【会見全文】『PANCRASE 348』に出場の大塚智貴、矢澤諒、松井斗輝、荒田太輝が記者会見で思いを語る。メインで秋葉太樹戦に臨む大塚は「1ミリでも上回れたらいい」

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 10月25日夜、都内品川区のインターシディにて『PANCRASE 348/349』に出場する10選手の記者会見が行われた。
 まず最初に『348』メインで秋葉太樹(パンクラス大阪稲垣組)と対戦する大塚智貴(CAVE)、バンタム級ワンマッチで闘う矢澤諒(パンクラスイズム横浜)と松井斗輝(THE BLACKBELT JAPAN)、ネオブラッドトーナメント決勝で山口怜臣(TIGER MUAY THAI/ALIVE)と対戦する荒田太輝(パラエストラ八王子)の4選手が会見の席についた。
 質疑応答は以下。


――まず、4選手から試合にかける意気込みをうかがいます。最初にメインイベントで闘う大塚智樹選手からお願いいたします。
大塚「こんにちは。CAVEの大塚です。今回繰り上がりという形ではあるんですけど、メインイベントということで、ベテランの秋葉選手と闘えることをすごく嬉しく思います。秋葉選手とだったら絶対、面白くない試合にはならないんで、メインイベントに期待してください。お願いします」

――ありがとうございます。続きまして、バンタム級ワンマッチで闘う矢澤選手、お願いします。
矢澤「矢澤です。絶対、会場が盛り上がるような試合になると思うんで、皆さん楽しみにしててください」

――ありがとうございます。続いて、対戦相手の松井選手お願いします。
松井「また試合を組んでくださってありがとうございます。階級を上げてまたイチからのつもりでやります。よろしくお願いします」


――ありがとうございます。最後に荒田選手、お願いします。
荒田「こんにちは。パラエストラ八王子の荒田大輝です。決勝になるので、圧倒してしっかりフィニッシュして勝ちます」

――ありがとうございます。以上、4選手の意気込みでした。 続いて、4人の選手皆さんにそれぞれお聞きしたいんですが、相手の印象やイメージなどお聞かせください。大塚選手からお願いします。
大塚「(秋葉選手は)すごいベテランの、経験豊富な選手なんですけど、若手みたいなアグレッシブな試合をする印象です」

――ありがとうございます。続いて、矢澤選手お願いします。
矢澤「組みも打撃もすごくレベル高くて巧い選手だなという風に思います」

――ありがとうございます。では松井選手、お願いします。
松井「パンチの一発があって、パワーのある選手だと思います」

――ありがとうございます。では、荒田選手お願いします。
荒田「(山口選手は)アマチュアエリートなので、組みも打撃も両方できる選手だと思います」

――ありがとうございます。続いて、矢澤選手と松井選手、お2人とも 約1年ぶりぐらいの試合になりますが、間隔が空いてしまった理由を話せる範囲でお願いします。矢澤選手から。
矢澤「去年の11月の試合で両手をちょっと壊しちゃって、復帰まで1年ぐらいかかっちゃたって感じです」

――松井選手はいかがでしょうか。
松井「色々皆様にご迷惑をおかけして、1年ぶりに試合します」

――矢澤選手と松井選手、1年ぶりに試合が決まった時の気持ちを教えてください。
矢澤「怪我してる期間も試合に向けて準備してたんで、やってやろうかなっていう感じでした」

――ありがとうございます。松井選手お願いたします。
松井「この1年いいことがなかったので、年内に試合をやらせてくほしいっていう自分のわがままを伝えました、で、この11月に決めてもらいました」

――松井選手は今、回階級を変更しての復帰です。それはどのような理由があったのでしょうか。
松井「フライ級で体重を作れなくて、ちょっともう無理だなと思って。階級を上げました」

――ありがとうございます。荒田選手にお伺いします。とても調子良さそうですけど、いかがですか。調子は。
荒田「万全です」

――結構ポーカーフェイスっていうか、平常心みたいな感じですが、緊張していますか?
荒田「いつも平常心です。今日みたいに会見とかだとめちゃくちゃ緊張しちゃいますけど」

――NBTは長いので大変だったと思うんですけど、この1年いかがだったでしょう。
荒田「すごい成長できました。試合を通して成長できた1年だと思います」

――決勝までテンションを保つのは大変ではなかったですか。
荒田「いや、格闘技は好きなので、別に怪我しない限りはどのタイミングでも試合ができるのが嬉しいです」

――ついに決勝です。
荒田「そうですね。ここで勝てばいい1年っていう感じですね。誕生日が12月で近いんで、いい誕生日を迎えられるように頑張りたいです」

――決勝、どのような形で勝ちたいですか。
荒田「そうですね、1ラウンドでしっかりフィニッシュしたいと思ってます」

――勝った先に見ているものはなんでしょうか。
荒田「ベルトが欲しいので、上位のランカーの人とやっていきたいと思います」

――では、次に大塚選手におうかがいします。先ほど秋葉選手の印象をお伺いしましたが、それに対して、たとえば練習とか心構えとか、作ってきたものを言える範囲で教えてください。
大塚「はい。秋葉選手相手に楽な試合とか綺麗な試合ができると思ってないんで、本当1ミリでも秋葉選手を上回って勝つことができたらいいなって。もう本当、ドロドロの試合になっても勝てるように準備してきました」

――さらにメインになったんですけれども、メインに対する気持ちはいかがでしょうか。
大塚「嬉しいことは嬉しいですけど、繰り上がりなんで。今のところ、あんまり実感ないっていうか。僕、第1試合を2回やってるんですけど、 そっちの方がすごい緊張しましたね」

――ありがとうございます。では、オフィシャルからの質問です。まず荒田選手から。今回、第30回という記念すべき大会の決勝です。相手の山口選手はアマチュアで実績を積んできた相手ですが、改めて、どういう選手で、どういう風な、をしたいなと思ってますか。
荒田「打撃でガーって来て、技を組んでくるっていうイメージなので、しっかりそれも切って、自分の試合をして圧倒的に勝ちたいと思います」

――今パラエストラ八王子は若い選手がすごく多いですね。みんな勢いがあっていろんな団体に出ていますが、刺激になっていますか。
荒田「そうですね、すごく刺激があるんで、毎日いい練習ができてるので、しっかりそれを試合で出せるように自分も頑張って、全体で盛り上がってきたらいいなと思ってます」

――全選手のセコンドについている塩田代表からは、どんなアドバイスをいただいてますか。
荒田「そうですね、しっかりいつも通りやれば勝てるって言われてるので、しっかりいつも通りやって、圧倒して勝ちたいです」

――ありがとうございます。続きまして矢澤選手。まずは両拳を怪我して、そこからの復帰戦ですが、今の状態、改めていかがでしょうか。
矢澤「それは僕の拳に聞いてみないとわからないんで、僕からお答えできません」

――矢澤選手と言えば、火の出るような打撃が魅力ですけども、その怪我をしたことで、ファイトスタイルに変化があるのでしょうか。
矢澤「それで思いっきり打てなくなっちゃうんだったら、それはもうヤザワじゃないと思っています。試合を楽しみにしていてください」

――では、今回はどんな試合をして、どんなふうな勝ち方をしたいですか。
矢澤「最初からフルスロットルでしっかり倒します」

――ありがとうございます。続いて、対戦相手の松井選手におうかがいします。松井選手はちょっとここ数戦、体重の調整に苦労されている部分がありました。今回バンタム級に転向したその心境を、改めて聞かせていただけますか。
松井「フライ級ではきついっていうことで、 階級を上げてやるしかないっていうので変更しました」

――バンタム級、またパンクラスのバンタム級も層が厚いですが、どういう風に上がっていきたいと思ってますか。
松井「最初の方はバンタム級でやってたんですけど、本格的にやるのはこれからなんで、やってみないとわからないです。でも、しっかり闘おうと思ってます」

――久しぶりの試合になります。どんな試合をして、どういう風に勝とうと思ってますか。
松井「たくさんの方に感謝の気持ちがあるので、気持ちを見せて 全力でやるだけです」

――ありがとうございます。では、大塚選手。先ほども質問がありましたが、改めて。ご自分では繰り上がりとおっしゃっていましたが、メインイベンターとして最後を締める大事な試合になると思います。ご自分の中ではメインイベンターとしての自覚っていうのはどのようなものでしょうか。
大塚「自覚って言われると難しいんですけど、第1試合であろうがメインだろうが、もう本当必死にやるだけです。あんまり試合順は関係ないですけど、さっきも言った通り、秋葉選手とだったら絶対面白い試合になるんで、大いに期待してください」

――どんな試合をして、どう勝ちたいですか。
大塚「そうですね、前回みたいなKOになるかもしれないし、もう本当ドロドロの泥試合で判定になるかもしれないんですけど……。さっきと同じ言葉になっちゃうんですけど、 秋葉太樹を1ミリでも上回れたらいいなって思ってます」

――実況からの質問です。大塚選手にお伺いしたいと思います
前回の山﨑(聖哉)戦は、すごく殻を破った試合だったんじゃないかなと思います。打撃で倒すという怖さを見せた。あの試合で得たものはありますか。
大塚「そうですね。本当は僕、打撃強いんですよ。でも、それがなかなか試合で出せなくて、自分自身すごく悩んでたんですけど、前回ああいういい勝ち方ができたんで、すごく自信にもなりましたし、これからもすごいKOを見せられると思ってます。自分ではやっぱり、ノックアウトっていう結果がついたこと、これから上がっていく選手を倒したっていうことでは、だいぶ何か気持ち的には変わりました。すごい自信になりました」

――ありがとうございます。次に、松井選手に1つお聞きしたいのですが、
この1年、すごく辛い時間だったんじゃないかと思うんですよ。そこで、自分を見つめ直して、何か変えた部分などがあったら教えてください。
松井「変えた部分は特にないんですけど、 体重管理だったり体調管理だったり、そういうのを以前よりもしっかりやるようにしました」

――今回、特に大事な一戦だと思うんですが、その辺に向けての気持ちを聞かせてもらえますか。
松井「次のことしか考えてなくて、とりあえず年内にもう1回試合をやりたいってことで組んでもらったので、 次勝てばまたランキング入ると思うんですけど、勝ってからちょっと考えます」

――ありがとうございます。次に、矢澤選手にお聞きします。周りはみんな打撃戦を期待していると思いますが、それに乗っていこうという感じなのか、それともMMAというのを見せたいのか、その辺いかがですか。
矢澤「あんまり考えてないですね。思いっきりパンチを振り回して行きます」

――そうすると、どちらかというと“ヤザワを見せる”っていう感じですか。
矢澤「そうです」

――わかりました。期待してます。続いて、荒田選手、NBTでの優種は名を上げる1つのチャンスだと思うんですが、その点に関してはいかがでしょう。
荒田「しっかり強さを証明して、名前をみんなに覚えてもらえたら嬉しいと思ってます」

――改めてになりますが、自分のどこを見てほしいですか。
荒田「自分の技、打撃……そうですね、MMA全部見てほしいですね」

――ありがとうございました。

(写真・構成/佐佐木 澪)

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