ファンからガチで嫌われても不敵な笑み!“闘魂継承者”Sareeeがナチュラルヒール全開で5★STAR GP優勝宣言!

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 16日、神奈川県・横浜武道館にてスターダム『STARDOM 5★STAR GP 2025 × リベパチ・リベスロ in YOKOHAMA』が開催。Sareeeが渡辺桃に激勝した。

 『5★STAR GP』とは毎年夏に行われるスターダムのシングルリーグ戦。今年はレッドスターズ、ブルースターズがそれぞれA&Bブロック存在し、計4ブロック32選手が出場。7月27日の開幕戦から全国を回りながら14大会にわたって開催される過去最大規模のものとなった。
 8月20日の後楽園ホール大会&23日の大田区総合体育館で各ブロックの上位3選手、計12選手による決勝トーナメントが行われる。

 この日はブルースターズBの公式戦として、Sareee vs 渡辺桃の一戦が実施。

  Sareeeは伊藤薫や井上京子の指導を受け、2011年に里村明衣子を相手にディアナでプロデビュー。
 2019年にアントニオ猪木さんと初対面した際に“赤”を継承し、闘魂を背負って2020年からWWEへ。2023年に日本に帰ってきてからも闘魂継承者として活動を続け、今年6月にはついにIWGP女子王座を戴冠。
 全日本プロレスの魂を背負い、大御所たちから女子プロレスの未来を託されているSareeeは“本物のプロレス”を掲げ、スターダムのプロレスがまるでそうではないかのような物言いを続けていることからファンに大ブーイングを受けるナチュラルヒールと化している。

 桃は今でこそH.A.T.E.で悪の限りを尽くしているが、その実力は世界で高く評価されており、スターダム内での王座戦線での実績も豊富。まさしくスターダムのプロレスを象徴する選手の1人であり、Sareeeがどう対峙するのかに注目が集まっていた。


 入場してきたSareeeが桃の眼前にIWGPのベルトを突きつけると、桃がベルトを奪って滅多打ちに。場外戦に持ち込んだ桃が観客席に叩き込んでいたぶっていくが、Sareeeは真っ向からのエルボー合戦に打ち勝って闘魂卍固め。
 桃の反則攻撃には大歓声が起き、Sareeeが攻撃に転じるとブーイングや罵声が飛ぶといったヒールもかたなしの状況の中、Sareeeがカッチカチのエルボーを猛連打して顔面を貫くドロップキック。続けて裏投げを狙うも、桃がレフェリーを引っ掴んでSareeeに向けて突き飛ばすことで一瞬の隙を作り出す。
 桃はハイキックを叩き込んでダウンさせると、バットを持ち込んで殴りかかる。セコンドの刀羅ナツコがエプロンからSareeeを捕獲するも、桃のバット攻撃がナツコに誤爆。それでも桃は焦らずバットをSareeeにフルスイングして叩き込み、テキーラ・サンライズからバズソーキック。さらにバントキックで顔面を蹴り上げてからロープに飛ぶが、Sareeeがカウンターの裏投げ。Sareeeがリストクラッチ式裏投げを狙ったところでセコンドの小波がスプレーをSareeeに噴射しようとするが、Sareeeがスプレー缶を奪って桃の顔面に噴射。視界を失った桃に強烈なヘッドバッドを叩き込んで怯ませ、リストクラッチ式裏投げを決めてSareeeが3カウントを奪った。

 卑怯な手を使った桃への怒りが収まらないのか、Sareeeは試合終了を告げるゴングが鳴り響く中で桃に暴行。H.A.T.E.の面々、そしてSareeeのセコンドに付いていた叶ミク&Chi Chiも加わって大乱闘となり、Sareeeにはこの日一番のブーイングが贈られる。
 しかし、Sareeeは不敵に笑いながら観客席の特にブーイングが大きいエリアに向けてIWGPのベルトを掲げるなど大胆不敵。試合の結果も、ヒールとしての振る舞いも含めてSareeeが完勝する結果に終わった。


 バックステージに現れたSareeeは「こんなもんじゃねーだろ、渡辺桃。これで無事にブロック通過ということで。明日も残ってますけど、まあ問題ないでしょ。必ず明日も勝って、私がこの5★STAR GP、必ず優勝しますんで。皆さん、覚悟しててね。私、ヤっちゃうんで」とギラついた様子で語って去っていった。

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