【試合詳細】11・22 全日本プロレス後楽園ホール大会 青柳優馬&安齊勇馬vs青柳亮生&ライジングHAYATO 宮原健斗&デイビーボーイ・スミスJr.vs本田竜輝&野村直矢 鈴木秀樹&真霜拳號vs綾部蓮&タロース

  • はてなブックマークに追加
  • LINEでシェア

『世界最強タッグ決定リーグ戦2025【開幕戦】』
日程:2025年11月22日(土)
開始:11:30
会場:東京都・後楽園ホール
観衆:1,327人

▼世界最強タッグ決定リーグ戦2025 Bブロック公式戦 30分1本勝負
[HAVOC]○ザイオン/オデッセイ【1勝0敗=2点】
5分55秒 ダイビング・ヘッドバッド→片エビ固め
[Gボーイズ]他花師(DRAGON GATE)/●黒潮TOKYOジャパン(アップタウン)【0勝1敗=0点】

▼世界最強タッグ決定リーグ戦2025 Aブロック公式戦 30分1本勝負
[HAVOC]芦野祥太郎/○潮﨑豪(フリー)【1勝0敗=2点】
10分46秒 豪腕ラリアット→体固め
[Gボーイズ]●大森北斗/羆嵐(フリー)【0勝1敗=0点】

▼6人タッグマッチ 30分1本勝負
○斉藤ジュン/MUSASHI/吉岡世起(フリー)
8分26秒 サイコブレイク→片エビ固め
田村男児/●井上凌/小藤将太(OSW)

▼世界最強タッグ決定リーグ戦2025 Aブロック公式戦 30分1本勝負
[バカの時代/ましもん]●鈴木秀樹/真霜拳號(2AW)【0勝1敗=0点】
12分59秒 デス・ルーレット→片エビ固め
[Titans of Calamity]○綾部蓮/タロース【1勝0敗=2点】

▼世界最強タッグ決定リーグ戦2025 Bブロック公式戦 30分1本勝負
[最高ブルドッグス]○宮原健斗/デイビーボーイ・スミスJr.
14分39秒 シャットダウン・スープレックス・ホールド
本田竜輝/野村直矢(REAL BLOOD)

▼世界最強タッグ決定リーグ戦2025 Bブロック公式戦 30分1本勝負
[Wユウマ]●青柳優馬/安齊勇馬【0勝1敗=0点】
26分3秒 ファイヤーバード・スプラッシュ→片エビ固め
[アツハヤ]○青柳亮生/ライジングHAYATO【1勝0敗=2点】

世界最強タッグ決定リーグ開幕戦で亮生&HAYATOのジュニア組が優勝候補筆頭のWユウマから激勝!ヤンデレ彼女と化したMUSASHIに吉岡がドン引き!

世界最強タッグ決定リーグ戦2025 入場式


 この日より開幕する世界最強タッグ決定リーグ戦2025の入場セレモニーが行われ、タスキをかけた出場選手たちがリング上に勢揃い。それぞれ意識する選手同士で視殺戦を展開しながらリングを降りていく。

 HAVOCがリング下で4人集まって観衆に向けてポーズを決めていると、他花師がこのあとすぐの第1試合で当たるオデッセイに場外で仕掛けていく。注目が他花師&HAVOCに集まる中、そこへ黒潮が場外へセントーン・アトミコで飛んでいく。黒潮がゴングを要求し、そのまま第1試合へと突入。

第1試合


 奇襲に成功した黒潮がザイオンを羽交い締めにして他花師へ攻撃を促すが、先の黒潮のセントーン・アトミコで他花師も大ダメージを受けており、追撃へ行けず。
 黒潮が必死に他花師をリングに上げようとする中、タスキも外してすっかり戦闘モードに入ったザイオンが黒潮を射殺さんばかりの怒りの目で睨みつける。黒潮は怯えながらもジャケットパンチを連打しクロスボディを発射も、ザイオンはしっかりキャッチしファイヤーマンズキャリーへ。黒潮が背面着地して羽交い締めにすると、ようやくリングに上った他花師が地獄突きを発射。しかし、案の定これが黒潮に誤爆。
 残る他花師もザイオンに命乞い。隙を突いての地獄突きを決め、追撃の串刺しラリアットも、あまりにも早すぎたため勝手にコーナーに自爆。ザイオンがナックル&ヘッドバッド。他花師は倒れる際に足を振り上げて急所蹴り。
 黒潮も加わり2人でザイオンを袋叩きにしようとするが、ここでようやくオデッセイがリングイン。2人は怯えたそぶりを見せるが、黒潮のジャケットパンチ&他花師の地獄突きの連打からサンドイッチ式のCC2019と攻め込んでいく。さらに2人でブレーンバスターを狙うが、オデッセイが軽々と2人を同時にブレーンバスターで叩きつけて腰クネダンス。さらに2人まとめてその場飛びフロッグ・スプラッシュで圧殺しようとするが、2人が慌てて回避。ダブルの地獄突きでエプロン上のザイオンを場外に叩き出し、他花師がザイオンを南側客席上段まで連れ込んで地獄突きを猛連打。ザイオンがダウンしている間に他花師は急いでリングに戻る。
 場外カウントが9まで進み、勝利を確信して抱き合う黒潮&他花師。しかし、ザイオンはラグビー仕込みの健脚で猛ダッシュしカウント10が数えられる寸前にリングに帰還。万策尽きたという様子の2人は怯えた様子で追撃に行けず棒立ち。恐怖を振り切って再び黒潮のジャケットパンチ&他花師の地獄突きを連打していくが、ロープに飛ぶため振り返った先にはオデッセイが立っており、2人の表情が絶望に染まる。
 ザイオン&オデッセイは「オレタチハー!HAVOC!」と叫びながらラリアットで黒潮&他花師をそれぞれなぎ倒す。黒潮に向け、オデッセイがジャーニーズ・エンド(※スクラップバスター)、ザイオンがダイビング・ヘッドバッドを見舞って3カウントを奪った。

<試合後コメント>
黒潮TOKYOジャパン&他花師
他花師「毒ガスが発生しましたね。いやあ、俺たちのタッグ……なにか化学反応が起こるかと思ったけど……すみません、どうしたのイケメンさん?」
黒潮「(※声を上げて泣き始める)」
他花師「怖い?怖い?!怖いよなぁ~!よしよし!大丈夫、大丈夫」
黒潮「俺たちのタッグリーグはほぼ終わった……」
他花師「まだ終わってないッスよ!まだ終わってない!まだ初戦やから。初戦にあの一番でかいチームと闘って黒星。これはしょうがない」
黒潮「惜しかった。惜しかった。そう」
他花師「惜しいね。非常に惜しかった」
黒潮「ただ、今日思ったのは、他花師がケンカを売ってくれるっていう作戦は、これはかなり勝機を導く必殺技かもしれない!ってことは明日の沼津、宮原とデイビーボーイ・スミスJr.?他花師さん、今日中にお願いしていいッスか?」
他花師「“アレ”をね?(笑)」
黒潮「明日の試合のこと、今日中にお願いしていいッスか?」
他花師「OK!沼津だけに、沼津だけに、浜名湖、浜名湖、浜名湖といえばウナギ。ウナギといえばヌルヌル!ヌルヌルといえば?」
黒潮「秋山ッッ!!」
他花師「世代ッ!釈羅不!」
黒潮「俺たちのタッグリーグはまだ終わってねえ。いつまででも喋るぞ。第2試合目の勝者がここに戻ってくるまで喋り続けてやる!続きまして……(※大喜利を)俺もやりたい!」
他花師「いや、一発言わしてくれ。普通のタッグは足し算や。1+1は2。他花師とイケメンのタッグは掛け算や!1×1は1、ってお前下がっとるやないかぁ~い!下がっとるやないかいぃぃ~~!!」
黒潮「(※半笑いで無視して)……。俺たちはどかねえよ?俺たちはどかねえ」
他花師「あの~、最強タッグ。これね、ホンマに勝ちたいのよ。最強タッグ2025とかけまして、質屋さんとかけます」
黒潮「その心は!」
他花師「勝ち(価値)にこだわるね」
黒潮「おぉ~」
他花師「おあとがよろしいようでェ~ッ!」
黒潮「そしてェ!」
他花師「アッ、ハイ」
黒潮「まだまだ終わんねーぞ。まだまだ喋るぞ!俺たちのタッグリーグ、どーせオメーらよ、ムカつくんだよ!俺たちが負けると思いやがってよ!」
他花師「そやそや!」
黒潮「どーやったら負けんだよ!」
他花師「教えてくれ!」
黒潮「どーやったら負けんだ俺たちが!あぁ?」
他花師「Xでポストしてくれ!」
黒潮「どーやったら負けると思う?」
他花師「聞きたいよ、うん。聞きたいねえ」
黒潮「ありえねえだろって」
他花師「ノーウェイ!」
黒潮「どーやったら負けんだ俺たちが」
他花師「ハウトゥールーズ!」
黒潮「俺たちは、11時!午前11時35分頃から!試合を開始した!俺は今日!10時5分に起きた!」
他花師「……えっ、遅いやん」
黒潮「遅いのかなあ、やっぱ」
他花師「あ、でも、俺は今日会場入りが9時やったかな。だからいつも神座(※ラーメン屋)行くんやけど、神座閉まっとるやないかいかぁ!」
黒潮「だからかよ!だからかよ!」
他花師「神座だけに…………バリカタや~ん」
黒潮「……オイ!」
他花師「オイ!」
黒潮「どうやって終わったらいい?!俺たちは今日初めてタッグ組んでな、コメントの終わり方すら分かんねータッグチームなんだよッ!(※激しく地団駄を踏みながら)どーやったら勝つんだよそんなチームが!クソッタレーッ!!」
他花師「釈羅~~~~不ッ!!」
黒潮「どーやって(コメントブースのイスから)立つんだよ!」
他花師「まあ、今、北斗軍、試合してるから、セコンド行こっか」
黒潮「行きましょう」
他花師「Gボーイズ!イエス!」
黒潮「ウィーアーGボーイズ!」
他花師「釈羅不!」

ザイオン&オデッセイ
ザイオン「世界最強タッグ決定リーグ戦初戦、楽勝だったな。よくわからない始まり方だったが、結果は同じ、俺たちの勝利だ」
オデッセイ「俺たちはチャンピオンなんだ。優勝し、その後も当たり前に防衛してベルトを巻き続けるんだ!また後楽園ホールに戻ってきたときには優勝決定戦で闘うことになる」
ザイオン「何者も俺たちからこのベルトを奪うことは出来ない!世界中の誰が相手であってもな!オレタチハ~!」
オデッセイ「オレタチハ~!」
2人「「オレタチハ~!HAVOC!!」」
ザイオン「ヤキニク行こうぜ」
オデッセイ「ヤキニク!」
2人「「ヤ~キニック~♪ヤ~キニック~♪(※リズミカルに鉄製ドアを叩きながら歌う)」」

第2試合


 潮﨑と北斗の対面でゴング。ロックアップでの力比べに競り勝った北斗が離れ際に投げキッス。以前から潮﨑を北斗軍へ勧誘している北斗が「潮﨑!北斗軍に来いよお前!」と握手を求める。潮﨑が困惑しながら芦野へ目をやると、芦野が「なんで迷うんスか?!」とまっとうなツッコミ。
 北斗が「お前アホなんだから北斗軍こそがお前が輝く場所だ!」と右手を差し出してさらなる勧誘を重ねると、潮﨑はしばらく考え込んだ後、なんと握手に応じてしまう。
 会場から悲鳴と歓声が上がる中、潮﨑は残る左腕でラリアット。北斗軍加入を拒絶する。
 見かねた羆嵐が救援に来るが、芦野が飛行機投げからのショルダータックルで排除。潮﨑が「入るかッ!」と叫びながら北斗にマシンガン・チョップ。芦野は「よかったぁ……」と本気の安堵の声を漏らしながらタッチを受ける。
 芦野が北斗にスリーパーホールドからぶっこ抜きの俵返しで叩きつけ、再びスリーパーホールド。北斗が潮﨑にタッチを求めて仲間アピールをするなどまだ諦めていない様子を見せると、芦野は引き剥がしてロープに振る。北斗は低空ドロップキックからのDDTで一矢報いて羆嵐にタッチ。
 羆嵐は芦野にボディスラム。カットに来た潮﨑にもボディスラム。さらに2人へショルダータックルを見舞い、芦野にアルゼンチン・バックブリーカー。起き上がった潮﨑へ芦野を投擲するパワー技。羆嵐は芦野にセントーンを見舞い、串刺しラリアットを狙うも、芦野がカウンターのバックエルボーで止め、スライディング。エルボースマッシュからの投げっぱなしジャーマン。潮﨑にタッチ。
 潮﨑は羆嵐に逆水平チョップからランニング袈裟斬りチョップ。潮﨑はブレーンバスターを狙うが、なかなか上がらず。諦めて袈裟斬りチョップ連打からフライングショルダーを見舞うも羆嵐は倒れず平然とした様子。潮﨑がロープに飛ぶと、羆嵐はカウンターのドロップキック。北斗にタッチ。
 北斗は「来い!」とまたも握手を求める。潮﨑が応じずにいると、羆嵐とともにロープに振ってダブルショルダータックル。羆嵐が北斗をボディスラムで潮﨑に叩きつける連携攻撃を見舞う。羆嵐の串刺しラリアットから北斗のRKO、羆嵐のセントーンと連撃が入るも芦野がカット。


 北斗は「行くぞ後楽園!北斗軍スペシャル!」と宣言。いつも失敗してしまうが、今回は北斗軍スペシャル(※裏摩周と同型)が大成功。潮﨑がカウント2で返すと、北斗がナルシスト・プレスを発射。潮﨑がこれを剣山で迎撃。ならばと羆嵐が埼玉に乾杯!を狙うが、芦野がカット。ホイップ式ジャーマンで羆嵐を北斗に投げ落とすというえげつない攻撃。
 潮﨑が豪腕ラリアットで羆嵐を排除し、北斗に向けて芦野のバックドロップに潮﨑がダイビング袈裟斬りチョップを合わせる合体攻撃。さらに潮﨑がゴーフラッシャーから豪腕ラリアットで叩き伏せて3カウントを奪った。

<試合後コメント>
芦野祥太郎&潮﨑豪
芦野「豪さんありがとうございました!北斗軍と、北斗と握手したときに『何考えてんのかな?』って思ったけど」
潮﨑「したっけ?」
芦野「してないか。してないかっ(笑)」
潮﨑「してないしてない(笑)するわけないじゃん(笑)」
芦野「豪さんが浮いてる?浮いてないよ!これが潮﨑豪のHAVOCなんだよ!HAVOCに浮くも浮かないもないぞ。HAVOCはみんなでHAVOC!気持ちがHAVOCだと思えばHAVOCなんだよ!(※カメラを指差して)これを見てるあなたも!(※報道陣を指さして)あなたも!HAVOCなんだよ!ここにいる記者の方も全員HAVOC!全日本のレスラーも、少しでも『いいな』と思っちゃったら、もうそれはHAVOCだから。ウィーアーHAVOC!新しいHAVOCファンの名前、決まりました。HAVOCANIANS(ハボカニアンズ)!それを堂々と『私はハボカニアンです』と名乗るともっと入場で全力で『HAVOC!』ってやってこうぜ!この世界最強タッグ決定リーグもHAVOCが全部持ってくぞ。明日の佐藤光留、男児。なんか因縁あるみたいっすね?」
潮﨑「……?んまぁ~、あんのかな?あんのかわかんない」
芦野「俺はちょっと触れないように、豪さんに任せるんで」
潮﨑「いやぁ、やるならとことんやるよ」
芦野「ザイオンとオデッセイと(優勝決定戦で)ぶつかるまでは!絶対に負けられねえんだよ、俺たちは!豪さん、優勝すんのは俺たち……」
潮﨑「俺たちが~!」
芦野「俺たちが~!」
2人「「HAVOC!!」」
潮﨑「世界中、皆HAVOC」

大森北斗&羆嵐
北斗「潮﨑はまあいいや。アイツはもういらないわ。北斗軍結成してもう1年以上。いろんなリーグ戦やトーナメントに出てきたけど、北斗軍で開幕戦を勝った奴が1人もいないッ!俺たちはスタートダッシュがめっぽう駄目だ!開幕戦、勝ったことが無い!これはもう傾向と対策をするしかないな」
羆嵐「お前はちょっと、集中力無いぞ。潮﨑豪の術中にハマってるよお前。転がされてるよお前」
北斗「やられたなあ。アレが潮﨑の……」
羆嵐「集中しないとヤバいぞ。6チームしか無いんだぞ俺たち!1敗したらキツいんだよ……」
北斗「潮﨑はああやって女のことも転がしてきたっていうのか?」
羆嵐「知らねーよ?!本人に聞けよ?!俺に聞くな!」
北斗「やられたよ、俺は」
羆嵐「集中が足りないよお前!勝てねーぞお前。世界のトロフィーを獲るって言っただろお前」
北斗「分かってるよ。大丈夫だよ。最強タッグってのは優勝チームはだいたい開幕戦は行かれるんだよ。過去の傾向に出てんだよそれは。5チームしかねーからやべーけどな!」
羆嵐「ヤバいぞ。大丈夫かお前」
北斗「明日だよ。明日。タロースとやってやるよ」
(※北斗が1人先に退席)
羆嵐「ちょっとヤバいね。1敗。潮﨑芦野組に負けた1敗は大きいから。明日は綾部タロースか。俺が担いでやるよ。誰よりも俺が、フリーの羆嵐が、全日本プロレスだってことを明日も見してやるからよ。以上だ!HAhaaaaa!負けねえぞ!」

第3試合


 MUSASHIと男児の対面でゴング。静かに組み合って力比べも、男児が足を刈ってグラウンドに持ち込もうとする。MUSASHIはすぐにロープを掴んで冷静に対処……かと思いきや突然激昂して男児の髪を掴んでコーナーに叩きつけ、額を突き合わせながらの視殺戦。吉岡が「落ち着いて?!落ち着いて?!」となだめる中、両者タッチ。
 吉岡と小藤の対面。ロックアップをすかした吉岡がソバットからロープに飛ぶが、小藤がアームドラッグで迎撃しドロップキック。「盛り上がっていこうぜ~!」と叫ぶMUSASHIのムーブを先にやってしまうという挑発をすると、ブチ切れたMUSASHIが「俺がいつもやってるやつだろ!なんで勝手にやるんだよ!」と詰め寄っていく。吉岡がうまくMUSASHIをコントロールし、サンドイッチ式の低空ドロップキックを見舞う連携から改めてむーちゃんせーちゃんで「盛り上がっていこうぜ~!」と叫ぼうとするも、これを井上が妨害。
 井上はむーちゃんせーちゃんにそれぞれミドルキックを連打も、ラブラブバカップルの2人は冷静に対処。吉岡の延髄切り、MUSASHIのスライディングキックでの足払い、フットスタンプ、低空ドロップキックと連撃。さらにトレイン攻撃を狙うが、MUSASHIの高すぎるテンションに吉岡がついていけず、冷静な小藤に迎撃されてしまう。ならばとMUSASHIは強引に吉岡と肩を組んで2人で突っ込んでいくが、小藤がミサイルキックで2人まとめて吹き飛ばす。男児へタッチ。
 男児は吉岡に串刺しショルダータックルからブレーンバスター。さらにデスバレーボムを狙うが、吉岡が着地してロープへ飛び、シザースキック。ジュンにタッチ。
 ジュンは男児に串刺しビッグブーツから滞空時間の長いワンハンド・ブレーンバスター。ジュンが髪をファサっとして色気を振りまいてからのサイコブレイクを狙うが、男児が腰投げで切り返しフライングショルダー。井上にタッチ。
 井上はジュンにミドルキックを猛連打。さらに串刺し低空ドロップキックで追撃し、小藤&男児とともにトレイン攻撃。さらに井上がサッカーボールキックから苧環(※リフトアップ式コンプリートショット)を狙うが、振り払ったジュンが喉輪。そのままチョークスラムを狙うが、着地した井上がソバット、ブラジリアンキック、左フックと連撃も、ジュンがビッグブーツでふっ飛ばしてラリアット。

 小藤&男児が救援に来るも、吉岡が小藤を踏み台に男児へスイングDDT。場外へ逃れた2人へMUSASHIがノータッチ・トペ・コンヒーロ。リング上ではジュンが井上をサイコブレイクで叩きつけて3カウントを奪った。

<試合後コメント>
田村男児
「開幕した最強タッグ。けど今日は公式戦がない。明日の沼津から僕と光留さんが始まる。HAVOC、潮﨑豪、芦野祥太郎に勝つ。そのために厳しくやろうと思ってるんで楽しみにしててください。ぶっ倒します」

井上凌&小藤将太
井上「最強タッグ始まりましたね。今年の夏はジュニアの選手が選ばれて、所属が殆ど入ってる。だけど、俺は(最強タッグに)エントリーされてない。つまり、戦力外ってことですよ。“世界最強”の名にふさわしくない。そういうことです。けどね、このエントリーされてない、なにもない中でしっかり自分のテーマ探していきますよ」
小藤「自分もこの最強タッグ、エントリーされてないですけど、この最強タッグ期間中に数々の競合選手たちとのシングルマッチが決まってます。俺はここで結果を残して、来年はもっと全日本プロレス、小藤が中心に行ってやります!」

MUSASHI&吉岡世起
吉岡「むーちゃん、どーしたの?どーしたの?」
MUSASHI「えっ、なにがぁ?」
吉岡「その……情緒とか、情緒不安定とか……だいじょぶ?」
MUSASHI「じょうちょ?」
吉岡「なんかこう、荒れたり、急に、ねえ?コーナーにメッチャ……」
MUSASHI「ぜんぜんいつもどーり!」
吉岡「いつも通り?!」
MUSASHI「いつもどーりの俺だよっ!」
吉岡「落ち着いてる?落ち着いてる?」
MUSASHI「ぜんぜんだいじょーぶ!れーせー!れーせー!」
吉岡「深呼吸できる?」
MUSASHI「れーせー気まま、きまま、きままり、きまっ、きまっ、きままりない!」
吉岡「……?冷静気まま?」
MUSASHI「きわまりない、だ。れーせー、れーせー、れーせー」
吉岡「……1回深呼吸しよっか」
(※2人で何度か深呼吸)
MUSASHI「まあ、それはそうとさ、せーちゃん!」
吉岡「えっ、ハイ」
MUSASHI「最強タッグ始まったわけだけども!むーちゃんせーちゃんって知ってる?!」
吉岡「えっ、知っ、えっ?本人じゃないの?」
MUSASHI「知ってるッッ?!」
吉岡「もちろん知ってるよ?知ってる、知ってる、ウン……」
MUSASHI「それはいいんだけど、最近さ、W吉岡(※吉岡勇紀とのタッグ)だっけ?なんかわかんないけど、むーちゃんせーちゃんでいつもやってる連携やってみたり、久々に組んだすすよし(※進祐哉とのタッグ)の手応えがあったかわかんないけど、ねえ?『また見たいでしょ?』『また組もうよ』みたいな変な匂わせしてさ。なに?俺にヤキモチでも妬かせたいわけ?」
吉岡「いや、そんなつもりはなかった、ですけど……」
MUSASHI「これからさぁ、最強タッグ優勝しようねって手ェ取り合って頑張ろうねって言ってるのに、なにそれ?!そんなんで優勝できんの?!」
吉岡「……スマセンデシタ」
MUSASHI「そーでしょ?!」
吉岡「ハイ」
MUSASHI「今は俺だけを見てくれよッ!今はむーちゃんせーちゃんだけでいいんじゃないの?!」
吉岡「ハイ」
MUSASHI「いいよ?別に色んな人とタッグ組んでもいいよ。そこは怒らない。ただ今はむーちゃんせーちゃんでしょ?!」
吉岡「ハイ」
MUSASHI「分かった?!」
吉岡「ハイ、スマセン。ちょっと、久々に組んでテンション上がっちゃって……」
MUSASHI「いや、分かる。テンション上がるのは分かるけどさ?今はむーちゃんせーちゃんでしょって話よぉ……」
吉岡「ハイ」
MUSASHI「それだけ言いたかった」
吉岡「ハイ。スマセンデシタ」
MUSASHI「だからさ、なんかぶつけてよ」
吉岡「ぶつけて?」
MUSASHI「ぶつけてよ、もっと!ぶつけてぶつけて?」
(※吉岡がジュニアタッグのベルトでMUSASHIを小突く)
MUSASHI「ちがうちがうちがっ!いたっ!そーいうぶつけるじゃなくて!熱い気持ちをガッと!これから始まるんだから!俺たちの最強タッグが!」
吉岡「OK!考えとく!」
(※吉岡が先に足早に退席)
MUSASHI「……まっ、俺はね、せーちゃんのことが大好きです。以上です」

斉藤ジュン
「いよいよ始まった、今年の最強タッグ。まあ斉藤ブラザーズは出場しないが、俺は全部自分の試合を勝って面白くしてやると言った。シリーズの試合を全部勝ったら、改めて宮原健斗に挑戦してやるぜ。まずは今日で1勝目だ。明日の沼津も楽しみだぜ。DOOM!」

第4試合


 真霜とタロースの対面でゴング。真霜がロックアップをスカして挑発していき、手4つを求める。タロースも手4つを仕掛け、真霜のはるか頭上に手を掲げる。すると真霜は手を極限まで下げて応じるよう求め、タロースが下げてきた手を踏みつけて怯ませ突撃。しかしタロースはひるむことなく軽く放り投げて余裕の笑み。両者タッチ。
 秀樹と綾部の対面。ロックアップで押し込んだ綾部が離れ際に頭を撫でて挑発すると、秀樹はボディへのエルボースマッシュ。綾部はボディスラムで応戦し、タロースとともにトレイン攻撃。綾部のベアハッグにタロースがジャンピングエルボーを合わせる合体攻撃を狙うが、真霜が場外からタロースの足を引いて妨害。秀樹もそのまま胴絞めフロントネックロックの形へと持ち込む。
 なんとか綾部がコーナーブレイクするも、秀樹はボディへのエルボーを猛連打。耐えきった綾部が張り手を見舞うと、秀樹も張り手で応戦して打ち合いに。競り勝った秀樹が倒してヒザ&ヒジへの的確なストンピング。綾部が怒りの形相で立ち上がってエルボーバッド連打も、秀樹はエルボーに行くフリからの急所蹴り。真霜にタッチ。
 真霜はミドルキックを猛連打。連れ帰って秀樹にタッチ。
 秀樹はショルダーアームブリーカーからブレーンバスターを狙うが、綾部が逆に投げ返してタロースにタッチ。
 タロースは串刺しボディスプラッシュ2連撃からボディスラムを狙う。カットに来た真霜をビッグブーツで倒し、その上に秀樹をボディスラムで叩きつけ、さらに両脇に秀樹&真霜を抱えてダブルのサイドバスターを見舞うという怪力ぶりを見せる。ツーショルダーをおろして上半身をあらわにしたタロースがダブルのチョークスラムを狙うが、2人は着地してそれぞれローキック連打でヒザをつかせ、サンドイッチ式の延髄切りで反撃。両者タッチに向かうが、先にタッチを受けた綾部が秀樹のタッチを妨害。

 綾部は串刺しビッグブーツからランニング・ネックブリーカー・ドロップ。フルネルソン・バスターを狙うが、秀樹が丸め込みから低空ドロップキックを連打。さらにスリーパーホールドも、綾部はなんとかロープへ。ならばと秀樹がコーナーでのぶら下がり式首4の字固めからコーナーに上っていくが、綾部が追いすがって下からエルボー連打。自信もセカンドロープまで上がって雪崩式ブレーンバスター。綾部がフルネルソン・バスターを狙うが、秀樹がリバースしてスリーパーホールド。さらにスタンド式の胴絞めスリーパーに移行も、綾部がコーナーに叩きつけて脱出。ここでタロースが救援に入り、綾部が秀樹にフルネルソン・バスター。真霜がカットに駆けつけるも、Titans of Calamityにエルボー連打をくらい、ダブルのチョークスラムを被弾。Titans of Calamityが秀樹にダブルのビッグブーツから、綾部のベアハッグ+タロースのジャンピングエルボーの合体攻撃。最後は綾部がデス・ルーレットで秀樹から3カウントを奪った。

<試合後コメント>

綾部蓮&タロース
綾部「最強タッグが始まった。当然の結果だな。鈴木秀樹、真霜拳號。前世界タッグ王者ってだけあって強かったよ。ただ、我々Titans of Calamityがその上を言ったって話だ。これから負けは許されないからな。相手を絶望に叩き落してやる」
タロース「俺たちはこのタッグリーグで優勝することを誓った。相手は強敵だったが、Titans of Calamityが今日勝利するだろうと誰もが思ったはずだ。相手が誰であろうと、どの会場での試合であろうと関係ない。俺たちが全員ぶっ倒してやるんだ!」

鈴木秀樹&真霜拳號
真霜「クソぉ~!(※真霜が頭を押さえてふらふらとイスに座り込む)」
秀樹「俺のほうがやられてるから。違うでしょ。俺のほうがやられてるよ」
真霜「俺のほうがちっちゃいからすっごい軽々やられるんスよ。かぁ~!なんだアイツら!デケーッスねアイツら。くぅ~!……まあ、初戦ですよ今日は。まだまだまだ。今日負けたからって」
秀樹「今日勝たなきゃダメでしょ」
真霜「大丈夫……」
秀樹「いやいや、今日も取られたんでしょ?今日負けたから大丈夫って何言ってんだコノヤロー!」
真霜「リーグ戦だから!」
秀樹「(※腰の痛みを表しつつ)もういい!喋んないほうがいい。お茶のもう!お茶!」

第5試合


 宮原と野村の対面でゴング。手4つで組み合う寸前まで行って離れるという緊張感ある立ち上がりから一点、雄叫びを上げながらのロックアップで力比べ。互いにロープに押し込み合いつつ、野村が離れ際に強烈なエルボー。ロープに飛ぶも宮原がフロント・ハイキックで迎撃し、グラウンドでの首の取り合いを経てクリーンブレイク。両者タッチ。
 本田とスミスの対面。ショルダータックルでのぶつかり合いは本田がやや劣勢も倒れず幾度もぶつかっていく。スミスが競り勝ち、宮原とともにダブルバイセップスポーズで観衆にアピール。宮原にタッチ。
 宮原がスミスと2人でロープに振ってダブルショルダータックルから2人でダブルバイセップス。さらにブラックアウトを狙うが、本田が「残念でしたぁ~!」とカニバサミでロープに倒し、観衆とともに「1!2!3!4!」と反則カウントを合唱する流れに持ち込もうとするが、宮原が場外に放り出してヘッドバッドを猛連打。しかし、場外で野村が宮原の死角からジャンピングエルボーを見舞うと、流石の宮原もダウン。本田が場外鉄柵に押し付けながら、観衆とともに「1!2!3!4!」と反則カウントを合唱。場外カウントが進む中、場外で野村がさらにエルボーで追い打ちしてからリングに放り込む。本田は野村にタッチ。
 野村はコーナーで宮原の顔面をグリグリと踏みつけ、エプロンから本田がエルボーを放つ挟み撃ち。野村が宮原をロープに振ってバックエルボーも、なんとかスミスにたどり着いた宮原がタッチ。
 スミスは本田&野村を次々とボディスラムで叩きつけ、野村にブレーンバスターのフェイントからスモールパッケージ。改めてブレーンバスターで叩きつけ、突っ込んできた野村をパワースラムで迎撃。スミスはバックドロップを狙うが、野村が暴れて脱出。スミスがロープに飛ぶと、野村が追走ジャンピングエルボーからスピアーを決め、本田にタッチ。
 本田は串刺しラリアット連打からロープに飛ぶが、スミスがビッグブーツで止めてロープに飛ぶ。本田はカウンターのスピアーからジャーマンを狙うが、スミスが切り返してDDT。宮原にタッチ。
 宮原は本田にフロント・ハイキック連打から低空ドロップキック+ドロップキックのコンビネーションからダブルバイセップスポーズ。スミスが加勢に入り、2人でトレイン攻撃。を狙うが、かわした本田が宮原へ延髄ラリアット、野村が飛び込んできて本田とともにスミスへダブルショルダータックル。さらに本田&野村が宮原にダブルのブレーンバスター。

 本田がラリアットを宣言してロープに飛ぶが、宮原がかわしてシャットダウン・スープレックスを狙う。本田が振り払うと宮原がロープに飛ぶが、本田は引き込んでトルネード・クラッチ。さらにスピアーを見舞い、野村がフロッグ・スプラッシュ。さらにダブルのスピアーを見舞い、本田が渾身のラリアット。しかしカウントは2.9。

 ならばと本田はファイナルベントを狙うが、着地した宮原がブラックアウト。スミスがバックドロップで叩きつける追撃。野村が入ってきてスミスにエルボー猛連打からデスバレーボム。本田を鼓舞して引き起こすと、本田が宮原にスピアーを発射。宮原はブラックアウトでカウンターするも、本田は倒れずショートレンジ式ラリアットを連打。宮原は何発目かをかわしてバックを取り、暴れる本田を強引にシャットダウン・スープレックス・ホールドで叩きつけて3カウントを奪った。

宮原「1勝目、ゲットだぜ~!おい後楽園!宮原健斗とデイビーボーイ・スミスJr.!見れるだけでありがたいと思え!しっかり目に焼き付けとけよ!そして12月10日、ここ後楽園ホールで優勝決定戦が行われるが、俺らは必ずこの舞台に帰ってくるぜ。そこで!後楽園ホールの皆さんに聞きた~い!全日本プロレス、最高ですか~ッ?!」
スミス「アイ・ラブ・ゼンニホ~ン!」

<試合後コメント>

本田竜輝&野村直矢
野村「悔しい!」
本田「クソッ!」
野村「悔しい。本田、悔しいな」
本田「まだ1敗だろ!今日開幕したんだ!絶対俺たちが優勝する!おい宮原&スミス!お前らぜってーに返してやる!クソッ!」
野村「OK、まだ1敗だ。行くぞ、本田」


宮原健斗&デイビーボーイ・スミスJr.
宮原「おーしゃ!久々!一発目決めたぞ!酔しれたろ、後楽園ホール!何度も言わせんな!俺たちの存在を見られることをありがたく思えよ!ファンは今日から始まった世界最強タッグ決定リーグ戦、日本全国に俺たちスターの2人を見に来るんだな!必ずや12月10日は俺らが最後にあの優勝トロフィーを持ち上げる!」
スミス「そのとおりだ!皆はこの最高ブルドッグスを目にしたことだろう。なんと呼ぼうが構わないが、すごくカッコいい響きだと思わないか?私の理想は最強・最高の外国人選手であることだ」

(※突然黒潮&他花師が乱入)
黒潮「オイコラ!俺と他花師が明日おめーらをぶっ潰してやるよ!」
宮原「なんだコラお前!」
黒潮「俺たちはただの賑やかしじゃねーんだよ!」
他花師「プロレスは!ゴールのないマラソン!」
黒潮「そのとおりだよ」
宮原「明日それを証明するのかお前らは!」
黒潮「やってやるよ!」
他花師「沼津で泣かすぞコラ!」
宮原「他花師!言ってみろ明日の沼津に関してコラ!」
他花師「……沼津とかけまして、英語ととく」
黒潮「その心は!」
他花師「どちらもイズ(伊豆/is)があるでしょう」
黒潮「やってやるぞお前!」
他花師「おあとがよろしいようでェェェ~~ッッ!!」
黒潮「見とけコラ!デイビーボーイ・スミスJr.、首洗って待っとけ!」
(※2人がわめきながら去っていく)
宮原「ゼイ・アー・クレイジー」
スミス「あいつらはBAKA!」
宮原「明日はやってやろうぜ!イケメン他花師、お前ら賑やかしじゃないらしいな?じゃあ俺らに勝ってみろ明日の沼津でよぉ!楽しみにしてるぜ!なあ、スミス」
スミス「彼らの言っていることは理解できなかったが、皆は1つだけ理解する必要がある。最高の者は常に頂点に立つということだ。その存在こそこの最高ブルドッグスだということだ。今日1つ勝った。このあとの世界最強タッグ決定リーグではまるでドミノ倒しのように俺たちの勝利が連なっていくことだろう。この最高ブルドッグスこそが最高であり最強なのだ!アイ・ラブ・ゼンニッポン!最強ブルドッッグス!最高ブルドッグス!(※宮原のコスチュームに書かれた文字を指して)ベスト・オブ・ベスト!」
宮原「ところでよぉ、大晦日は誰が来るんだよ?最高ブルドッグス!」
スミス「Yeah!」

第6試合


 優馬と亮生の対面でゴング。互いにロープに飛び、優馬はショルダータックル、亮生はアームドラッグで渡り合い互いに距離を取る。一転して静かにバックの取り合いが始まり、静かに離れて両者タッチ。
 安齊とHAYATOの対面。ロックアップでの力比べは安齊が圧勝も、HAYATOがリバースして離れ際に強烈なチョップスマッシュ。安齊も顔色を変えて強烈なエルボーからドロップキック、ボディスラムと連撃。さらに突っ込んでいくが、HAYATOがトップロープを下げて場外に落とし、場外飛びのフェイントからリング中央で決めポーズ。それをこっそり背後から奇襲しようとした優馬は亮生がミサイルキックで場外まで吹っ飛ばす。そして、アツハヤがプランチャの編隊飛行で飛んでいくという華麗なコンビネーション。場外戦を優位に終えたHAYATOが安齊をリングに放り込み、ヒザへのストンピング&チョップスマッシュを連打。亮生にタッチ。
 亮生は安齊にボディスラムを狙うが、上がらず。ならばとロープに飛ぶが、場外から優馬が足を引いて場外へ引きずり下ろす。2度目の場外戦はWユウマが優位に終え、先にリングに戻った安齊が亮生を待ち受ける。亮生もリングに戻ろうとするが、優馬が妨害して場外鉄柵を使ってのカーフ・ブランディングで追撃。その後に「はい、どうぞ!」とリングに放り込み、安齊からタッチを受ける。
 亮生がふらふらと立ち上がってエルボーを打ち込んでいくが、優馬は涼しい顔で耐えてボディスラム。HAYATOに向かってHAYATOのポーズを真似ながら中指を立ててイラつかせていく。その後はギロチンドロップで追撃して安齊にタッチ。
 安齊は優馬とともにロープに振ってダブルのショルダータックル。安齊が引き起こしてエルボーバッドを放つと、一発で亮生がダウン。安齊が優馬にタッチ。
 再び亮生がふらふらと立ち上がってエルボーを打ち込んでいくが、優馬は今度も涼しい顔で耐えてエルボースマッシュからドリル・ア・ホール・パイルドライバー。続けてスリーパーホールドで締め上げていくが、亮生はなんとかロープに足をかける。
 優馬は亮生を引き起こしてロープに振るが、亮生はホップアップ式ドロップキックで反撃し、HAYATOにタッチ。HAYATOは四つん這いで戻ろうとしていた優馬を踏み台にして飛翔し、安齊へドロップキック。さらに優馬にバックエルボーから串刺しエルボー、フェイスクラッシャーと連撃し、胸板に強烈なチョップスマッシュ。ロープに飛ぶが、優馬がキチンシンクで迎撃し安齊にタッチ。
 安齊はHAYATOに串刺しジャンピングエルボーからコーナーエルボーの猛連打。HAYATOがぐったりと座り込むも、安齊が強引に起こしてコーナーに振り、後頭部への串刺しジャンピングニー。安齊がジャーマンを狙うが、HAYATOが暴れて脱出し、チョップスマッシュ。安齊もエルボーバッドで反撃し、足を止めての打ち合いに。競り勝った安齊がニーアッパーからダブルアーム・スープレックスを決めると、HAYATOは自力で起き上がれないほどのダメージを負った様子。安齊は無理矢理引き起こしてギムレットを狙うが、HAYATOがウラカン・ラナで切り返して串刺しドロップキック。ロープに飛ぶも安齊がカウンターのスロイダー。ブレーンバスターを狙うが、HAYATOがファルコンアローで切り返し、両者大の字となりダブルダウン。両者タッチ。

 優馬と亮生の対面。亮生が変幻自在のアームドラッグからドロップキックを決め、フィッシャーマンを狙う。優馬が脱出してゴリーボムで叩きつけ、エンドゲームでガッチリ捕らえる。意識を手放しかける亮生だったが、なんとか自力でロープブレイク。
 安齊が優馬の加勢に入り、2人でロープに振る。亮生は攻撃を誤爆させて安齊に延髄切り、優馬にハンドスプリング式旋風脚。
 HAYATOが救援に来て亮生を鼓舞。2人で優馬にトレイン攻撃を見舞い、合体コードブレイカーから、亮生のバックドロップにHAYATOがネックブリーカーを合わせる合体攻撃。

 4人がリング上で入り乱れる中、亮生が優馬にメサイアDDTを決めて流れを掴み、ヘビー級の兄に真っ向からエルボー合戦を挑む。亮生は劣勢ながらも手数でコーナーに押し込むが、優馬の串刺しジャンピングエルボーからのバックドロップを被弾。ここで安齊が入ってきて亮生にトレイン攻撃。安齊のダブルアーム・スープレックスから優馬のダイビング・エルボードロップ、ブレーンバスターと技がつながる。優馬は満を持してロックスター・バスターを狙うが、亮生がスクールボーイ、スモールパッケージと丸め込みで粘り、複雑な形から入るラ・マヒストラル。さらに延髄切りを見舞い、HAYATOがナガオDDTで追撃。亮生がロコモーション式フィッシャーマンズ・スープレックス・ホールドを3連発。コーナーに上がった亮生がムーンサルト・プレスから体固めも、背後から迫った安齊がぶっこ抜きジャーマン・スープレックス。さらにHAYATOにジャンピングニーを2連発見舞い、亮生にもジャンピングニー。
 優馬は亮生にラリアットからロックスター・バスター。さらにザ・フールを狙うが、亮生が着地。優馬のラリアットをかわした亮生がラリアットで叩き伏せる。
 リング上へ同時に上がってきた安齊とHAYATOがエルボー合戦を展開も、亮生&HAYATOのコンビネーショントラースキックからダブルトラースキック。2人でダブルの変形フィッシャーマンスクリューを見舞い、HAYATOが優馬に人でなしドライバー。

 アツハヤが2人で同時に同じコーナーに上がり、新技のシド&ナンシー(※亮生がHAYATOにスパニッシュ・フライを放つ形で飛び2人で相手を圧殺)。その後は亮生がファイヤーバード・スプラッシュを決め、優馬から3カウントを奪った。

亮生「青柳優馬に、青柳亮生が勝ったぞ!戸籍はもうどうでもいいんだよ!いつかの後楽園で、エースが言ってましたよ。『全日本プロレスはデカくて強くてカッコいい奴が集まるリングだ』って。でもな、全日本のリングにはデカくて強くてカッコいいレスラーを倒しちまうちっちゃくて強くてカッコいいレスラーがいるんだ!この勢いでアツハヤがかき乱してかき乱して優勝しちゃいますんで、楽しみにしててください!そしてHAYATOさん、この勝利は2人で手にしたものです。一言聞かせてやってください、皆さんに!」
HAYATO「みんな、今日は楽しかった?(※大歓声を聞いて微笑みながら)じゃあいいや。ありがとう」
亮生「HAYATOさんも相当楽しかったみたいです。ということで、Plus Ultra、Let‘s PUNK締めをしたいと思います。皆さんご存知でしょうが、青柳亮生が『全日本プロレス、さらに向こうへ!』と言いましたら『Plus Ultra』ってピースサインを掲げてください。そのあとHAYATOさんが『Let‘s PUNK』って言ったら(裏ピースに)ひっくり返してください。優勝してもこれやるんで、今日覚えていってください。それではよろしいでしょうか?!×3、全日本プロレスさらに向こうへ!Plus Ultra!」
HAYATO「Let‘s PUNK!」

<試合後コメント>

青柳亮生&ライジングHAYATO
亮生「HAYATOさん!やったよ!見たか?見ただろう?これがアツハヤだ!デカくて強くてカッコいいレスラーが集まるだけの全日本じゃないよ。デカくて強くてカッコいいレスラーを倒してやる、ちっちゃくて強くてカッコいい俺たちがいるんだ。そう簡単にうまくいくと思うなよ、ヘビー級ども!全員ぶっ潰してやる!明日はザイオン&オデッセイ」
HAYATO「でっかい奴が勝つ、そんなプロレス面白くないでしょ。明日はやってやろう」
亮生「勢いで行くしか無い!行きましょう、HAYATOさん!」
HAYATO「OK」

安齊勇馬
(※優馬は現れず安齊1人でコメント)
「クソッ!青柳さんが、青柳さんが……。今日のこの勝敗で、俺の選択が間違ってたとかそんなの決めるつもりないけど、俺は今日のこの負けも全部乗り越え、青柳さんとの道を正解にしていきます。そして今日の試合でやっぱり改めて思ったけど、亮生さんの横だと、俺んときとは違う表情を見せて、正直悔しいです。でもこのタッグリーグ、今日開幕。俺と青柳さんが必ず優勝するから。俺と青柳さんのこと、見ててください」

  • はてなブックマークに追加
  • LINEでシェア

関連記事

サイト内検索

日別

2025年11月
« 10月    
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30  

月別

ページ上部へ戻る