストライドを狙うような形に。しかし、これは同時に千賀が松澤さんの股間に顔面を突っ込む形と同義。美老女の芳醇な薫りに包まれた千賀はそのまま失神してしまい、松澤さんがTKO勝ち。松澤さんがまさかの自力勝利で王座戴冠を成し遂げた。

大家「もう一発ヤらせろ!もう一発ヤらせろよ!なあ?!」
松澤さん「うるせえ!ブサイクなんだよ!お前なんて趣味じゃない!私には及ばない!」
大家「なあ?!ヤらせろよ!なあ?!一回ヤらせろ!」
松澤さん「ブサイクな奴とはやれねーんだよぉ!……でも、オースギだったらいいかな♡おいで♡おいで♡イケメン、他にどっかいない?」
オースギ「いるわ、友達。カッコいい奴。渡瀬瑞基、進祐哉!この2人、どうでしょうか?!」
松澤さん「全然いい♡イケメンだし♡一緒にヤりた~い♡」
オースギ「よっしゃあ!決定!じゃあ僕が渡瀬瑞基と進祐哉を連れて挑戦してやるよ!」
松澤さん「ちゃんと連れてこいよ!ウソ吐くなよ!この私の悩殺な魅力でオとして見せるから♡皆さん次に期待しててね♡」

第4試合


 藤田と瀧澤の対面でゴングが鳴ると、ロックアップで藤田が押し込み、離れ際に瀧澤のスケスケコスチュームをペラリとめくる。すると瀧澤が隠し持っていた紙テープを藤田に投げつけ、意表を突く。続けてテクニカルなリストの取り合いを経てクリーンブレイク。両者タッチ。

 後藤と秀旺の対面。ロックアップでの力比べは後藤が押し勝ち、離れ際に頭をポンポン撫でて小馬鹿にする。手4つからリストの取り合いとなり、秀旺がショルダータックルでぶつかっていくも後藤は倒れずリング中央で仁王立ち。逆に後藤はショルダータックル一発で秀旺をなぎ倒し、頭を小刻みに蹴りつけていく。秀旺はサミングを見舞い、瀧澤にタッチ。

 瀧澤は秀旺とともにコーナーで後藤の顔面を踏みつけ、後藤に真っ向からのエルボー合戦を挑む。瀧澤が連打していくも後藤は微動だにせず、強烈なエルボー一発で瀧澤を吹っ飛ばす。藤田にタッチしてから瀧澤を場外に放り出すと、藤田が瀧澤の腰をエプロンの角にたたきつけて背骨攻め。

 藤田は瀧澤にシュミット式バックブリーカーから後頭部への低空ドロップキックで追撃。さらにチンロックからサーフボード・ストレッチで痛めつけてから後藤にタッチ。

 後藤はワンハンド・ボディスラムから藤田にタッチ。


 藤田は瀧澤に逆片エビ固め。さらにダブルアーム・バックブリーカー。さらにロープに飛ぶが、瀧澤がカウンターのドロップキックをぶち当てて秀旺にタッチ。

 秀旺は藤田&後藤にナックルを連打。後藤にボディスラムを狙うが、藤田がカットして2人でロープに振るが、秀旺がダブルフライング・ラリアット。さらに藤田をロープに振ってボディへの正拳突きからメロンティー(※ジャンピングDDT)。さらに十字を切ってからロマンチックを突き抜けろ!を狙うが、藤田が腰投げで切り返し河津掛け。後藤にタッチ。

 後藤は秀旺をコーナーに振ってマシンガン・チョップ。さらに串刺しラリアットからランニング・クロスボディからのセントーンで圧殺。これを2で返した秀旺がサイドバスターでの反撃を狙うが、重くて上がらない。すると瀧澤が飛び込んできて2人でダブルのサイドバスターを決める。

 秀旺は顔面へナックルを連打していくが、後藤がボディへのエルボーで怯ませて藤田とともにダブルのブレーンバスターを狙う。しかし、瀧澤が持ち上げられた秀旺をジャンプして押し戻すことで妨害。瀧澤が藤田にレッグスプレッド、秀旺が後藤にスリーパーホールドを見舞う競演。


 秀旺がロープに飛ぶも、後藤がカウンターのクロスボディ。さらに藤田とともに連携してバックフリップを決め、後藤がセカンドからのダイビング・セントーン、藤田がトップロープからのダイビング・ボディプレス。カバーに入るも瀧澤が必死のカット。

 瀧澤がティヘラで藤田を場外に排除し、後藤には得意のチンクラッシャーコンビネーション。瀧澤のバイシクル・キックから秀旺のチャンス of LOVE(※フライング・ニールキック)。藤田が慌てて救援に来るも、瀧澤がそっと抱き寄せて動きを封じる。

 その間に秀旺が後藤をロマンチックを突き抜けろ!(※変形バックドロップ)で叩きつけて3カウントを奪った。

秀旺「皆様、改めましてお晩でございます、藤原秀旺でございます。皆さんの今年の夏、どうでしたか?僕はね、良かったです。瀧澤晃頼選手から、なにか喋りたいことがありそうですね?」
瀧澤「ワタクシゴトデスガ!……ちょっと真面目な話。9月30日が僕の周年で、ちょうど10周年になります。そして来月、スペシャルなシングルマッチをXと組んでいただきました。そしてXの発表もここでしたいと思います。吉田綾斗です。あと嘘なんですけど、こっちの小指がさっき試合中踏まれて多分脱臼してます」
秀旺「しょうがない」
瀧澤「だっきゅーしてんの」

 その後、特に締めの言葉があるわけでもなく2人はぬるりと退場していった。

第5試合


 ゴングが鳴ると、互いに距離を測り合い触れそうで触れない緊迫感あふれる立ち上がり。
 KURO-OBIが寝転んで足を取りに行く柔術スタイルで仕掛けに行くが、定はバックステップで距離を取って付き合わず、KURO-OBIがスタンドで距離を詰めてくると掌底を打ち込んで組技へ行かせない。

 観衆も声を上げず固唾を呑んでこの光景を見守る中、先に仕掛けたのはKURO-OBI。掌底を被弾しながら強引に足を取っていくが、定は素早くロープへ。5分が経過しても互いにクリーンヒットが出ないという緊張感の塊のような序盤戦。

 定が積極的に前に出て掌底を放って攻勢に出ると、KURO-OBIはすぐにロープを背にして付き合わない。定が離れ際に掌底を放つと、これを待ち構えていたKURO-OBIは素早くバックを取ってグラウンドに組み伏せるとスリーパーホールドを狙う。決まり切る前にロープブレイクした定はすぐさま場外へ逃れてペースを握らせない。対するKURO-OBIは追っていくこと無くリング中央にどっかり座って定を待つ。

 定がリングに戻ってくると、KURO-OBIは積極的にローリングで距離を詰め、下から足関節を狙う。定が上からストンピングを放つが、KURO-OBIがこれをキャッチして引きずり込み、腕十字に捕らえる。なんとかブレイクするも、一瞬とはいえ腕が完全に伸び切ってしまった定はうめき声を上げながら場外に出て回復を待つ。

 定がカウント12でリングに戻ると、KURO-OBIは定の掌底をキャッチしての腕関節を狙う後の先の戦法に切り替える。KURO-OBIが脇固めを狙うと、定はニーリフトで突き上げて卍固め。グラウンド卍に持ち込むも、KURO-OBIはロープに足をかける。


 互いにスタンドから手4つで組み合おうとし、KURO-OBIが片足タックルを仕掛けた瞬間に定がカウンターのニーバッドを顔面に突き刺す。崩れ落ちたKURO-OBIにマウント掌底を猛連打していくが、KURO-OBIが下からキャッチしてチキンウィング・アームロック。定が強引にぶっこ抜こうとすると、KURO-OBIは素早くフロントネックロックに切り替えて絞め上げる。しかし、定が強引にぶっこ抜いてファイヤーサンダー。この一発で3カウントが入った。

 防衛に成功するもダメージが深く立ち上がれずにいる定だったが、そこへ秀旺が現れる。

秀旺「定アキラ選手、防衛おめでとうございます。ゴキブリ商会、ちゃんとしましょうか、いよいよ。次回そのベルト、俺が獲ります。それだけの話。アキラが希望のルールで、なんでもいいよ。やってやるからよ」
定「……なんでいんだよお前。なんでこのリングにいんだよ。このリングで一番偉いのは、ガッツでも、会長でもねえ。俺なんだよ。俺が正義なんだよ。俺のリングなんだよ。俺のリングに、追放されたテメーみてーなキチガイが上がってんじゃねーぞコノヤロー。オイ、秀旺。確かにお前はのさばり過ぎだ、このリングで。そろそろお前を駆除してやるよ。秀旺、希望のルールって言ったよな?俺とお前が初めてやったシングル、覚えてるよな。ストリートファイトだ。それでもお前がいいなら、次回のTTT、お前と真っ向から血みどろのケンカしてやるから、楽しみに待っとけキチガイ。(※まばらな拍手が起きる)……ふぅ。この拍手の少なさが答えでしょ。今更俺と藤原秀旺のシングルなんて見たくねえってやつが半分以上いるかも知れねーけど、俺らはレスラーだから。俺らは馬鹿だから。言葉じゃ解決しないんだよ。真っ向から殴り合って、殴り合って殴り合って、初めてお互いをわかり会えるっていうとても頭のおかしい商売なんです。だから皆さんが見たいか見たくないかはこの際無視します。金払いたい奴だけ金払って見に来い。それ以外は見にも来るな。SNSも見るな。興味あるやつだけ見に来いコノヤロー。最高の自己満してやるよ」

 秀旺が去っていくと、タッグベルトを失ってしまった後藤&藤田が居心地悪そうに定の後ろに立つ。

定「……ベルトは?藤田が助けてくれなかったの?後藤は頑張ったのに?後輩の藤田が頑張らなかったんだ。いいよ、藤田。今日は許してやるよ。ベルトなくしても、俺が持ってるから。また仕切り直して、2人で取り戻す準備しといてよ。お願いね。さあさあ、TTT!決まりましたね、新宿FACE。その次もデカい大会ありますね。スゲー波に乗ってるこの団体で、一番波に乗ってるのが俺、定アキラです。KURO-OBIさん、アンタに言えることは……『ありがとうございました』しか無いよ。ありがとね。というわけで、2025年8月!もう下半期、FACEも近付いてきました。皆さん、FACEに来る準備はいいですか?……足りなすぎるだろコノヤロー!テメーら嘘でもいいから拍手しろよ。新宿FACEに来る準備は出来てんのかっつってんだテメーら!嘘でもいいから拍手しやがれコノヤロー!みんなで盛り上げるぞ、新宿FACE!もちろん俺らが主役だけどな!みんな、起立!立ってくれ!それじゃ、もう説明したくないから、行くよ。みんなで行くぞ新宿FACE、ゴ・キ・ブ・リーッ!センキューッ♪」

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