【会見全文】『PANCRASE 349』に出場の中田大貴、石田陸也、植松洋貴、髙島俊哉、浜本“キャット”雄大、眞藤源太が記者会見に登場。戦前の意気込みを語る

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 10月25日、『PANCRASE 348』の会見に続き、『PANCRASE 349』出場選手の会見に。以下の3試合に臨む6選手が出席した。

▼フェザー級ワンマッチ 5分3R
中田大貴(和術慧舟會HEARTS/武蔵村山さいとうクリニック)
VS
石田陸也(DOBUITA)

▼ストロー級ワンマッチ 5分3R
植松洋貴(NEVER QUIT)
VS
髙島俊哉(リバーサルジム新宿Me,We)

▼フライ級ワンマッチ 5分3R
浜本“キャット”雄大(クロスポイント大泉&TEAM CAT)
VS
眞藤源太(KINGCRAFT)

質疑応答は以下。

――ご登壇いただきました6選手に、一言ずつ意気込みをうかがっていきたいと思います。まずは中田大貴選手からお願いいたします。
中田「和術慧舟會HEARTSならびに武蔵村山さいとうクリニック所属の中田大貴です。パチパチの試合をして必ず勝ちます。ぜひ応援してください。よろしくお願いします」

――ありがとうございます。続きまして、石田陸也選手、お願いいたします。
石田「はい、DOBUITAの石田です。中田選手、最高の選手だと思うんで、めっちゃ盛り上がる試合します。応援よろしくお願いします」

――ありがとうございます。続きまして、植松選手お願いします。
植松「こんにちは。NEVER QUIT所属の植松です。今回の試合、絶対に落とすことはできないんで、死ぬ気で闘おうと思ってます。よろしくお願いします」

――ありがとうございます。続きまして、髙島選手お願いいたします。
髙島「リバーサルジム新宿Me,Weの髙島です。 僕にとっても大事な一戦なので、スピーディーな試合を見せつつ圧倒したいと思います。よろしくお願いします」

――ありがとうございます。続いて浜本選手、お願いします。
浜本「はい。浜本です。相手の眞藤選手にはぜひベストな状態で上がっていただいて、お互い素晴らしい試合をして僕が勝ちたいと思います」

――ありがとうございます。最後にシンカワ選手お願いいたします。
眞藤「眞藤源太です。速攻倒しに行ってめっちゃ盛り上げます。お願いします」

――パンクラス349出場6選手の意気込みをうかがいました。以降、質疑応答とさせていただきます。


【中田大貴 VS 石田陸也】
――相手選手の印象をお願いします。
中田「身長が高くて、組み合わせとかできる選手だなと思ってます。
石田「はい。気持ちがすごく強い選手だなと思ってます」

――中田選手、今日のお衣装とても素敵なんですが、それを選ばれた理由はなんでしょうか。
中田「結婚したんですけど、義理のお父さんにいただいた衣装です」

――プライベートで大きな変化があったんですね。ムスリムの方、いわゆるイスラム教徒の方と結婚されたっていうことですよね。
中田「そうです」

――何か生活の変化とかってありますか。
中田「お祈りをしています。コーランを読んでお祈りしているのと、 あとまだこれからなんですけど、ラマダンの時期は昼間、朝かから夕方までご飯とか水を口にすることができないので、そういった状況でどうやって練習していけばいいのかなってのは今後考えます。今年のラマダンはもう終わっちゃってるんで、来年からちょっとそこはどうしようかなって考えつつ、でもやり切りたいと思ってます」

――人生の大きな節目があった最初の試合になるわけですけれども、その点で意気込みは違いますか。
中田「やっぱり守る人ができたんで、その人のためにも絶対勝ちたいなと思ってます」

――今2連敗中で、悩まれたりもしているかと思うんですけれども、どのような気持ちでここまで過ごして来られたでしょうか。
中田「2連敗して、本当にもう辞めようかなと思ったんですけど、ここで辞めたら何も残らないし、本当に気持ちを一新してやろうかなと思ってますね。で、イスラム教徒に改宗もしたので、しっかり神様に恥じないような試合をしようと思ってます」

――石田選手、石田選手も前回残念ながら負けてしまっていて、今回はどのように勝とうと思ってますか。
石田「そうですね。前回の不甲斐ない試合を払拭するぐらい派手な勝ち方ができたらいいなって思ってるんですけど、そんな楽な相手じゃないと思うんで、自分の出せる全力を出して競り合った上で自分が勝てたらなと思ってます」

――前回は敗戦ではありましたけれども、DOBUITAは今チームとしてすごく良い流れになっています。そこから刺激を受けたりとかする部分というのはありますか。
石田「そうですね。今、若い子たちも、あと身近にボス(長岡弘樹)やヤン坊(雑賀ヤン坊達也)みたいな、すごく強くて結果を残している選手がいて、自分も刺激をもらえてますし、他のメンバー、ジムの仲間と同じぐらい自分も活躍したいなってのはもう常にあって、それにはうってつけの機会かなと思ってます」

――多分お互いに気持ちを見せ合うような試合になるかなと想像しますが、その部分に関してはいかがでしょうか。
石田「そうですね。しんどい試合になるとは自分も思ってますし、今ボスがそれ用の練習、自分の追い込みとかやってくれてて。そうですね、自分も全部出せるように頑張ろうかなと思ってます」

――中田選手、改めてこれから先、向かうべきなのは、どういう風なところとでしょうか。
中田「もう、1つずつやれることをやっていこうかなっていうことなんですけど、1つ1つの試合に命をかけて、それで結果がついてくればいいかなと思ってます」

――パンクラスの流れとしては、次、平田直樹選手とキム・サンウォン選手のチャンピオンシップが決まっています。その辺はどのように意識されていますか。
中田「今回勝って、次のチャンピオンシップに負けた相手とやりたいです。お願いします」

――では、今回どんな勝ち方をしたいと思ってますか。
中田「殴り続けて気をします」

――ありがとうございます。では石田選手。石田選手は今後、どういう展望で上がっていきたいなと思っていますか。
石田「そうですね。今は、自分と目の前の試合のことにすごく集中してるんで、まずは中田選手との試合でしっかり勝つことしか考えてないですね。今後は来るオファーはもう全部受けて、どんどん試合できたらと思います。自分も若くないんで、チャンスがあったらどんどん、どんどんつかんでいけるように頑張ってやっていきたいなって思ってます」

――中田選手はからKOという言葉が出ました。石田選手はいかがでしょうか。
石田「あんまえい投げられたくないんで、一本を狙います」


【植松洋貴 VS 髙島俊哉】
――相手選手の印象をお願いします。
植松「髙島選手は組みがめちゃくちゃ強くて、あとコントロールもめっちゃ巧いんで、おそらくすごい息の上がる試合になると思ってます」
髙島「植松選手は身長が高くて打撃の印象なんですが、スタンドレスリングもできるので、しっかりMMAの基礎がある選手だと思います。MMAとして 噛み合った試合ができるんじゃないかなと思います」

――植松選手、まず今回、どんな準備を今されていらっしゃいますか。
植松「そうですね、直近の髙島選手の試合とか見てても、やっぱり本当、後半なんかお互いすごく、なんかもうガス欠状態な試合展開になってるんで、そこに向けて自分も当然スタミナ強化はここずっと前から練習してるんで。はい。でも絶対に楽な試合にはなんないだろうなっていうのはもうもちろん頭に入れています。で、もう力を使うところはもう全力を出し切って倒したいと思ってます」

――NEVER QUITのチームの皆さんからはどんなアドバイスを受けていますか。
植松「そうですね。先輩の菊入(正行)選手とか、あと櫻井(裕康)選手とかにも練習とか付き合ってもらったりして。菊入選手からはちょっとある必殺技を教えてもらったりしてるんですけど、それは試合当日、出せたらいいなと思ってます。代表ももちろん、あと普通の一般会員さんとかにもすごい協力してもらって準備してるんで、絶対勝ちたいと思ってます」

――ありがとうございます。では、髙島選手にもうかがいます。髙島選手の試合はいつも動きが激しいですが、今回もやっぱり動き回るような試合になりそうですか。
髙島「そうですね、それしかできないので、組んでいきたいと思います」

――ただ、植松選手もその辺りは対策をしてくるでしょうし、ことによると打撃でまた違った局面もあるかもしれません。その辺どう考えてますか。
髙島「そうですね、どちらもMMAがちゃんとできると思うんですけど、 植松選手は打撃メインで闘うことも組みメインで闘うこともあるので、それも押し付け合いになるんじゃないかなとは思っています」

――今、髙島選手はランキング3位ですが、パンクラスでの試合間隔は比較的空いています。今回の試合は髙島選手にとってどういった位置付けでしょうか。
髙島「背水の陣ですね。負けられない一戦です」

――では、髙島選手と植松選手におうかがいします。では、髙島選手から。長いキャリアの中で、今おそらくベルトが見える位置に来ているのではないかと思います。ご自分ではいかがでしょうか。
髙島「そうですね、タイトルマッチが近いんじゃないかなと思います」

――キャリアの長い髙島選手ですが、パンクラスの試合がほぼ全てです。この、パンクラスにこだわり続けたこと、パンクラスに対する思いというのはいかがでしょうか。
髙島「パンクラスでプロデビューして、パンクラスにしか出ていないので、 他の選手よりも人一倍、パンクラスのベルトを獲りたいという気持ちは強いんじゃないかなと思います。今それが近いので負けられないです」

――今回、どんな勝ち方をしたいと思っていますか。
髙島「はい。植松選手もおっしゃっていたように、バテバテになる感じになると思うんですけど、 あの展開は疲れるので、しっかり早いラウンドで一本取りたいと思います」

――ありがとうございます。さあ、植松選手もこの試合が、チャンピオンシップに向けて大事な試合になると思います。そのあたりの気持ちを改めてお聞かせください。
植松「そうですね、今回勝てば、おそらくタイトルマッチへ繋げてもらえると思ってるんで、絶対に今回の試合負けない、勝つっていうのは当然ですね。あと うちの所属選手のISAOさんや菊入さんに続いて、NEVER QUITがパンクラス3本目のベルトを獲れるように、しっかり今回勝って、タイトルマッチまで繋げたいと思っています」

――今回、どんな勝ち方をしたいですか。
植松「直近の試合がほとんど判定勝ちなんですけど、やることは自分の中でもう決まってるんで。なので、できれば打撃とか寝技で フィニッシュできたらいいなとは思ってますけど、あくまで今回はしっかり勝つっていうのが目的なんで、KOとか一本にこだわり過ぎずに、丁寧な試合をしていきたいと思っています」


【浜本“キャット”雄大 VS 眞藤源太】
――相手選手の印象をお願いします。
浜本「眞藤選手は打撃の技も一発があって、とても気持ちのいい選手だと思っています」
眞藤「キックボクサー上がりで膝が巧いかなって思います」

――浜本選手、前回はバンクラス初出場でした、どのような感じだったでしょうか。
浜本「個人の印象もそうですし、周りの方にすごくかっこいい舞台だねっていう風に言われました。僕自身も非常にかこよくてテンションの上がる舞台だなという風に思っております」

――初出場の会見のときにベルトを目指すとおっしゃっていました。そのために今回どのように作って来られましたか。
浜本「そうですね、上の相手とやりたかったっていう部分もあるんですけど、断られてしまったようでして。 でも、眞藤選手がやってくれるということなので、これに勝って1つでも上のランクに進みたいと思っております」

――伊藤(盛一郎)選手とやりたいという気持ちを持ってこのバンクラスに参戦されたわけですが、とりあえずはランキングマッチからスタートする流れになりました。
浜本「僕も34歳で、まだまだずっと先があるという風には考えていなくて、一戦一戦、意味のある 試合をしたいなというところと、好きな選手と試合をしたいな、という気持ちがあります。“好きな”というのは、勝てる相手とかそういうことじゃなくて、見ていていい選手だなと思う選手と試合したいなということです。眞藤選手はそれに近いのかなという風に思ってて。闘いい方、本当かっこいいかなって思うので、楽しみです」

――眞藤選手にお聞きします。今回、同じ日に348で、前回負けてしまった大塚選手がメインイベンターとして出てらっしゃいますが、それに関しては気になりますか。
眞藤「いや、別にそんな気になんないっすね。はい」

――先ほど、浜本選手について怖い膝を持っていると話されていました。その相手とどんな試合をしたいと思っていますか。
眞藤「ま、膝出せないで終わっちゃうんじゃないですか」
――それは組む展開にしないぞということですか。
眞藤「そうっすね、近づかせないっす」

――今の言葉を聞いて、浜本選手、いかがですか。
浜本「そうですね、打撃でくると僕も思ってるので、また激戦になるのかなという風に思ってます」

――お2人とも9位と10位とは思えないぐらいの実力者だと思うんですが、パンクラスのフライ級の層の厚さを含めて、 今の立ち位置、これから上がっていく方法など、どのように考えていらっしゃいますか。
浜本「はい。僕も自分の実力を9位だとは思ってないですし、この試合の内容と結果を持って 2つ上とかじゃなくてね、もっともっと上に上がりたいし、もっと上の選手と組んでもらえるようにしたいと思っています」

――浜本選手は、今のパンクラスのチャンピオン(伊藤盛一郎、2020年11月『ZST.69』)と一度対戦しています。
浜本「伊藤選手の背中を追いかけてパンクラスに来たっていう部分もありますし、どんどん、どんどんね、強くなってる伊藤選手を見ているので、リベンジしたいなという風に思ってます」

――どんな勝ち方をしたいですか。
浜本「向こうがもし前に出てくるのであれば、早いラウンドで終われる展開になるかなという風に思ってます」

――では眞藤選手、今のパンクラスのフライ級を見て、自分ではどんなふうに思っていますか。
眞藤「ランキングですよね。でも面白い選手いっぱいいるかなとは思います」

――今回浜本選手との対戦ですが、この先自分の中でどういう風に上がっていきたいですか。
眞藤「でもオファーが来たら絶対受けるって決めてるんで。うん、そうっすね。鍛えて全部倒して上がるだけです」

――師匠の吉永(啓之輔)選手から何かアドバイスはもらっていますか。
眞藤「いや、まだそういうアドバイス的なことはもらってないですね。でも、直前でもらえるんで大丈夫です」

――今回どんな勝ち方をしたいですか。
眞藤「そうっすね。早い段階で意識飛ばします」

――ありがとうございます。以上で第2部パンクラス349出場選手の会見を終了させていただきます。

(写真・構成/佐佐木 澪)

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