“ビッグダディ三女”林下詩美が赤いベルト戦を前に次期挑戦者のビー・プレストリーに敗北も「世界の林下詩美になってやる」と気炎!
7日、東京都・後楽園ホールにてスターダム『Road to YOKOHAMA DREAM CINDERELLA 2021 in Spring』が開催され、赤いベルトの王者・林下詩美がビー・プレストリーからフォール負けを喫した。
詩美はバラエティ番組などに数多く出演する“ビッグダディ” 林下清志さんの三女であり、2018年にスターダムでデビュー。その直後から破竹の快進撃を続けて数多くの王座を戴冠。そして昨年11月の仙台大会では、岩谷麻優を撃破してデビュー3年目にして最上位のシングル王座であるワールド・オブ・スターダム王座(赤いベルト)を戴冠し、今年1月5日には団体の顔として新日本プロレスの東京ドーム大会に出場し提供試合を行った。
そして今月3日の日本武道館大会では、団体の顔として赤いベルト戦を行い、自身のパートナーでもある上谷沙弥を撃破してV3を達成。そして詩美の前にビー・プレストリーが立ちはだかり、詩美への挑戦を表明した。
ビー・プレストリーは2019年に花月から赤いベルトを奪い、5度の防衛で長期政権を築いたこともある“トップ・ガイジン”。新日本プロレスのウィル・オスプレイとの交際が知られ、“UNITED EMPIRE”のメンバーとして新日本マットに登場していることから知名度が高まったビーだが、スターダムでは悪のユニット“大江戸隊”の中核選手として大暴れしている。
この日は両者の前哨戦として、林下詩美vsビー・プレストリーvs朱里の3WAYマッチが実施。
試合中は互いを強く意識し合う詩美とビーだったが、朱里もそれに埋もれること無く存在感を発揮。ときに詩美と共闘してビーへ連携攻撃を見舞いつつ、詩美の注意が自らから逸れた瞬間に詩美への攻撃に転ずるなど朱里もまた赤いベルトを意識したファイトを見せる。
終盤には朱里が詩美へハイキック、ジャンピングニー、STOとラッシュをかけるが、耐えきった詩美がラリアットで朱里をなぎ倒す。しかしその背後からビーが詩美をジャーマン・スープレックスで叩きつけ、間髪入れずにレッグロック・スープレックス、後頭部へのVトリガー、クイーンズ・ランディングと畳み掛け3カウントを奪取。ビーが赤の王者から直接勝利を収めた。
ビーは赤いベルトを掲げながら倒れ伏す詩美を見下ろし「詩美、私がこのベルトをもう一度巻く日も近いわ。モモ、モモ、モモショッパイ。でも、それを今日超えたわ。詩美がイチバンショッパイね!ベルトは返すわ、短い王者を楽しんで」と高笑いし、詩美の足元にベルトを放り投げる挑発。
これに対し詩美は「おいビー、私はしょっぱくない。そしてお前が強いこともよくわかってる。だからこそ今日私は勝たなくちゃいけなかった。でも、4月4日、横浜武道館ではこうはいかないからな。私がトップ外国人のお前に勝って、“世界の林下詩美”になってやるよ。そしたら、お前の唯一言える日本語の『ショッパイ』もそこで封印させてやるよ」と啖呵。両者はベルトを挟んで激しく睨み合った。