「そうやって油断してっから3獲られんだよ!」マリーゴールドの超大型新人・天麗皇希がMIRAIから勝利し王座挑戦表明!

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 20日、宮城県・仙台PITにて『Dream✴STAR GP 2024』が開催された。

 『DREAM✴STAR GP 2024』はマリーゴールド初のシングルリーグ戦。DREAMリーグ、STARリーグの2ブロックに分かれ、全16選手が参戦。8月31日に開幕し、9月28日の最終戦まで全9大会に渡って全国を巡りながら激闘を展開していく。

 この日のメインイベントは、DREAMリーグ公式戦として行われたMIRAIvs天麗皇希の一戦。

 MIRAIは東日本大震災で被災後、初代タイガーマスクから招待を受けて見たプロレスで人生が変わる。2019年5月に東京女子プロレスでデビューし、スターダム入団後には白いベルトを巻いたりシンデレラ・トーナメント2年連続優勝を果たしたりと確かな実績を残す。
 その後はマリーゴールド旗揚げに参画し、負傷によって離脱したジュリアの穴を感じさせない獅子奮迅の活躍でエース格に。シングル王座戦線も盛り上げ、現在は桜井麻衣とのタッグ【ミライサク】でツインスター王座(※タッグ王座)を戴冠するなどマリーゴールドに無くてはならない存在となった。

 皇希は男装アイドルや舞台俳優として活動し、2022年2月の現体制アクトレスガールズ旗揚げ日にプロレスデビュー。マリーゴールド旗揚げ戦で“プロレスラー”としてデビューし、ロッシー小川が「天にも昇る麗しさ」と絶賛するそのビジュアルや170cmの長身から繰り出されるダイナミックな闘いが魅力。
 デビューから3ヶ月無敗を続けて早々にシングル王座に挑戦したり、ソロの写真集が発売されたりとリング内外で次世代エースとしての将来を有望視されている選手だ。

 試合は早々にMIRAIの逆水平チョップと皇希のビッグブーツが飛び交う打撃戦に。MIRAIが打ち勝って場外に放り出すと、北側客席の中でラウンド2。今度は皇希が打ち勝つと南側観客席のド真ん中でラウンド3。リングに戻ってラウンド4と試合時間のほとんどが打撃戦となるバチバチの展開に。
 皇希がMIRAIのラリアットをビッグブーツで撃ち落として顔面にビッグブーツ。得意の変形バタフライロックで捕らえるなど追い込んでいくが、MIRAIは雄叫びを上げながら振り払ってラリアット。さらに必殺のミラマーレ・ショックを狙って旋回していくが、皇希はこれを着地してバックドロップからビッグブート、ジャンピング・ビッグブートと畳み掛けて3カウントを奪った。


 皇希は以前から後藤智香とのタッグ【tWin toWer】でのタッグ王座挑戦を熱望しており、MIRAIから直接勝利したということで10月7日の後楽園ホール大会で挑戦させるよう迫る。
 MIRAIがパートナーの桜井が不在であったために断ろうとすると、皇希は「MIRAI!アンタさぁ、桜井麻衣がいないと後輩の挑戦表明も受け取れねぇのかッ?!そんな腑抜けたチャンピオンが持ってるベルト、私が獲ってもっと輝かせてやるよ!」と啖呵。
 カチンと来たMIRAIがその場で挑戦を認め「今日はたまたま3入っちゃったけど、足元すくわれたけど、このベルト絶対渡さねえからな?」と睨みつけると、皇希は「足元すくわれた?そりゃあそうでしょう。だってアンタ、ずっと天麗皇希のこと眼中に無かったでしょ?そうやって油断してっから3獲られんだよ!」と舌戦でも圧倒した。

 DREAMリーグでは、LLPW-Xの若手でありMMAとの二刀流ファイターであるNØRIが無敗でトップを走り、優勝の可能性を残した林下詩美、皇希、MIRAI、野崎渚が追う状況。詩美かMIRAIが勝ち上がればファンの期待通り、そしてNØRIか皇希が勝ち上がれば新時代の幕開けという状況にある。

 マリーゴールドでは元スターダム勢や既にプロレス界で名のある選手の活躍が目立ってきたが、若手世代の台頭は団体の活性化につながる。7月の両国国技館大会やジュリアのWWE行きを経て“燃え尽き”が指摘されることもあるマリーゴールドだが、まだまだ盛り上がりが期待出来そうだ。

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