渡瀬瑞基がSOG世界タッグ王座V5に成功し、8・26後楽園での葛西純戦に必勝宣言!「デスマッチで挑戦じゃねぇよ。倒すんだよ!」

ガンバレ☆プロレスが7月19日、東京・新木場1stRINGで『ワイルド・アット・ハート2025』を開催した。スピリット・オブ・ガンバレ(SOG)世界タッグ王者の渡瀬瑞基&入江茂弘が杉浦透(FREEDOMS)&中村宗達の挑戦を退け、5度目の防衛に成功。渡瀬は8月26日、後楽園ホールでの葛西純との蛍光灯デスマッチ(デビュー10周年記念試合)に向け必勝を期した。
6・1高島平での6人タッグ戦で中村が渡瀬から殊勲の星を挙げ、杉浦&中村の挑戦が決定。6・22新木場での渡瀬vs中村のシングルでの前哨戦では渡瀬が借りを返して、この日のタイトル戦を迎えた。
杉浦と中村はたまたま自宅のある方角が同じだったため、同じ会場から帰る際、大先輩の杉浦が運転手となって、後輩の中村を送り届けたところから2人は急接近し、タッグを結成するまでに至った。

この日は、杉浦のマイカーで2人は登場し、中村が車の上からダイブして開戦。リングインすると、2人は渡瀬にダブルドロップキックを決めるなど、上々のコンビネーションを披露。さらに杉浦がプランチャ、中村がラ・ケブラーダを同時に発射。入江は杉浦にスクラップバスター、渡瀬はダイビング・フットスタンプで反撃。渡瀬と杉浦がエルボーのラリー。中村が渡瀬にダイビング・ボディアタックから、ハーフハッチ・スープレックスを連発。渡瀬は中村に垂直落下式ブレーンバスター、フロント・ネックロックから、腕決め式のNAGISAで締め上げるもエスケープ。杉浦のローリングエルボーから、中村が渡瀬を必殺のジャーマンで投げるもカウント2。渡瀬は中村に垂直落下式ブレーンバスター、バックドロップ連発、エルボーからヴェネチアンを決めて、奮闘した中村を仕留めた。試合後、渡瀬は中村を強引に起こすと、自ら座礼。中村も応じたが、渡瀬の顔を張っていった。
渡瀬は「あいつ(中村)はガンプロの自慢の若手だよ。10年経って、やっと俺はここまでこれたかもしれないけど、あいつは2年半で俺らをとっくに超えてるよ。あいつはガンプロの宝だよ。でも、ずっと壁であり続けないとあいつの成長も止まるし、俺たちもっと上にいけない」と中村の成長ぶりを称えた。そして「ガンプロ、こんな狭い会場で満足していいのか? 後楽園、満杯にしたいんだ。葛西純、デスマッチで挑戦じゃねぇよ。倒すんだよ。そしたら、ガンプロ、もっと爆発するだろ。見とけ!」と叫んだ。
バックステージで渡瀬は「悔しいですね。嫉妬しました。俺が2年半のとき、何してたんだろう。過去って戻れないじゃないですか。2年半であれだけやってる中村がうらやましいし、あいつはすごいなって心から思います。バケモノになるんじゃないですか。でも、どんだけすごくても立ち止まれないし、俺はベルトを持って後楽園のリングで葛西純の前に立つんで。何があっても負けられない。その気持ちの差じゃないかな。実力の差なんて、もう感じない」と中村を評価。続けて「(デスマッチは初だが?)怖さが49%、楽しみが51%がベストな精神状態じゃないかな。そこにもっていけるように。未知って怖いじゃないですか。葛西純を倒せば、ガンプロももう一回り大きくなれるんじゃないですか。俺に懸かってくる気がします。やりますよ!」と意気込んだ。
王座奪取ならなかった杉浦は「結果は残念だったけど、ムネ君がメインでこれだけの試合をしたのはとんでもないんじゃないかな。ガンプロユニバース、みんなが認めるトップレスラーの一員だよ。ガンプロの未来じゃない。現在進行形のガンプロ。それが中村宗達というのは隣で見れた。素晴らしいよ。SOGタッグのベルト、俺たちの腰に巻くまで何回でも挑戦するから」、中村は「あとちょっとのところまでいったと思うんですけど、それでも超えられなかったチャンピオンは強い。でも僕と杉浦さんはあきらめることはない。ヤングガンバレというニックネームありますけど、それも卒業したい。今年中に必ず杉浦さんと一緒にベルト獲って、ガンプロに新しい時代を到来させるためにやっていきたいと思います」とともに再挑戦を期した。