【試合詳細】12・25 PANCRASE横浜武道館大会 【フライ級KOP】猿飛流vs鶴屋 怜 透暉鷹 vs パン・ジェヒョク 雑賀ヤン坊達也vs シュウジ ヤマウチ TSUNE vs 田嶋 椋
詳細
『PANCRASE 330』
日程:2022年12月25日(日)
会場:神奈川県・横浜武道館
開始:13:30
観衆:発表なし
【試合結果】
[プレリミナリーファイト]
▼JMMAF認定アマチュアパンクラス ワンマッチ 3分3R
○山口怜臣(TIGER MUAY THAI/ALIVE)
判定3-0
●岡田嵐士(リバーサルジム新宿Me,We)
▼キャッチウェイト 5分3R
○水戸邊 荘大(TRIBE TOKYO M.M.A)
2R 3分23秒 リアネイキッドチョーク(タップアウト)
●金澤臣人(リバーサルジム横浜グランドスラム)
▼バンタム級 5分3R
○矢澤 諒(パンクラスイズム横浜)
1R 15秒 TKO(スタンドのパンチ→レフェリーストップ)
●木本海人(CAVE)
▼フェザー級 5分3R
●加藤泰貴(rodeostyle)
1R 1分16秒 TKO(スタンドのパンチ→レフェリーストップ)
○倉本拓也(志村道場)
▼内村洋次郎 引退式
[メインカード]
▼女子アトム級 5分3R
●沙弥子(リバーサルジム横浜グランドスラム)
2R 2分17秒 リアネイキッドチョーク(タップアウト)
○ジェニー・ファン(AACC)
▼バンタム級 5分3R
○井村 塁(Nexsense)
判定3-0
●佐久間 健太(パラエストラ柏)
▼ライト級 5分3R
●岡野裕城(マッハ道場)
1R 4分47秒 TKO(リアネイキッドチョーク→レフェリーストップ)
○粕谷優介(総合格闘技道場CROWN)
▼フェザー級 5分3R
●高木 凌(パラエストラ八王子)
1R 1分14秒 アームロック(タップアウト)
○新居 すぐる(HI ROLLERS ENTERTAINMENT)
▼ウェルター級 5分3R
○村山暁洋(暁道場)
判定3-0
●長岡弘樹(DOBUITA)
▼ウェルター級 5分3R
●押忍マン洸太(DESTINY JIU-JITSU)
1R 3分33秒 TKO(スタンドのパンチ→レフェリーストップ)
○林 源平(和術慧舟會IGGY HANDS)
▼フェザー級 5分3R
○田村一聖(IJC)
判定3-0
●Ryo(RINGS/グランドスラム)
▼フライ級 5分3R
●上田将竜(G-face/Team緒方道場)
2R 1分26秒 リアネイキッドチョーク(タップアウト)
○伊藤 盛一郎(リバーサルジム横浜グランドスラム)
▼女子ストロー級 5分3R
●KAREN(PRAVAJRA)
判定0-3
○ソルト(マルスジム)
▼バンタム級暫定王座決定戦 5分5 R
●TSUNE(リバーサルジム新宿Me,We)
4R 3分13秒 TKO(スタンドのパンチ→レフェリーストップ)
○田嶋 椋(OOTA DOJO)
※田嶋が暫定王者となる
▼ライト級 5分3R
○雑賀ヤン坊達也(DOBUITA)
1R 4分49秒、TKO(グラウンドのパンチ→レフェリーストップ)
●シュウジ ヤマウチ(YAMAUCHI TEAM)
▼コーメイン フェザー級 5分3R
○透暉鷹(ISHITSUNA MMA)
判定2-1
●パン・ジェヒョク(Korean Top Team)
▼メインイベント フライ級キング・オブ・パンクラス チャンピオンシップ 5分5R
【王者】●猿飛流(リバーサルジム川口REDIPS)
2R 1分3秒 リアネイキッドチョーク(タップアウト)
【挑戦者】○鶴屋 怜(パラエストラ松戸)
※鶴屋が第8代王者となる
今年最後のパンクラスで鶴屋怜がフライ級KOPの第8代王者へ!内村洋次郎とラウンドガールの卒業式も開催!
プレリミナリーファイト第1試合
山口はアマチュアMMAのIMMAFで2018年・2019年のジュニア選手権で準優勝している。プロでも十分通用する実力があるとの呼び声が高い中、IMMAFを広めるため、アマチュアで闘ってきた。現在はタイ在住で、タイガームエタイで研鑽を積んでいる。
対する岡田はテコンドーがバックボーン。ジュニア選手権で世界大会優勝の実績を持つ。今年はアマチュアMMA全日本選手権バンタム級優勝を飾っている。実力は十分の両者、プロの舞台でどのような闘いを見せるのか。
1R。山口が積極的に前に出る。山口のローで岡田がスリップするが、すぐに立つ。山口はさらに左右のパンチを打ち込んでいく。
山口がタックルからケージに押し込んだ。さらに投げてテイクダウン! サイドにつく。鉄槌を落とす山口。さらにパウンド。岡田が立ったところで終了。
2R。岡田もパンチで出る。山口が組むが、岡田がケージに押し込んだ。しかし、山口が投げでテイクダウン! ハーフマウント。強いパウンドを落とす。
立った岡田をさらにテイクダウン! しかし、ここで終了。
3R。岡田が蹴り。山口が距離を縮めるが、距離を取る岡田。山口ロー。
山口が距離を詰めて、左パンチから組んでケージに押し込んだ。さらに投げてテイクダウン! ハーフから鉄槌を落とす。このまま山口が上をキープして終了。
ジャッジは三名とも30-27の3-0で山口が勝利。ただ、もっと早く決着をつけられるつもりでいたか? とはいえ、今後の活躍が楽しみだ。
第2試合
本来フライ級戦として行われる試合だったが、水戸邉が最終計量で550gオーバー。ルール上の試合可能許容範囲であり、5パウンド以内で金澤が試合を受諾したため、キャッチウェイトとして試合が行われることとなった。
1R。水戸邊はジャブ。金澤は前蹴り、ハイキックと足を使う。しかし、蹴り足をキャッチした水戸邊が上に。金澤は回るが抜け出せず、下からヒジ、パンチ。
水戸邊はハーフで上体を起こしヒジを落とす。そのままケージへ押していく。金澤は蹴り上げるが動かせず。水戸邊はさらに潰してヒジ、パウンド。水戸邊が上のまま終了。
ジャッジは3名とも10-9で水戸邊。
2R。水戸邊がパンチで出て、そのままケージへ。金澤の足を引き尻もちをつかせた。殴る金澤。水戸邊は鼻から出血しているが、バックマウントからカメになった金澤の首を取る! ガッチリ極まり、金澤がタップ。
第3試合
前回(今年10月)の試合では漆間將生を1R2分でKO。昨年12月にも小川隼也をパンチでKOしており、打撃の強さに期待がかかる。
対する木本は昨年パンクラスデビュー。これまでのところ1勝1敗で、白星を先行させたいところ。
1R。開始すぐ矢澤がパンチで出る。右が効いた! さらに追撃をかけると木本がダウン! 矢澤が吠える! なんとわずか15秒の秒殺劇だった。
第4試合
1R。加藤が前蹴り。倉本は回りながらプレッシャーをかける。加藤のローがローブローとなるが、時間はほとんど止まらずすぐに再開。
倉本がジャブ。前に出た加藤に、倉本の右フックがヒット、加藤がダウン! 倉本が追撃にかかりパウンド連打。加藤の動きがなくなり、レフェリーが試合を止めた。
内村洋次郎 引退式
先ごろ引退を発表した内村洋次郎の引退式が行われた。
内村はP’sLABで格闘技を始め、2005年ZSTでデビュー。ZST初代フェザー級チャンピオンとなった。また、2007年にはZST初代ウェルター級チャンピオンの座にも就いている。ZST、パンクラスで活躍する一方、得意の打撃を活かしてKrush、シュートボクシング、RISEなどでキックボクサーとしても活躍した。また、2020年11月にはRIZINにも参戦している。
破壊力抜群の打撃と最後まで諦めない根性で多くのファンを魅了した。
内村は、オールドファンの胸に迫るパンクラスの白いウェアでケージに入った。廣瀬隆司・パンクラス評議員長からはなむけの言葉を贈られたのち、ファンに謝辞を読み上げた。会場からは「ウッチー!」の掛け声と、温かい拍手が。そして、万感の思いでテンカウントゴングを聞いた。
[内村あいさつ]
「このたび、私・内村洋次郎はパンクラス328の試合を最後に現役を引退することを決意しました。高校を卒業してから格闘技を始めて約20年、嬉しいことや楽しいこと、辛いこともたくさん味わってきましたが、こうして現役を終えた今感じられるのは、格闘技生活全てが青春だったと思います。
今着ているこのジャージは、パンクラスP’sLAB東京でいただいたものです。パンクラスという団体に関われたこと、育てていただいたこと、最高に幸せでした。
今は、所属先でもあった株式会社イングラムで仕事をさせていただき、メキシコからのグローブの担当をメインに働いています。引き続き、パンクラスを盛り上げていくよう努めていきますので、よろしくお願いします。
今回、引退式という場を作っていただき、パンクラスの福井社長、関係者の皆様、ありがとうございました」
メインカード第1試合
沙弥子は2019年にパンクラス初参戦。3年のブランクののち、今年9月のパンクラス復帰戦においてアームロックで一本勝ちを収めた。狙うは女子アトム級の初代クイーン。目標に一歩近づけるか。
対するジェニーはプロ2戦目からONEに参戦。4連勝を収めたが、その後はアンジェラ・リーやV.V Meiらに5連敗を喫している。
2020年1月以降ケージから遠ざかっており、今回は約2年のブランクを経ての復帰戦となる。
1R。ジェニーが左右パンチで出る。沙弥子も応戦するが、パンチをもらっている。組もうとする沙弥子だが組ませてもらえず。
ジェニーは距離をうまく取り、さらにパンチを打ち込む。沙弥子は蹴りを出しながら距離を詰めていくが、つかめない。
どんどんパンチを出してくるジェニー。沙弥子も下がらず打ち返すが、もらっている。残り10秒で沙弥子が片足タックル。ケージへ押し込むが終了。
ジャッジは3名とも10-9でジェニー。
2R。沙弥子が右ジャブからタックル。組もうとするが、ジェニーは引きはがして付き合わない。ジェニーが前に出てパンチを打ち込むと、沙弥子がもらってダウン! ジェニーはバックに回り、背中におぶさってチョーク! ガッチリ極めると沙弥子がタップ。沙弥子はデビュー以来、初めての黒星がついた。
ジェニー コメント
「皆さん、こんにちは。私はジェニーです。台湾人です。対戦相手はとても強くて怖かったです。今回、この機会を与えてくださって、どうもありがとうございました」
第2試合
2020年、パンクラスに初参戦した井村は、同年NBTを全て一本で勝ち上がり、バンタム級優勝を果たした。その後、2連勝してバンタム級暫定王座決定戦の切符をつかんだが、中島太一にキャリアの差を見せつけられパンチで2ラウンドKO負け、苦い初黒星となった。
今年4月には地元・立川でTSUNEに判定負けを喫したが、同9月、同じ立川で平田丈二にチョークで一本勝ち。今回も勝って来年につなげたいところだ。
対する佐久間は2016年初参戦。3連勝したが、2017年12月、藤井伸樹に判定負けを喫したあと、ケージから遠ざかっていた。今回は5年ぶりの復帰戦。存在感を示したい。
1R。前に出る井村。パンチ、ロー。さらにアッパーから組んでケージへ押し込んだ。ボディを殴る。佐久間はヒザ。井村、投げたいが佐久間が踏ん張ってヒジ連打。井村はヒジをもらっても片足をつかみ放さない。
いったん離れる。井村がバックに回り殴る。そのまま後ろに倒れてさらに殴る。井村がそのまま逃さず殴って終了。
ジャッジは3名ともに10-9で井村を支持。
2R。タックルには入れない井村。飛び込んでパンチを当てるが、佐久間の指が目に入りタイムストップ。
佐久間に口頭注意が与えられ、試合再開。
井村ロー。佐久間はパンチ。佐久間の右パンチが効いたか、井村は組み付いてケージへ。佐久間は投げをこらえ、入れ替えてヒジ。しかし井村が戻してケージへ押し込んだ。井村は佐久間に尻もちをつかせ、サイドからバックに回る。さらにマウント! 殴るが、時間切れとなる。
ジャッジは3名とも10-9で井村。
3R。井村がタックルからケージへ押し込む。ヒザ。佐久間は離れて距離を取るが、井村は再び組み付いてケージへ押し込んだ。入れ替えた佐久間がヒザを入れ離れる。両者ともに消耗している。
井村が組んでケージへ押す。片足をつかんでいる。井村は両足を引いて尻もちをつかせた。佐久間は立つが、井村が後方に倒してマウント! さらにバックに回って殴る。セコンドの石渡伸太郎の「ゴーゴーゴー!」という声に背中を押されるように、必死の形相で殴り続ける井村。さらにヒジ! 佐久間は脱出できない。残り1分を殴り続けて終了。
ジャッジは3名30-27の3-0で井村が勝利。
石渡の「よくやった!」という声が響く。井村は昨年12月のタイトルマッチ前にも石渡への大きな信頼感を語っていたが、この試合でも石渡の熱いセコンドが井村に力を与えていたようだ。
フィニッシュできなかったからか、納得いかない表情を浮かべる井村。まだスタミナや打撃には不安も感じられた。しかし、2連勝。再びタイトルを目指すためにはもう負けられない。一歩前進し、来年へとつなげた。
第3試合
当初は粕谷と葛西和希の対戦予定だったが、葛西が怪我のため欠場。同門の岡野が代打でパンクラス初参戦となった。
岡野は現HEATライト級王者。DEEP、修斗でも活躍してきた。2019年9月のRoad to ONE:CENTURYでは、現パンクラスフェザー級暫定王者のアキラにKO勝ちしている。
対する粕谷は元UFCファイター。パンクラスには2017年より参戦。2019年9月のライト級暫定王座決定戦に挑戦するが、サドゥロエフ・ソリホンにTKO負けを喫する。
その後、2年のブランクを経て2021年6月復帰するも、松岡嵩志にKO負け。しかし今年4月、平田丈二にチョークで一本勝ちを収めている。
1R。岡野はジャブ。粕谷がミドルから両足タックルに入る。岡野は首を取りケージへ押し込む。首は外す。お互い入れ替え合う。岡野は足をかけているが倒せない。粕谷がバックを取ると岡野はヒジを入れる。
粕谷はおぶさるが下りる。バックを取ったまま放さない。正対して潰す岡野。お互い殴る。
残り1分。粕谷が寝かせてチョーク! 耐える岡野。粕谷がさらに絞めていくと、岡野がタップ。
粕谷は2人の子どもをケージに呼び入れ、共に勝利を喜んだ。
粕谷コメント
「葛西選手が怪我をして、岡野選手、直前に受けていただき、試合をしてくれてありがとうございました。クリスマスケーキを買うのを忘れてちょっと娘が気にしているので、早く帰って買いに行きたいと思います」
第4試合
高木は昨年より参戦。これまで負けなしの4勝で、1試合を除きKO勝ちを収めている。今回もKOで決めるか。
新居は2015年の北海道大会から参戦。コンスタントに闘っていたが、2018年にはX-1に参戦。また2021年、2022年にはRIZINに参戦するも敗れている。今回は約3年ぶりのパンクラス。存在感をアピールできるか。
1R。高木がプレッシャーをかける。慎重に距離を取り、じわじわと詰めていく。しかし、新居が飛び込んで組み付く。逃げきれずつかまった高木は引き剥がしたい。しかし新居は倒して腕! ガッチリ捕らえ、頭をまたぐとアームロックを極めた。
新居は2連勝、高木は初の黒星となった。
新居コメント
「メリークリスマス。1カ月、高木選手のことだけを考えてやってきました。高木選手も僕のことを研究していたと思うんですけど、研究されてもかかるのが必殺技なんです。ランカーの皆さん、待っていてください。応援してくださった皆さん、練習してくださった皆さん、ありがとうございました」
第5試合
第9代ウェルター級KOP・村山は2012年より参戦。現在は2連敗中。昨年10月、ウェルター級暫定王者決定戦で菊入正行に判定負け、今年4月、木下憂朔にKO負けを喫した。今回は出直しの一戦となる。
長岡は2001年から参戦していたが、2016年11月のクリスMAN戦を最後にGRACHANに活動の場を移していた。昨年は桜井隆多を破り第3代ウェルター級王者となるが、今年5月、川中孝浩にベルトを奪われている。今回は愛弟子の雑賀ヤン坊達也とともに出場。アベック勝利を狙う。
1980年生まれ、42歳の両選手。ベテラン同士のぶつかり合いとなる。
1R。長岡がジャブ。村山が組んでケージへ押し込むと、お互い入れ替え合う。崩したい村山、こらえる長岡。村山がバックに回るが、長岡は正対。村山がケージへ押し込むが、いったん離れた。
長岡がパンチからタックル。村山は受け止めるが、長岡がケージへ押す。長岡が両足をとり尻もちをつかせる。村山がヒジを落としたところで終了。
ジャッジは3名とも10-9村山。
2R。村山少し疲れが見えるか? お互いプレッシャーをかける。長岡がパンチから組んでケージへ。村山が入れ替えるが、長岡は両足を抱えて尻もちをつかせる。村山ボディブローから立ってヒジ。長岡はヒザをつかせるが、村山は立つ。
ケージへ押し込んだ長岡。村山はヒザ、ヒジ連打。さらにバックを取っておぶさるが、長岡は正対してケージへ押し込む。会場から拍手が起こった。村山ヒジ。長岡が離れたところで終了。
ジャッジは3名とも10-9長岡。
イーブンで迎えた最終ラウンド。両者共に消耗しているが打ち合う。村山がケージへ押し込むと、お互い入れ替え。村山はバックを取り投げを狙うが、長岡がこらえる。
お互い入れ替わってケージへ押し込む。崩したい村山、こらえる長岡。村山がヒザを入れテイクダウン! しかし長岡はすぐ上体を起こして尻もちに戻す。
しかし、ヒザが入りカメになった長岡。村山がバックに回って首! しかし極まらず時間切れとなった。
ジャッジは3名とも29-28、3-0で村山が勝利。
第6試合
2020年から参戦している押忍マン。当初はライト級で闘っていたが、昨年10月、ウェルター級に転向。以降3連勝中。今年は4月、9月といずれもパンチでKO勝ちを収めているハードパンチャーだ。
対する林は2013年より参戦中。パンクラス歴10年となるベテランだ。2020年9月には暫定KOP戦を行うが、雑賀ヤン坊達也に1ラウンドKO負けを喫した。昨年は2連敗したが、今年9月、ウェルター級に上げ中村勇太に判定勝ち。連敗を止めている。
1R。押忍マンがロー。遠い距離からスキを衝いてパンチを入れる。林はロー。左ミドル、右フックを当てていく。
押忍マンもジャブ。林は少し押され気味。押忍マンが出てケージへ詰めパンチ連打。しかし林の右パンチがヒット、押忍マンがダウン! さらにパウンドで追撃すると、レフェリーが試合を止めた。
林が左目を腫らしながらの大逆転勝ち!
林コメント
「実は、来年でパンクラスに上がらせていただいて10年になります。そろそろベルトが欲しいです。クリスマスはフラれましたが、来年、村山選手と暫定タイトルマッチをやらせてください」
第7試合
2015年から参戦している田村は、重いパンチと蹴りで数々の相手を倒してきた。2016年、第6代フェザー級KOPとなるが、翌年ナザレノ・マレガリエに敗れ防衛は成らなかった。2020年、2021年は2連敗を喫したが、今年4月、三宅輝砂に判定勝ちし連敗を止めている。
Ryoは元OUTSIDER王者。2020年より参戦し3連勝したが、昨年後半から3連敗中。どうにか連敗を止めたいところだ。
1R。お互いロー。田村の右パンチがヒット、Ryoがバランスを崩す。組みたいRyoだが田村は付き合わない。田村の右ミドルをキャッチしたRyoだが、田村はそのまま組んでヒザ。Ryoはケージへ押し込むが田村は入れ替えてヒザ連打。Ryoも殴るがブレイク。
田村がロー。効いた。さらにローを入れる田村。嫌がるRyo。蹴り足をつかめない。田村は組ませないよう上手く距離を取り、ローを入れて終了。
ジャッジは3名10-9で田村。
2R。プレッシャーをかける田村。Ryoが出ても距離を取って組ませない。そして重いパンチがヒット! なんとか田村の蹴り足をつかんで打開したいRyoだがつかめない。
田村が組んでケージへ押し込むと、悔しさをぶつけるかのように吠えるRyo。入れ替えて肩パンチを入れるが崩せず。田村が投げて上に。Ryoはガードで下から殴る。じわじわ足を上げていくが三角には至らない。
ボディを殴る田村。動けないRyo。田村が上をキープして終了。
ジャッジは3名10-9田村。
3R。Ryoがプレッシャーをかけるが、田村、渾身のロー。さらに右フック。Ryoがついに組んで首を狙うが、田村が上になり首を外す。ハーフマウントでボディ、ヒジ。
また吠えるRyoだが、ガッチリ固められて動けない。田村は重そう。Ryoはガードに戻すが、田村がパンチを落とす。密着され何もできないRyo。田村が終了までパウンドを入れ続けた。
ジャッジは3名30-27、3-0で田村が圧勝。
第8試合
上田は2013年より参戦、同年NBTスーパーフライ級を制した。コンスタントに闘い、2019年、2021年にはタイトルマッチにも挑戦したが、いずれも敗れている。
今年は4月、有川直毅に判定勝ちを収めたが、9月には鶴屋怜にTKO負け。再びパンクラス九州大会を開くという夢のためにも、もう負けられない。
第3代ZSTフライ級王者・伊藤は2012年、ZSTでプロデビュー。2017年からはRIZINにも上がっている。パンクラスには初参戦。ベルトを狙いたいという伊藤。得意のチョークで撃破できるか。
1R。伊藤がロー。上田左ハイ。上田がパンチで出ると、組んでケージへ押し込む。上田が入れ替え。引っこ抜きたいが、伊藤はこらえ足踏み、肩パンチ。ボディを入れるがブレイクがかかる。
上田ジャブ。伊藤はフェイントをかけ、飛び込んでパンチ。組んでケージへ詰め、投げを打つが上田がこらえた。入れ替え合い、ヒジを打ち合って離れる。
上田の前蹴りをキャッチした伊藤。しかし離してパンチ。上田もジャブ。残り20秒。伊藤が組んでケージへ。ヒザ、蹴り。上田が堪えて終了。
ジャッジは2名が上田、1名が伊藤を支持と割れた。
2R。上田がミドルキック。蹴り足をキャッチした伊藤が投げてテイクダウン! サイドにつく。返した上田だが、伊藤もすぐ返す。カメになった上田。伊藤はバックマウントからチョーク! 耐えていた上田だが、伊藤がさらに絞めると上田がタップした。グラウンドに持ち込んだ伊藤が圧倒。
伊藤コメント
「RIZINぶり(※今年10月)の試合で、しっかり準備して試合を見せられたので嬉しいです。これからパンクラスで試合をしていこうと思いますので、皆さん応援よろしくお願いします」
第9試合
第4代女子ストロー級QOP・KARENは2019年より参戦。負けなしの4連勝で今年3月、藤野恵実の持つベルトに挑戦。藤野にテイクダウンを奪われ続けたが、ヒジ一発で藤野を大流血させ逆転勝利でベルトを巻いた。
今年9月には修斗の宝珠山桃花と対戦。判定勝ちを収めるも、納得の行かない試合で笑顔は見られなかった。今回も修斗の選手が相手。真骨頂のヒジで切り裂き勝利を狙う。
一方のソルトは今年デビューしたばかりで戦績は1勝2敗。157cmのKARENに対し、167cmと上回る。得意の打撃を活かしてパンクラスデビュー戦を飾れるか。
1R。KARENがサイドキック。さらに蹴るが、ソルトが蹴り足をキャッチ。組んでケージへ押し込んだ。ソルトはKARENのバランスを崩すが、KARENはすぐに立った。
再びソルトがケージへ押し込むと入れ替え合い。ブレイクがかかる。
KARENがサイドキック。ソルトはパンチから組んでケージへ。やや苦しいKAREN。ソルトはヒザ。さらにテイクダウンして終了。
ジャッジは3名共にソルトを支持。
2R。KARENがサイドキック。組みにいくがソルトが上に。ボディを殴って立たせない。ヒジを落としてソルトが立つ。ブレイク。
KARENがサイドキック。思うように展開できず、KARENに焦りの色が浮かぶ。ソルトがロー、ジャブ。さらにパンチをヒットさせて終了。KARENはほとんど何もできず。
ジャッジは3名ともソルト。
3R。なんとしてもQOPの意地を見せたいKAREN。サイドキック。プレッシャーをかけるソルト。KARENは組みにいくが、逆にケージへ押し込まれた。ソルトは足踏み、ヒザから投げて上に! マウント! しかしKARENが意地で立ち上がる。会場から拍手が起こったが、ソルトはすぐケージへ押し込む。入れ替え合うが、ソルトが押し込んでヒザ。
残り2分。ケージ際で入れ替え合うがブレイク。KARENがパンチ。ソルトがバックハンドで終了。
ジャッジは3名ともに30-27、3-0でソルトが勝利。KARENはファイトスタイルを研究されていた。なすすべなく敗れ、女王の貫禄を見せることができなかった。
第10試合
正王者・中島太一にTSUNEが挑戦する予定だったが、中島の怪我欠場により、TSUNEと田嶋の暫定王者決定戦に変更となった一戦。
TSUNEは2015年よりパンクラスに参戦。2018年から2020にかけて4連敗を喫し、一時は引退も考えたという。しかし、2021年から4連勝。今年は中島と暫定王座を争った井村塁に判定勝ち(4月)。さらに9月には平岡将英に一本勝ちし、王座への挑戦をアピールした。37歳。最後の挑戦と話している。
対する田嶋は今年のNBT同級優勝。ここまで4連勝している。NBT優勝、MVP獲得と波に乗る田嶋。このままベルトも手に入れるのか?
田嶋がロー。TSUNEがバランスを崩すが、すぐに立つ。ローの田島に対し、TSUNEは左右のパンチを振る。TSUNEのパンチがヒットし、田嶋もバランスを崩すがすぐに立て直す。
お互い様子見。TSUNEの左フックで田嶋がダウン! しかし立つ。TSUNEはテイクダウンを狙うが、田嶋はこらえて倒れない。田嶋が上に。
ケージへ押していくTSUNE。立った。田嶋は入れ替えて尻もちをつかせる。すぐに立ったTSUNE。田嶋がバックを取る。ヒザ。倒すことはできずに終了。
ジャッジは3名10-9でTSUNE。
2R。左右パンチを振っていくTSUNE。田嶋は手が出ない。田嶋もパンチを返すが手数は少ない。しかしTSUNEが鼻から出血でしている。TSUNEさらにボディ! フックを放ったところで終了。
ジャッジは3名ともTSUNE。
3R。同様の展開。TSUNEは単発ながらパンチをヒットさせている。
田嶋がタックルからケージへ押すが離れる。TSUNEは上下打ち分けながらパンチを放っていく。しかしまた鼻から出血。残り30秒で田嶋がパンチを打ち込む。やや足がフラついているTSUNE 。パンチで攻める田嶋。TSUNEは片足タックルでケージへ。足を引いてバックを狙うも終了。
ジャッジは3名田嶋を支持。
4R。TSUNEの顔がかなり腫れている。TSUNEは左ジャブからボディ。しかし田嶋はプレッシャーをかける。パンチで追い込む田嶋。TSUNE組んでケージへ。田嶋が上になりボディ。TSUNE立ち上がったがかなりダメージがありフラついている。田嶋はさらにパンチラッシュ。フラつくTSUNE。サブレフェリーがホイッスルを鳴らし、TSUNEのセコンドもタオル投入。田嶋がTKO勝ちを収めた。
田嶋コメント
(涙を見せ)「クリスマスをしっかり盛り上げられたんじゃないかと思います。道場の太田さん、皆さん本当にありがとうございます」
第11試合
ヤン坊は2019年よりパンクラスに参戦。1ラウンドKOで3連勝を収め、2020年には暫定王座も獲得。しかし2021年、久米鷹介の持つライト級王座との統一戦ではダウンを奪ったものの最後は一本負けを喫し、ベルトを失った。
また、今年4月にはRIZINに参戦するもKO負け。9月のパンクラス復帰戦で松岡嵩志にTKO勝ちし、再び波に乗っている。
シュウジ ヤマウチはBellatorファイター、ゴイチ・ヤマウチの従兄。柔術をバックボーンとし、キックボクシングのプロキャリアもあるという。
1R。お互いパンチを出す。ヤン坊がやや下がるとヤマウチが組みにいき尻もちをつかせる。ヤン坊は寝かされないようパンチを出し、立った。ケージを離れるヤン坊。しかしヤマウチが押しつけてヒザ、ボディ。ヤン坊は尻もちをつくが殴りまくる。ヤマウチもボディを殴る。
ヤン坊が立つとヤマウチがケージへ押すが、ヤン坊はヒジ、パンチ。ヤマウチは後ろへ投げ、尻もちをつかせてケージへ押す。
しかし立ったヤン坊が入れ替えた! 会場から拍手が湧く。ヤマウチ、引き込もうとするがヤン坊は離れパンチを打ち込む! 右が入りヤマウチがダウン! ヤン坊はさらにパウンド連打。ヤマウチの動きが止まり、レフェリーが試合を止めた。
残り15秒でTKO勝ちのヤン坊は、他団体への参戦を表明。Bellatorスカウトの来場を意識していたか。
ヤン坊コメント
「ヤマウチ選手、ブラジルから遠いところまで来ていただいて、ありがとうございました。次はタイトルマッチと言いたいが、ライト級は王者・久米と暫定王者・アキラの統一戦がやると思うので、どうですか、自分は一回、別のところを目指していいですか。海外とか、そういう試合ができたらなと思います。最後に、俺がヤン坊だ!」
第12試合
透暉鷹は2020年よりパンクラスに参戦。現在6勝1敗、2021年10月から4連勝中。今年7月、亀井晨佑を制し暫定王座に就いた。今回、プロキャリア初の国際戦となる。
相手のパンは、Fighting NEXUSに参戦経歴があり、4度来日している。成績は3勝1敗。キックでも1勝を挙げているほか、今年8月には自国・韓国Doubleにも参戦した。
1R。パンチで出てくるパン。透暉鷹は蹴りを出しながら距離を取る。パンが大きいパンチ、さらに左ミドル。
透暉鷹が組みにいくが、回ってパンがケージへ押し込む。離れる透暉鷹。跳びヒザを放つがパンにかわされた。
パンチから再び組む透暉鷹。しかしパンがケージへ押し込む。離れるとパンチ、ミドル、ローと速い攻め。透暉鷹はあまり手が出ないまま終了。
ジャッジは3名10-9パン。透暉鷹は左目尻をカットしている。
2R。開始すぐから攻めるパン。透暉鷹はタックルから組むが、パンはすぐ入れ替えて押し込み足踏み、肩パンチ。透暉鷹は入れ替えて離れた。
パンはまたすぐ左ハイ。パンチとたたみかける。やりにくそうな表情の透暉鷹。
透暉鷹がタックル。パンは付き合わず右ハイ。透暉鷹バックブローから組みテイクダウン! 暴れるパン。しかし透暉鷹がバックマウント。お互い殴る。残りわずかでフェイスロックをかける透暉鷹。しかし決まらず、バンが起きて殴る。透暉鷹がケージへ押し込んだところで終了。
ジャッジは2名が透暉鷹、1名がパンを支持。
透暉鷹はこのラウンドを取るか、一本・KOしかない。
フェイントをかける透暉鷹。パンチを繰り出すパン。透暉鷹のローがローブローとなり、タイムストップ。かなりキツそうなパン。長めに時間を取ったあと再開。
透暉鷹が左パンチから組むがパンは切る。透暉鷹さらにタックル。パンが切る。さらに透暉鷹がタックルに入るが、パンがケージに押し込んで肩パンチ。
いったん離れると、パンが左パンチ、右ミドルとたたみかける。透暉鷹もパンチ。パンのパンチをかいくぐりタックル! 完璧なタックルだったが、パンはなかなか倒れない。しかし後ろへ投げる透暉鷹。パンは立つが、透暉鷹は足を引いて倒しハーフマウント! さらにバックマウントへ移行。鉄槌、パウンドを入れ終了。
ジャッジは2名が29-28透暉鷹、1名が29-28パン。2-1で透暉鷹が判定勝利を挙げた。
第13試合
猿飛流は20歳でプロデビューするも、精神的疾患を患い闘えない状態に。療養生活ののち、2017年、27歳でパンクラスに復帰。自分の心とも闘いながら格闘技を続けてきた。
2019年、ネオブラッド・トーナメントフライ級優勝を飾り、荻窪祐輔、上田将竜を倒してチャンピオンシップにたどり着いた。その道のりから「苦労人」と呼ばれている。
猿飛流の憧れの存在である第5代同級王者・仙三がONE Championship参戦中のため防衛戦の見通しが立たず、今年1月24日付でベルトを返上。小川徹が第6代王者となり、猿飛流が3月、小川に挑戦。判定0-3で第7代王者となった。
「怜くんに厳しさを教えたい」と話していた猿飛流。鶴屋に初黒星をつけることができるか。
挑戦者・鶴屋怜は往年の名格闘家・鶴屋浩の実子でまだ20歳。幼少時からレスリングで鍛え、小学4年、6年で全国優勝。高校2年ジュニアオリンピック2位、世界大会出場。高3で2020年全国高校選抜大会フリースタイル60kg級で準優勝など数々の輝かしい実績を持つ。
そのほか、柔術、サンボ、アマチュアMMAでも実績を残し、2021年、満を持してMMAプロデビュー。DEEPで3連勝をあげ、今年9月、パンクラスに闘いの場を移した。
これまでの試合は全て1R、2R決着で、全てがKO、一本勝ち。文字通り「超新星」が無敗のままチャンピオンシップに挑む。
1R。鶴屋がタックルで突っ込みケージへ押し込む。殴ってバックに回り、腕を狙う! 外した猿飛流。立つが、鶴屋がまたケージへ押し込む。ヒザから投げ!しかしすぐ立つ猿飛流。ケージへ押し込むが、鶴屋が片足をつかんでケージへ押し返す。肩パンチ。バックに回るが、猿飛流が正対。鶴屋がケージへ押し込む。
残り2分。お互い殴る。猿飛流がさらにヒザ連打。
残り1分。猿飛流がヒザを連打し終了。
ジャッジは1名が猿飛流、2名が鶴屋を支持した。
2R。猿飛流が右ミドル。鶴屋も蹴りを放つがパンチでもつれ鶴屋が上に。パウンド! 猿飛流はガード。ケージ際で立とうとするが、鶴屋がバックマウントからチョーク! これが極まり、猿飛流がタップアウト。
5Rのチャンピオンシップだが、鶴屋はいつものようにできるだけ早く決着をつけたかったか、1Rはやや強引な印象。猿飛流は後半ペースを握ったものの、2Rでは圧倒されてしまった。
2Rは自分のペースで闘った鶴屋が新王者となり、涙の戴冠。父・鶴屋浩の肩にベルトをかけ感激の涙を流した。
鶴屋コメント
「2Rまでいっちゃって、想定外で2泣いちゃったんですけど……すみません。このベルト、お父さんに巻きたいんで。(ベルトを父の肩にかけて)ありがとう!(ハグする)。もっと強くなってパンクラス代表としてUFCに挑戦していきます。これからも応援よろしくお願いします」
ラウンドガール卒業式
パンクラスに花を添え続けてきたラウンドガール「Super Terrific Cuties」(以下STC)が、今大会をもってその役目を終えることとなった。
STCは17年前、入江里佳・由実姉妹が初代。歴代のラウンドガールの中には、女子プロレスラーの故・木村花さんも名を連ねている。
当時、MMAイベントでラウンドガールを使うところはほとんどなく、STCがはしりと言えるだろう。その後、オーディションを経てさまざまなラウンドガールたちがリングに上がり、ケージに上がってきた。
STCの選考には、スタイルの良さだけでなく、品の良さが重視されてきた。そこを引き立てるシンプルなイエローのユニフォームも印象に残っているファンも多いのではないか。
また、インターバルの1分間、ダンスをしながらラウンド数のボードを見せるのが、他団体のラウンドガールとSTC大きな違いだった。オーディションに受かったラウンドガールたちは、ダンスの練習にもかなり努力してきたという。
全試合終了後の卒業式では、STCの生みの親・廣瀬隆司パンクラス評議委員長が花束を贈呈。最後のSTCとなった今村仁美・赤瀬ちか・羽瀬萌の3人は、時おり涙を押さえながらも笑顔でお辞儀をし、ケージを下りた。
20歳の鶴屋怜、23歳の田嶋椋の戴冠、ニューカマー・伊藤盛一郎の勝利、ジェーニー・ファン、パン・ジェヒョクらまた次も見たい外国人選手の参戦など、盛りだくさんだった『PANCRASE 330』。一本・KO決着も多く、1年を締めくくる大会にふさわしい内容となった。
しかし、2023年の闘いはもう始まっている。来年はどんな選手が頭角を顕すのか、ますます楽しみになってきた。