「地位と名誉と金だ!」10年連続10回目のG1 CLIMAXでEVILが初の優勝決定戦進出!KONOSUKE TAKESHITAと頂上対決へ!

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 16日、東京都・有明アリーナにて新日本プロレス『ヤマダインフラテクノス Presents G1 CLIMAX 35』が開催。EVILが10年連続10回目の出場で初の優勝決定戦進出を決めた。

 G1 CLIMAXは、“世界一過酷”との呼び声も高い新日本プロレスの夏の風物詩たるリーグ戦。今年はA,B両ブロック合わせて20選手が参戦。7月19日に北海きたえーる大会で開幕してから約1ヶ月の激闘を経て有明アリーナ2DAYSでフィナーレを迎える。

 この日のセミファイナルでは、辻陽太vs“キング・オブ・ダークネス”EVILの準決勝戦が実施。

 辻とEVILの間には浅からぬ因縁がある。今年のNEW JAPAN CUPではEVILが辻から秒殺勝利。4月の両国国技館大会ではIWGP GLOBALヘビー級王座をかけた闘いで辻が勝利して防衛に成功。そして今年のAブロック公式戦ではEVILが卑劣な策略を以て辻を撃破している。
 EVILの懐刀でありディック東郷&ドン・ファレに対抗してか、この日の辻は同じ無所属の鷹木信悟&永井大貴を伴って入場した。


 EVILがゴングを待たずに奇襲し、場内がブーイングで満ちる中でEVILが高笑い。辻が反撃に転じようとすると東郷が場外に引きずり出し、EVILがマイクケーブルで辻の首を絞め上げながら「テメーなんか顔じゃねーんだよ!G1の優勝はこの俺がいただくんだよ!」と絶叫。
 EVILは敬礼ポーズからのナガタロックIを決めながら「これが俺の青義だよ!」と叫ぶなどのユーモアを見せつつも辻のヒザを的確に破壊し、ティヘラをキャッチしてパワーボムで叩きつけるといった強さもしっかり魅せる。
 ブチ切れた辻が強烈なチョップを連打していくと、うずくまったEVILが命乞いからの目潰し。場外戦でいたぶっている間に東郷がコーナーマットを外し、EVILが金具むき出しのコーナーに叩きつけてからフィッシャーマン・バスター、Scorpion Deathlockと畳み掛ける。
 辻もカーブ・ストンプを決めて切り返し、スパニッシュ・フライ、ブレーンバスター・ボムと畳み掛けるが、やはり足が痛む様子。それでもジーン・ブラスターを発射するが、EVILがレフェリーを盾に。辻もなんとか回避を試みるが、ジーン・ブラスターがレフェリーに誤爆してしまう。
 その瞬間に東郷&ファレがリングになだれ込んで辻を袋叩きに。鷹木&永井は急園に入るのを我慢していたが、東郷が辻にパイプカットを見舞ったのを見てブチ切れ。鷹木がファレに、東郷が鷹木に、永井が東郷に、EVILが永井に、辻がEVILに急所打ちを行い、6人全員が股間を押さえてのたうち回るという地獄絵図に。
 辻は串刺しジャンピングニーからマーロウ・クラッシュ。EVILもジーン・ブラスターを切り返しての裏EVILを狙うが、辻がひらりとかわしてカーブ・ストンプからEVILを切り返してのジャンボ・スープレックス。辻がコーナーに上がるとファレがバッドラックフォールで叩きつけ、EVILがScorpion Deathlock。辻がピクリとも動かないのを見てレフェリーが慌てて試合を止めた。

 バックステージに戻ったEVILは「ハハハハハ!どんなもんじゃオラァ!俺がよぉ、今、何でここにいるかわかるか?地位と名誉と金だ!辻陽太、テメーはな、顔じゃねえんだよ、この野郎!いいかオイ、『G1 CLIMAX』今年のチャンプはこの俺だ!わかったか、よく覚えとけ!」と高笑い。

 続くメインイベントではKONOSUKE TAKESHITAがザック・セイバーJr.を破って初の優勝決定戦進出。
 その後、仲間たちを引き連れて現れてTAKESHITAと対峙したEVILだったが、何も言わず、何もせぬまま不気味な笑みを見せただけで去っていった。

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