【試合詳細】2・9 全日本プロレス後楽園ホール大会 【世界タッグ】斉藤ジュン&斉藤レイvs青柳優馬&青柳亮生 【世界ジュニア】MUSASHIvs佐藤光留 芦野祥太郎vs羆嵐
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『エキサイトシリーズ2025【開幕戦】』
日程:2月9日(日)
開始:11:30
会場:後楽園ホール
観衆:1276人
▼ゼンニチ本隊 vs 斉藤ブラザーズ タッグマッチ 20分1本勝負
吉岡世起(フリー)/●長尾一大心
9分54秒 キャメルクラッチ
[SAITO BROTHERS]○"ミスター斉藤"土井成樹(フリー)/セニョール斉藤(フリー)
▼ゼンニチ本隊 vs 北斗軍 6人タッグマッチ 30分1本勝負
○宮原健斗/田村男児/井上凌
10分38秒 シャットダウン・スープレックスホールド
[北斗軍]●大森北斗/愛澤No.1(フリー)/ジャック・ケネディ(柳ケ瀬)
▼世界ジュニアヘビー級選手権試合 60分1本勝負
【王者】○MUSASHI
12分54秒 二天一流→片エビ固め
【挑戦者/バカの時代】●佐藤光留(パンクラスMISSION)
※第70代王者が初防衛に成功
▼ELPIDA vs バカの時代 アジアタッグ選手権試合前哨戦8人タッグマッチ 30分1本勝負
[ELPIDA]●ライジングHAYATO/安齊勇馬/本田竜輝/綾部蓮
9分59秒 お卍固め
[バカの時代]諏訪魔(全日本プロレス&Evolutionダブル役員)/鈴木秀樹/○阿部史典(格闘探偵団)/野村卓矢(格闘探偵団)
▼芦野祥太郎&羆嵐デビュー10周年記念試合 シングルマッチ30分1本勝負
○芦野祥太郎
12分37秒 変形アンクルロック
[北斗軍]●羆嵐
▼世界タッグ選手権試合 60分1本勝負
【王者組/SAITO BROTHERS】○斉藤ジュン/斉藤レイ
24分47秒 サイコブレイク→片エビ固め
【挑戦者組/青柳兄弟】●青柳優馬/青柳亮生
※第99代王者が8度目の防衛に成功
史上初の世界タッグ実兄弟対決を制し斉藤ブラザーズが最多防衛記録を更新!MUSASHIが光留を相手に世界ジュニア防衛!芦野祥太郎&羆嵐が10周年記念試合でデビュー戦と同じシングル対決!
第1試合
長尾とセニョールの対面でゴング。ロックアップで組み合い、セニョールが押し込んで顔面をこする。長尾がバックを取ってグラウンドで首の取り合いを展開していくが、セニョールがぶっこ抜いてのシュミット式バックブリーカー。両者タッチ。
吉岡と土井の対面。吉岡コールが起きると土井は「俺やろ!」不機嫌に。吉岡が高速ロープワークからのドロップキックを見舞い、「俺やろ!」と意趣返し。長尾にタッチ。
長尾が土井にボディスラムを狙うが、土井が耐えて逆にボディスラム。セニョールにタッチ。
セニョールはサーフボード・ストレッチで痛めつけていき、なんとかブレイクした長尾がエルボー連打。セニョールはボディブローで黙らせ、土井と2人でトレイン攻撃。セニョールがこっそりサミングを入れてから体固め。吉岡がカットに来るが、土井&セニョールがコンビネーション攻撃で撃退。セニョールがアームロックも、長尾はロープブレイク。
一大心コールが起きると、土井は「一大心って言うな!絶対言うなよお前ら!」と激怒。長尾が声援に応えてセニョールにエルボー連打。さらにロープに振ってドロップキックを見舞い、吉岡にタッチ。
吉岡が串刺しジャンピングニーからサッカーボールキック。さらにミドルキックを連打してロープに飛ぶが、土井がエプロンから一撃。セニョールがスマッシュマウスで叩きつけて土井にタッチ。
土井がDOI555を狙うが、吉岡が抜け出してシザースキックを発射。これはかわされるが、吉岡が延髄斬りから長尾にタッチ。
長尾が土井にミサイルキックを見舞い、吉岡と2人でロープに振る。吉岡のシザースキックから長尾がノーザンライト・スープレックス・ホールドも、セニョールがカット。長尾がエルボー連打からロープに飛ぶが、土井がビッグブーツで迎撃。長尾もドロップキックからのスクールボーイで粘り、ロープに飛ぶも土井がバックエルボーで迎撃。土井は垂直落下式ブレーンバスターから逆エビ固め。必死にロープを目指す長尾をリング中央に戻しつつキャメルクラッチで捕らえてギブアップを奪った。
<試合後コメント>
土井成樹
「世界ジュニア無くなったからって、とられたからって、黙ってる"ミスター斉藤"土井成樹ちゃうから。これからは、まだまだ、仕掛けていくから、とりあえず、今日のところはジュンとレイの、世界タッグ、応援しに行くわ」
吉岡世起&長尾一大心
吉岡「おい長尾大丈夫か?最後しゃちほこみたいになってたぞ。めっちゃ曲がってたぞ。でもよく、よくあれこらえたな。だいぶ耐えたぞ。もっと、もう少しずつ、ちょっとずつちょっとずつ成長していってるから、諦めずもっとずっと上見て、頑張っていってくれ。もっと、全日本ファン、今日全日本プロレスファンの皆さんの応援聞こえたでしょ?あんだけ応援されてんだよ。期待されてんだよ。これからも頑張って、長尾くんに、要期待だ」
長尾「ありがとうございました!」
第2試合
宮原が先発で出ていこうとするが、男児が突き飛ばしてその座を奪い取る。
男児とジャッキーの対面でゴング。ロックアップでの力比べに競り勝ったジャッキーが離れ際に逆水平チョップ。男児もヘッドロックで組み伏せてスライディング・ショルダータックル。両者タッチ。
井上と北斗の対面。ロックアップでの力比べに競り勝った北斗が離れ際に投げキッス。井上もRウォークで挑発し、ミドルキック&サッカーボールキック。北斗が井上の髪を掴んで引き倒し、愛澤にタッチ。
愛澤はシャンパンコールを煽りながらコーナーに上がって井上にミサイルキック。場外に逃れた井上を追っていき、全員入り乱れての場外戦へ。
リングに戻って井上とジャッキーの対面。ジャッキーが串刺しラリアット、井上を担いでスクワットしてからの投げっぱなしブロックバスター。井上はソバットから延髄斬りを見舞って反撃。両者タッチ。
男児と北斗の対面。男児のエルボーをかわした北斗がコンプリートショットを見舞い、串刺しバックエルボーから顔面に張り手を見舞う。男児も張り手連打でやり返し、宮原の顔面に思い切り張り手を叩き込むことでタッチ。
宮原が北斗へ得意のドロップキックコンビネーションを決めていき、ロープに飛ぶも場外から愛澤が足払い。北斗軍3人で宮原を取り囲み、ジャッキーが串刺しラリアットからコーナーに上げ、北斗が「北斗軍スペシャル!」と宣言。3人で宮原をコーナーに上げていくが、案の定北斗だけがベチャリとマットに叩きつけられる展開に。
宮原と北斗がエルボー合戦を展開し、北斗がローリング・エルボーからドラゴン・スープレックス・ホールド。これを返した宮原がブラックアウト2連撃からシャットダウン・スープレックス・ホールドを決めて3カウントを奪った。
健斗コールが起きると男児が顔面に張り手。その後、男児が宮原を助け起こして手を掲げて勝利を祝福。健斗は怒るよりも困惑が勝った様子でドン引きした。
<試合後コメント>
北斗軍
北斗「おい、おいどんな落とし方してんだよお前!どんな落とし方してんだよお前ら!もうダメだお前ら。お前らに、北斗軍スペシャルはもう一生やらせない!(控室へ)」
ジャック「もっともっともっとね」
愛澤「後ろからおさえられてなかった?」
ジャック「もうね、もっともっともっとバーン。普通の北斗軍スペシャル」
愛澤「そうでしょあれ」
ジャック「多分違う」
愛澤「違うよね」
ジャック「次回もっともっと自分が、もっともっと完璧な北斗軍スペシャル、絶対やるぞー。じゃあ、また会おう」
愛澤「まあ、そういうこって。次は成功するよ」
宮原健斗&田村男児
男児「鈴木秀樹~!鈴木秀樹はどこだ~!今日いなかった。どこにもいなかった」
宮原「おいコラ田村!何だこのやろう!なんでビンタすんだお前俺に張り手で気合ばっか入れやがっておい!そんで勝っちゃったじゃねーか!」
男児「張り手で勝ったんだよこの野郎!」
宮原「おいお前いつお前どこで当たるか組むか知らんけどな、お前バチバチやったるからなこいお前」
男児「なんだとこの野郎!何だこの野郎」
宮原「お前の張り手のダメージが今日で一番残ったよ!」
男児「張り手で勝ったんだからよかっただろこの野郎!おめでとう!」
宮原「ありがとう。おい田村男児久しぶりだなオイ!組んだ記憶はないが、あいつもどうやら、バッチバチのバッチバチのプロレスやってるようじゃねーか田村男児。テメーの信じた道を、突き進め。また、リング上で組むなり!闘うなりする時は楽しみにしてるよ田村男児。なぁ!自分の、道を、突き進め。というところですが、俺もだ!宮原健斗も、さぁ次は何をしよう?そう考えてるとこだ」
第3試合
試合前には両者しっかり握手。
ゴングが鳴ると、MUSASHIが低空タックルで足を取りに行くが、光留が上から潰してリストロックに持ち込む。リストロックの応酬からMUSASHIがロープを背にしてクリーンブレイク。
再び向かい合ってロックアップからMUSASHIがヘッドロック、ショルダータックルと見舞い「盛り上がっていこうぜ~!」と観衆に呼びかける。光留は無視してロープに飛ぶが、MUSASHIが場外へと放り出してトペ・コンヒーロを狙う。光留が地対空ジャンピング・ハイキックで撃ち落とし、MUSASHIにロープを絡めたアームロック。MUSASHIをエプロンに座らせたうえでリング内から腕へのサッカーボールキックを見舞って場外へと落とし「盛り上がっていこうぜ~!」と意趣返し。
光留がMUSASHIをリングに戻してジャンピング・ハイキック、逆水平チョップ&ミドルキックを連打。さらにサッカーボールキックを打ち込みながら挑発していくと、MUSASHIは得意の逆水平チョップで反撃。光留も「全ッ然痛くありません!」とチョップで返し、バックドロップから腕十字。リング中央で腕が伸び切ってしまうが、MUSASHIは必死のロープブレイク。
光留は「投げるぞオイッ!盛り上がっていこうぜっつってんだろーがオイッ!」とラストライドを狙うが、MUSASHIがショルダースルーでエプロンに落とし、ドロップキックで場外へ。さらにMUSASHIがノータッチ・トペ・コンヒーロで飛んでいき、光留をリングに戻してスワンダイブ式フットスタンプからエクスプロイダー。さらに「盛り上がっていこうぜ~!」と叫ぶも、光留が下から足を取ってアンクルホールド。MUSASHIが前転で抜け出し、後頭部へのジャンピング・ハイキックからヒザへの低空ドロップキック、フットスタンプ、低空ドロップキックと畳み掛ける。
MUSASHIがエストレージャ・フトゥーロを放つが、光留が剣山で迎撃しつつチキンウィング・アームロック。引き起こしてジャンピング・ハイキックからサッカーボールキック。再び腕十字から捕獲式腕十字、アンクルホールドと変幻自在のサブミッション地獄に引き込んでからバックドロップ、さらに体固めからの腕十字。MUSASHIが上体を起こすと光留がアンクルホールドへ。MUSASHIが残る足でジャンピング・ハイキックを放つが、光留が腕を取っての腕固めを狙う。MUSASHIはミドルキック連打からのジャンピング・ハイキック、ファルコンアローと反撃。さらにエストレージャ・フトゥーロを決めるもカウントは2。
ならばとMUSASHIは光留をコーナーに上げて二天一流で叩きつけて3カウントを奪った。
試合後には光留が握手を求め、MUSASHIも応じる。光留がMUSASHIの腰にベルトを巻いてやってからリングを後にした。
MUSASHI「勝ちましたよっ……」
MUSASHIが話し始めた瞬間に吉岡がマイクをひったくる。
吉岡「むーちゃん、俺がここにいるってことは分かってるよね?ファンも分かってるよね?むーちゃん、次、挑戦……したいやつからコメント預かってるから。VTRお願いします!」
立花誠吾(映像)「あ~んコノヤロー。立花誠吾だ。本当は直接会場で言ってやりたかったけどよ、今日俺は徳島で試合だからよ。特別に動画を送ってやるぞオイ。このタイミングで動画が流れてきたってことは、俺の言いてえことわかるよな?全日本ジュニアヘビー級チャンピオンの……佐藤光留!テメーのベルトに挑戦させろコノヤロー!佐藤光留、アンタの言う地を這う全日ジュニア。それを思う存分味わってやるからよ。楽しみにしとけコノヤロー。3月9日(後楽園ホール大会)、佐藤光留、アンタの持つベルトを俺が奪い取って俺がチャンピオンになるからよ!佐藤光留、覚悟しとけコノヤロー!アァ~ん?!」
MUSASHI「……勝ったの俺だよぉ?!」
MUSASHIが嘆きの叫びを上げた瞬間にMUSASHIの曲が鳴り響き、またもMUSASHIはマトモに喋ることが出来なかった。
<試合後コメント>
MUSASHI
「初防衛!やりましたよ!ね、初防衛。あの、ちょっとあの、むーちゃんについてね、触れておきたいんですけど。確かにねあの、最初にむーちゃんって呼び始めたのはね、佐藤光留さんで、あのーむーちゃんってね、呼ばれ始めてから、周りの反応だったり、バックステージリング上の自分自身もね、あのまあ変わってきて、あの自分にとってむーちゃんっていうワードが、あの、分岐点になったことは間違いありません。そのきっかけをね、作ってくれた佐藤光留さんには感謝してます。光留さん、ありがとうございます。それはそうと!立花誠吾!アニキ!なんだよあれオイ!なぁ、え?佐藤光留に挑戦表明ってどういうことだよ。勝ったの俺だろ!どういうことだよあれ。あいつ俺のことナメてるだろ。なぁ。俺に全く期待してなかったってことだろ!?ふざけんなよあいつあの野郎。ナメやがって。いいよ次の防衛戦、立花誠吾とやってやるよ。あぁ俺はもうやる気でいるから。ただ、ちょっと待てよ。どういうことだよあれ。佐藤光留に挑戦表明したってことは、どういうことだよ?俺には興味ないってことか?俺がベルトとったら挑戦しないってことなのか?佐藤光留に興味があるのか佐藤光留が持ってる世界ジュニアに興味があるのか。どういう、俺には興味ないのか!?俺は俺に興味なければ俺が持ってる世界ジュニアにも興味がないってことか?どういうことだよ!え?もういいよ俺はもうやる気でいるから。あとは全日本プロレスとPWFが、え、考えてくれよ。俺はやる気でいるからな」
佐藤光留
「負けて喋ることなんかないよ」
チャンピオン・カーニバル出場選手発表
休憩明けには、チャンピオン・カーニバル出場選手が発表。
今年はAブロック、Bブロック合わせて18選手が参加。10都市13大会に渡って激闘を展開していき、両ブロックの上位2名が5月18日の大田区総合体育館大会で行われる優勝決定トーナメントに進出する。
【Aブロック】
宮原健斗(12年連続12度目/前年度覇者)、斉藤ジュン(3年連続3度目)、鈴木秀樹(2年連続2度目)、芦野祥太郎(6年連続6度目)、羆嵐(3年ぶり3度目)、真霜拳號(8年ぶり4度目)、ザイオン(初出場)、サイラス(3年連続3度目)、デイビーボーイ・スミスJr.(2年連続2度目)
【Bブロック】
青柳優馬(7年連続7度目)、斉藤レイ(3年連続3度目)、大森北斗(3年連続3度目)、本田竜輝(4年連続4度目)、安齊勇馬(3年連続3度目)、綾部蓮(2年連続2度目)、マイク・D・ベッキオ(初出場)、エーグル・ブラン(初出場)、菊田円(初出場)
第4試合
ELPIDAとバカの時代の対抗戦でもあり、HAYATO&安齊が持つアジアタッグ王座に挑戦する阿部&野村の前哨戦でもある試合。
HAYATOと阿部の対面からゴング。リストロックの応酬から阿部がフロントハイキック。さらに阿部が追撃を狙うが、HAYATOがかわしてチョップスマッシュ。場外に落ちた阿部にトペ・コンヒーロを狙うフェイントからリング中央でポーズ。両者タッチ。
安齊と野村の対面。ロックアップからリストロックの応酬。安齊が押し込んでロープに飛ぶが、阿部が飛び込んできて野村と2人でダブルのミドルキック。野村がサッカーボールキックを見舞えば、安齊もエルボー連打からのドロップキックで反撃。安齊がHAYATOにタッチ。
HAYATOがチョップを見舞うと野村が場外に放り出し、場外では諏訪魔がHAYATOを鉄柵に叩きつけて串刺しビッグブーツ。その間に秀樹がタッチを受ける。
秀樹は諏訪魔とともにHAYATOへダブルのダブルアーム・スープレックス。さらにロメロ・スペシャルで吊り上げるが、綾部がお姫様抱っこでHAYATOを救出。秀樹がひっぱたくも、HAYATOが綾部を踏み台にミサイルキック。本田にタッチ。
本田は秀樹をロープに押し付け、観衆とともに「1!2!3!4!」と反則カウントを合唱。綾部とともにトレイン攻撃を見舞い、綾部のブレーンバスターから本田のエルボードロップ。さらにヘッドロックで捕らえるが、秀樹がワンハンド・バックブリーカーで切り返す。両者タッチ。
安齊と野村の対面。安齊がショルダータックルでなぎ倒すが、野村がすぐ起きてエルボー合戦を展開。野村がブレーンバスターからサッカーボールキックを放つが、安齊がキャッチしてエルボー連打。再び足を止めてのエルボー合戦となり、野村が重いミドルキック連打からジャーマン・スープレックス。ロープに飛ぶが、安齊がジャンピングニーで迎撃。両者タッチ。
HAYATOと阿部の対面。素早いロープワークの応酬から阿部がバックスライド。返したHAYATOがチョップスマッシュを見舞い、阿部の回転浄土宗も阻止してランニング・バックエルボー。ELPIDAの面々がなだれ込んできて4人でトレイン攻撃。本田のスパインバスター+HAYATOのコードブレイカーの合体攻撃が決まるも、諏訪魔が飛び込んできて安齊&本田をダブルラリアットで撃退。綾部が諏訪魔&秀樹を押さえている間にHAYATOが阿部の顔面にドロップキックを見舞い、ファルコンアロー。HAYATOがシド・ヴィシャスを放つが、阿部が回避して自爆させる。阿部がランニングエルボー、HAYATOがチョップスマッシュを見舞ってロープに飛ぶが、阿部がアイル・ビー・バック式伊良部パンチからオブジェクト。さらに澤宗紀直伝お卍固めで捕らえるとHAYATOがタップアウト。
<試合後コメント>
アストロノーツ
阿部「おい!絶好調」
野村「センキュー!」
阿部「センキュー」
野村「絶好調だよ」
阿部「おい。来たよ格闘探偵団アストロノーツが」
野村「来たぞ」
阿部「おい」
野村「ようやく来た」
阿部「今年はやるぞ」
野村「よっしゃやろう!」
阿部「2月24日、八王子!」
野村「アジア!」
阿部「絶対とろうな」
野村「絶対とろう」
阿部「おい、HAYATO、そんなな、調子悪いとか、具合悪いみたいなこと言わないでよ。やっぱさ、なぁ?チャンピオンがさ」
野村「そうだな」
阿部「全開の姿でいると!俺たちも全開のアストロノーツを持っていけるから。最高の、最高の、最高峰のタッグの試合を見せた上で、なあ?俺たちが、必ず勝とうな」
野村「とっちゃおう!」
阿部「とろうな。なんかあるか?」
野村「久々の全日本だったからね。緊張したけど、けど阿部さん、アストロノーツでこれて良かったわ」
阿部「そうだね」
野村「これから、もう、大爆進しよう!」
阿部「大爆進」
阿部&野村「まずはアジアだ!」
阿部「2月24日、最高峰の試合で、そのうえで必ず俺達が、ベルトとります!」
野村「やろうサンキュー!」
ELPIDA
本田「チャンピオンカーニバルが発表されたな!もう出場が決まった。それに向けて、優勝を目指すだけだ」
綾部「チャンピオン・カーニバル?うん、休憩明けに発表されたみたいだけどさ、今の試合が休憩明けだからちゃんと聞けてないんだよ。誰が入ってたのか早く教えてくれ」
安齊「次のアジアタッグの防衛戦の相手、アストロノーツ。野村卓矢さんと阿部史典さんと、たいして闘ったことないけど、今日でめちゃくちゃ楽しみになりました。八王子、勝つのは、俺とHAYATOさんです。楽しみにしてます」
HAYATO「寂しさを、阿部ちゃんに埋めてって言ったけど、準備ができてなかった。なんか、2人でアジアタッグ終えて、世界ジュニア、持った時より、ちょっとぬるくなってしまって、阿部ちゃんが教えてくれたよ。阿部ちゃんはいっつも熱々で、ギラギラして、俺を叩き起こしてくれた。八王子は、熱々の、激熱の俺に、暴走してくれよ」
第5試合
芦野と羆嵐の10周年記念試合。裁くレフェリーは神林大介、解説には吉岡世起が付くというWRESTLE-1が蘇る光景。
羆嵐は北斗軍トレインで入場。一匹狼の芦野は1人で淡々と入場。試合前には羆嵐が握手を求めるが、芦野がその手を払い落としてから試合へ。
ロックアップから羆嵐がヘッドロックからショルダータックル。羆嵐がセントーン、芦野がアンクルホールドを狙う攻防が展開され、芦野が飛行機投げからドロップキック。芦野が逆エビ固めを狙うが、羆嵐がすぐにロープブレイク。
芦野がエルボースマッシュでエプロンに落として奈落式ジャーマンを狙うが、羆嵐が耐えてエプロン上でのエルボー合戦。場外に落とされた羆嵐だったが、マッケンローで芦野の足を刈って場外に落とし、エプロンからのダイビング・セントーン。
芦野がリングに戻ると、羆嵐がボディスラムからセントーン。さらに全体重をかけての踏みつけから背中へのセントーン、逆エビ固め。さらにロープへ振ろうとするが、芦野がフロント・スープレックスでぶん投げ、反動を使わず俵返で反り投げる。
芦野はスライディング・エルボースマッシュを連打していき、ジャーマン・スープレックスを狙う。これを耐えた羆嵐が担ぎ上げてバックフリップからのセントーン。さらに逆エビ固め。芦野が下から絡みついてアンクルホールド。仰向けになった羆嵐が巴投げのようにふっとばし、アルゼンチン・バックブリーカーからのバックフリップ。さらに埼玉に乾杯!で叩きつけるもカウントは2。
羆嵐はひょいとコーナーに飛び乗り、ダイビング・セントーンを発射。これをかわして自爆させた芦野がエルボー合戦に持ち込む。耐えきった羆嵐がラリアットでふっ飛ばし、もう1発を狙ってロープに飛ぶが、芦野がカウンターのラリアット。さらに芦野がバックドロップから高角度投げっぱなしジャーマン、逆エビ固めと続ける。さらにアンクルホールドに切り替えると羆嵐が無念のタップ。
試合後には両者ガッチリ握手を交わし、芦野が羆嵐の手を掲げて健闘を称えた。
<試合後コメント>
羆嵐&大森北斗
北斗「おい、座れ座れ座れ。折れてる折れてる」
羆嵐「いや、ちょっと、喋っていいか今日は」
北斗「ダメだ」
羆嵐「ダメなのか?負けたから」
北斗「まあまあまあいいだろう」
羆嵐「全日本プロレス、後楽園ホール大会、ご来場まことにありがとうございます。俺は、全日本プロレス所属じゃないんですけど、10周年、最高の相手と、こうやって祝っていただいてね。ほんとに、全日本プロレスさんには感謝しかない。そして!今日見に来て応援してくれて、応援ボード書いてくれる人もいました。ほんとにほんとに、ありがとうございます。やっぱり芦野祥太郎とはもう、10年前以上から知り合いで、こうやってお互いデビューして10年で、ずっと常に俺の目の前を走って、僕が彼の背中を追い続けてるっていう状況で。あと、僕の後ろ見たら誰もついてきてないって感じだったんですけどこうやって彼も全日本所属になって、俺はフリーですけど、またこうやってね、今日やっぱ再確認して、まだまだね、チャンピオンカーニバル覇者の芦野祥太郎とは、差があるなって思いました。でも俺は、この全日本プロレスで絶対結果を残す。世界のベルト、三冠のベルト、俺は見てるから諦めてない。体は小さいかもしれないけど、俺は絶対このリング、全日本のリングで結果を出すために努力していきます」
北斗「10周年でお前感傷浸るの早いっしょ!」
羆嵐「早いか」
北斗「11周年、12周年で、15周年、20周年で俺たち勝とうぜ」
羆嵐「ああ」
北斗「いけるよ」
羆嵐「よくいこうか」
北斗「いけるよ!」
羆嵐「ところでお前何年選手だお前は?」
北斗「俺はまだ6年目…」
羆嵐「そうかそうか。よし頑張ろう」
芦野祥太郎
「10周年メモリアルマッチ、対熊ゴロー、あ、熊嵐!デビュー戦に続いて勝ちました。まあこの試合勝って当たり前。そう言える立場で闘いたかったけど、まあギリギリでしたね。
とんでもねえ。デビュー当時のセントーンとはくらべもんなんないセントーンで、あばらが折れたかと思ったけど、いや全日本プロレスのね、バカでかい奴らと闘ってんだ。それぐらいは受けれないといけないですね。この全日本プロレスで10周年というふうに試合を組んでくれて非常に嬉しいです。デビューした10年前から考えられない状況なんで。もう自分の家というね、ホームがなくなって、この全日本プロレスに参戦して5年です。こういう風にね、組んでくれて俺本当に嬉しいです。そして、10年間プロレスをもう一筋に頑張ってきて、色んな方々からも応援のメッセージ、そして今日ご来場いただいたり、花出していただいたり、もうもう、なんと言って感謝しきれないぐらいです。ほんとに。ただこの全日本プロレスの今の自分自身の現状には納得してないんで、ここの、この勢いを保って、とにかく上に食い込む。2025年、原点回帰だ。俺のやりたいプロレスをやります。そして全日本プロレスで、必ず結果を残す。今日はほんとにありがとうございました。まだまだ芦野祥太郎、頑張ります。ありがとうございました」
第6試合
ジュンと優馬の対面でゴング。ロックアップでの力比べはジュンが押し勝ち、離れ際にDOOMポーズ。再び組み合い、優馬がバックを取りつつ自身の指をジュンの頭部に突きつけ強制DOOMポーズ。両者タッチ。
レイと亮生の対面。ロックアップでの力比べはレイが圧勝も、亮生がロープに飛んでショルダータックル。ぶつかっていった方の亮生がふっとばされてしまう。亮生がレイを走らせてからドロップキックを見舞い、場外に落として飛ぶフェイントから青柳兄弟の2人で斉藤兄弟のポーズを真似る挑発。その後は亮生がラ・ケブラーダで飛んでいき、優馬がエプロン上でポーズ。
青柳兄弟がダブルのドロップキックを見舞い、腕を組んでくるくる踊る。改めて場外戦へと持ち込むが、斉藤兄弟が逆転して観客席へとなだれ込む大暴れ。青柳兄弟はファンから斉藤兄弟の応援タオルをファンから奪って首を絞め、斉藤兄弟は青柳兄弟の応援タオルをファンから奪って首を絞めていく。
レイが亮生をリングに戻していたぶっていくが、優馬がカットに入ってレイにスリーパーホールド。ジュンも亮生をスリーパーホールドに捕らえて両軍ともに人質を取った形に。両者同時に解放して兄同士のエルボー合戦も、ジュンが打ち勝って場外に排除。レイがジュンにタッチ。
ジュンは亮生にボディスラムからエルボードロップ。髪をファサッとかき上げて黄色い歓声を受けつつレイにタッチ。
ジュンがボディスラムでロープ際にセットし、レイが全体重をかけての踏みつけ攻撃。さらにジュンも一緒に乗っかって300kgの重みが亮生の身体をペチャンコにしていく。
ジュンがタッチを受け、DOOMポーズからのブレーンバスター。さらに逆エビ固めからコーナーに振って串刺し攻撃を狙うが、亮生がミサイルキックで迎撃。タッチを阻止するジュンに延髄斬りで追撃して優馬にタッチ。
優馬はジュンにドロップキック、フライング・フォアアーム。レイにドロップキックを見舞って場外に落とし、ジュンに串刺しジャンピングエルボー連打からブレーンバスターを狙う。これを振り払ったジュンがビッグブーツでふっ飛ばし、レイにタッチ。
レイは優馬をコーナーに押し込んでマシンガン・チョップ。さらにダブルチョップで倒してからBBQボムを狙うが、優馬が着地してドロップキック。亮生にタッチ。
亮生はレイに串刺しバックエルボーからロンダートで翻弄してフランケンシュタイナー。さらに青柳兄弟がダブルドロップキックからトレイン攻撃へ。レイはショルダータックルで青柳兄弟をそれぞれふっ飛ばし、ジュンとともにダブルのヒップトス。レイは亮生の腕を取りながら起き上がり小法師式逆水平チョップを猛連打。亮生は延髄斬りからハンドスプリング式旋風脚を見舞って優馬にタッチ。
優馬がミサイルキックでレイをふっ飛ばすと、その先に待ち受けていたジュンがタッチを受ける。
兄同士のエルボー合戦を制したジュンが串刺しビッグブーツ連打から滞空時間の長いブレーンバスター。ジュンがチョークスラムを狙うが、優馬が振り払ってドロップキック。青柳兄弟がトレイン攻撃から2人でコーナーに上っていき、肩を組みながらのダブルミサイルキック。青柳兄弟でDOOMポーズを決める余裕まで見せる。
青柳兄弟がDOOM(ダブルインパクト)を狙うが、なぜか亮生がジュンを肩車する側に回ったため潰されてしまう。レイが優馬をデッドリードライブで放り捨て、斉藤兄弟が優馬にダブルショルダータックルから合体パイルドライバー。ジュンが優馬をコーナーに上げて雪崩式ブレーンバスターを狙う。優馬は回転してパワーボムを狙う形で組み付き、亮生がコーナートップからミサイルキックを見舞う変形ダブルインパクトの形に。
青柳兄弟が2人でレイをコーナーに振り、コンビネーションドロップキックからダブルのブレーンバスター。レイは即座に起き上がってダブルラリアット。4人全員が倒れ込み、クアドラプルダウン状態に。
兄同士、弟同士でのエルボー合戦が展開。突っ込んできたレイを2人でエプロンに放り出し、亮生がロープへのハンドスプリングでレイを場外に落としてからジュンにオーバーヘッドキック。優馬がジュンをラリアットで叩き伏せ、エルボースマッシュ連打からロープに振るが、ジュンがスピアーをぶっ刺す。
レイが優馬を肩車し、ジュンがコーナーに上ってDOOMを発射。優馬が着地してかわし、コーナーに重ねたところに亮生が串刺しレッグラリアート。亮生がレイをフィッシャーマンズ・スープレックス・ホールドで叩きつけ、復帰後初となるファイヤーバード・スプラッシュ。優馬がジュンをロックスター・バスターで叩きつけるも、レイがギリギリでカット。
ならばと優馬が北原光騎直伝のスピンキックからロープに飛ぶが、レイが喉輪で止めて張り手、ジュンがラリアット。カットに来た亮生にレイがアイスバインを叩き込み、ジュンが優馬にランニングニー。ジュンが優馬をサイコブレイクで叩きつけて3カウント。
ジャンボ鶴田&谷津嘉章が持つ世界タッグ王座最多連続防衛回数(7回)を更新し、8度目の防衛を果たした。
試合後には4人で握手を交わし、健闘を称え合う。青柳兄弟が退場していく中、入れ替わりに宮原健斗がエプロンに上がってくる。
宮原「おい斉藤ブラザーズ。その世界タッグのベルト、次巻くことが出来た人たちが第100代らしいじゃないかよ。俺はどうしてもその100代に名前を刻みたいんだよね。ただ、パートナーのデイビーボーイ・スミスJr.は今、チャンピオン・カーニバルに向けて母国でトレーニングしている。その100代という大きな仕事を成し遂げたいんだ俺は。わかるか?そう、100代を成し遂げるビジネスだ。……そう!ビジネスタッグだ!(※ふらふらの優馬が亮生にリングに放り込まれる)お疲れのところ申し訳ないが、お前に断る権利はない!そして!チャンピオン、お前らにも断る権利はない。そして全日本プロレス、会社にも断る権利はない!なぜだかわかるか?!スーパースターだからだ!そして貴方がたプロレスファンにも反対する権利はない!スーパースターだからな。どうだ!この令和の時代に、羨ましいだろう?このビジネスタッグのチャレンジを受けるのか!宮原健斗と青柳優馬のチャレンジを受けるのか……『どっち』だ?どっち?どっちどっち?♪(※『どっち?』のメロディーで)冗談はこのへんにしといて。宮原健斗と青柳優馬のビジネスタッグはな、お前らが思ってるよりもちょっと強いぞ?もういい、ここで決めよう。プロレスファンにお知らせだ。3月9日!後楽園ホール!前売り券、買っとけよ」
宮原&亮生が優馬に肩を貸しながら退場。
ジュン「宮原健斗、勝手にノコノコやって来てペラペラ喋りやがって。俺たちはまだマイクもしてないんだぜ?まあいい、世界タッグ、斉藤ブラザーズが防衛したぜ!」
レイ「FOOOOO!」
ジュン「タイトルマッチを、史上初の兄弟での対戦。最高に楽しかった」
レイ「これで俺たち斉藤ブラザーズが歴史上最多の、8回の防衛だ!全日本プロレスの新しい歴史を今日始められたことを嬉しく思うぜ。そしてだ。今日応援してくれたお客さんみんなに礼が言いたい!まあ今日最近の悪天候の影響で、雪の影響でこれなかったファンの人もいるだろう。だがな、その人達にしっかりとした応援の気持ちは受け取った!礼を言うぜ!」
ジュン「レイ、いいマイクだ。何を言いたいかよく分かってるな?……そうだな。俺は最高に気分がいいから、アレをやっちゃおうかな?『どっち?』をリング上で歌ってやるぜ!マイクを置いて、並んでやろう」
レイ「ちょっと待て。今日は、今試合が終わったばかりだし、お前も喉ガラガラだろう。今日はそういったことはやらない(※場内から「えぇ~っ?!」の大合唱)」
ジュン「おい、お客さんみんなが聞きたがってるぜ?『どっち?』、歌ってやるよ」
レイ「じゃあ俺も……『どっち?』やっちゃおうかな!……だが、ちょっと待て。そうは言ったが、曲の準備をしてない!急には出来ない!」
ジュン「アカペラでいいじゃないか」
歌う気満々のジュンに対し、レイがセコンドから袋を受け取り、中から取り出したどら焼きをジュンに渡しつつ自身はビールを手に取る。
レイ「前に約束しただろう。甘いものとビールで乾杯するって。今日はその時間だ。いいなお客さん!」
ジュン「俺も考えてたよ。声ガラガラだし、多分上手く歌えないから。いつものこれで乾杯するか(※場内から「えぇ~っ?!」の大合唱)ここからは俺の絶対の時間だ!誰にも邪魔はさせない!じゃあ世界タッグ防衛したから、乾杯!……う~ん、美味い!」
レイ「美味い!乾杯してやったぜ!じゃあちょっと時間も迫ってて長くて怒られそうだから。お客さん、俺たち斉藤ブラザーズ、次もしっかり防衛するから楽しみにしててくれ!」
ジュン「よし!じゃあ最後締めるから全員立てるやつは立ってくれ!おぉ、みんな立ったな。じゃあ俺が『全日本プロレス!』と言ったら、言いたいやつは『DOOM!』するから。いいか?じゃあ、行くぜ。今は中々寒いから、全員体調に気を付けてまた見に来いよ。全日本プロレス、DOOM!」
<試合後コメント>
青柳兄弟
亮生「あー!青柳兄弟の夢は、儚く散りました。しかし、3月9日でしたっけ?ビジネスタッグが、青柳亮生の思いも胸に、きっと100代の夢を叶えてくれることでしょう。そして!三冠戦、青柳さん、頼みますよ。八王子。俺が絶対勝って、繋ぐんで、とってください。以上です。あとはお願いします」
優馬「ちょっと待って」
亮生「え?」
優馬「俺が、次、八王子三冠頑張るから、次八王子で斉藤レイを頑張ってやっつけて」
亮生「約束ですよ。俺勝つんで」
優馬「ヘビー級は、俺が、兄ちゃんが責任持って盛り上げるから。君は、ジュニアを責任持って盛り上げてよ」
亮生「相手違うけどね。違うけど!青柳亮生、ジュニアヘビー級だからさ」
優馬「お互いが、いい頃合いになった時にもう1回。頑張ろうよ」
亮生「オッケーオッケー」
優馬「とりあえず3月3日はごめんな。ビジネスタッグで行くよ」
亮生「頼むよ」
優馬「そして、今度、あいつとタイトルをかけて闘うんだよ。斉藤ブラザーズの、元力士の方」
亮生「いや、どっちだよ!どっち、どっちどっち♪どっち、どっちどっち♪」
SAITO BROTHERS
ジュン「世界タッグ、防衛してやったぜ。史上初の、兄弟戦で、勝ったのは斉藤ブラザーズだ。最高の気分だ」
レイ「これで、歴史上最多となる8度の防衛だ!さっき、リング上でも言った通り、今日新しい歴史が始まった。いや、新しい歴史が始まる!俺たちがそれを最初にできたことを嬉しく思うぜ」
ジュン「まぁ、永遠に防衛するからな。試合が終わってすぐに、宮原健人が挑戦させろと言ってきた。しかもビジネスタッグでだ。まあビジネスタッグは、俺たちがこの世界タッグのベルトを、初めて奪い取った相手だったからな」
レイ「まあ強敵だな」
ジュン「相手にしては最高の相手なんじゃないか。ビジネスタッグだろうが誰だろうが関係ない。次も俺たちが、必ず、防衛してやる」
レイ「よし!」
ジュン&レイ「DOOM!」
ジュン「だが、リング上でどっち歌いたかったな。お前なんで止めたんだ」
レイ「あれちょっと(苦笑)」
ジュン「お客さんもみんな聞きたがってたぜ」
レイ「そういった準備してないから(苦笑)」
ジュン「俺も気変わっちゃったよ」
レイ「どっちは、まあ今度やればいい。こ、今度って次かどうかわかんないけど、いずれな」
ジュン「あぁじゃあ次勝ってやればいいんだな」
レイ「まあいずれな」
ジュン「次勝ってやればいいんだな?」
レイ「いずれな(苦笑)いやぁビール飲み足りねぇな」