【試合詳細】9・10 スターダム横浜武道館大会 スターライト・キッド&AZMvs岩谷麻優&鹿島沙希 ジュリア&鈴季すずvs林下詩美&舞華 葉月&刀羅ナツコvs高橋奈七永&琉悪夏 中野たむ&白川未奈vs安納サオリ&なつぽい

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『ドリーム・タッグ・フェスティバル 2023』
日程:2023年9月10日(日)
開始:17:00
会場:神奈川県・横浜武道館
観衆:1,479人

▼ガントレットタッグマッチ
<1試合目>
[God‘s Eye]朱里/○壮麗亜美
3分6秒 ブルーサンダー→片エビ固め
月山和香/●水森由菜

<2試合目>
[God‘s Eye]○朱里/壮麗亜美
3分39秒 朱雀
[STARS]コグマ/●飯田沙耶

<3試合目>
○メーガン・ベーン/星来芽依
2分27秒 F5→片エビ固め
[God‘s Eye]朱里/●壮麗亜美

<4試合目>
メーガン・ベーン/○星来芽依
2分58秒 流れ星
[Queens Quest]レディ・C/●天咲光由

▼タッグマッチ 20分1本勝負
[DREAM☆H]○中野たむ/白川未奈
10分32秒 アンドロメダ→エビ固め
[COSMIC ANGELS]安納サオリ(フリー)/●なつぽい

▼タッグマッチ 20分1本勝負
[MIRAISAKU]○MIRAI/桜井まい
11分50秒 ミラマーレ
吏南/●妃南

▼タッグマッチ 20分1本勝負
●渡辺桃/向後桃
8分19秒 反則
○羽南/マライア・メイ

▼タッグマッチ 20分1本勝負
○葉月/刀羅ナツコ
14分56秒 ダイビング・セントーン→片エビ固め
高橋奈七永(フリー)/●琉悪夏

▼タッグマッチ 20分1本勝負
△ジュリア/鈴季すず
20分0秒 時間切れ引き分け
林下詩美/△舞華

▼タッグマッチ 20分1本勝負
岩谷麻優/●鹿島沙希
15分24秒 あずみ寿司
[スターボム]○AZM/スターライト・キッド

AZM&キッドが久々のタッグ復活で快勝!ジュリア&すずが夢のタッグ結成もプロミネンスが襲撃!葉月&ナツコが互いへの複雑な思いを吐露

第0試合


 1組目の朱里&壮麗、2組目の月山&水森で試合開始。
 月山&水森が奇襲し、トロピカル☆なヘッドバッドからダブルのドロップキック。水森がボディプレスからショルダータックルでぶつかっていくが、壮麗が逆にショルダータックルでなぎ倒す。月山が壮麗にロープを使ったコンプリートショット、水森がクロスボディやスライディングラリアットを見舞って追撃。水森が壮麗に逆逆エビ固めも、朱里がカット。God’s Eyeのトレイン攻撃からダブルのハーフハッチ・スープレックス。壮麗が水森にアルゼンチン・バックブリーカーも、月山がカット。朱里が月山を場外に排除し、壮麗が水森にバックドロップを狙うが、水森が首固め。さらにエルボー合戦を展開し、壮麗がカウンターのラリアット。壮麗がブルーサンダーボムで叩きつけて3カウントを奪った。

 3組目としてコグマ&飯田が登場。
 コグマ&飯田が奇襲し、壮麗のダブルラリアットをガードしてサンドイッチドロップキック。コグマが壮麗をロープ際に追いやってふみふみからのフットスタンプ。飯田にタッチ。
 飯田はマシンガンチョップからロープに振ってダブルチョップを発射も、かわした壮麗がダブルチョップ。朱里にタッチ。
 朱里は飯田にショットガンドロップキックから串刺しニー、ハーフハッチ・スープレックス。さらに腕十字から腕固めに入るもコグマがカット。朱里がタックルで倒してストンピングを見舞うと、飯田が立ち上がってエルボー。コグマがスタナー、飯田がスライディングバックエルボー、2人での合体フェイスクラッシャーが決まる。飯田がコーナー上でシャツを脱ぎ捨てて飯田ロケットを発射。さらに朱里に飯田橋を決めるが壮麗が必死のカット。飯田はラリアットを狙うが、朱里が武者返しから腕十字を狙い、そのまま朱雀に捕らえると飯田もたまらずタップアウト。

 4組目として星来&メーガンが登場。
 朱里は「お願いしまーす!」とメーガンの相手を壮麗に任せてそそくさとコーナーに戻る。
 ゴングが鳴ると、壮麗とメーガンがロックアップで組み合って力比べ。メーガンが押し勝って余裕の笑みを浮かべると壮麗がショルダータックルで幾度もぶつかっていくがメーガンはビクともせず。朱里とのダブルショルダータックルを見舞うとメーガンもたたらを踏むが、即座にダブルラリアットで2人まとめてなぎ倒す。
 壮麗がエルボーを打ち込んでいってもメーガンは涼しい顔で一歩ずつ前に出ていく。その上でエルボー一発で吹き飛ばすも、朱里が追走ランニングニーでアシスト。ダブルのブレーンバスターを狙うが、逆にメーガンが2人まとめてブレーンバスター。場外に逃れた2人へ、持ち上げた星来を投擲。さらにメーガンが壮麗をラリアットで叩き伏せてからF5を決めて3カウントを奪った。

 最後の5組目としてレディ&天咲が登場。
 QQの2人が奇襲。レディがメーガンにエルボー&逆水平チョップを連打も、メーガンには全く効かず。メーガンはレディをボディスラムで叩きつけて星来にタッチ。
 メーガンは星来を武器として投擲。星来がドロップキックを見舞い、ロープに飛ぶもレディが追走ビッグブート。さらにショルダータックルで倒して天咲にタッチ。
 天咲はレディと2人でロープに飛び、レディのフラップジャックから天咲のDDT、2人での合体低空ドロップキックと連撃。さらに天咲が高角度DDTを狙うが、星来が着地してエルボー合戦に持ち込む。天咲が連打で打ち勝つも、星来がカニバサミからオクラホマロール、ドロップキックと連撃。天咲が丸め込みからブレーンバスターを狙う。星来が耐えると、天咲が隙を突いて天橋立。メーガンがカットし、星来がカサドーラ。天咲もエビ固めで返していくが、メーガンがラリアットで叩き伏せ、星来がロコモーション式ジャックナイフで3カウントを奪った。

<試合後コメント>

メーガン・ベーン&星来芽依
星来「やりましたーガントレットマッチ、最初の試合、自分ほとんど出ない間にメーガンのパワーでやっつけてくれて、しかも自分ガントレットマッチ3大会3連勝中なんですよ。ちょっとガントレットマッチ面白いですね。もっともっとやっていきたいと思いますね」
メーガン「貴女はよくやったわ。でもハグはしない」(※英語で)
星来「いえす。・・・多分きっと褒められたんだと思います」

第1試合


 復活したDREAM☆Hが現ゴッデス王者の安納&なつぽいと対戦。
 白川となつぽいでゴングが鳴ると、ロックアップで組み合って白川が押し込み、互いに離れ際に打撃を放つも避け合う。十字ロープワークを見せた2人、先制は白川の低空ドロップキック。DREAM☆Hが2人で久々のコンビネーションドロップキックを放とうとするも、息が合わずに正面衝突。その隙を突いて安納&なつぽいが白川をコーナーに詰めて2人で顔面踏みつけ。
 安納と白川の対面となると、安納がロープに振ってカニバサミで倒し鎌固め。そこへなつぽいが低空ドロップキックを見舞う連携攻撃。なつぽいにタッチ。
 なつぽいは首投げから後頭部へ低空ドロップキック。さらにロープに飛ぶが、たむがエプロンからミドルキックでカット。DREAM☆Hが2人でロープに触ろうとするとなつぽいが白川だけ振り返す。たむが身体に染み付いたクセでなつぽいとのmeltear連携攻撃を白川に見舞ってしまい、唐突に白川が大ピンチに。

 一時的に孤軍奮闘するはめになった白川もコーナーでの攻防で安納に一矢報いるも、なつぽいのドロップキックから安納のビッグブートを被弾。それでも歪まず安納にコンビネーション掌底を放っていき、カウンターのローリングエルボーを見舞ってたむにタッチ。
 たむは倒れ伏す安納の横に寝転んであざといグラビアポーズで可愛さ勝負。安納が踵落としを発射も、たむが回避してタイムを要求。安納は無視してエルボーを見舞うと、たむも応戦して激しい撃ち合いに。安納が連打で打ち勝つも、たむがスピンキック。安納も倒れずジャーマン・スープレックスで投げるも、たむがすぐ起き上がってお返しのジャーマン・スープレックス。安納も延髄斬りで反撃し、なつぽいにタッチ。
 なつぽいはたむにダイビング・クロスボディからフィッシャーマンズ・スクリューを狙うが、たむが振り払う。そこへ安納が飛び込んできて2人で同時の串刺しドロップキック。安納のミサイルキックからなつぽいのフェアリアル・ギフトが決まるもたむがカット。
 なつぽいがフェアリー・ストレインを狙うが、たむが振り払う。安納の延髄斬り+なつぽいのトラースキックの同時攻撃からなつぽいがバックラッシュ。さらに合体タンタンドルを狙うが白川がダブルのランニングネックブリーカードロップでカットし、飛び蹴りの編隊飛行。場外に逃れた安納となつぽいに対し、白川が「行くぞ!たむ!」と号令をかけて2人同時のプランチャ。
 さらにDREAM☆Hが「チャンス!」と叫んで白川のローリングエルボー+たむのスピンキック、たむのバイオレット・シューティング、タイガー・スープレックス・ホールドが決まるもカウント2。カットに来た安納を白川がドラゴンスクリューで蹴散らし、たむがなつぽいにバイオレット・スクリュー・ドライバーを狙う。着地したなつぽいがラ・マヒストラルも、たむが上から潰す。エビ固めのシーソーゲームとなる中、たむがバイオレット・シューティング。最後は側転から組み付く丸め込みで3カウントを奪った。

たむ「未奈、今日は未奈が隣りにいてくれたから最強のタッグチャンピオンから勝つことが出来た。ありがとう!未奈!コズエンと、Club Venus、連合軍、組むのはどうかな?こっち見てよぉ……。今日はさ、色んな気持ちがあると思うけど、今日はDREAM☆Hが勝ったから、一緒にコズエンダンス踊るのはどうかな?!」

 白川が断固拒否の姿勢を見せるも、コズエンの曲が鳴るとキレキレの動きで踊りだしてしまう。そんな自分に気づいた白川が慌てて音楽を止めさせる。

白川「おかしいだろぉ?!オイ!音楽がかかっちゃうと踊っちゃう性格なの!分かった。たむ、今日はDREAM☆Hが勝ったね。連携も、覚えてたし、身体が勝手に覚えてたよ。コズエンダンスも身体が勝手に踊ってたよ。だけどさ、白川未奈がClub Venusのリーダーとして中野たむを倒すんだよ。あんたからこれ(※赤いベルト)、剥がすんだよ。だからコズエンダンスも今夜一夜限り!……たむ、ありがとね」

 2人がグータッチを交わすも、リングを降りたあとにたむが手を繋ごうとすると白川は応じず。それぞれ歩いて退場していった。

<試合後コメント>

安納サオリ&なつぽい
安納「やばいね。ちょっと、いや」
なつぽい「負けちゃった。ごめん、本当に申し訳ないごめん」
安納「私もちょっとあの2人のペアの力をちょっとちょっとあんま知らんかった自分が居た。ちょっと勉強不足やったわ」
なつぽい「いや、DREAM H本当に強かったね」
安納「強かったね。でもね。今日思った。ドリームマッチ。別にうちらドリームじゃないよ。ドリームじゃないけど、やっぱいつまでもそのドリームやって気持ちを忘れないでおこうって思った」
なつぽい「そうだね。いいこと言うね。確かにその通りだ。いつまでもドリームなタッグでいよう。5★STAR、中野たむ。メンジェノ(明太子とジェノベーゼ)時代をなんかちょっと思い出しちゃった。バッチバチにやり合おうね!9・30、楽しみにしてるね、ばいぽ〜い!」
安納「白川未奈、足」

DREAM☆H
白川「……いや、コズエンダンスはおかしいでしょ」
たむ「踊りたかったかなと思って」
白川「連合軍とか何とかかんとか。たむはいうけどさ。たむ本当にさ、私に戻ってきてほしいと思ってるの?」
たむ「でも、そうだね。まあ戻ってきたところで、(※指折り数えながら)4番目の女になっちゃうからね。戻ってこない方がいいんじゃない」
白川「違うな。戻ったら、たむが2番目になっちゃう。かわいそうだから戻らないであげる」
たむ「うん。優しいね。あの日ね。あの日のこと、私ね、根に持つ女だから。忘れてないから」
白川「私が今狙ってんのは赤いベルトだから、あんたから剥がさないと意味ないから、ちゃんと守って待ってて」
たむ「待たないけど、守って守って、未奈のずっと先に行っとくよ」
白川「中野たむを、中野たむに地獄に落とされた。まあ、切っても切れない縁かもしれないけど、今度は私が。たむちゃん泣かしちゃおうかな。ありがとう」
たむ「ありがとう」

KAIRIあいさつ


 WWEから帰国後はスターダムを主戦場としていたKAIRI。再び日本マットから離れることになったKAIRIが挨拶に登場した。

KAIRI「皆さん、こんにちは!世界を旅する海賊王女、KAIRIです!本日はどうしてもこのスターダムのリングで、スターダムのファンの皆様に直接ご挨拶が出来たらと思い、こうして時間を頂戴します。2022年3月、この大好きなスターダムのリングで復帰をさせていただいて、1年半。短い間ではございましたが、こうしてたくさんの選手とカードを来んで頂き、最高の時間を本当にありがとうございました。スターダムの貢献に、お役に立てたかは正直わからないけど、本当に私はスターダムの選手のみんな、スタッフのみんな、そしてファンの皆さんが心の底から大好きです。プロレスは、始まりがあればいつか、どの選手にも終りが来ると思います。私も、終わりについて考えました。そして、最後の航海に旅立つ決意をいたしました。スターダムのリング、素晴らしい選手しかいないので、これからもっともっとスターダムを大きなところに皆さんと一緒に選手の皆さんが連れてってくれると思うので、どうかみんなの応援をお願いします。1年半、本当にありがとうございました!」

※リングに葉月、コグマ、飯田が上がってくる。

葉月「KAIRIさん、もう1度新しい航海に行く前に、私たち生え抜きと、時間はないと思いますが、試合をしてください!」
(※握手を求める)
KAIRI「ありがとう!……といいたいところなんだけどさ、9月、5★STAR GP、みんな集中してほしいし、時間がない。だけど、ずっと、試合したかった。だから、去年私が試合に穴を開けてしまった、名古屋。10月ではあるけど、10月9日、名古屋ドルフィンズアリーナで、よかったらお願いします」

※奈七永がリングに上ってくる

奈七永「パッショーーーーン!!KAIRI!」
KAIRI「はいっ!」
奈七永「KAIRI!」
KAIRI「はいっ!」
奈七永「KAIRI!パッションあんのか!」
KAIRI「あるぞ!」
奈七永「パッショーーン!!」
KAIRI「あるよ!」
奈七永「おっしゃ!じゃあ最後絶対さ、七海里やりたいよ!」
KAIRI「やりたいよ!」
奈七永「やろーよ!」
KAIRI「お願いしまーす!……あれ?でも、3vs2?1人足りない。やっぱり、奈七永さん、いいですか?麻優さん!麻優さん、いらっしゃいますか?」

※月山が「麻優さんですか?!麻優さんいますか!麻優さん!麻優さん麻優さん……!」と叫びながら猛ダッシュで裏まで岩谷を呼びに行く。岩谷は慌ててコスチュームの上にシャツを着ながら出てきてリングへ。

KAIRI「よかったら、10月9日、名古屋で3vs3で試合お願いできますでしょうか?」
岩谷「ふひぇ……横浜武道館の皆さん!こんばんは!七海里と岩谷麻優で、同級生ず?皆さんみたいですか? 最後の最後か。うん。うん。じゃあ、よろしくお願いします!」
(※KAIRIと握手)
KAIRI「お忙しい中ありがとうございます」
岩谷「奈七永もよろしく」
奈七永「奈七永じゃねーよ!」
KAIRI「というわけで、10月9日、スターダムらしい試合をこのメンバーでさせていただきます!皆さんよろしくお願いします!それでは試合も近いので解散ということで。皆さんお時間ありがとうございました!楽しんで帰ってください!ありがとうございました!」

第2試合


 いつかの再会を誓い合って別れてから初めて隣に並び立つMIRAISAKUと、唯一無二の双子JKレスラーの南姉妹の対決。
 桜井と妃南の対面となると、貴婦人が優雅に握手を求める。桜井が引き寄せてブレーンバスターからバイシクルキック、脇固めと見舞うも吏南がカット。吏南が桜井を、MIRAIが妃南をロープにつなぎとめる。「せーの!」で離そうとするも離したのは吏南だけ。妃南が桜井に強烈な打撃を見舞いボディスラムの体勢へ。桜井がボディスラムで投げ返して「庶民がッ!」と踏みつけフォール。さらに脇固めも妃南がロープへ。桜井はロープを使ったアームロックからロープを蹴り上げて腕攻め。MIRAIにタッチ。
 MIRAIはボディスラムから足を使った腕へのスクリュー。妃南は痛む右腕でエルボーを見舞っていくが、MIRAIはハンマーロックで固めながら自軍コーナーに叩きつけて桜井にタッチ。
 MIRAIのリストロックに桜井がビッグブートを合わせる連携攻撃。さらにロープに飛ぶが、妃南がレインメーカー式払い腰を見舞って吏南にタッチ。 
 吏南は桜井に串刺しダブルニーから「なにが貴婦人だオラッ!」と卍固め。MIRAIが「こんのクソガキ!」とカットに入るが、吏南は2人まとめて捕縛。桜井はミドルキック連打からスピンキック、スライディングキックと反撃していくも、吏南が重たいエルボーで反撃。真っ向からのエルボー合戦となり、桜井が連打で打ち勝つも吏南が大外刈りで叩きつける。吏南がロープに飛ぶが、桜井がレッグラリアートを見舞いMIRAIにタッチ。
 MIRAIは吏南に「クソガキ!」とミサイルキック。さらにバックドロップを狙うが、吏南が着地してフィッシャーマンズ・スープレックス・ホールド。妃南にタッチ。

 妃南はMIRAIにドロップキック、巴投げから飛びつき式ネックブリーカー。さらにワンハンド・バックブリーカーからロープに飛ぶが、MIRAIが飛びつき式のミラマーレ。これは吏南がカットし、妃南との連携攻撃を要求。姉妹でのブレーンバスターを狙うが、MIRAIが振り払い妃南にコンプリートショット。さらに桜井との合体フェイスクラッシャーを決め、腕固め。ミラマーレに移行する前に妃南がロープに足をかける。MIRAIはラリアットを狙うが、吏南が妃南を突き飛ばして救出しMIRAIに払い腰。さらに姉妹でダブルの大外刈りから吏南がダイビングダブルニードロップ、妃南が変形裏投げ。妃南は「終わり!」と叫んで投げようとするが、MIRAIがプッシュして桜井がしてスタナー。MIRAIがドロップキックでふっ飛ばし、MIRAIのジャーマン・スープレックスに桜井がミサイルキックを合わせる合体攻撃。さらにMIRAIがラリアットを発射も妃南が足払いから外道クラッチ そこへ吏南がスライディングで追撃しさらに吏南が外道クラッチ。妃南がエルボー発射もキャッチしたMIRAIが変形バックフリップ。妃南が即座に起き上がる意地を見せるが、MIRAIは振り向きざまのラリアットからミラマーレに捕らえる。吏南がカットしようとするも、桜井が吏南をパラダイスロックで固めた上でその上に優我に座って救援を断つ。そのまま妃南がギブアップ。

 その後、貴婦人による全庶民待望のおマイクタイムへ。

桜井「横浜武道館にお越しの庶民の皆様!お久しぶりですごきげんよう!なんか、このイス、座り心地悪いわねえ!」

※吏南が「ふざけんな!」と大暴れし2人に殴りかかって「ふざけんじゃねーよバカヤロー!」と激怒しながら帰っていく

桜井「なんて!お生意気な!おマナーのなってないお子様だこと!改めまして、横浜武道館の貴婦人ロスの庶民の皆さんごきげんよう!(※観衆からの「かわいい!」の声に)ありがとう♪(※観衆からの「MIRAISAKU最高!」の声に)ちょっと、おだまりなさい?MIRAI、今日はありがとう!お互い、強くなってまたと約束したあの日から、お互いベルトを持ってこうやって組んでくれて、約束を守ってくれて、ありがとう!私から、お願いがあります。今年のタッグリーグで、私のタッグパートナーになっていただけないでしょうか?」

MIRAI「貴婦人……いや、超貴婦人?いや、やっぱ桜井まいだな。桜井まい、なんでさぎに言うのんさ?MIRAIが言おうど思っでだったのんにぃ」
桜井「ちょっと待って?ちょ……なまっててよくわかんなかったんだけど、もっかいいい……?」
MIRAI「……なんで、先に、言うんですか?おんなじ、かんがえでした!」
桜井「そう言ってたのね?伝わった。奇遇ねえ。それじゃ、決まりでよろしいわよね?」
MIRAI「魂込めて!よろしくお願いします!」

 ※桜井が「魂込めて」が聞き取れず何度も聞き返し、MIRAIが何度も「魂込めて!」とささやくと桜井が「おだまり!」と逆ギレ

桜井「そして皆様、私は超貴婦人になるためのお修行中でしたが、今日はこのドリームタッグのために戻ってまいりました。ですが、もう少しお修行の旅に出ます。そして必ず、超貴婦人になって、皆さんの前に戻ってきます!だから、あなたたち庶民は、超庶民になって私の帰りを待ってて頂戴!それじゃ、ごめんあそばせ?」

<試合後コメント>

MIRAISAKU
MIRAI「久っっっしぶりのMIRAISAKU、勝利しましたー!いや、自分はもう今最高の気分です。貴婦人は?」
桜井「私もMIRAIがあの日の約束を守ってくれて本当に嬉しかった。そして今日、勝利を飾ることができて本当にありがとう。タッグリーグも快く受け入れてくれてありがとう」
MIRAI「なんで先に言うのんさ~」
桜井「え?」
MIRAI「MIRAIが言おうと思ってだったののに・・・」
桜井「あ、あら、奇遇ね。まあ仕方ないわね。私達は一緒にいた時間が長いから、なんでも思っていること一緒なので」
MIRAI「MIRAISAKU、魂込めて頑張ります!!!・・・魂込めて、魂込めて」(※桜井にも言ってほしそうに小声で)
桜井「お黙り!!!」

第3試合


 桃桃タッグは仲が悪く、向後のメガホンを渡辺が投げ捨てる。
 一方、羽南とマライアは互いのコスチューム&髪型を交換して登場。入場時のパフォーマンスも互いに交換し仲の良さを見せつける。

 渡辺が向後を場外に放り出して「1人で十分だ!かかってこい!」と挑発し試合開始。羽南とマライアがダブルのドロップキックからトレイン攻撃を見舞い、羽南がブロンコバスターからセクシーに腰を振るマライアのアピールを再現。渡辺をロープに振るが、向後がエプロンから強引にタッチ。
 向後は羽南の攻撃をかわしつつスピードで翻弄していくが、今度は渡辺がエプロンから強引にタッチし、向後を場外に放り出す。
 渡辺は「1人で十分なんだよ!」と羽南にボディスラム、サッカーボールキックと連打。マライアが羽南のことを「マライア!」と呼んでいるため、渡辺は「どっちだよ」と困惑。ロープに振っていくが、羽南が払い腰。向後がダイビング・クロスボディで救出にかかるも、2人がキャッチ。そこへ渡辺がドロップキックで3人まとめてふっ飛ばし、向後へ「お前なんていらねーよ!」と罵声。
 渡辺が羽南の顔面踏みつけて勝ち誇ると、羽南が意地のエルボー連打。渡辺が強烈なミドルキック一発で黙らせるも、羽南がランニングエルボースマッシュで反撃しマライアにタッチ。

 マライアはスリングブレイドからハイキック、コーナートップからミサイルキック。セクシーに踊ってアピールしていると、渡辺が「ナメんな!」とドロップキック。羽南が救援に入ってコーナーに上げると、マライアが雪崩式フランケンシュタイナー。さらに羽南がフェイマサーで追撃し、羽南が渡辺を羽交い締めにするなかでマライアが手を舐めてからのダブルチョップ。羽南も同じ動きで続き、ダブルのブレーンバスター。羽南にタッチ。
 羽南は渡辺に串刺しブロンコを見舞い、ロープに触ろうとするが渡辺が振り返し、向後の619+渡辺のミドルキックの連携から渡辺が蒼魔刀。
 向後がダブル攻撃を要求し、渡辺が渋々応じようとすると、向後のトラースキックが渡辺に誤爆。羽南が向後を排除して渡辺にバックドロップを狙うが、渡辺は必死にロープを掴む。羽南がロープに飛ぶと、渡辺はバックを取ってチキンウィング・フェイスロックから裏投げ。さらにバズソーキックと連撃。

 さらにテキーラ・サンライズの体勢に入る。そこへ桃がトラースキックを合わせようとするも、まやもや渡辺に誤爆。羽南がロープに飛ぶと渡辺がハイキックで迎撃するも、ブチ切れていた渡辺が羽南、マライアにバット攻撃。止めに来た向後もバット攻撃。注意しに来たレフェリーにも暴行を働くと、渡辺の反則負けがコール。

渡辺「なんだよ!なんだよこのクソゲーはよ!ふざけんじゃねーよ!おい、クソ桃!テメーと私が組むなんざ、100年早いんだよコラ!うるせーよ。黙れ帰れボケ。オイ、こんなこと言うためにマイク握ったんじゃねーんだよオイ。私は言いたいことがあってこのマイク握ってんだよ。みんな、知ってる?私、5★STAR、初戦、MIRAIに勝ってんだよね~?だから分かる?言いたいこと分かる?ねえ?私には白いベルトの挑戦権があるってこと。フヘヘ。ただ、私は白ベルトに興味はない。でもあのクソ陰キャの優等生みてーなMIRAIが大嫌いなの!フヘヘヘエ。だからまた、その可哀想な泣き顔見たいんだよねぇ~?以上!」

<試合後コメント>

渡辺桃
「全部リング上で言った通り。私はMIRAIからきっちり3取ってるわけ。だから、白いベルトの挑戦権があるよねって話。でも興味ないの。でも興味ないけど、MIRAIが今一番絶望するときって、ベルトを落とすときじゃない?しかもこのブラックビーチから、負けるときじゃない?ねえ、だから言ってんの。あのかわいそうな泣き顔が見たくて私はその白いベルトをぶっ壊しに行ってやるよって言ってんの。ま、お返事待ってまーす」

羽南&マライア・メイ&白川未奈
羽南「はいはい。私達なんだっけ、チームフューチャー?」
マライア「"The Furure"」
羽南「ま、一応勝ちました。ウィナー、ウィナー」
マライア「マライアがね。いつも通りね」(※英語で)
羽南「いやもう本当にね、本当に楽しかったです。ね、Enjoy. Me enjoy.」
マライア「タノシミ?タノシミ!」
羽南「楽し"かった"!」
マライア「タノシカッタ!スターダムには英語を話す子が居ないからね、通訳してもらえないわね。ところで、この子。私のバービー人形よ。メイクにヘアメイク、コスチュームも交換したのよ」(※英語で)
羽南「全部メイクもしてくれて髪の毛もやってくれてコスチュームも借りて、交換しました!よかったよ、楽しかった」
マライア「タノシカッタ!」
羽南「ね!」
羽南「また組みたいね!」
マライア「マタクミタイネ!」
(※白川が合流)
白川「イエーイ!楽しかった。羽南めっちゃ良かった!」
マライア「I'm 羽南」
白川「ハローハローナイストゥーミーチュー」
マライア「そういえばあなたのスターダムデビュー戦の相手は私だったわね。お互いのことよく知ってるわよね」(※英語ではあるがすっかり羽南になりきって話すマライア)
白川「YeahYeahYeah...Club Venus」(※羽南を指して)
マライア「Venus!?(※マライア、羽南の胸元を触りながら)」
白川「羽南、本当良かった」
羽南「ヴィーナス?」
白川「羽南、変われるチャンスだよ」
マライア「このイメージでやったら、トップが狙えるわ(※英語で)」
白川「Club Venus・・・Club Venus・・・」
羽南「ええ、ヴィーナス!?ヴィーナス・・・」
マライア「Together! Forever! Venus!(※マライア、羽南の手を握りながら)」
羽南「Noだ!No!」(※マライアに手を引かれながら去っていく)

第4試合


 母娘タッグにノリノリな奈七永に対し、琉悪夏はまるで母親に手を引かれる反抗期の娘のような対応。
 対するは、葉月と、かつて葉月の引退試合の相手を務めたナツコの久々の旧体制大江戸隊タッグ。普段は敵対している2人だが、入場時には笑顔で握手を交わしてからリングへ。

 葉月&ナツコが奇襲し、観客席へなだれ込みながらの場外戦となる中でゴング。リングに戻して葉月&ナツコが久々の顔面ウォッシュの競演を見せ葉月のカニバサミにナツコがスライディングキックを合わせ、葉月のセントーン+ナツコのギロチンドロップ。ナツコが琉悪夏に串刺しラリアットを連打し、葉月にタッチ。
 葉月はコーナーで琉悪夏の顔面に座り込み、ナツコとタッチを回しながら顔面攻撃。
 ナツコは琉悪夏とショルダータックル合戦を展開。琉悪夏が幾度もぶつかっていくがナツコは倒れず。互いに得意とするセントーンを放っていくも互いにヒットはせず。ナツコが逆エビ固めで絞り上げる。琉悪夏はなんとか自力でブレイク。
 ナツコはエルボーを連打していき、ロープに詰めてミドルキックを連打。さらにロープに飛ぶが、琉悪夏がクロスボディで迎撃し奈七永にタッチ。
 奈七永はエルボー&ショートレンジ式ラリアットを連打。葉月が救援に入ってトレイン攻撃を狙っていくが、奈七永は葉月をラリアットでふっ飛ばし、ナツコとはラリアットで正面衝突。これに打ち勝った奈七永がさらにラリアットを狙うが、ナツコがすくい上げてバックフリップ。葉月にタッチ。

 葉月は奈七永にミサイルキックからフルネルソンバスターを狙うが、奈七永が振り払ってエルボー合戦に持ち込む。葉月が猛連打で奈七永にヒザをつかせるが、ロープに飛んだところで琉悪夏が一撃。怯んだところに奈七永がバックドロップを見舞い、奈七永&琉悪夏がダブルのフェイスクラッシャーからダブルのクロスフェィス。奈七永が前落としからのスライディングキック、さらにバックドロップで叩きつけ挑発的に顔面を蹴りつけていく。葉月はフルネルソンバスターからのセントーンで反撃し、コーナーに上って行く。これを琉悪夏が足を掴んで妨害。奈七永が雪崩式ブレーンバスターで叩きつけ、琉悪夏にタッチ。
 琉悪夏は串刺しラリアットからロープに飛んでショルダータックル、セントーンと連撃。さらにフィッシャーマンを狙うも葉月が抵抗。琉悪夏が喉輪でコーナーに押し付け、串刺し攻撃を狙うもナツコが串刺しラリアットからキャノンボール、葉月が串刺しの顔面蹴りからクロスフェイス。これは奈七永がカットし、葉月を2人でロープに振るが、ナツコが飛び込んできてダブルラリアット。場外に逃れた2人へ葉月がトペ・スイシーダを発射も、かわされて自爆してしまう。
 奈七永&琉悪夏は葉月をリングに上げ、サンドイッチラリアット、奈七永のスライディングラリアット、琉悪夏のスライディングラリアットと猛攻。琉悪夏がフィッシャーマン・バスターから「奈七永ーッ!」と呼びかけて2人でコーナーに上がる。奈七永の冷蔵庫爆弾から琉悪夏の冷凍庫爆弾という夢のコンボ攻撃が決まるもカウントは2。

 奈七永&琉悪夏が再びサンドイッチ式ラリアットを放つも、葉月がかわして誤爆させる。ナツコが飛び込んでくると、葉月と2人で同時の毒霧噴射。ナツコのラリアットと葉月のビッグブートの競演が決まる中、ナツコが琉悪夏をデスバレーボムでセット。そこへ葉月がダイビングセントーンを投下して3カウントを奪った。

<試合後コメント>

刀羅ナツコ
「何年ぶりだ?葉月と組むの。2020年ぐらいに花月が去ったから、その年からだと3年、2年3年ぶり?うーん、思う事はやっぱいろいろあるよね。引退試合やったの私だし、あいつ帰ってくるとき私怪我していなかったんだよ。ネットニュースで知るほどさ、悲しいことある?レスラー人生の中で、本当はたった1人だけなんだよ、引退の相手なんて。1人だけとか1回きり。でも、そうやってイラついたときもあったけどさ、まあなんて言うか、あんまり俗に言う”エモい”みたいな雰囲気はしたくねえんだけど、まあ素直に、素直に楽しかったよ今日は、うん。また組むかと言われたら、ノーって言うね。それが今の大江戸隊である……いや、あの頃から大江戸隊だったけど、大江戸隊のリーダーになった刀羅ナツコの意見。以上」

葉月
「ナツコとのタッグ、向こうは何を思ってるか。私が引退して、いろんなことを急に任せちゃったので、復帰することも反対だっただろうし、今日もどう思って、向こうは組んでたのかわかんないけど、私は楽しかったです。ただ、楽しかったけど、本当に組むと思ってなかったし、今日が何か夢みたいな感覚で。試合の記憶が、もうほとんどない状態。でも、楽しかったし、ナツコ、組んでくれてありがとう。以上」

高橋奈七永&琉悪夏
奈七永「琉悪夏、琉悪夏」
琉悪夏「うっわ!赤っ」(※カメラに映った自分たちの顔を見て)
奈七永「お揃いだね」
琉悪夏「やだ」
奈七永「お揃いにしてくれたのかな。なんか知らんけど。ねえ琉悪夏。冷蔵庫と冷凍庫初めて合体したね」
琉悪夏「ああ、はじめてね」
奈七永「合体したね。どうだった合体? 」
琉悪夏「うーん、また見たい人いる?もしかして」
奈七永「あ、やりたいってことね。もう琉悪夏はもう素直じゃない・・・試合したらもうちょっと扉が開かれるかと思ったんだけど、そっか負けちゃったもんな。最後助けられなくて」
琉悪夏「助けてくれない。これ(※毒霧を喰らった顔面)、こんな赤くなって」
奈七永「わたしもだからお揃いだ」
琉悪夏「これ(※パッションの特製タオル)ちょうどいいかったよ。顔拭くのに」
奈七永「いやいや、それ用じゃないんだけど、琉悪夏カラーでちゃんと琉悪夏お気に召すように」
琉悪夏「うん」
奈七永「やったんだからさ、ちゃんとこのパッションを胸に、胸に刻んで次また、隣で戦う日まで、お前、お前は19歳だろまだ!まだまだなんだよお前が担っていくんだよこの女子プロレス界、スターダムを!ああ!?」
琉悪夏「うるさーいもう!」
奈七永「切り開いていくんだよ!」
琉悪夏「うるさい本当!!!痛い痛い!(※耳を塞ぐ)」
奈七永「もっともっとそのために必要な事は、私にできることがあれば、お前にはちゃんと伝授してやるから、うん。勝手に冷凍庫爆弾やり始めてさ、こんな風になるなんてな想像もしてなかったけどな。プロレスって面白いな!な!」
琉悪夏「試合後もうるせえんだな」
奈七永「当たり前だほら、パッション叫ぼう!せーの、パッション!」
琉悪夏「ぱっしょーん。(※ワンテンポ遅れ、やる気なさそうに)」
奈七永「せーの、パッション!」
琉悪夏「パッション!!!もううざい!!!!!(※琉悪夏、叫びながらコメントブースを去る)」
奈七永「またね」

第5試合


 詩美と、詩美に憧れてプロレス界の門を叩き詩美に喧嘩を売る形でスターダムに上陸した舞華がタッグ結成。
 対するは互いに「姉/妹みたいな存在」と語るジュリア&すず。“色々あった”2人がスターダムのリングで再び隣に並び立つ姿は数年前には考えられない光景。

 すずはイスを、ジュリアはテーブルを持って入場。
 すずと舞華の対面でゴング。ロックアップをすかしたすずがハイキックを発射。かわした舞華がラリアットを発射もすずが回避。エルボーの相打ちから距離を取り両者タッチ。

 ジュリアと詩美の対面となり、ロックアップからバックの取り合い、リストの取り合い、ヘッドロックの奪い合いからクリーンブレイク。ジュリアの合図ですずが背後から奇襲をかけ、すずが「ジュリア、行くぞ!」と呼びかけるとジュリアが「OK!」と呼応。そのまま場外戦へとなだれ込んでいく。
 すずとジュリアがテーブルを2セット並べて立て、テーブルパイルドライバーの競演を狙う。しかし、舞華がすずを、詩美がジュリアをアルゼンチン・バックブリーカーで担ぎ上げる競演を見せ、闘いの場をリングに戻す。
 詩美はジュリアの顔面をぐりぐりと踏みつけていき、ジュリアのクロスボディを過キャッチしてアルゼンチン・バックブリーカー。これをジュリアがスリーパーホールドで切り返すが、詩美がKUBINAGEからスリーパーホールド。ジュリアも首投げから十字架固め、胴締めフロントネックロックと畳みかけるが、詩美はぶっこ抜いてコーナーにバスター。舞華にタッチ。
 舞華は詩美とトレイン攻撃を狙うが、詩美が舞華を振り続けるだけになり舞華が「なんでなんで?!」と困惑。さらに詩美が「なんでだよぉーっ?!」と叫ぶ舞華をボディスラムでジュリアに投げつける。さらに舞華がジュリアにブレーンバスターい、串刺しラリアットをねらうがかわしたジュリアがスイングDDTからスライディングキックを見舞ってすずにタッチ。
 すずはエプロンでの地対空ドロップキックからすずのスライディングジャーマン+ジュリアのネックブリーカーの合体攻撃。さらにすずがミサイルキックからテキーラショットを狙うが、舞華が暴れて脱出しパワースラム。詩美にタッチ。
 詩美はすずに串刺しラリアットからスライディングラリアット。さらに無双のように叩きつける投げ技からジャーマン・スープレックスを狙う。すずは股抜けでかわしてハイキックを発射も、詩美が回避。ジュリアが救援に入り、ダブルの丸め込みから合体ステルスバイバー。舞華がカットし、詩美がダブルラリアットで2人まとめてなぎ倒す。
 詩美&舞華がリング上で酒瓶をぶつけて乾杯してグビリとやり、先程セットされたテーブルにジュリア&すずを寝かせる。詩美&舞華がコーナーに上っていくが、ムクリと起きたジュリア&すずが下からイスを投げつけて場外に叩き落とす。

 ジュリアが舞華を、すずが詩美を同時にテーブルパイルドライバー。場外カウント14でずずが詩美をリングに戻し、「終わりぃ!」と投げっぱなしジャーマン・スープレックス。さらにバズソーキック、トラースキック、さらにバズソーキックを放つも詩美が下からすくいあげてパワーボム。詩美はハイジャックボムを狙うが、すずが丸め込んで切り返す。詩美はコウモリ吊り落としを見舞うも、すずが即座に起きて後頭部へのランニングニー。両者タッチ。
 ジュリアと舞華がエルボーで殴り合い、ジュリアが打ち勝つも舞華がすぐにラリアットで反撃。ジュリアもすぐ起きてバックドロップで叩きつけ、ランニングニーからファルコンアローを狙う。耐えた舞華が炎華落としで叩きつけ、みちのくドライバーIIを狙うが、すずがカットに入り、すずのドルフィンバスター+ジュリアのネックブリーカーの合体攻撃。なおもラリアットを狙う舞華に対し、ジュリアが蜘蛛の巣で絡みつくも、詩美がカットしそのまま持ち上げてアルゼンチン・バックブリーカー。そのまま舞華に投げ渡し、キャッチした舞華が俵返し。
 詩美&舞華の合体パワーボムから詩美のジャーマン+舞華のラリアットの合体攻撃を狙うが、ラリアットが詩美に誤爆。ジュリアとすずがコーナーに上って行くが、詩美、舞華がそれぞれ雪崩式ブレーンバスターで撃墜。ジュリア&すずもジャーマン・スープレックスの競演を決め、4人が倒れたままの状態で20分フルタイムドローを告げるゴングが鳴らされた。

舞華「おい、ジュリア。今日は引き分け。昨日の答え、聞かせてもらおうか。」
ジュリア「昨日のは、2人とメガサスでアーティストに挑戦したいって話でしょ?そうだなあ。でもなあ。今日やってみてなあ~。……やるに決まってんだろ!!おい、ちょっと3人しかいないけど、必ずやりましょう。そしてドリームタッグ、どうでしたか?我々のタッグ。まあでもね、まずはすずとは、組みたいな~なんて思ってたけど、アーティスト戦があるから、その話は今度ということで、お楽しみに。ありがとうございました!」

 ジュリアとすずが固く握手を交わし、笑顔で抱き合う。
 そんな中、突然世羅りさ&柊くるみがリングに飛び込んできてジュリア&すずを襲撃。世羅がジュリアを押さえ込む中、くるみがすずをスリーパーホールドで失神寸前まで追い込んでからラリアット。さらに人でなしドライバーでぶっ刺す。
 くるみがグロッキー状態のすずをジャーマンで投げようとすると、先に退場していったはずの舞華が猛ダッシュで戻って来て救出する。

世羅「おい!ジュリア、すず!私たちプロミネンスは、ゴッデスのタッグリーグに参戦表明する!すず、お前とはちょっと前まで一緒に乗り込んできてたけど、今回からは!お前にも外敵としてここで大暴れしてやるよ!ジュリア、すず、そして他のスターダムの奴ら、覚悟しとけよ」

※プロミネンス勢が去っていく

ジュリア「おい、すず、お前の先輩どうなってんだよ。またぶち壊しやがって。なんかいってたな。なんていってたっけ……?」
世羅「きいとけよ」
ジュリア「タッグリーグ……。せっかくのこの空気感台無しにしやがった借りをタッグリーグで返してやるよ。二度とここに立てねーようにしてやるよ」

<試合後コメント>

世羅りさ&柊くるみ
世羅「早速、乗り込んできちゃいましたー。実はね、私1週間前にジュリアに負けてしまっているんですが、『その時の借りを返すぞ』と言ってたんですが。1週間後に来るとは思ってなかっただろお前ら!でもな、2人で来た。タッグリーグ戦、参戦表明だよ。ジュリアとすず、どうなるかは知んねえけど、すずはジュリアと楽しくやるためにスターダムに来たってわけか?牙、抜けちゃってんじゃねえの?そのお前の牙を私達プロミネンスが外敵として、もう1回生やさせてやるよ。牙復活させてやるよ。すず、ジュリアも他のスターダムのやつらも楽しみにしといてください、以上」

ジュリア&鈴季すず
ジュリア「なんだなんだなんだ、なんだなんだ、お前。なんちゅうとこでそうやって、私はそんな風に教えた覚えはねえぞ」
鈴季「ちげーよ。あいつら勝手に乗り込んできやがんだろ。ああん?なんだよめちゃくちゃいい感じだったのにー」
ジュリア「お前も勝手に乗り込んできたことあるよな」
鈴季「ああ、そうか」
ジュリア「って言ったら私もか。え、何?なんか酒を試合中に飲まされた後に何かバンプ(受け身)取ったから頭が痛い」
鈴季「酔っ払っちゃったか。酔っ払っちゃったよ、ちょっと、なんだよ。ちょっとせっかく、せっかくよ、ジュリアとドリームタッグ。ジュリアと組んで、最強で最高のタッグが始まるところだったのに。しっちゃかめっちゃかだよ。なあ」
ジュリア「酔っ払っちまった勢いでじゃあ言わして。いつか絶対私のタッグパートナーになれ。絶対DDMに来いいつか必ず。お前のタイミングに任せるから、絶対来いよ。まずアーティストだ。あいつら(※プロミネンスから殴り込んできた2人)の話もそれからだ」
(※ジュリア、千鳥足でコメントブースを後にするも転倒し、自動ドアに挟まって動かなくなる)
鈴季「あいつ大丈夫かよ!あいつマジでぶっ倒れてんぞ!おいジュリア!お前の今言ったことただの酔っ払いの戯言じゃないよな。・・・いつか、必ず」

第6試合


 かつてはSTARSの象徴的タッグだった岩谷&鹿島、そしてキッズレスラー時代から切磋琢磨してきた2人によるスターボムの復活。“外様”たちが賑わせたセミファイナルとは打って変わってメインは生え抜き選手のみの試合に。

 仲良く入場してきたスターボムに対し、岩谷と鹿島は別入場。
 鹿島が「いってこい!」と岩谷を突き飛ばして先発を任せ試合開始。3人が縦横無尽に入り乱れる中でスターボムが連携ドロップキックを決める。そんな岩谷を鹿島は頑張ってい応援していたが、岩谷がロープに飛ぶとなぜか足払いをかけて転ばせタッチを要求。
 鹿島はAZMの髪を掴んで引き回し、岩谷に足を出させてAZMの顔面にぶつける。鹿島がビッグブートを放つと、AZMはその足をレフェリーに持たせて隙を作り、ミサイルキック。キッドにタッチ。
 キッドは鹿島の攻撃をひらりひらりとかわしてブーメランアタックからのドロップキック。岩谷が救援に入り鹿島を鼓舞。2人でトレイン攻撃を狙うが、全く息が合わず正面衝突。鹿島が岩谷を「いってこい!」とハンマースローすると、その隙にスターボムが迫りドロップキックの編隊飛行。キッドが2人にまとめてその場飛びムーンサルトを見舞い、鹿島にマフラーホールド。鹿島はなんとかロープへ。キッドが鹿島のヒザをぐりぐりと踏みつけ、鹿島のブートをキャッチしてヒザへのニードロップ。鹿島もロープを踏み台にしたフェイスクラッシャーで一矢報い、岩谷の顔にビンタを見舞う形でタッチ。
 岩谷はキッドにドロップキックから強烈なエルボー。さらに「バカタレ!」とバカタレスライディングキック。さらにその場飛びムーンサルトプレスを発射も、かわしたキッドが「バカタレ!」とバカタレスライディングキックでお返し。さらにキッドが背中への串刺しダブルニーを見舞い、キッチャーマンを狙うも岩谷が振り払ってトラースキック。キッドはかわしてロープへ飛ぶが、鹿島が飛び込んできてビッグブートでアシスト。

 鹿島は「ダブル!」と連携攻撃をアピール。2人での膝裏へのローキックで転ばせてからのサンドイッチ式サッカーボールキックとかつての連携を華麗に決め、キッドのゼロ戦キックを受けきった岩谷がトラースキック両者タッチ。
 岩谷とキッド、鹿島とAZMがエルボー合戦を展開し、岩谷がドロップキック、鹿島がビッグブートでふっ飛ばす。鹿島がAZMに起死回生も、返したAZMが羽折固め。鹿島はなんとか足を伸ばしてブレイク。
 AZMはコーナーに上ってダイビングフットスタンプを発射も、鹿島がかわして組み付く。AZMは逆にブレーンバスターで叩きつけ、キッドと2人でロープ振ろうとする。鹿島は2人まとめてフェイスクラッシャーで叩きつけ、岩谷と2人でそれぞれコーナーに上がる。スターボムは雪崩式アームドラッグで切り返し、キッドはダイビング・ボディプレス、AZMはダイビングフットスタンプで追撃。さらにAZMがプランチャ、キッドがケブラーダで場外に飛んでいく。
 AZMのスワンダイブ式ミサイルキックからバズソーキックが決まり、AZMもキッドもコーナートップに上がる。しかし、岩谷と鹿島がそれぞれ雪崩式フランケンシュタイナーで切り返し、岩谷のホイールバローに鹿島がフェイスクラッシャーを合わせる合体攻撃。さらに鹿島がジャーマン・スープレックス・ホールドからダブルアームフェイスバスター。これをキッドがランニングダブルニーでカット。AZMがエルボー連打からロープに飛ぶと、岩谷が飛び込んできてトラースキック一閃。AZMが岩谷を場外へ排除しようとすると、岩谷はその勢いを使って場外のキッドへトペ・スイシーダで飛んでいく。

 鹿島がスクールボーイを見舞うと返したAZMがスクールボーイで返し、エビ固めのシーソーゲームに。AZMへ岩谷がトラースキックを発射も、かわしたAZMが鹿島にあずみ寿司。岩谷がカット。キッドが鹿島にキッチャーマンを見舞い、AZMがダイビングフットスタンプで追撃。さらに引き起こすも鹿島が起死回生。キッドがカット。岩谷がキッドにドラゴンスープレックスを見舞い、鹿島がAZMにmy emblemを狙う。AZMがカニバサミクラッチからのジャックナイフで切り返すも鹿島が2で返す。AZMがハイキックを叩き込むも、よろけた鹿島が倒れ込みながら組み付いて起死回生。これを返したAZMがあずみ寿司で3カウントをもぎ取った。

AZM「じゃあ、アイコンもいるし、代わりに言っちゃおっかな~?横浜武道館の皆さん!こんばんは~!あずみ♪あずみ♪SLK♪SLK♪(※コールを煽る)……語呂悪いかな?(笑) まずはドリームタッグ、スターボムに投票してくださり、ありがとうございます!まさかまかさ、5~6年ぶりのタッグで勝っちゃうなんてねえ!しかも聞いてくださいよ。今は仲悪いけど、元ゴッデスチャンピオン様ですよ。いいんじゃないの?ウチら」
キッド「すごくない?5~6年ぶりに組んで、メインで勝っちゃうなんて、すごくねーか?!SLK♪SLK♪(※コールを煽る)ありがとありがと!やっぱ、A/Z/Mより語呂が良いかな(笑)でもさあ、ウチらずっとビッグマッチのメインでシングルやりたいって言ってきて、それはまだ叶わぬ夢だけどさあ、かつては後楽園ホールとかの第1試合でずっとやり合ってきたウチらが、ビッグマッチのメインで、しかも組んで締める日が来るなんて、誰が思ったことかあ!素直に楽しかったよ、AZM」
AZM「いぇい!ありがと!(※2人でハイタッチ)締めちゃっていいのかな~?シングルは夢だけど、タッグでメインっていうね?しかもタッグのチャンピオンとかになっちゃったりしなかったり、新しい目標ができたということで、今日はスターボムで締めさせてもらいたいと思います!今日はフラットに、いつものWe are STARDOMで行こうじゃないの。みんな知ってるかな?あっ、知らない?絶対知ってるでしょ!(笑)恥ずかしいのかな?優しいんで説明しましょう。(※説明)OKかな?!わかったかな?!」
キッド「一緒に言おう。行きますよ!今を信じて!」
AZM「明日に輝け!」
2人「「We are STARDOM!!」」

<試合後コメント>

スターボム
AZM「はいドリームタッグ、無事主役を獲ったのはこのスターボムです!」
AZM・キッド「イェーイ!」
AZM「拍手〜」
キッド「まず投票、本当に」
AZM・キッド「ありがとうございます」
AZM「まあいいんじゃない、また新たにシングルで、ビッグマッチでやるって夢もあるけど」
キッド「うん」
AZM「またね。組み始めたばっかだけど」
キッド「5〜6年ぶりの」
AZM「5〜6年ぶりのタッグだけど、チャンピオンとしてタッグでメインっていう夢も私はできたかなあ〜、どうでしょう」
キッド「まあまあ、今日隣でね、AZMと戦ってみて、スターダムでタッグ屋なんかもうちらで行けちゃったりするんじゃないかなー、とか、ちょっと思っちゃったり、しちゃったんだよねと」
AZM「私も思っちゃったねー」
キッド「けどだよ」
AZM「はい」
キッド「SLKと、AZM。ビッグマッチのメインでシングルやりたいし、週刊プロレスの表紙だって2人で」
AZM「週プロさ〜ん」
キッド「飾りたいし、東スポ1面だって」
AZM「東スポさ〜ん」
キッド「飾りたいし、ベストマッチ賞なんて狙っちゃったりして、やっぱりまだまだやりたい夢はうちらたくさんあるかなって、思ったし、今はやっぱりね、Eternal foeとして対角にいてもらうのが、いいかなー、なんてまだまだ夢はまだまだたくさんある。またいずれね、組むときが来たら、それはそれで大歓迎だし、ま、いずれはスターダムのタッグ屋で」
AZM「いずれはね」
キッド「やってってもいいんじゃないかな」
AZM「まあまあまあまあ夢は大きい方がなんぼだから」
キッド「まだまだうちらもたくさん夢、スターダムで背負って、作ってこうよ」
AZM「もちろん、これからも、ライバルでよろしく」
キッド「よろしくお願いします。そして岩谷麻優最終戦、待っとけよ」
AZM「ありがとうございました」

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