極悪ヒール軍が元アイドルレスラーを拉致!アルシオンの聖地でマリーゴールド正規軍が壊滅?!

27日、東京都・東部フレンドホールにてマリーゴールド『New Years Golden Garden 2025』が開催。アルシオンの聖地でマリーゴールドの精鋭たちが敗北を喫した。
東部フレンドホールのある江戸川区・瑞江はかつてアルシオンの道場が存在した地であり、ロッシー小川にとって思い入れ深い場所。瑞江で青春を過ごした選手の娘たちがマリーゴールドに入団していることもあり、世代をまたいだ物語がリングで展開されていると言える。
昨年11月に続いて2度目の上陸となった今回の瑞江大会のメインイベントでは、林下詩美&MIRAI&ビクトリア弓月&後藤智香&石川奈青vsボジラ&野崎渚&CHIAKI&松井珠紗&メガトンという10人タッグマッチが実施。
ボジラ率いる【Darkness Revolution】は悪の力でマリーゴールドに革命を起こさんと蜂起したヒールユニット。かつてボジラ&野崎&CHIAKIの3人で結成されていた【ダーク・ウルフ軍】が雨降って地固まり、松井&メガトンという新勢力を加えて新生した一大勢力だ。
リング内外で好き放題に振る舞うDarkness Revolutionに対し、他選手からのヘイトは日々溜まるばかり。マリーゴールド旗揚げから初の10人タッグマッチとなるこの試合では、正規軍vsヒール軍と呼べる全面対抗戦となった。

試合はDarkness Revolution総出での奇襲に始まり、観客席になだれ込みながら至るところで殴り合いが発生する大乱戦に。
Darkness Revolutionがチェーンやイスなどの凶器攻撃を繰り出す中、正規軍の面々も奮戦。多対一の構図で襲い来るDarkness Revolutionを連携攻撃で迎撃していき、中盤からは互角の形勢まで持ち直す。
終盤には、団体最高峰の真紅のベルトをかけて闘うことが決まっている詩美とボジラが激突。敢えてボジラの土俵である真っ向からのパワー勝負に臨んだ詩美だが、劣勢は否めず。それでもボジラのハイアングル・パワーボムをコウモリ吊り落としで切り返すなどチャンピオンの意地を見せる。
最後は石川とボジラの対面に。仲間たちの全力サポートを受けた石川が躍動し、MIRAIとの合体バックドロップ、後藤との合体ヒップドロップ、弓月との飛び技の競演を見せる。乱戦となる中、メガトンが場外から足払いをかけていくいやらしいサポートが勝利の鍵に。正規軍の連携を乱したうえでボジラが詩美をイスで殴ってKO。孤立した石川にDarkness Revolutionが4人でのクアドラプル・ビッグブートを叩き込み、最後はボジラがドリル・ア・ホール・パイルドライバーでぶっ刺して3カウントを奪った。
試合後には、メガトンが「石川奈青~!お前がこの名前を使っている限り、使い物にはならない!言わんとしてることは分かるだろう?なあ?分かるよなあ?」と、ほんわかした極悪マイクで石川に詰め寄っていき、首にチェーンを巻き付けながら拉致。
リング上で悪の笑いが木霊する中、Darkness Revolutionが「Darkness Forever!Dark Darker Darkest!」の掛け声で締め、大会はバッドエンドに終わった。
拉致された石川はどうなってしまうのか。かつて女子レスラーアイドルグループ【KISSmeT PRINCESS】の一員としてキラキラ輝いていた石川がドロドロの闇に堕ちてしまう可能性が濃厚となった。