ジャイアント馬場さんが見守る前で里村明衣子vs高橋奈七永の一騎打ちが電撃決定!

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 3日、東京都・大田区総合体育館にてマリーゴールド『MARIGOLD FIRST DREAM2025〜初夢〜』が開催。里村明衣子と高橋奈七永の一騎打ちが電撃決定した。

 奈七永は1996年に全日本女子プロレスでデビューし、今年で28周年を迎えた大ベテラン。
 “女子プロレス界の人間国宝”と呼ばれる大御所になった今でも若い選手たちに日本の女子プロレスの伝統を試合を通して伝え続けており、“パッション注入マッチ”と呼ばれるこの試合は女子プロ界の新たな伝統となりつつある。
 引退を見据えてマリーゴールド入団を決めたと語っていた奈七永であったが、昨年12月の新宿FACE大会にてマリーゴールド1周年となる2025年5月での引退を表明。約半年に渡る引退ロードがスタートした。

 この日行われたのは、“パッション・カウントダウン”と題された高橋奈七永&石川奈青vs里村明衣子&YUNAのタッグマッチ。奈七永が愛弟子である石川との【パッション・シスターズ】でセンダイガールズの2人を迎え撃つ対抗戦のような構図だが、奈七永には里村に対してひとしおの思いがあるという。
 戦前の記者会見にて、奈七永は里村がGAEA JAPANでデビューしたときから強く意識する存在であったことを語り、全女末期の若手主体大会『Brat Pack Match』で里村と手4つで組み合ったときに「負けたくない」と強く思った感覚を未だに覚えているのだと言う。
 この試合に向け、奈七永は「最後まで私がこのパッションを貫き、より皆さんにも伝えるためには、里村明衣子選手との対戦は必要不可欠」という不退転の決意を語っていた。


 里村と奈七永の対面は手4つに始まり、互いの歩んできた歴史を確かめ合うかのようなレスリング戦を展開。
 奈七永は弟子の石川にも“伝説”に触れる機会を与え、石川もこれに応えて突貫。里村はどっしりと迎え撃ちつつ厳しい攻めで若手に女子プロレスの魂を伝えていく。
 終盤に再び里村と奈七永の対面が実現すると、2人は足を止めてバチバチのビンタ合戦を展開。奈七永は冷蔵庫爆弾、里村はデスバレーボムと大技を決めるも勝敗はつかず。最後は奈七永とYUNAの対面となり、奈七永が「里村!見とけ!」とクインビー・ボムを決めてYUNAから3カウントを奪った。

 試合後、里村と奈七永は髪をつかみ合いながらも互いに再戦を要求。バックステージでも2人が言い合っていると、突然和田京平レフェリーが乱入。

 和田レフェリーは「シングルでやりなよ。俺レフェリーやりたいんで。是非やりたい!」と声をかけ、1月31日に後楽園ホール大会で開催される『ジャイアント馬場没25年追善〜太陽ケア引退試合〜木原文人リングアナデビュー35周年記念大会』にて2人のシングルマッチの場を与えることを決定。
 里村が「今までのすべてを出してこいよ!高橋ッ!これが里村と高橋奈七永の30年弱やってきた形です!見ててください!お願いします!」と握手を求めると、奈七永も「出しますよッ!最後だと思って、出しますよ。里村選手、今までの感謝も込めてやります私は」とその手をガッチリ握り返した。

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