【試合詳細】12・26 666新木場大会 ラム会長&葛西純&ヤス・ウラノ&先輩vs佐野直&GENTARO&唯我&ガッツ石島&見た目が邦彦 【きかんしゃ級】木下亨平&ガイア・ホックスvs怨霊&児玉裕輔 夏すみれ&YANAGAWAvs日高郁人&井上彪流
『666vol.147~六六六組織旗揚二十一執念&終焉の日~』
日程:2024年12月26日(木)
開始:18:30
会場:東京都・新木場1stRING
観衆:666人(超満員札止め)
▼竹田光珠復帰戦 タッグマッチ 20分1本勝負
[太郎と光珠]山田太郎/●竹田光珠
12分10秒 アロンダイト→体固め
[シン・バイオハザーズ]○ダイナスティ/K666
▼Dialect Party対ピンクタイガーモンスター軍ネオ 6人タッグマッチ 20分1本勝負
[Dialect Party]宮本裕向/小仲=ペールワン/破羅死魔(DDT)
9分16秒 無効試合(全員死亡)
[ピンクタイガーモンスター軍ネオ]寧々∞D.a.i/バナナ会長/二代目マスクド・バディ
▼Los Inmortales対Rebel&Enemy タッグマッチ 30分1本勝負
[Los Inmortales]政岡純(フリー)/Ken
10分31秒 無効試合(全員死亡)
[Rebel&Enemy]山下りな(フリー)/尾崎妹加(フリー)
▼2024 TRUELOVE―すみれ白晝―最終章 タッグマッチ 30分1本勝負
[Los Inmortales]夏すみれ(フリー)/YANAGAWA
10分19秒 無効試合(全員死亡)
日高郁人(ショーンキャプチャー)/井上彪流(BASARA)
▼666認定きかんしゃ級選手権試合 時間無制限3本勝負
<1本目>
【王者組/Los Inmortales】○木下亨平(ダブ)/ガイア・ホックス(フリー)
4分28秒 ブロックバスター・ホールド
【挑戦者組】●怨霊/児玉裕輔(フリー)
<2本目>
【王者組/Los Inmortales】木下亨平(ダブ)/●ガイア・ホックス(フリー)
4分20秒 マッド・スプラッシュ→片エビ固め
【挑戦者組】怨霊/○児玉裕輔(フリー)
<3本目>
【王者組/Los Inmortales】●木下亨平(ダブ)/ガイア・ホックス(フリー)
2分36秒 鹿島式怨霊クラッチ
【挑戦者組】○怨霊/児玉裕輔(フリー)
※2-1で挑戦者組が勝利。3本目で勝利した怨霊がきかんしゃ級王座戴冠。
▼ラム会長軍対佐野レプリコンワクチン軍果てなき闘いシーズン2024
○ラム会長/葛西純(FREEDOMS)/ヤス・ウラノ(フリー)/先輩
12分47秒 レインメーカー→片エビ固め
●佐野直(フリー)/GENTARO(FREEDOMS)/唯我(バトスカフェ)/ガッツ石島(TTT)/見た目が邦彦(西口)
666選手が全員死亡も“約束”を果たして蘇生し2025年6月6日に2度目の後楽園ホール進出決定!怨霊がきかんしゃ級王座戴冠!光珠が1年2ヶ月ぶりに復帰!
第1試合
頸椎ヘルニアによって約1年2ヶ月の欠場を続けていた光珠が待望の復帰。春秋戦国時代描く漫画原作の某有名映画でスタントマンを務めていたK666も仕事を終えて久々に666に復帰し、久々のシン・バイオハザーズを結成した。
K666と山田の対面でゴング。テクニカルなリストロックの応酬から腰投げでのテイクダウンの奪い合いを経てクリーンブレイク。両者タッチ。
ダイナと光珠の対面。ロックアップでの力比べに圧勝した光珠がクリーンブレイクの後に変形バック・ダブルバイセップス。隙だらけの光珠にダイナがヘッドロックで組み付き、ショルダータックル。光珠はネックスプリングで跳ね起き、ロープに飛んだダイナをリープフロッグでかわしながらドロップキック。
光珠はコーナーに上っていくが、悪い癖が出てしまいコーナートップでマッスルポーズを取ってうっとり。隙だらけの光珠をダイナがデッドリードライブで投げ落とす。
シン・バイオハザーズが光珠をロープに振ってダブルの正拳突き。K666がスライディング・レッグラリアートからヒップトスで叩きつけ、ダイナにタッチ。
ダイナはボディスラムからコーナーに叩きつけ、ショルダースルー。さらに光珠の古傷である首をネックロックで絞め上げていくが、振り払った光珠がエルボー連打。光珠はコーナーに上っていくが、悪い癖が出てしまいコーナートップでマッスルポーズを取ってうっとり。隙だらけの光珠をダイナがデッドリードライブで投げ落とす。
代わるK666が光珠をロープに振ってドロップキック。さらにブレーンバスターを狙うが、光珠が逆にブレーンバスターで投げ返して山田にタッチ。
山田はK666にミサイルキックを放つも、かわされて自爆。入れ替わりにコーナーに上ったK666がライダーキック(本物)。さらに腰をカクカク振りながらセックスボンバーを宣言するも、ガードした山田がスパインバスター。ロープに飛ぶが、K666がカウンターのセックスボンバーをクリーンヒット。ダイナにタッチ。
ダイナはローリング・ソバットからフロント・ネックチャンスリー。さらにエルボードロップ、串刺しジャンピング・ニー、サッカーボールキック、フロッグ・スプラッシュ式ダイビング・エルボードロップと高い身体能力を活かした目まぐるしい連撃。
ダイナが山田をスリーパーホールドで捕らえる中、光珠はコーナーに上って「太郎さん!太郎さぁ~んッ!」と絶叫しながらマッスルポーズ。イラっとしたのかダイナが技を解いて光珠にデッドリードライブを狙うが、山田がバックを取ってジャーマン・スープレックス。光珠にタッチ。
光珠はダイナにヒップアタックからダイナの反撃をかわしながらの華麗なショルダースルー。ロープに飛ぶが、ひよこレフェリーが邪魔な位置にいたため衝突。リズムを狂わされながらも光珠はギロチンドロップを見舞い、山田とともにダイナにトレイン攻撃。
光珠が変形サイドバスターでコーナー下にセットし、山田がダイビング・ダブルニードロップ。続けて光珠がコーナーに上っていくが、悪い癖が出てしまいコーナートップでマッスルポーズを取ってうっとり。隙だらけの光珠をダイナがデッドリードライブで投げ落とす。
ダイナが光珠に延髄斬りを見舞い、シン・バイオハザーズの2人が同時にコーナーに上って山田へダブル・ライダーキック。ダイナのカミカゼからK666のダイビング・フットスタンプ、ダイナのムーンサルト・プレスからアロンダイトと大技が立て続けに決まって3カウント。
シン・バイオハザーズが久々の勝利を飾り、光珠の復帰を祝福した。
第2試合
ピンクタイガーモンスター軍ネオの入場中にDialect Partyが奇襲し、場外乱闘となる中でゴング。
闘いの場がリングに戻ると、小仲が2代目バディにマンハッタンドロップから生尻へキック。破羅死魔、裕向とともに2代目バディの顔面を踏みつけて観衆に写真を撮らせる。
代わる破羅死魔は2代目バディの股間へのギロチンドロップ。破羅死魔はコーナーでのブロンコ式串刺しダブルニーを連打し、さらに顔面を踏みつける。2代目バディは「ギバップ!ギバ~~ップ!!ギブアップ!ギィブゥアッ、プゥ!」と連呼するも、なぜかその声はレフェリーにだけ聞こえなかったため試合続行。
代わる裕向が2代目バディに急所蹴りから恥ずかし固め。表面積の小さい2代目バディのタイツの隙間から史典がコンニチハしてしまう。
Dialect Partyは「ボンタン狩りじゃ~い!」と意気揚々と宣言するも、むしろ脱ぎたい2代目バディとバナナ会長が進んでタイツを下ろし始める。Dialect Partyは綺麗所の寧々にターゲットを定めてボンタン狩りを狙う。
とりあえずカットした2代目バディ&バナナ会長が裕向にダブルショルダータックルを見舞って倒し、テイオーに向けてプリケツ式MEN'S CLUBポーズ。
寧々が裕向にダイビング・クロスボディ、サンセット・フリップ、エプロンからリング内へのプランチャ、ソバットと見舞ってロープに飛ぶが、裕向が強烈なカウンターのラリアットからムーンサルト式ダブルニードロップ。小仲にタッチ。
小仲は寧々に串刺しバックエルボーから座禅式フェイスクラッシャー。さらに座禅式アサイDDTを狙うが、寧々が必死に耐える。ならばと小仲はサムソンクラッチからの股間へのニードロップを見舞い、ロープに飛ぶ。寧々がフライング・ニールキックで迎撃し、両者タッチへ。
バナナ会長と破羅死魔の対面。バナナ会長がスピードで翻弄してフェイスクラッシャーで叩きつけ、「シックスナイン行くぞ~!」と619を発射するが、破羅死魔が余裕の回避。からミドルキック連打。さらにコーナーでの串刺しビッグブーツから雪崩式ブレーンバスター。クラッチを解かずにロコモーション式でファルコンアローを見舞う。
2代目バディが救援に駆けつけ、小仲を相手取ってロープワークの応酬。小仲を転ばせた2代目バディだったが、ロープに頭を打った小仲が死亡。
裕向にラストライドで叩きつけられた2代目バディが死亡。
寧々のミサイルキックを食らった裕向が死亡。
破羅死魔の蒼魔刀を食らった寧々が死亡。
バナナ会長が破羅死魔に飛びつき式腕十字からの三角絞めを見舞うも、破羅死魔にパワーボムで返されて死亡。
破羅死魔も三角絞めのダメージから力尽きて死亡。
誰も起き上がってこないことを不思議に思ったレフェリーが息を確認したところ、全員死亡していたことが判明。試合はノーコンテストになった。
第3試合
山下と政岡の対面でゴング。ロックアップでの力比べは山下が圧勝も、2人は巧みなグラウンドレスリングを展開して観衆を沸かせる。政岡が山下の髪を掴むと、山下も髪を掴んで応戦。にらみ合いの末に両者別れてタッチへ。
妹加とKenの対面。妹加がロープに飛ぼうとすると場外から政岡がなにかを仕掛ける素振りを見せ、妹加は機動力を封じられる。不利な状況下で妹加はKenとのショルダータックル合戦を仕掛けていき、なんとかふっ飛ばすことに成功。ロープに飛ぶと政岡が場外から足払いを狙うが、これを読んでいた妹加がスライディング・キックを見舞って撃退。
妹加&山下がKenをダブルショルダータックルでなぎ倒し、全員入り乱れての場外戦へ。
凶器・反則攻撃を厭わないロスインモの面々が場外戦を優位に終え、リング上で政岡が妹加にサミングからコーナーで顔を踏みつけ、観衆に写真を撮らせるという公開DV。同じく妹加の顔面を踏みつけていたKenへ山下がカンチョー攻撃を見舞ってカット。
政岡は妹加の頭をぺちぺち叩いてさらにDVを加えていくが、妹加が振り払ってエルボー連打からショルダータックル。山下にタッチ。
山下は政岡にランニング・エルボー。さらに政岡&Kenへ二子玉川を狙うが、2人は必死にガードしてロープに振る。山下がダブルラリアットでなぎ倒し、政岡へロープへの串刺しランニングニー。山下が髪を掴みながら「どォ~した政岡ァ~!」と凄むと、政岡も恐怖の表情を浮かべる。
山下がエルボー連打からロープに飛ぶも、政岡がフロントハイキックで迎撃し、低空ドロップキックでヒザを撃ち抜く。さらに山下の髪を掴みながら「山下、俺のこと好きか?」とDVボイスからトラースキックを発射も、山下がキャッチして振り払いエルボー連打。政岡はフロントハイキック、トラースキックからロープに飛ぶが、素早くバックを取った山下が投げっぱなしジャーマン。両者タッチ。
妹加とKenが真っ向からぶつかり合ってエルボー合戦。Kenのラリアットをかわした妹加が延髄ラリアットを叩き込み、アルゼンチン・バックブリーカー。さらに山下とのサンドイッチ式ラリアット。続けて山下がコーナー下にバックドロップで叩きつけ、妹加がセカンドからのダイビング・セントーン。カバーに入るが、政岡がKenごと妹加にスワンダイブ式ダイビング・フットスタンプ。
政岡は山下を場外に放りだし、Kenとともに妹加にダブルブレーンバスター。Kenのカポエラ式低空ドロップキック+政岡のトラースキックのサンドイッチ攻撃、Kenのウインドミル式ギロチンドロップが立て続けに決まる。
Kenがブレーンバスターを狙うが、妹加がぶっこ抜いてブレーンバスター。Kenが死亡。
妹加がラリアットを狙うが、政岡がMJボードで脳天に一撃。妹加が死亡。
カットに来た山下の脳天にもMJボードが振り下ろされるが、山下が倒れ際に政岡の急所を蹴り上げる。山下、政岡が死亡。
誰も起き上がってこないことを不思議に思ったレフェリーが息を確認したところ、全員死亡していたことが判明。試合はノーコンテストになった。
第4試合
石川勇希の引退で行場を失った夏の恋心。そんな夏の前に現れた18歳のピュアボーイ・彪流。夏の元彼っぽいショーン(日高)、夏に思いを寄せる山田といった男たちの愛欲も渦巻く『すみれ白書』は2024年の666の裏メインといっても過言でない盛り上がりを見せてきた。
夏がセクシーに身体をくねらせて「こないだの続き、しよっ♡」と誘うと、前回の666でオトナの女の魅力に気付いた彪流は鼻息荒く迫っていく。日高とYANAGAWAがそれぞれ引き剥がすと、2人は「彪流ーッ!」「おねーさぁ~ん!」と悲痛な声を上げる。
YANAGAWAが日高を奇襲してゴング。チョップ合戦を経てYANAGAWAがショットガン・ドロップキック。さらに日高にバックエルボーを見舞って場外にふっ飛ばすが、日高はアイル・ビー・バックで帰還してフライング・ニールキック。
YANAGAWAが夏にタッチすると、彪流は「日高さん!僕がッ!僕がイくっ!おねーさんと遊びたい!」と性欲むき出しの表情でタッチを懇願。夏が「おねーさんと遊ぼ♡」と誘うが、日高は拒否して夏にリストロック。
日高が手首を捻り上げていくと、夏は「あん♡あっ……♡あン♡はぁん♡」と切ない声を上げる。これに興奮した彪流が飛び込んできて「僕がイくっ!僕がイくっ!僕がイくっ!僕がイきます!僕が!僕が!」と強く主張するが、日高は彪流を引っ叩いた上で場外に放り出す。
夏&YANAGAWAが日高をロープに振ってダブルのバックエルボー。さらにYANAGAWAのギロチンドロップ、夏のスライディング・キックと続き、夏が日高を羽交い締めに。そこへYANAGAWAがドロップキックを放とうとし、日高が回避したことであわや誤爆。しかし、日高が夏を踏み台にYANAGAWAをスイングDDTで突き刺して彪流にタッチ。
彪流はYANAGAWAにドロップキックを見舞ってYANAGAWAを排除。日高が「男見せろ!」と活を入れると、彪流は自身の股間を凝視。日高が「違う違う!」とツッコミを入れる中、彪流は意を決して夏にランニング・エルボー。さらに空中タケルチョップを放つが、夏が回避し、急所蹴りからコーナーに叩きつける。
夏が股間の女子力を高めてから顔騎式ブロンコバスターを狙うが、日高が横っ腹へのタックルでカット。YANAGAWAが延髄斬りからのショットガン・ドロップキックで日高をコーナーに叩きつけ、彪流にもジャンピング・ニーを見舞ってコーナーに重ねる。
夏はエア騎乗位で女子力を高めて顔騎式ブロンコバスターを発射。彪流が回避したため日高のみが餌食となるが、夏が腰を振っていると日高がピクリとも動かなくなる。レフェリーがチェックすると頚椎骨折により死亡していたことが判明。
夏は「死んでる……!ショーン!ショーン……ッ!」と嘆き悲しみ、YANAGAWAにバラムチを振り下ろして「オメーも邪魔なんだよ!」とムチで首を絞め上げる。YANAGAWAが窒息して死亡。
夏は邪魔者であるレフェリーも場外に放り出し、はにかみながら「やっと2人きりになれたね♡彪流、おまたせっ♡」と彪流に迫る。しかし、最後の最後で正気を取り戻した彪流は「ヤダァーーーッッ!!」と絶叫しながら夏を突き飛ばして拒否。
ブチ切れた夏は「お前もか?お前もかよ!お前もかよッ!!男なんて全員!」と半狂乱になりながら彪流にマウントエルボーを連打。
そこへ山田が飛び込んできて夏に「俺じゃダメか?」と囁きながら背後から抱きしめる。2人の時が止まり『TRUE LOVE』が流れ始める中で照明がムーディなものに。
山田の手を取りながらゆっくり起き上がった夏だったが、ガチビンタを叩き込んで山田を拒絶。
すると、山田が懐からドスを取り出して「恥かかせやがって!」と夏の腹に突き刺して殺害。さらに「お前が悪いんだ!お前が!お前が!お前が!」と彪流も滅多刺しに。夏と彪流が死亡。
選手が全員死んでしまったため、この試合もノーコンテストとなった。
第5試合
きかんしゃ級王座は、中核となるベルト+延長パーツで構成されるベルト。ベルトが巻ける範囲ならば何人で防衛戦をしても良く、過去にはシングル、タッグ、6人タッグなど多様な形式で防衛戦が行われてきた。今回の場合は王者は木下1人であるため、勝利した選手にベルトが渡ることとなる。
試合前に木下がマイクを取り、「おいお前ら、666最後の日?らしいから、最後にふさわしく、俺らチャンピオンチームがお前ら2人を、じっくり、ゆっくりぃ、ネチネチとダメージを与えたいから、このタイトルマッチ、3本勝負でやるのはどうやオイ?チャンピオンがええって言ってるから今から3本勝負でやるぞ」と宣言。おそらく666初の3本勝負での王座戦が行われることに。
1本目はガイアと児玉の対面でゴング。
ガイアがフロントハイキックからロープに飛ぶが、児玉がショルダータックル。ガイアがネックスプリングで跳ね起きると、児玉はロープに飛んでティヘラ。ガイアは側転で着地し、児玉にひねりを加えたティヘラを見舞ってお返しし、ドロップキックで追撃。両者タッチ。
木下と怨霊の対面。ロックアップで組み合った瞬間に怨霊からエクトプラズムが噴き出し、木下がむせる。怨霊がショルダータックルからカバーも、ブリッジで抜けた木下がロープに飛んでドロップキック。場外戦となり、ロスインモの王者組が徹底的なラフファイトで挑戦者組を痛めつける。
リングに放り込まれた怨霊はエルボー連打で抵抗するも、ガイアが顔面にグーパンチ。怨霊も必死の抵抗を見せるが、ロープに飛んだところでガイアがエプロンからミドルキック。よろけたところをキャッチした木下がブロックバスター・ホールドで叩きつけて3カウント。
木下は、3カウントを叩いたレフェリーへ「ネチネチやりたいっつってんだろ!早いよ!」と文句をつける余裕まで見せる。
3本勝負は通常であれば試合ごとにインターバルが挟まるが、怒られたレフェリーは心の余裕をなくしたかすぐさま2本目開始のゴングを要求。
ガイアが怨霊の顔面を踏みつけ、コーナーに振って串刺し攻撃を狙う。怨霊はカウンターのくるくるエルボーを叩き込み、児玉にタッチ。
児玉はガイアにマンハッタンドロップからスイングネックブリーカー。カットに来た木下がロープに振るも、児玉はハンドスプリングエルボーで撃退。
児玉はガイアに得意のセントーン・アトミコを放つが、ガイアが回避してセントーン・アトミコを見舞う意趣返し。さらにフックキックからリバース・スリングブレイド、ゼロ戦キック。ロープに飛ぶ児玉をスーパーマンパンチで迎撃し、追撃してくる児玉を619で迎撃する離れ業も見せる。
ガイアが旋風脚を発射も、児玉が回避して延髄斬り。コーナーに上がっていくが、ガイアが地対空ジャンピング・ニーを見舞い、雪崩式の攻撃を狙う。そこへ怨霊がエクトプラズムをガイアの顔面に噴射。リング内に転落したガイアに児玉がマッド・スプラッシュを見舞って3カウント。勝負を1-1のイーブンに戻す。
すぐに3本目がスタート。
木下と怨霊が激しいエルボー合戦を展開し、打ち勝った怨霊が怨霊バックブリーカー。
怨霊はコーナーに詰めていくが、木下が追撃をビッグブーツで阻止して回転エビ固めのフェイントからDDT。さらに旋回式ブロックバスター・ホールド。完璧に決まるも、怨霊がマッドハンドでカウントを叩くレフェリーの手をガッチリ掴む。
ならばと木下はブリッジが美しいジャーマン・スープレックス・ホールドで叩きつけるが、児玉が足払いで木下のブリッジを崩すことでカット。
木下&ガイアが2人がかりで児玉を排除する中、怨霊は木下に低空ドロップキックから怨霊クラッチ。これを2で返した木下がゼロ距離ジャンピング・ニーから再びジャーマンを狙うが、バックを取り返した怨霊が鹿島式怨霊クラッチ(※鹿島沙希の起死回生と同型。怨霊命名)で3カウントを奪った。
きかんしゃ級王座は怨霊に移動したが、これに納得行かない木下&ガイアが襲撃。怨霊&児玉は死亡。
木下&ガイアがコーナーに上って勝ち名乗りを上げていると、怨霊がムクリと起き上がってロープを揺らす。リングに転落して頭を打った木下&ガイアが死亡。
怨霊は元から死んでいたため死亡しても大丈夫であったことを思い出し、「テヘペロ☆」してから元気に去っていった。
第6試合
ラム会長軍と佐野軍の試合は普段は写真撮影や内容を外部に発信することが禁止されるが、最近はまあまあの頻度で解禁されている。
この日も諸々が解禁された中で試合開始も、普段とは一味違った様子。リングイン後の佐野のマイクもなく、佐野軍の奇襲から普通に普通の試合が始まる。
ラム会長と唯我が手4つでの力比べを展開し、唯我がヘッドロックからショルダータックル。追撃を狙ったところをラム会長がバックエルボーで迎撃し、ロープに打ち付けてからロープの反動で倒し顔面を蹴りつけたり、「もういっちょ行きまーす!」とヘアホイップを連発するという往年の女子プロムーブ。
葛西と見た目がの対面。ロックアップからリストの取り合いとなり、葛西がヘッドロックからショルダータックル。ロープに飛ぶが、見た目ががドロップキックで迎撃。見た目ががショルダータックルでぶつかっていくが、葛西は倒れずドロップキックを見舞ってお返し。ヤスにタッチ。
ヤスは学生プロレス時代の先輩である見た目がに容赦なくビンタを見舞い、マンハッタンドロップからBTボム。これを佐野軍がカットすると、ラム会長軍もなだれ込んできて見た目がにトレイン攻撃。殿を務めたヤスの攻撃だけかわされ、佐野軍のトレイン攻撃から5人同時のドロップキック。見た目ががヤスにブレーンバスターを見舞って一矢報いる。
先輩とGENTAROの対面。先輩がヤバいクスリを注射しようとすると、GENTAROが奪い取って自分の腕に注射。GENTAROは謎の怪獣になってしまい大暴れ。怪獣に噛み砕かれた先輩が死亡。怪獣もヤバいクスリの副作用で死亡。
ヤスと唯我の対面となり、唯我がサッカーボールキックを連打し、ボディスラムからダイビング・ボディプレス。ガッツにタッチ。
ガッツはヤスをロープに振ってバックエルボー。エルボー連打で反撃するヤスを鬼神ナックルで黙らせようとするが、ヤスも延髄斬りでやり返す。ロープに飛ぶが、ガッツがカウンターのパワースラム。さらにラリアットを狙うが、かわしたヤスが延髄斬り。葛西にタッチ。
葛西とガッツの対面。真っ向からのラリアット合戦が展開されていき、熾烈な鍔迫り合いの後に葛西が打ち倒す。しかし、2発目を狙ったところでガッツのフライング・ニールキックがカウンターでヒット。両者タッチ。
ラム会長と佐野の対面。佐野はナックル連打からロープに飛ぶが、ラム会長がカニバサミでロープに倒して619。さらにレインメーカーを狙うが、佐野がレフェリーに体当たりして昏倒させ、リング上を無法地帯に。
ガッツがヤスへ、見た目がが葛西に急所蹴りを見舞って排除し、佐野軍が総出でラム会長を袋叩きに。
佐野がゴング用の木槌を持ち込んでラム会長の頭を殴打し、グロッキー状態のラム会長を羽交い締めに。そこへガッツがラリアットを放つが、ラム会長が回避したため佐野に誤爆。
葛西がガッツにバックドロップ。ヤスが見た目がにツームストーン・パイルドライバー、ラム会長が唯我にチョークスラムを見舞う大技の三重奏が織り成され、最後はラム会長が佐野をレインメーカーで沈めた。
ラム会長「おい佐野!こんなにちゃんと試合したのは初めてかも知れないな!みんなどうだった?楽しかったか?」
佐野「ラム会長、年に1度くらい、最終戦くらいはちゃんとしたプロレスをやろうっていうお互いの気持をぶつけ合った、素晴らしいメインイベントでしたね。しかし……今日は多数の死亡者が出て……来年からどうするんですか?」
ラム会長「ホントだよね……。この人たちと第1試合に出た人たちしか、もう残ってないから、ワンマッチ興行とか?そうなってきちゃうよね」
佐野「そのほうが経費もかかんないし」
ラム会長「規模縮小してやっていくしか無いかも知れないんですけど、来年も666をよろしくお願いします!最後はみんなで手を挙げましょう!666、最高~♪」
ラム会長が大会を締めようとすると、第1試合に出ていたメンバーたちが慌ててリングに逃げ込んできて「助けて!ゴジラが暴れてます!」と悲鳴。
ここで突如写真撮影禁止・内容を外部に漏らすことを禁ずるアナウンスが行われる。
(※以降の試合内容は主催者側の要望により、最低限の文章・写真のみの掲載となります。ご覧になりたい方はぜひ会場までお越しください)
闘魂を燃やす怪獣が放射熱線を噴射。唯一回避したラム会長以外全員死亡。
ラム会長がスペシウム光線で対抗するも、怪獣には叶わず死亡。怪獣がマイクで締めるもヤバいクスリの副作用で再び死亡。これにより666に参戦してきた全選手が死亡した。
エンディング
全員死んでしまったということで、666の解散セレモニーが執り行われることに。
引退式のように666の団体の歴史が読み上げられていき、「全員死亡のため21年の歴史に幕を下ろし、解散となります。ありがとう、666。さよなら、666!」と解散宣言。
しかし、突如会場スクリーンに暗黒シャーマン・モリノスが登場。
モリノス「待ちなさ~い!死んでいる場合ではない!さっさと起き上がりなさい!早く!あなた方、何を死んでいるんですか!死んでいる場合ではないと今言ったでしょう?忘れたんですか?来年は怨霊選手生活30執念!そして、ラム会長選手生活20執念!大切な年です。そこで私は考えました。2025年6月6日、ワタクシの独断と偏見で怨霊デビュー30執念記念&ラム会長デビュー20執念記念大会を、なんと後楽園ホールで開催しますッ!」
ここで、ラム会長が2023年8月2日の後楽園ホール大会エンディングで「次666がここ聖地・後楽園ホールで試合をいつ出来るか分かりません。6年後かもしれない、666年後かもしれない。それでもね、1つ約束してください。お前らそのときまでぜってーくたばんなよ!クソジジイになってもクソババアになっても絶対くたばんじゃねーぞ!わかったか?!生きてたらまた会えるからさ、またここで聖地で会いましょう」と涙ながらに叫んだ映像が流れ、「くたばるなって約束しただろ?だから、生きろ!」のテロップが流れる。
そしてモリノスが「それではこれより、あなた方を生き返らせます。よろしいですね?」と暗黒祈祷。これによって選手たちが生き返ったため、2025年開幕戦として1月27日に新木場1stRINGで『666 vol.148』が行われることも電撃決定。
生き返ったラム会長がマイクを取る。
ラム会長「みんな~?生き返ったカナ?じゃあリングに上がりますか。ということで、666解散しませんッ!なんと!6月6日に2度目の後楽園ホール大会が決定しました!しかも、怨霊選手生活30執念と、私ラム会長20執念記念大会です!友達全員誘ってきてください!多分、この人たちも出る人は出ると思います!そして、もう1つニュースがあります!ひより、出てきてください!」
ラム会長に呼び込まれて練習生・ひよりが登場。
ラム会長「彼女は666の練習生のひよりちゃんです!今頑張って666のみんなと練習しています。なんと!その6月6日にデビューを予定しています!ひよりちゃんから軽い自己紹介と意気込みをお願いします」
“彼女”と紹介され、現在の戸籍法上は女性と定義される人間の平均値に近い外見のひよりが男性と思しき声で語り始めると場内から少々のどよめきが起きる。
ひより「え~……今急に呼ばれて正直ビックリで、そもそもこの見た目でこの声が出てることにビックリしてると思うんですけど、666の後楽園大会でデビューを目指していますので、応援よろしくお願いします!」
ラム会長「666にも爽やかな風が吹きました!ホントにもう、2回目の後楽園ホールが埋まらないとかイヤなので、親戚殺してもいいので休み取って絶対見てください!では最後に!666……不謹慎?えっと……なんだっけ、666で不謹慎?不謹慎で666……?(※周囲から耳打ちを受ける)プロレスで不謹慎!666!で終わりたいと思います。では皆さん立ちますか、せっかくだから!ホントに来てください、6月6日。プロレスで不謹慎!666ぅ~!ありがとうございました!頑張ります!」