荒井優希が前哨戦でプリプリ王者・瑞希から直接勝利を挙げ、王座奪取宣言!「ベルトを持つ景色が鮮明になったので、この勢いで獲りたい」

東京女子プロレスが7月5日、神奈川・横浜ラジアントホールで『SUMMER SUN PRINCESS '25まで待てない!』を開催した。夏のビッグマッチ『SUMMER SUN PRINCESS '25」(21日、東京・大田区総合体育館)で同団体の最高峰プリンセス・オブ・プリンセス王座に挑む荒井優希が前哨戦で王者・瑞希から直接勝利を挙げ、ベルト獲りを力強く宣言した。
今大会のメインイベントでは7・21大田区で行なわれる3大タイトルマッチ(プリプリ王座戦&プリンセスタッグ王座戦&インターナショナル・プリンセス王座戦)のトリプル前哨戦として、王者チームの瑞希&中島翔子&ハイパーミサヲ&鈴芽が挑戦者チームの荒井&辰巳リカ&渡辺未詩&宮本もかと8人タッグマッチで激突。白昼夢(辰巳&渡辺)の2人は、この日もさすまたを手に登場した。
開始早々、辰巳が中島の首を絞めると、ミサヲがスプレー噴射で反撃。中島がトペを狙うと、渡辺が場外でさすまたで威嚇して阻止。中島と辰巳がさすまたを手にするとチャンバラに発展。荒井がビッグブーツ狙いも、ミサヲがスプレーで阻止。鈴芽が宮本に低空リング・ア・ベルも、宮本が切り返す。荒井が瑞希にビッグブーツを連打すれば、瑞希はフットスタンプ、クロスボディで逆襲。中島が渡辺にトペを発射すると、リング上は瑞希と荒井の2人に。荒井はトップロープから強引に瑞希にフルネルソンバスター一閃。Finally(カカト落とし)が阻止されると、ショートレンジの新人賞。再度のFinallyもかわした瑞希は、荒井の体を駆け上がるような形でフットスタンプ。宮本の鴻臚館(こうろかん)狙いをかわした瑞希だったが、一瞬の隙を突いた荒井がFinallyをズバリと叩き込んで、瑞希からピンフォールを奪った。
会心の勝利に荒井は「今まで一度も勝てたことがなかったけど、今日初めて瑞希さんに勝つことができました。今日改めて瑞希さんに自分が勝ったことで、大田区でも自分がベルトを持つ景色がもっと鮮明になったので、この勢いでベルトを獲りたいと思います!」と歓喜のマイク。

バックステージで荒井は「自分でもビックリなんですけど、夢じゃないということで。しっかり自信に変えて、大田区まで突っ走っていきたい。今日も課題はあったと思うので、(7・8)新宿FACEでも米国でも瑞希さんと戦うので、もっと自信を確実なものに変えていけるように頑張ります」とベルト獲りに気炎。
享楽共鳴(中島&ミサヲ)の持つプリンセスタッグ王座に白昼夢で挑戦する辰巳は「やっぱり夏は白昼夢なんですよ。夏女なので、このままタッグでも5年ぶりのチャンピオンになって、さすまたを広めて。修行に行って、そのまま大田区に行くんで、みんな期待しててください」と意気込んだ。鈴芽の保持するインター王座に挑む宮本は「チャレンジャーチームで勝つことができて、力がみなぎりました。米国でも前哨戦で鈴芽さんと戦いますし、大田区までに自分が100%の状態にもっていけるように、突っ走っていきたいと思います」と意欲を見せた。
一方、手痛い黒星を喫した瑞希は「大田区で私たち守る側じゃないですか。同じ思いを持ってリングに立ったんですけど。だからこそ勝ちたかったし、取られちゃいけなかった。プリプリのチャンピオンとして勝って締めたかったけど、それができなかった、このメンバーで勝てなかったというのがすごい悔しい。でも、大丈夫です。ここから取り返していきたいと思います」と悔しさを噛みしめながらも前を向いた。
ミサヲは「負けてしまったんですけど、あっちの手の内を出し尽くさせた気がするので、次はもう絶対に負けないという自信が逆に出てきました」、中島は「(7・8)新宿では、絶対に前哨戦を取ります。国内ラストの前哨戦、私たちにも奥の手があるんで。見とけよって感じです」と雪辱を期した。鈴芽は「負けたけど、この試合をめちゃめちゃ糧にして、米国も乗り越えて、大田区でこのベルトを絶対守ろうと思います」と気合を入れた。