史上初の全員メキシコ人の王座戦は空中殺法乱れ飛ぶ神試合!
- 2025-8-18
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- DRAGON GATE

17日、東京都・大田区総合体育館にてDRAGON GATE『DANGEROUS GATE 2025』が開催。DRAGON GATE史上初の全員メキシコ人によるオープン・ザ・トライアングルゲート王座戦が行われた。
現在のDRAGON GATEとNOAHは積極的な交流路線にあり、団体をまたいだ選手の出場も多く行われている。
そんな中、NOAHで暴れまわる兄弟タッグ【ロス・ゴルベアドーレス】ドラゴン・ベイン&アルファ・ウルフはDRAGON GATEマットでもその強さを存分に発揮。今月5日の後楽園ホール大会では、タッグマッチでトライアングルゲート王者のフラミータを撃破。メキシコの大スターであるスペル・クレイジーを加えた3人でトライアングルゲート王座挑戦をぶち上げる。
斎藤了GMもこれを快諾し、大田区の大舞台でのトライアングルゲート王座戦を決定。挑戦者組だけでなく、王者組であるフラミータ&ルイス・マンテ&ベンディートもメキシコ人。同王座史上初の全員メキシコ人での王座戦が3本勝負で行われることが決まった。

1本目は、マンテとベインの激しいアームドラッグの応酬に始まり、場外に逃れたマンテにベインがスワンダイブ式ティへラを決めて流れを掴む。ウルフが「オナカスイタ!」とベンディートをかじって行くが、なんとか脱出してトルニージョで反撃。フラミータがクレイジーをスピードで翻弄して3人がかりで向かっていくが、クレイジーは巧みに攻撃を誤爆させて次々とヒップトスで投げ捨てる。ついでに八木隆行レフェリーも投げようとするが、逆に投げ返されて大ダメージを負う。混戦となる中でベインがフラミータをサンタマリアで突き刺して1本目を先取。

2本目は挑戦者組がベンディートへ集中攻撃をかけて3人での固め技で捕らえてポーズを決める。そこへマンテがスワンダイブ式ティヘラを決めて逆転。フラミータがウルフをタイガー・ドライバーで叩きつけ、450°スプラッシュを決めて3カウント。1-1のイーブンに持ち込む。

3本目はクレイジーが躍動し、フラミータにバックドロップからのムーンサルト・プレス、フライング・クロスチョップを決めるなど大暴れ。ロス・ゴルベアドーレスも日本では滅多にお目にかかれない複雑華麗なコンビネーション飛び技で終盤戦を完全に支配。しかし、マンテがベインを変形バックフリップで叩きつけ、フラミータがスワンダイブ式450°スプラッシュで追撃。マンテがウルフをスワンダイブ式ドロップキックで場外に蹴落としてクレイジーを孤立させ、ウラカン・ラナでクレイジーから3カウント。2本先取で王者組が防衛に成功した。

マンテらがバックステージに戻ると【Z-Brats】のISHIN&加藤良輝&KAIが乱入し、8月24日のアクロス福岡大会でのトライアングルゲート王座戦を勝手に決定。
今大会のエンディングではドリームゲート王座を奪取した菊田円がZ-Bratsの名を捨てて新ユニットへリニューアルすることを発表しており、ISHINら3人にとっては新たな門出に弾みを付けたい一戦になる。