『PANCRASE 346』で伊藤盛一郎がフライ級KOPの初防衛戦に向けて吼える!「防衛するのはもう当たり前。“どう勝つか”が求められてる」

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 7月20日午後、都内新宿区のパンクラスで、『PANCRASE 346』のメインイベント、フライ級チャンピオンシップの調印式が行われた。
 これに先立って行われた前日計量では、チャンピオンの伊藤盛一郎(リバーサルジム横浜グランドスラム)、挑戦者のムハンマド・サロハイディノフ(Katran Gym)が揃って初回パス。調印式に臨んだ。
 調印式には廣瀬隆司パンクラス評議委員長が立ち会い、2選手とともに出場誓約書にサインした。
 両選手との質疑応答は以下。

――まず、両選手から一言ずつ意気込みをいただきます。まずムハンマド選手、お願いいたします。
サロハイディノフ「皆さんこんにちは。 今回のタイトルが今まで長い間待ち焦がれていたものです。明日はぜひ非常にエキサイティングな面白い試合を見せたいと思っています。またチャンピオンになって、母国へベルトを持ち帰りたいと思います」

――ありがとうございます。ではチャンピオン、お願いします。
伊藤「色々プレッシャーとかもあったんですけど、今回は怪我もなく本当にすごくいい状態でここまで来られました。こう、なんかリラックスしてすっきり明日を迎えられる、みたいな感じでいい気持ちです。パンクラスのベルトを海外に持って行かせるわけにはいかないので、しっかり防衛します。自分は、防衛するのはもう当たり前で、どう勝つかっていうことを求められてると思うので、明日はしっかり仕留めて勝って防衛したいな思います。応援よろしくお願いします」

――では、質問に移ります。両選手にお伺いします。この試合のキーポイントとなるのは、どういったところでしょうか。ムハンマド選手からお願いします。
サロハイディノフ「今回タイトルマッチということ、かつ5ラウンドの試合ということで、 素晴らしいファイター達とスパーリングをこなしながら、今回の試合に向けて準備をしてきました。明日の試合なんですが、試合の流れによってストライキングであったりレスリングであったり、全て持っているものを出して闘いたいと思います」

伊藤「タイトルマッチは5分5ラウンドとなんで、やっぱり最後まで諦めない気持ち、勝ちへの執着心が大事かなという風に思ってます。技術も大事なんですけど、やっぱりいいところで自分の実力が出せるかっていうのは気持ちの問題だと思うんで、そこをしっかりやりたいと思います」

――ありがとうございます。続いてお2人にうかがいます。理想のチャンピオン像や、どのようなチャンピオンになっていきたいか教えてください。まず、チャンピオンからお願いします。
伊藤「チャンピオンなんで強いのは当たり前です。強いだけじゃなくて、強くて優しいチャンピオンが自分は一番強いかなっていう風に思ってるんで、ちっちゃい子からも、誰にでも好かれる人気のチャンピオンになりたいなと思ってます」

――では、ムハンマド選手お願いします。
サロハイディノフ「ぜひチャンピオンになりたいというのがゴールでして、1度なったとしても、今のまま変わらない自分としてチャンピオンになって、かつ次の防衛戦というのを迎えていきたいと思います」

――ありがとうございます。チャンピオン、今回、どのような練習をしてこられたでしょうか。
伊藤「今回、自分の試合が決まるのと同じようなタイミングで所(英男)さんの試合が決まって、寝技の強い所さんと毎週ずっとスパーリングをしていました。それから、うちのジムの先輩の田中路教先輩、ノリさんと毎日スパーをやっていましや。もうノリ先輩とばっかりスパーをやって、何十ラウンドやったのかわからないくらいです。日本でやっぱりあそこまでレスリングの強い選手っていうのはいないだろうし。自分の中で、ノリ先輩とやってきたから大丈夫だっていう自信はすごくあります」

――ご結婚されましたが、今回の試合に向けての奥様のサポートですとか、結婚したことで、今回の試合に臨むにあたってどういった心境になってらっしゃるでしょうか。
伊藤「やっぱり自分が練習で疲れていたりとかで、家のことができないときとか色々サポートしてもらったり。あとは、一緒に打撃の練習に行ったりとか、変わらずって感じですね。ちょっと家のことを多めにやってもらって、という感じです」

――気持ちの面ではいかがですか。
伊藤「うーん、チャンピオンになる前からずっと一緒にやってきたんで、やっぱりいてくれると安心するっていうか。結婚して家族ができたんで、夢、あと犬のために毎日頑張ってます。必ず勝ちます」

――ありがとうございました。

 サロハイディノフは昨年9月に初参戦。いきなり秋葉太樹を2ラウンドTKOで下しパンクラスデビューした。同年12月には松井斗輝に判定勝ちし、3戦目でのスピード挑戦となった。ポーカーフェイスからは感情を読み取れなかったが、自信はある模様。七色のチョークを持つ男・伊藤を止めることができるのか。
 迎え撃つチャンピオン・伊藤は、K-1 WORLD GP女子アトム級王者・菅原美優と約6年の交際を経て入籍したばかり。SNSでは夫婦揃ってトレーニングする様子などをアップしている。菅原のサポートを得て二人三脚で挑む初防衛戦。本人も語っていたように、「どう」勝つか。見逃せない一戦だ。

(構成・写真/佐佐木 澪)

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