160万フォロワーのダンステロリストがプロレスデビュー戦で圧倒的勝利!共犯者へ感謝のダンスアピール!
28日、両国国技館にてDDTプロレス『Ultimate Party 2024』が開催。第3試合ではO-MENZの隈取(くまどり)デビュー戦が行われた。
O-MENZはYouTubeやTikTokなどで総フォロワー数160万人を超える“ダンステロリスト集団”。ハイスキルなダンスと、和風のお面のミステリアスかつキャッチーなキャラクターが持ち味の唯一無二のグループだ。
現在O-MENZのプロモーションディレクターには、かつてサンリオピューロランドで数多のコラボを仕掛け、V字回復の影の立役者として活躍した嶋野佑守氏が就任。就任以降は日本全国でゲリラライブを敢行し人気が急上昇している。
そんなO-MENZの隈取は、メンバーの中でも随一の筋骨隆々な肉体を生かしたエネルギッシュな動きと自由な表現力で多くの人々を魅了。プロレス挑戦が発表されると業界には激震が走った。
昨年12月9日の東京コミックコンベンションにてプロレスのリング上でダンスパフォーマンスを行ったこともある隈取だが、約1年の時を経て本格的なプロレスラーデビューへ。
先月のDDT後楽園ホール大会に乱入した隈取はダンスをアイデンティティとする平田一喜(ひらたかずき)の前でダンスを披露し、これに萎縮した平田が全面降伏しタッグを結成することに。対戦相手はDDTを運営するサイバーエージェントグループCyberFight取締役の彰人(あきと)と、数々の芸能人デビューの相手を務めてきた大石真翔(おおいしまこと)となった。
試合開始前にO-MENZメンバーの狐(きつね)、阿形(あぎょう)、般若(はんにゃ)、おかめがダンスパフォーマンスを披露し、隈取を呼び込みダンスからリングへ。
だがコーナーで入場アピールしている間に平田が彰人の奇襲を受けてやられてしまい、わずか数秒で試合が終了してしまう。
何もせずに試合が終わった隈取が「テメーなに負けてんだよ!おい彰人!おめー不意打ちはねーだろ!俺デビュー戦だぞ?まだなんもしてねーよ。再試合だろ!ガタガタ言ってんじゃねー配置付け!不満そうな顔してんじゃねーよ。黙って俺の背中だけ見てろ!」とブチ切れて再試合へ。
再試合が始まるも、彰人が平田をブレーンバスターで叩きつけ終わらせようとするが隈取が焦ってカットしなんとか試合が継続する。
リングに立った隈取はブレイキン式ヘッドシザースホイップからドロップキックで大石を場外に落とし、ウインドミルでアピールするとトペに見せかけてロープの反動をつけてリング中央に戻るエアリアルなアピールで会場を沸かす。
しかし彰人と大石のダブル攻撃で隈取はピンチになり、彰人がキャメルクラッチでお面に手をかけて正体が明かされる寸前に。彰人のニーアッパーを顔面に食らった隈取は、大石のミラクルエクスタシーから彰人のダブルアームスープレックスと怒涛の攻めを受けるも、スクリュー式ヘッドシザースホイップでなんとか逆転。さらに彰人をウラカン・ラナで場外に投げ捨て、ブエロ・デ・アギラ(=旋回式ノータッチトペ・コンヒーロ)を発射するデビュー戦とは思えない技を披露する。
会場が隈取コール一色になる中で、平田がシレッとリングで踊ろうとしたため隈取が「お前何やってんだ!」と激怒。
なぜか踊るとパワーアップする平田メガネの説明をした平田が隈取にメガネを渡すと、GOダンスを踊りながら一気呵成に攻め立てる。最後は隈取がエアーダブルエリオ(=変形カンクーントルネード)を投下してフォールし見事勝利。
O-MENZメンバーも全員でリングに上がり、GOダンスを平田とともに踊り勝利を祝福した。
試合を終えた隈取は「この試合ですべて置いてくるつもりでいたけど、このGOメガネにツラい時助けられたよ。やらせてもらえるんだったら今後もプロレスやりてーな。最後の技はブレイクダンスのダブルエリオって技。床でやるもんだけど空中でやってるんで、エアーダブルエリオだ」と語り、応援してくれた共犯者(ファン)たちへも感謝のアピール。
圧倒的な身体能力でデビュー戦から大先輩に勝利した隈取。O-MENZの物販列には200人以上の長蛇の列ができており、人気と実力を兼ね備えた脅威の新人がプロレス界にデビューした。
O-MENZは来年1月11日イオンタウンユーカリが丘、1月25日に代々木公園野外音楽堂、5月に渋谷公会堂などでライブが決定済み。今後の活動にも注目だ。