【試合詳細】8・31 スターダム武蔵野の森総合スポーツプラザ大会 【5★STAR GP決勝】舞華vs上谷沙弥 【ワールド】刀羅ナツコvs中野たむ 【フューチャー】吏南vs妃南 岩谷麻優vs舞華 羽南vs上谷沙弥

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『5★STAR GP 2024~優勝決定戦~』
日程:2024年8月31日(土)
開始:15:30
会場:東京都・武蔵野の森総合スポーツプラザ メインアリーナ
観衆:2,108人

▼シングルマッチ 15分1本勝負
[E neXus V]○月山和香
8分14秒 ムーンライト・ドリーム
●梨杏

▼タッグマッチ 15分1本勝負
[STARS/FWC]葉月/○コグマ
10分38秒 ダイビング・ボディプレス→片エビ固め
[COSMIC ANGELS/さくらら]玖麗さやか/●さくらあや

▼5★STAR GP 2024 決勝トーナメント 準決勝① 時間無制限1本勝負
[STARS]●岩谷麻優
11分44秒 リストクラッチ式みちのくドライバーII→片エビ固め
[E neXus V]○舞華
※舞華が5★STAR GP 2024優勝決定戦進出。

▼5★STAR GP 2024 決勝トーナメント 準決勝② 時間無制限1本勝負
[STARS]●羽南
10分22秒 フランケンシュタイナー→エビ固め
[H.A.T.E.]○上谷沙弥
※上谷が5★STAR GP 2024優勝決定戦進出。

▼シングルマッチ 15分1本勝負
[STARS]●向後桃
7分9秒 クイーン・スレイヤー
○アナ・ジェイ(AEW)

▼シングルマッチ 15分1本勝負
[STARS]●飯田沙耶
8分57秒 サンダー・ストラック→片エビ固め
[E neXus V]○ジーナ

▼10人タッグマッチ 20分1本勝負
朱里/鹿島沙希/レディ・C/●八神蘭奈/世羅りさ(プロミネンス)
13分11秒 ムーンサルト・プレス→片エビ固め
[NEO GENESIS]○スターライト・キッド/AZM/鈴季すず/星来芽依/天咲光由

▼6人タッグマッチ 20分1本勝負
[COSMIC ANGELS]なつぽい/安納サオリ/○水森由菜
8分40秒 スーパーガール
[H.A.T.E.]テクラ/小波/●琉悪夏

▼フューチャー・オブ・スターダム選手権試合 15分1本勝負
【王者/H.A.T.E.】○吏南
14分28秒 ハイドレンジア
【挑戦者/God‘s Eye】●妃南
※第10代王者が11度目の防衛に成功。

▼ワールド・オブ・スターダム選手権試合 30分1本勝負
【王者/H.A.T.E.】●刀羅ナツコ
27分12秒 トワイライト・ドリーム
【挑戦者/COSMIC ANGELS】○中野たむ
※第18代王者が初防衛に失敗。たむが新王者となる。

▼5★STAR GP 2024 優勝決定戦 時間無制限1本勝負
【RED STARS代表/E neXus V】○舞華
27分23秒 リストクラッチ式みちのくドライバーII→エビ固め
【BLUE STARS代表/H.A.T.E.】●上谷沙弥
※舞華が5★STAR GP 2024優勝。

舞華が史上初の5★STAR全勝優勝!5★STAR全敗のたむが赤いベルト奪取!吏南が妃南との双子対決を制しフューチャーV11の新記録樹立!

第0試合


 まずはロックアップからリストの取り合い、ヘッドロックの奪い合い。月山がアームドラッグからヒップバッドを25連打。コーナーに振って串刺しヒップアタックからサーフボード・ストレッチ。
 なんとか逃れた梨杏がエルボーを連打していくが、月山は堂々と真っ向から受け止めて自身は一撃で梨杏をふっ飛ばしていく。さらに月山は梨杏のドロップキックをスカして低空ドロップキックからボディスラム。ロープに振って行くが、梨杏がドロップキックをヒットさせる。
 梨杏は串刺しエルボーからティヘラ。ボディスラムからニードロップ、連続エビ固めと気迫のファイト。梨杏はフィッシャーマンを狙うが、振り払った月山がランニングヒップアタック3連撃。さらに極楽どんを狙うが逃れた梨杏がクロスボディからフィッシャーマンズ・スープレックス・ホールド。もう1度フィッシャーマンを狙うが、月山ガスラムで切り返して極楽どんの体勢。梨杏は丸め込みで粘りに粘るが、月山のドロップキックがクリーンヒット。ついに極楽どんが決まるもカウントは2。最後はムーンライト・ドリームで3カウント。

<試合後コメント>

月山和香&梨杏
梨杏「最近月山と闘う機会が多くなって今日シングル初めてだったけど、珍しくセコくなかった。意外と月山もやれんだなってことを感じました」
(※月山が乱入)
月山「ちょちょちょちょ、やれんだなって。いつもやってんだろ!いつも真面目に精一杯やってんだろ?なあ?あっ、そうだ梨杏。入るユニットは決まったのか!」
梨杏「私は入りたいユニット、決まってます」
月山「そうか!ちなみに、そのユニットは……」
(※梨杏が月山を無視して先に去る)
月山「E neXus……梨杏?おーい?梨杏?話途中だぞ?おーい?」

第1試合


 コグマと玖麗の対面でゴング。2人笑顔でくまポーズを決めてハイタッチ。そのまま両者交代。
 葉月とさくらの対面。ロックアップからリストの取り合い、ヘッドロックからのヘッドシザースでクリーンブレイク。すぐにさくらがドロップキックを見舞うも、葉月もすぐにドロップキックでやり返して顔面ウォッシュ。コグマにタッチ。
 コグマはさくらをボディスラムで叩きつけロープ際でふみふみ。葉月にタッチ。
 葉月はロープを越えながらのフットスタンプ。さらにボディスラムで叩きつけ、さくらのエルボーを余裕の表情で受け切って「もっと来いよ!」と吼えつつ強烈な一撃で吹っ飛ばす。ロープに飛ぶもさくらがカウンターのミドルキックを見舞い玖麗にタッチ。
 玖麗は葉月にドロップキック、フィッシャーマンズ・スクリュー。エルボー連打からロープに振るが、コグマが手を伸ばしてブラインドタッチ。
 FWCの連携から2人でコーナーに上るが、さくら&玖麗がそれぞれデッドリードライブ。
 タッチを受けたさくらはコグマに串刺しニールキックからミドルキック。コグマのエルボーを引き込んで飛びつき腕十字も、コグマは決まり切るまえにロープへ。さくらがロープに飛ぶも、葉月が飛び込んできて一撃入れ、コグマがダイヤモンドカッター。続けて胴絞めスリーパーホールドも玖麗が必死のカット。葉月が玖麗を場外に排除し、葉月のフェイスバスターにコグマがダイヤモンドカッターを合わせる合体攻撃を狙う。抜け出したさくらがミドルキックでカットし、コズエンの2人がダブルのドロップキック。葉月のアシストからコグマがミサイルキック。コグマがジャーマン・スープレックスを狙うが玖麗がスピアーでアシストしさくらが変形ノーザンライト・スープレックス、ミドルキック連打からハイキック。葉月がカットし、相手2人へまとめてコードブレイカー。葉月のフェイスバスター+コグマのダイヤモンドカッターの合体攻撃が決まるも玖麗がカット。
 コグマがコーナーに上ってダイビング・ボディプレスを投下して3カウントを奪った。

<試合後コメント>

さくらあや&玖麗さやか
玖麗「今日負けちゃったんですけど、スターダムの中でもメチャクチャ強いFWCってタッグと、生まれたてのさくららのタッグで闘って、やっぱりスゴいこの1試合が自分たちにとって成長できるような試合だったかなって思います。さくらさん、大丈夫ですか?」
さくら「マジで息出来ひん。なんかボコボコにされたな。悔しい。でもFWCとさくららが闘ったのは今日初めてやった。これからもっともっと闘っていきたいタッグだなって。生意気ですけどメッチャ思ったんで、これから勝てるまで何度でもリベンジするんで、お願いします」
玖麗「すみません、獲られたのにこうやって」
さくら「ほんまやで。アンタが調子乗ってクマやったから負けたんちゃう?」
玖麗「すんません……」

葉月&コグマ
コグマ「FWC、勝利!」
葉月「まあ、当たり前?」
コグマ「こんなとこでFWCが負けるわけ無いよね。ちょっと首は痛いんだけど、勝利!」
葉月「ウチら5★STARドローだった奴、いるよね。なつぽい。ウチが欲しい白いベルト持ってるよね?15分ドローの続き、やんなきゃいけないんじゃない?私が次、6度目。今度こそ白いベルト、私のこの腰に巻きたいと思います」
コグマ「そして?私を逆指名してくれると(笑)OK!」
2人「We are FWC!!」

第2試合


 ゴングが鳴ると両者ゆっくりとリングを回り、ロックアップからリストの取り合い。ショルダータックルで倒した舞華だったが、岩谷がすぐにドロップキックで反撃しサッカーボールキック。スクールボーイで転がして「バカタレッ!」とバカタレスライディングキックを狙うが、舞華がキャッチして投げ捨てる。
 岩谷がチョップを打ち込んでいくも舞華は余裕の表情で両手を広げる。舞華が串刺しラリアットからショルダータックル。ロープに飛ぶも岩谷がティヘラで迎撃しノーザンライト・スープレックスを狙う。舞華が振り払ってバックドロップを狙うが、着地した岩谷がトラースキックからジャーマン・スープレックス。岩谷がコーナーに上っていくが、舞華が地対空ラリアットでエプロンに落とす。
 舞華がエプロン上でのブレーンバスターを狙うが、着地した岩谷がエプロン上でのドラゴン・スープレックス。場外へ落ちた舞華へトペ・スイシーダを見舞って追撃する。
 岩谷は舞華をリングに戻してフロッグ・スプラッシュ。さらにドラゴン・スープレックスを狙うが、舞華が必死にロープを掴む。岩谷がロープに飛ぶも、舞華がカウンターのラリアット。舞華は山茶花からコーナーに上るが、岩谷が追いすがって雪崩式ブレーンバスター。岩谷がコーナーに上がると今度は舞華が雪崩式ブレーンバスター。そのままロコモーション式で2発目、3発目、4発目とブレーンバスターで猛連撃。舞華は炎華落としからみちのくドライバーIIを狙うが、岩谷が着地してドラゴン・スープレックス。さらにトラースキックで顔面をぶち抜くが、もう1発を狙ったところを舞華がキャッチしてみちのくドライバーII。
 岩谷が串刺しバカタレスライディングキックを顔面に叩き込み、バズソーキックから顔面トラースキック2連発。続けてムーンサルトプレスを投下も、かわした舞華がローリング・ラリアットからみちのくドライバーIIで2回突き刺すもカウントは2。
 ならばと舞華はリストクラッチ式みちのくドライバーIIで突き刺して3カウント。舞華が決勝進出を決めた。

<試合後コメント>
※両者ノーコメント

第3試合


 ゴングが鳴るなり2人同時に突っ込んで足を止めてのエルボー合戦。羽南が怒涛の連打で打ち勝つも、上谷は追撃のドロップキックをかわして逆にドロップキック。さらに髪を掴んで引き倒し、顔面蹴りを連打。さらにコーナーで羽南の顔面を挑発的にぺちぺちと張っていく。
 怒った羽南がエルボーを連打していくも、上谷はニタニタ笑いながら両手を広げて上家霧ビンタ。さらに羽南をロープにくくりつけての顔面踏みつけからブーイングを煽りつつ写真を撮らせる。上谷は後頭部へのかかと落としで場外へ蹴落とし、エプロンからのダイビング・クロスボディ。
 上谷はスワンダイブ式の攻撃を狙うが、羽南がスライディングでエプロンに抜けつつ足払いをかけ、場外へ落下した上谷へジャンピングニー。
 羽南は上谷をリングに放り込んでスライディング・エルボースマッシュから腕固め。ロープに飛んで変形ブロンコバスターも、上谷は羽南の足をレフェリーにぶつけて誤爆させ耳元への低空ドロップキック。さらにカミゴェ式のブートを放つも、羽南が回避。上谷はバイシクルキックを放つも、羽南は倒れずフェイマサー。
 羽南が必殺のバックドロップを狙うが、上谷が一回転して着地。羽南はホップアップ式エルボースマッシュで追撃してロープに飛ぶが、上谷がフライング・ニールキック。上谷はスワンダイブ式クロスボディからカミゴェ式ビッグブート。さらに投げようとするが、羽南がブロックバスターで切り返す。
 羽南はロープに飛んでフェイマサー。さらに串刺しエルボースマッシュから追撃を狙うが、上谷がカウンターのミサイルキック。上谷がロコモーション式フィッシャーマンズ・スープレックス・ホールドを3連撃見舞い、コーナーに上がっていくものの、羽南は雪崩式バックドロップ。上谷は即座に起きてビッグブートも、羽南が引き込んでセブンティーン。上谷はなんとか返すも、羽南はすぐにバックドロップ。さらにバックドロップ・ホールド。2発目を上谷がクロスボディで返し、ウラカン・ラナで丸め込んで3カウントを奪った。

<試合後コメント>

羽南
「私の5★STAR、終わりました。ベスト4で準決勝まで来れて、私はそれだけでもすごいんです!すごい嬉しいんです私!だって去年は1勝で泣いて喜んでたんですよ、私。なのに何勝したんだろ。分かんないけど、準決勝まで来れたのはもう本当にすごいんです。もう、頑張ったの。本当に。準決勝まで来れて、ここまでこれたらもう勢いで行くしか無いって思ってたけどさ、やっぱり5★STARは勢いだけじゃ通用しないのが5★STARだから。分かってたけどさ、分かんない振りして走ってきたんですここまで!だからまずは私にご褒美ください。ご褒美。白いベルトに挑戦させてください。私はなつぽいが持ってるあのベルトが欲しいです。安納サオリから獲るはずだったあのベルトをなつぽいに獲られて、またそれも悔しいのでね、私は待っているだけのなつぽいから獲ってあげますよ、ベルト。待ってるだけじゃん。なつぽい。自分から指名しました?してないですよね?私が獲って、あのときこうしておけばよかったなって思いさせてあげますよ。だから白いベルト、挑戦させてください!」

第4試合


 ロックアップ、リストロックと組み合っていくがアナが圧倒的なパワーで向後を蹂躙。クリーンブレイク後にアナが笑顔で握手を求め、応じた向後の腕を引き寄せてブレーンバスター。怒った向後がスピードで翻弄してドロップキックで反撃の狼煙を上げ、右腕に狙いを定めてエルボースタンプやアームブリーカー、腕へのニードロップを連打してからドロップキックで吹き飛ばしてファンネルを発射。これをかわしたアナがロープを使ったネックブリーカーを見舞い、コーナーでの顔面踏みつけからダブルリストアームサルト。アナがロープに飛ぶも、向後がカウンターのドロップキック。
 向後はブーメラン・アタック、ロープを使ったアームブリーカー、スワンダイブ式ミサイルキックから619。さらに脇固めも、力ずくで振り払ったアナが串刺しエルボー連打から串刺しスピンキック。さらにアナがコーナーに上げてデッドリードライブからローリング・ネックブリーカー。アナはスピンキックを発射も、向後がかわしてヒールキックからスイングDDT。向後がネクターピーチを狙うが、アナがバッククラッカーで切り返す。向後もオクラホマロールからトラースキックと粘るが、ロープに飛んだところをアナがキャッチしてバックドロップ。さらにデスリーリングしながらの胴絞めスリーパーホールドでギブアップ勝ちを収めた。

<試合後コメント>

アナ・ジェイ
「私のスターダム最初のツアーでのラストマッチが終わった。いい気分だけど、少し疲れてもいる。そしてスターダムから去ることは悲しくもあるの。今回は私のレスリングキャリアの中で最も大きな挑戦で、同時に最も充実していて、最もやりがいのある期間になった。スターダムにいる女の子たちは信じられないほど素晴らしいし、彼女たちと練習ができたことを誇りに思う。そして、こう言わせて欲しい。私は彼女たちのレベルにはまだ達していないかもしれない。“まだ”ね。私は最高な彼女たちと一緒に頑張った。彼女たちと一緒にベストを尽くすことが目標だった。私はこれまでで最高の気分。これからここでの経験を活かしていくつもり。ありががとう」

向後桃
「(※全て英語で)今日は本当に勝ちたいと思って新コスチュームも着てきました。勝てなかったけど、アナの日本での最後の相手になれてとても光栄に思います。知ってる?私と貴女には共通点がたくさんあるの。2019年にプロレスラーとしてキャリアが始まって、大きな怪我を乗り越えて、マライア・メイとも闘っている。多分、また闘えることがある。そして今度は組んでみるのもいいかもね?」

第5試合

 
 ロックアップでの力比べからアームドラッグ、丸め込みの応酬とリングを広く使ったスピーディな攻防が展開。打ち勝った飯田がエルボードロップ連打からフロントネックロックも、ジーナが髪を引っ張って脱出。
 飯田はコーナーに上っていくが、ジーナが雪崩式ブレーンバスターを狙う。飯田は着地して逆にブレーンバスターで叩きつけてから飯田ロケット。飯田はロープに飛んでラリアットを狙うが、ジーナがキャッチして大回転してからのサイドバスター。互いにラリアットを狙い合い、ジーナがカウンターのトラースキック。飯田が倒れず耐えて逆水平チョップを見舞うと、ジーナもチョップで返して待望の打ち合いへ。
 足を止めてのチョップ合戦が展開されて行き、飯田が猛連打からのダブルチョップでジーナを倒してノーザンライト・スープレックス・ホールド。飯田はラリアットを宣言も、ジーナが足を掴んで持ち上げ、変形レッグロックスープレックス。
 2人は中腰になりながらチョップ合戦を展開。今後はジーナが猛連打で打ち勝ってダブルチョップ。さらにダブルアーム・スープレックスで投げ捨てるも、飯田が即座に起き上がってロープに飛んで渾身のラリアット。さらに飯田はラリアットを宣言して突っ込むも、ジーナがバックエルボーでカウンター。飯田はキン肉バスターを狙うが、ジーナが背面着地して後頭部にラリアット。ジーナがホップアップ式のジャーマン・スープレックスから担ぎ上げるが、飯田が着地して飯田橋を狙う。これをかわしたジーナがサンダー・ストラック(パンプハンドル式ストマックブロック)で3カウントを奪った。

 試合後、マイクを取ったジーナはハイスピード王座への挑戦名乗りを上げた。

<試合後コメント>

飯田沙耶
「ああ、ジーナ!クッソ!ジーナと元々ずっとシングルしたかったんだよね。この度5★STARのボーナスマッチみたいな感じで待望のシングルが出来たけど、ジーナにこんな(チョップの)痕付けられたよ!今日はジーナに負けたけど、次、お前にはスピードもパワーもチョップもぜってーまけねー!ぜってー勝つ!」

ジーナ
「パワーファイターが相手でも、ハイスピードファイターが相手でも関係ない。私にはすべてが備わっている。ジムに通ってスピードを支えるためのパワーを鍛えることをオススメしておく。それがすぐに実現するのは明らかだから」

第6試合


 天咲とレディの対面でゴング。ロックアップでの力比べからヘッドロックの奪い合い。天咲がドロップキックで先制も、レディが倒れずショルダータックルで反撃。レディがジャイアント・スイングを宣言も、キッドが慌ててカット。世羅が飛び込んできてキッドを捕獲。レディが天咲を、世羅がキッドをジャイアント・スイングでぶん回す。レディは天咲にボディスラムから世羅にタッチ。
 世羅は串刺しバックエルボーからセラリズムバスター。鹿島にタッチ。
 鹿島は世羅にエルボーを打たせてからカバー。キックアウトされると即座に逃げ帰って朱里にタッチ。
 朱里は天咲にサッカーボールキック、串刺しランニングニー、サッカーボールキック。さらに串刺しジャンピングニーを狙うが、天咲がコーナーに上って雪崩式フェイスクラッシャーで切り返しすずにタッチ。
 すずは朱里に串刺しバックエルボーから串刺しランニングニー。八神が救援に入ってすず&星来を相手取る。スピードで勝るCRAZY STARが競り勝って八神を排除。すずと朱里が足を止めてのエルボー合戦。すずが打ち勝ってロープに飛ぶが、朱里は巻き込んで脇固めから腕固めへ。なんとか抜け出したすずが下から丸め込んでいくが、抜け出した朱里がショットガン・ドロップキックドロップキック、串刺しジャンピングニーからハーフハッチ・スープレックス、サッカーボールキックと猛攻。鹿島にタッチ。
 鹿島はすぐに体固め。返されるとすずにティヘラを見舞う。さらにAZMに起死回生も決まらず。鹿島とAZMの丸め込みの応酬はAZMが制してハイキックから掟破りの起死回生。鹿島が返してトラースキックから掟破りのあずみ寿司もカウント2。ハイキックの相打ちから両者ダウン。
 キッドと八神の対面。八神のドロップキックを透かしたキッドだったが、八神は串刺しジャンピングミドルからドロップキック。さらにミドルキック連打からハイキックを狙うが、キッドがキャッチして足へのギロチンドロップからその場飛びムーンサルト・プレス。続けてストレッチ・マフラーで絞り上げ、NEO GENESISのトレイン攻撃から5人同時の串刺し低空ドロップキック。今度は世羅ら4人が助けに入って世羅の串刺しダブルニー、朱里のダイビングギロチンから八神がミドルキック。
 キッドと八神が足を止めてのエルボー合戦。キッドがヒールキックからロープに飛ぶが、八神がカウンターのミドルキックからゼロ戦キック。さらにイカヅチを狙うがすずがカット。全員入り乱れての乱戦となり、天咲が八神に高角度DDT、キッドが後頭部への蒼魔刀、ムーンサルトプレスと畳み掛けて3カウントを奪った。

<試合後コメント>

God’s Eye(?)
八神「沙希さん!最後なにしてたんですか?!」
鹿島「あっ、最後ぉ?」
八神「なんで助けてくれなかったんですか!」
鹿島「まあまあまあ、今日は世羅りささんのGod’s Eye加入初日ということで」
世羅「えっ」
鹿島「タッグチームとしてカットに行ったりとかはまだまだこれからだなって」
世羅「えっ」
鹿島「加入したということでこれから一緒に練習もたくさんチームワークもとれていけたらなと思ってます」
世羅「えっ」
朱里「自分的にも世羅りさがGod’s Eyeに入ってくれたっていうのはメチャクチャ嬉しいから」
世羅「えっ、えっ」
朱里「これから一緒に練習して、God’s Eyeとして頑張っていこう!」
世羅「えっ、いやいやいや!入ってない!入ってない!やめてくださいよ、勝手に!」
朱里「ありがとう」
世羅「えっ、いやいやいや、ちょっと待って?!」
鹿島「ありがとう」
世羅「いや、コールもプロミネンスだったじゃん?!ちょっと!ちょっとォー?!」
(※全員で世羅を連行していく)

NEO GENESIS
キッド「NEO GENESISお披露目してから全員揃うの2回目!揃って2連勝!5★STARね、AZMとの決勝という夢は今年も叶わずだったけど、NEO GENESIS、個々での力が更に強まった5★STAR GPだったんじゃないかなって思うし、ここからはようやく本格活動できますよNEO GENESISの!なに狙ってくの?!」
AZM「ベルトも狙ったりしちゃっていいんじゃないの~?」
キッド「マジどのジャンルも行けるからね、ウチら」
AZM「みんな結構5★STARでいい結果残してるからね。シングルもできちゃう。タッグもできちゃう」
キッド「タッグもシングルもベルトを狙いつつ、アーティストとかユニットを象徴するベルトも狙っていかなきゃいけないんじゃないかと思います」
星来「ジーナ!ハイスピードのベルトがほしいのか?芽依もこないだTwitterに書いたのが当たっちゃった!芽依やりたいなって思ってたことをTwitterに書いたら向こうが言ってきた!両思いになっちゃった!私、負ける自信は……負ける自信?」
キッド「なんだその自信は!(笑)」
星来「自信はあるので。ぶっ転がしたいと思います」
天咲「これからもNEO GENESISが世界をバズらせて行くので!」
全員「よろしく~♪」

第7試合


 なつぽいとテクラの対面でゴング。激しいロックアップから互いの動きを読み合うスピーディな攻防が展開。互いにクリーンヒットが1発も出ずクリーンブレイク。テクラが「カモン、なつぽい」と握手を求めてH.A.T.E.勧誘を狙うがなつぽいは断固拒否。小波&琉悪夏がなつぽいを襲撃してダメージを与え、テクラがチョーク攻撃。なつぽいは振り払ってアームドラッグからの低空ドロップキック。安納にタッチ。
 安納はテクラにミサイルキックを見舞うも、琉悪夏が加勢に入る。安納は1vs2で相手取り、テクラにリバースインディアンズデスロックをかけつつ琉悪夏にフィッシャーマンズ・スープレックス・ホールド。テクラも投げきって一矢報いて小波にタッチ。
 小波が安納をグラウンドに引き込んでいくもなつぽいがカット。テクラがなつぽいを相手取り、小波が安納にぶら下がり腕十字、テクラがなつぽいにぶら下がり首4の字固め。小波がロープに飛ぶも、安納が素早くバックを取ってジャーマン。水森にタッチ。
 水森は小波に串刺しラリアットからフライングショルダー。小波も延髄切りからサッカーボールキックで反撃し琉悪夏にタッチ。
 琉悪夏は水森に串刺しラリアットからセントーン。さらに変形クロスフェイスからフィッシャーマンズ・スープレックス・ホールド。さらにショルダータックルでぶつかって行くが、水森もショルダータックルで迎撃。正面衝突での意地の張り合いが続き、琉悪夏が打ち勝って吹っ飛ばす。琉悪夏が串刺し攻撃を狙うが、水森が回避し、すぐさま安納&なつぽいがコンビネーションアタックで援護射撃。安納&なつぽいのダブルトラースキックに水森がラリアットを叩き込むがカウントは2。
 水森が琉悪夏にラリアットを狙うが小波がカットし、テクラが顔面へブート。琉悪夏&テクラのダブルブレーンバスターから琉悪夏のクロスボディ。琉悪夏が水森を滞空時間の長いフィッシャーマン・バスターで叩きつけ、ネックハンギング・ボムを狙うが振り払った水森がショットガン・ドロップキックからのスーパーガールで3カウントを奪った。

<試合後コメント>

テクラ&小波&琉悪夏
琉悪夏「おい水森、お前1回自力勝利したくらいで調子乗ってんじゃねーぞ」
テクラ「なつぽいがテクラのことを好き。好きすぎる。テクラとなつぽいのストーリーは結構長いけどまだまだかもしれないですね。あまり話してない。もうちょっと話したい。1回裏切りがあったことある、だから……もう1回は……(※意味深長に笑ってから去っていく)」
小波「お?(笑)なつぽいも、もしかして裏切る女なのかぁ~?(笑)」

なつぽい&安納サオリ&水森由菜
水森「トロピ☆勝った~!ゆなもんがこの5★STAR、この夏にかけてきたことは無駄じゃなかった。私はこれから2人みたいにベルトに向けて勝っていきます。そして今日闘った琉悪夏、今度はシングルでキッチリこないだの借りを返してやる。私がトロピ☆勝つ!」
安納「私さ、毎年思うことやねんけどさ、夏って暑いよな。すべてこれはプロレスのせいやわ。今年も熱かった。ほんまに暑かった。岩田、私は岩田にヤキモチ妬いてたで」
なつぽい「ありがとう、ゆなもん!サオリもありがと!……ちょっと1人にしてもらっていい?」

(※安納、水森が去る)
なつぽい「……う~ん、わかんないです。自分の気持が。いつもテクラを前にするとどうしたいのかが分からない。でもテクラとは2人きりでちゃんと話さないといけないなって。話す時間が欲しいなって。このベルト(※白いベルト)にテクラが興味あるか分からないけど、私は2人で話したいって思ってるよ、テクラ。でもこのベルトは葉月さんもこのベルトをかけてもう1度、って言ってくれてたし、他にもいるかも知れない。次の挑戦者が誰になるかわからないけど、このベルトの次の物語、私は歩みを進めないといけないと思ってます。ばいぽい♪」

第8試合


 ゴングが鳴ると両者ゆっくりと歩み寄って髪を振り乱しながらのエルボー合戦。妃南が怒涛の連打で制するも、吏南が髪を掴んで引き倒す。
 妃南がボディスラム2連発から突っ込んでいくが、吏南はカニバサミでロープに倒して串刺しニーから低空ドロップキック。吏南はヘアホイップ2連発から「テメーがチャンピオンになれるわけねーだろ!」と罵倒しながら顔面踏みつけ。さらに腕固めで痛めつけ、両手を広げながら余裕の表情で妃南のエルボー連打を受け切って顔面へビッグブート。
 吏南がロープに飛ぶが、妃南がドロップキック。さらにカウンターの水車落としから逆エビ固め。妃南は「もっと来いよ!効かねえよ!」と荒々しく顔面を蹴りつけていき、STO。吏南も即座に払い腰で切り返してロープに飛びビッグブート。妃南は即座に起きて飛びつき式ネックブリーカー。吏南は「ナメんな!」とノーザンライト・スープレックス・ホールドも、妃南も負けじとブレーンバスター。両者大の字になりダブルダウン。
 先に起きた吏南が串刺しバックエルボーから変形ノーザンライト・スープレックス・ホールド。さらにダイビング・ダブルニードロップを発射も、妃南がかわしてレインメーカー式払い腰。さらに妃南がパンプハンドル式ロックボトムから投げようとするが、吏南がクラッチを切って「バカヤローッ!」とハイドレンジア。これをブレイクされると「終わりッ!」とダイビング・ダブルニードロップ。決まったかと思われたが、妃南はギリギリで肩を上げる。
 ならばと吏南はPink Devilを狙うが、妃南が足払いから外道クラッチ。さらにロープに飛ぶが、腕を絡め取った吏南がPink Devilで叩きつける。これも妃南はキックアウト。
 吏南はパッケージドライバーを狙うが、妃南が振り払ってパンプハンドル式ロックボトム。妃南が串刺しニーからラブカ。さらに妃南が投げようとするが、吏南はバックスライドからのジャックナイフ。これを返した妃南がレッグロック式ジャックハマーで叩きつけるが、これもカウント2。
 妃南は再び同技を狙うが、吏南が逆打ち。妃南はカウント1で返すも、吏南がハイドレンジアで絞り上げると妃南は絹を裂くような悲鳴を上げてギブアップ。

吏南「11度目の防衛、そしてこのフューチャー・オブ・スターダムチャンピオンの防衛新記録、更新したぞッ!おぉ、おぉ、悔しいよな?悔しいよなあ?私だってテメーより悔しい思いいっぱいしてきたんだよ。だから私は悔しい思いを越えてNEW BLOODのベルトも巻いて強くなったんだよ。もうお前とは1ヶ月くらいずっと闘い続けて、もう戦うのは飽きた。ただ、お前がまだやりたいっていうならいつでもやってやるよ」
妃南「(※大泣きしながら)今までで一番悔しいです。でもあんな小さかった私達がこんな大きい会場でベルトをかけてシングルマッチが出来てること、本当に嬉しい。でも!今日だけで絶対に諦めないから。そのベルトだけじゃなくて、お前を諦めないから」

 吏南が握手を求めるも、妃南は応じることなく退場。

吏南「まあいいよ。いつでもやってやるよ。もう1回言ってやるよ、最多防衛記録、新記録です!私がこのベルトを誰よりも強い思いを持って守ってきたんで。まだまだ誰の挑戦でも受けるし、NEW BLOODもあるんで。お前らNEW BLOOD絶対に見に来いよ!いいか!」

<試合後コメント>

妃南
「負けちゃいました。あんなに勝つって言ってたのに勝てませんでした。同じ時間に生まれて、プロレスも同じ時期に始めたのに、こんなに結果の差が開いちゃって、本当に自分が情けないです。でも小学2年生から始めて、小6で新木場1stRINGでデビューして、今こうやって大きな会場でベルトをかけて試合出来てることが本当に嬉しいけど、結果を出さなきゃ意味が無いから。私は必ずあのベルトじゃなくて、吏南を諦めないから。必ずまた闘って、吏南から勝ちます」

吏南
「このフューチャーのベルト、11度目の防衛成功。そして私が最多防衛新記録を達成した。羽南の防衛記録を超した!私は11回防衛してきた。その11人のどの挑戦者よりも1個1個のタイトルマッチに熱い思いを持って挑んできたんだよ。簡単じゃなかったよ。簡単じゃなかったけど、その向き合ってきた証拠がここに、今ベルトが私の腰にあるってこと。そしてまだまだ引っ張っていきますよ、私が。なんでかって言うとね、今スターダムの若い世代、このベルト持って引っ張っていこうって意志のある奴いますか?いねーよなあ?だったら私が、もう誰も手の届かないぐらいのところまで行ってみんなを後悔させてやるよ。そして9月にはNEW BLOODが2回予定されてるんで、私はそのNEW BLOODを満員にしたい。簡単じゃないけど、私なら出来ると思ってるし、やるしかないから。ということで、夏休み入ってまずNEW BLOODのベルト獲って、夏休み最後にこのフューチャーのベルトの最多防衛新記録。最高の夏休みでした!以上!」

第9試合


 ゴングが鳴ると、たむはローキック連打でナツコの左ヒザを潰しにかかる。ナツコが低空タックルで倒してグラウンドでの首の取り合い。ナツコはたむを場外に放り出し、場外ボディスラムから観客席へと叩き込んで暴行。ナツコはファイヤーマンズキャリーで担ぎ上げて花道へと運んでいくが、着地したたむが長い長い花道を駆けてのバイオレット・シューティングを狙う。ナツコはこれをカウンターのラリアットでなぎ倒し、ボロボロになったたむをリングに放り込む。
 ナツコはたむの左ヒザをグリグリと踏みつけた後に左ヒザへのボディプレス。反撃を試みるたむを強烈なエルボー1発で黙らせたナツコがヒップドロップを発射も、かわしたたむが低空ドロップキック。さらにスピンキックからロープに飛ぼうとするが、足が痛んで走れない。ナツコが突っ込んでくるが、たむは左足をキャッチしてヒザ裏へ強烈なミドルキック。たまらず場外へ逃れたナツコへコーナートップからのプランチャを見舞って追撃する。
 たむはナツコをリングに放り込んで左ヒザ裏へのローキックからドラゴンスクリュー、リバース・ドラゴンスクリュー、ローキックからの足4の字固めと冷徹な一点攻め。ナツコは苦しみながらもなんとかロープブレイク。
 たむは尚も左ヒザ裏へのローキック連打からロープに飛ぶが、ナツコがかわして左ヒザ裏へのラリアット。ナツコはブレーンバスターからセントーン、さらにコーナーに上ってダイビング・ボディプレスを発射もたむが回避し串刺しバイオレット・シューティング。さらにエプロン上でのジャーマン・スープレックスを狙うが、ナツコが振り払って強烈なエルボー。互いに全力の一撃を受け合う意地を見せ付け、ナツコがエプロン上でのブレーンバスターを敢行。たむは倒れず耐えてトラースキックを見舞い、自らも一緒に落下していく捨て身の奈落式ドラゴンスクリュー。たむは場外カウント10で、ナツコは17でなんとか帰還。
 ふらふらと起き上がった2人は足を止めてのエルボー合戦。ナツコは気迫のラリアットも、たむが即座に起きてタイガー・スープレックス・ホールド。さらにバズソーキック、スピンキック、PKからトワイライト・ドリーム。完璧に決めてみせるも、小波がレフェリーの足を引いてカウント妨害。
 ナツコがボックスを持ち込んでたむの頭をぶん殴り、場外ではH.A.T.E.とコズエンのセコンド同士が乱闘に。ナツコがデスバレーボムからスワントーンボム、さらに毒霧を噴射も、かわしたたむがローキックからロープに飛ぶ。
 エプロンからテクラがたむを羽交い締めにするも、安納がトラースキックで排除。小波が飛び込んできてスプレー攻撃も、これがナツコに誤爆。さらに琉悪夏のラリアットもナツコに誤爆。なつぽいがコーナーに上ってH.A.T.E.のセコンド陣をプランチャで一掃。
 たむがナツコにバイオレット・シューティング、スピンキックからトワイライト・ドリームで叩きつけて3カウントを奪った。

たむ「ナツコ、闘うのって、すごい痛くて、苦しくてしんどくてつらくて……それでも最高だッ!たむにプロレスラーとしての闘う魂を思い出させてくれてありがとう!アンタは最高のヒールで、たむの唯一無二のライバルだ!」
ナツコ「私は、私の腰からベルトを剥がすのはヒーローだって言った。待てよ。誰がお前だって言ったんだよ。何回でも挑戦してやるよ」

※ナツコが退場

たむ「宇宙の皆さん!こんにちは~!第19代ワールド・オブ・スターダムチャンピオンになりました!何度挫けそうになっても、何度砕け散っても、またこうして夢を叶えることが出来たのは大切な仲間とずっとずっと愛し続けてくれた皆さんのおかげです。皆さんのおかげでまた私は一番星に返り咲くことが出来ました!サオリちゃん、なっちゃん、上がってくれる?もう分かってるよね。私達、全員二冠チャンピオンになったぞ~!たむね、3人で写真撮りたい!今!ダメ?ホントにずっと支え続けてくれてありがとう。ねえ、私たち、なんだっけ?」
安納「最上級のトリオ!」
たむ「私たち最高級のトリオが?」
なつぽい「へ?……ねえたむちゃん、一番かわいいカッコで撮ろうよ」
たむ「ここにいる皆さん、スターダムが大好きだよね?たむもスターダムが、みんなのことがほんとに大好き!私たち最高級のトリオがスターダムの最先端に立ってみんなを宇宙一幸せな景色につれていく!約束する!だから、ちょーかわいい3人の写真撮って!(※記念撮影タイム)最後にみんなの声聞かせてもらっていい?宇宙にきらめくたむロードについて来い!ビリーブインたむ!」

<試合後コメント>

中野たむ
「かわいいですか?ブスですか?第19代ワールド・オブ・スターダムチャンピオンに返り咲きました。1年間、本当に長くて、でもここまで来られたのは本当に大好きな仲間とたむのことを見捨てないでずっと支え続けてくれたファンの皆さんのおかげです。本当にありがとうございます。ナツコ、怖かった。でも、たむにプロレスラーとしての闘う魂を思い出させてくれたのはナツコだからだと思う。中野たむを生き返らせてくれてありがとう。またそのふてぶてしい顔で何でもたむの悪口言って、挑戦してきてよ。待ってる。1年前途切れたたむロード、やり直し……いや、今日からまた新しく第2章を始めます。皆さんのことを宇宙一幸せにするチャンピオンになるから、たむのことを信じてついてきてください。ありがとうございました」

刀羅ナツコ
「中野たむ!リングでも言ったとおりだよ。誰がヒーローかなんて私が決めるんだよ。ベルト獲ったくらいでなあ、ヒーローぶってんじゃねーぞ。何回でも何度でもテメーが巻いてる限りはよ、挑戦してやるよ。必ず赤ベルトは私が取り返す!」

第10試合


 ゴングが鳴ると上谷がロックアップをスカしてポーズを決める挑発を繰り返す。舞華が低空タックルでグラウンドに倒していき、レスリングの攻防へ。スタンドに戻ってヘッドロックから舞華がショルダータックルで倒すも、上谷はするりと場外へエスケープ。舞華が場外に追っていけば上谷はリングへ、舞華がリングへ戻れば上谷は場外へとひらりひらり。たっぷりを間を取って舞華を焦れさせる。
 上谷はロープワークで舞華を翻弄してドロップキック。場外に蹴落として観客席へと叩き込んでいき、上谷はリングにパイプイスを持ち込んで優雅に座って待つ。
 舞華がリングに戻ると、上谷は激しいストンピング連打からフェイスロック。上谷は舞華をロープにくくった上で顔面を踏みつける。
 舞華はよろよろとエルボーを放っていくが、上谷はニヤニヤ笑いながら受け切って強烈なエルボー1発で吹っ飛ばす。さらにセカンドからのミサイルキックからロープに飛ぶが、舞華がパワースラムで迎撃して反撃の狼煙。
 舞華はスリーパーホールドから串刺しスライディングラリアット。さらに串刺しラリアットを狙うが上谷がかわしてサミング。上谷がスワンダイブ式クロスボディを狙うが、舞華がかわしてラリアットを狙う。上谷はレフェリーを盾にして撹乱しドロップキック。舞華は怯まず上谷をバックドロップの形でエプロンに落とし、ラリアットで場外へとぶっ飛ばす。さらにエプロンからのダイビング・ラリアットで追撃。
 舞華は花道からの奈落式ブレーンバスターを狙うが、上谷がバイシクルキックで谷底に落とす。さらに上谷がステージ最上段からのスーサイド・ダイブを決めて場内を沸かせる。
 2人共場外カウントギリギリでリングに戻り、ふらふらと起き上がりながらエルボー合戦。上谷が打ち勝ってバイシクルキックからニールキックを発射。かわした舞華がラリアットを発射も、これをかわした上谷が後頭部への低空ドロップキック。上谷がロープに飛んでニールキックを叩き込むも、舞華もカウンターのラリアットで返礼。
 舞華は腕を取りながら起き上がり小法師式のショートレンジ・ラリアットを連打。上谷はバックスライドから腕を取りながら起き上がり小法師式のカミゴェ式ビッグブートを連打。さらに強烈なビンタからドロップキック、ミサイルキックと連撃。さらにコーナーに上るが、舞華が雪崩式ブレーンバスターでの切り返しを見せる。
 舞華がコーナーに上るが、上谷は雪崩式フィッシャーマンズ・スープレックス。さらにロコモーション式で放っていくが、舞華がリバースしてロコモーション式ブレーンバスターを3連撃。
 舞華は炎華落としからみちのくドライバーIIを狙うが、上谷がウラカン・ラナで切り返す。さらに上谷はバイシクルキック、スピンキック、旋風脚、スター・クラッシャーと猛攻。上谷がコーナーに上っていくと舞華が追っていく。上谷はするりと抜け出して舞華をコーナーに残し、雪崩式フランケンシュタイナーを狙う。舞華はこれをぶっこ抜いて雪崩式みちのくドライバーIIという超大技を見せ場内を爆発的に沸かせる。
 それでも上谷はすっくと起き上がって旋回式スター・クラッシャー。さらにロープに飛ぶが、舞華がカウンターのラリアットからローリング・ラリアット。ゴツリと音が響くヘッドバッドからみちのくドライバーII。さらにリストクラッチ式みちのくドライバーIIで突き刺して3カウントを奪った。

 舞華には優勝の証であるマントと王冠、優勝カップが授与。

舞華「上谷、今まで闘って来た中でお前今一番イキイキしてんじゃねーか!それがお前の選んだ居心地のいい場所なんでしょ?こんな感じになってしまったけど、今日決勝で上谷とやってメチャクチャ嬉しかったよ」
上谷「プロレス人生、一生かけてでもお前を地獄の底まで引きずり下ろしてやるッ!」
舞華「お前は私のライバルなんだよ。また闘うぞ!」

 舞華が握手を求めるも、上谷はあっかんぺーで応えて去っていく。

舞華「ということで、私が優勝したということは赤いベルト、ナツコ!お前とやりたいと思ったけど……負けてんじゃねーか!どうなってんだオイ!まあいいや。私はね、もう待ってられない。最短で赤いベルト取り返す。その後に思い切りナツコをぶっ潰すんで、みんなヨロシクぅ!その最短なんですけど、来月の14日!大阪エディオンアリーナ第1競技場、そこで……中野たむ。お前とやりたいと思ってるよ。返事はぁ~!?」

たむがよろよろと足を引きずってリングに向かって歩いてくる、舞華が「頑張って走ってぇ~いたくな~い♪」と囃し立てる。

舞華「たむ、まずはおめでとう。いやぁ~私がベルト巻いてたときにやりたかったんだけど。でも、私のこと待ってたでしょ?」
たむ「アンタが私のこと待ってたんでしょ!やろう!最高峰の試合、アンタと私で!9・14……すぐじゃない?!いーよ♪」
舞華「あのとき果たせなかった約束、ここでしっかり果たそうねえ?」

 2人がしっかり握手を交わし、たむが退場。

舞華「有言実行したよ、みんな。全勝優勝!この勢いのままあの赤いベルト、絶対に取り返す。そしてナツコ、H.A.T.E.、ボッコボコにしてやるんで、みんな大阪エディオンアリーナ、是非お越しください。そのときまで!さらばだ!」

<試合後コメント>

上谷沙弥
「H.A.T.E.に入って1ヶ月。中々の出来でしょ?たださ、最後アイツが立って笑って勝ち名乗りを上げてる姿、心底気に食わない!リング上でも言ったけど、プロレス人生一生かけてでもアイツを地獄の底まで引きずり下ろしてやるよ。正義が勝つなんて……気に食わないね。だって人それぞれ正義は違うから。私は私なりの悪の正義で、その正義を振りかざしてスターダムをこれからもメチャクチャにしてやるよ!」

舞華
「全・勝・優・勝!マジで5★STAR、トラウマだったんだよ。でも今こうして誰も成し遂げられなかったことを成し遂げることが出来て本当に良かった!ああ、間違ってなかった!間違ったこともあったかもしれない。色んな感情になって、心折れそうになって、這い上がって、またもがいて、苦しんで。でも、人生ってそれの繰り返しでしょ?だから応援してくれたファンのみんなも、こんな私の姿を見て明るく楽しく一緒に人生を歩んでいきたい。もちろんスターダムの仲間と、もっともっと色んな感情になりながら、もがきながら、苦しみながら、時には立場が逆転して、そうやって強くなって行くと思う。もっともっとこのスターダム、強くなるよ。なんてったって、この5★STAR全勝優勝した私がいるんだよ?必ず最短で赤いベルト獲るんで。そして年末も迎えたいと思います。本当にありがとうございました!よっしゃあ!酒飲むぞ!やった~!お酒ありますかぁ?お酒~♪」

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