PANCRASE 279の前日公開計量はメインのタイトル挑戦者であるジョナサンを除き全選手パス
7月23日午前、都内港区のHard Rock Tokyoにて、「PANCRASE 279」(24日、ディファ有明)の公開計量がおこなわれた。
メインのバンタム級タイトル挑戦者、ジョナサン・ブルッキンズを除き、全選手が初回パスした。
ブルッキンズは900gオーバー。恐らくタイムリミットまでには落としてくると思われるが、それにしてもタイトルマッチであるという緊張感に欠けていると言わざるを得ない。残念である。
全選手のコメントは以下。
▼ 第1試合 フライ級 3分3R
上嶋佑紀(BRAVE)
「明日は一方的な試合をします。一方的にやっつけます」
井島裕彰(GUTSMAN)
「勝ちます」
▼第2試合 バンタム級 3分3R
佐久間健太(パラエストラ柏)
「倒せる気しかしません」
ハルク大城(VOS GYM)
「明日は新しいハルク大城を見に来てください」
▼第3試合 フェザー級 3分3R
稲葉 聡(秋本道場Jungle Junction)
「相手が一番嫌がることをして、ガンガン前に出る試合をします。みんな相手が勝つと思っていると思いますが、僕が勝ちます」
ガイ・デルモ(GUTSMAN)
「8ヵ月ぶりの試合。今まで苦労したこと、頑張ったことを出していい試合をしたい」
▼第4試合 ライト級 3分3R
ジョン・バチスタ・ヨシムラ(TS GYM)
「家族やサポートしてくれたチームメイト、多くの人に感謝したい」
冨樫健一郎(パラエストラ広島)
「全て上回って勝とうと思います」
▼第5試合 ウェルター級 3分3R
手塚裕之(山田道場/TGFC)
「いつも通りぶっ飛ばすだけ。期待してください」
高木健太(リバーサルジム川口REDIPS)
「ナチュラルで倒します」
▼第6試合 ウェルター級 3分3R
高鍋明大(GUTSMAN)
「全局面で圧倒したいと思います」
有己空(パンクラスイズム横浜)
「体調はすごく調子いいです。相手は背が高いですね。プロフィールにある数字よりも高く感じました。え、僕、今年で20周年なんですか? そんなになりますかねぇ。キャリアが違うとかも関係ないです。明日は打撃で勝ちたいですね。試合がすごく楽しみです」
▼第7試合 ストロー級 5分3R
ニコーレ・カリアーリ(Thai Brasil)
「神に感謝します。ここに呼んでいただけたことにも感謝しています。明日はブラジル代表として、いい試合をしたいです」
朱里(VOS GYM)
「MMA2戦目です。外国人選手と闘うのも始めて。勝ちにいきますので、応援よろしくお願いします」
▼第8試合 ライト級 3分3R
長岡弘樹(総合格闘技道場DOBUITA)
「明日は自分を信じてチーム全体で頑張ります」
アキラ(フリー)
「久々の試合。暴れます!」
▼第9試合 フライ級 3分3R
獅庵(パラエストラ大阪)
「明日はコンボイ選手と殴り合いをして、いい試合をします。応援よろしくお願いします」
コンボイ升水(升水組)
「最高のカードを組んでいただき、ありがとうございます。俺も獅庵選手と殴り合うのを楽しみにしていたので、俺らの殴り合いを楽しみにしていてください」
▼第10試合 フライ級 5分3R
ライカ(フリー)
「中井選手は身体がゴツかった。すごい可愛い、いやメチャクチャ可愛いかった。でも身体はゴツかったです。中井選手は寝技とかが得意なので、自分は投げられたり寝かされたりして、中井選手の得意な腕十字やバックチョークにいかれると思います。なので、そうならないように、逃げる練習、倒されない練習、タックルを切る練習をしてきました。練習はずっと長南(亮)さんのところでやっています。長南さんには『余計なことをするな、という感じでやれ』と言われています。それしかできないですしね(笑)。ベルトを巻いている選手とやらせていただけるのは大きなチャンス。自分もUFCとか行きたいと思っているので、このチャンスをものにして、さらに世界の舞台で闘いたいです。また、久しぶりの試合なので、明日はフルパワー全開で闘います」
中井りん(パンクラス ヴィーナス)
「今日は公開計量に来てくださって、ありがとうございます。明日もぜひ来てください。皆さんに喜んでいただけるような試合をできるように頑張ります。コンディションは普通です。パンクラスは私のホームなので、そう思って闘います。練習はいつも通り。相手のことは特に意識していません。明日はKOか1本で勝ちたいです」
▼第11試合 バンタム級 5分3R
ハファエル・シウバ(ASTRA FIGHT TEAM)
「観客の皆さんに喜んでもらえるような試合をしたい」
上田将勝(パラエストラ東京)
「相手は顔がすごく怖かったです。相手はパワーがすごく強いと思うので、僕はパワーではなく、動きで勝負したいと思っています。テイクダウンはされると思いますが、倒されても上を取り返して競り勝ちたいですね。外国人選手相手なので、勝てば国際戦ボーナスが出るのも楽しみです。チャンスがあれば1本勝ちして、ダブルでボーナスをもらいたいです。厳しい試合になると思いますが、競り勝ちます」
▼第12試合 ウェルター級 5分3R
岡見勇信(和術慧舟會 東京本部)
「全ての準備は整いました。明日は全ての力で鈴木選手を倒します」
鈴木槙吾(ALLIANCE)
「体調はバッチリです。基本的な練習は変わっていないですね。ただ、岡見選手がやってくるであることを想定して練習しました。ケージ上でも言いましたが、もう一度言わせてもらいます。明日、岡見選手をKOします。KOするというのは、口にするかしないかだけの違いで、いつもスッキリ勝つことを考えています。今回は岡見選手というビッグネームが相手なので、はっきり口にした方が盛り上がると思いました。岡見選手とは向かい合ってみても自分が勝つイメージしかないですね。これまでいいカードを組んできていただいて、特にこの試合は前回負けているのに組んでいただいて、自分は運がいいと思います。今回も何かの力を使って勝ちます。
あと、これはぜひ言いたかったんですけど、今回どうして僕の公開練習がなかったのか。アマチュアの大会がアメリカであってスケジュール調整が難しかったかも知れませんが、岡見選手はやっていますよね。しかも僕は赤コーナーですよ? やらないなんておかしいです。明日はその気持ちもぶつけて勝ちます!」
▼第13試合 セミファイナル 第3代フライ級王者決定戦 5分5R
神酒龍一(CAVE)
「久しぶりに対面しましたけど、あんまり、すごいとか小さいとかは何も思いませんでした。ただ、ふざけてくるだろうなとは思っていましたけど、やっぱりそうでしたね。彼は常に相手を惑わそうとしている感じですね。長い試合になる可能性もあると思うので、自分がプレッシャーをかけていかないといけないと思っています。そうしないと、攻防もなくつまらない試合になってしまいますから。常にプレッシャーをかけ続けて、相手のミスを衝く展開になると思います。でも、あまり特殊なこともやるつもりもないですし、普通に闘います。
自分がベルトを巻いたところを想像しますね。相手と向き合ったおころや、ベルトを巻いて、試合が終わったあとのこととか…全てイメージはできています。明日は相手を潰してタイトルを獲ります。それだけです」
安永有希(東京イエローマンズ)
「アン・ドゥ・トロワって感じでいきます」
▼第14試合 メインイベント バンタム級キング・オブ・パンクラス タイトルマッチ 5分5R
ジョナサン・ブルッキンズ(挑戦者/Tristar Gym)
「まだ自分にとってやらなければいけないことがある。計量にパスできなかったことも申し訳ない。しかし、それは置いておいて、パンクラスでまた闘えることを喜んでいます」
石渡伸太郎(第2代王者/CAVE)
「ジョナサンは計量オーバーで、さすがにいつもの平和な雰囲気ではいられなかったみたいですね。結構カリカリでしたね。これから苦しんでください。見ている人に可能性を感じてもらえるような試合をしたいです。どんなものかは内緒。明日の試合を見てください」
(写真・文 佐佐木 澪)