新ルールになったハイスピード王座戦で星来芽依が貫禄のV3!「ハイスピードじゃない選手でもこのルールだったらいい試合できる」
13日、東京都・後楽園ホールにてスターダム『NEW YEAR STARS 2025 in KORAKUEN』が開催。星来芽依が鹿島沙希を下してハイスピード王座の3度目の防衛に成功した。
NEO女子プロレスから受け継がれる歴史深きベルトであるハイスピード王座。
現王者でもありハイスピード王座の象徴的な存在である星来芽依の提案などもあり、2025年からは新ルールで運用されることが決定。以前は通常のプロレスルール(+場外カウント10カウント)で試合が行われていたが、今回から【10分3本勝負】【10分終了時に同点引き分けの場合は王座防衛】という変更が為された。
今回星来に挑戦したのは鹿島沙希。鹿島は、以前に星来が同王座の絶対王者と化していた際にあっという間の丸め込みで王座を奪取したことがあり、星来にとってトラウマの相手。
新ルールにワクワクを隠せない星来に対し、鹿島は「これを考えた人はバカです!本来、1本取れば勝ちだったんですよ。最短で勝つとしたら2回も勝たなきゃいけない。そんなの、体力がもつわけない!」と悲鳴を上げていた。
試合が始まると、星来のドロップキックをかわした鹿島が起死回生を狙う。しかし、星来が流れ星で切り返して1本目をわずか35秒でスピード先取。
2本目は鹿島が「もー無理!」とスタミナ切れをアピールしつつも飛びつき式腕十字やハイキック、バズソーキックなど大技で畳み掛け、超激アツ(※ダブルアーム式の変形go 2 sleep)で3カウント奪取。
3本目は鹿島がミドルキック、星来がトラースキックと蹴り技の応酬に。鹿島がお返しのトラースキックから起死回生を決めるも、これを返した星来がカウンターのソバットから顔面をぶち抜くドロップキック。さらにさよなら✌(※読み:さよならぴーす。リストクラッチ式の変形ブルーサンダー・ボム)を決めて3カウントを奪った。
星来は「今日で鹿島沙希というトラウマ、芽依のなかでのトラウマを克服できた気がする」と防衛の喜びを噛み締めながら鹿島との再戦を熱望。
鹿島は「あのさ、チャンピオンから1本獲ったんだからチャンピオンにさしてよぉ……ダメ……?タイトルマッチは、ちょっとしばらくいいや……」といつもの無気力な様子で去っていく。
星来は「この新ルール、これからいろんな選手、ハイスピードじゃない選手でもこのルールだったらいい試合できるんじゃないかなと思ってるんで、これから期待しててください。よろしくお願いします!」と同王座の象徴として今後の展望を語った。