マニー・パッキャオと戦う安保瑠輝也が「100%勝つ自信がある」!平本蓮が「二段蹴り入れてほしい」とエールも"蹴ったら罰金”の5億に苦笑
20日、虎ノ門ヒルズ・TOKYO NODE HALLにて『Yogibo presents 超RIZIN.3 出場選手登壇記者会見』が開催。
7月28日にさいたまスーパーアリーナにて開催される『超RIZIN.3』に出場する選手の中で、朝倉未来、平本蓮、扇久保博正、神龍誠、斎藤裕、久保優太、所英男、ヒロヤ、芦澤竜誠、皇治、鈴木博昭、YA-MAN、征矢貴、RENA、ケイト・ロータス、安保瑠輝也、新居すぐるの17選手が登壇した。
セミファイナルで安保と戦うマニー・パッキャオはボクシング世界6階級制覇の元プロボクサーであり、2015年に行われたフロイド・メイウェザー・ジュニアとの王座統一戦は150億円のファイトマネーや視聴率も歴史に残る注目度となっていた。
2021年に現役を引退し、2022年12月31日の『RIZIN.40』のリングに現れRIZINとの契約を発表。2023年12月31日の『RIZIN.45』でマニー・パッキャオvsフロイド・メイウェザー・ジュニアの再戦が噂されていたが実現せず、パッキャオがリング上で「来年是非皆さまにビッグファイト、フロイド・メイウェザーとやれるように頑張りたいと思います」と挨拶をするにとどまっていた。
6月の『RIZIN.47』にてリングに上ったパッキャオが『超RIZIN.3』への参戦決定を明かし「ついにこの舞台で戦う事が決まりました。このあと対戦相手が発表されます」と語ると、RIZINフェザー級王者の鈴木千裕が登場。
鈴木は「リスペクトを持って、1RでKOします!」と宣言し一礼。これを聞いたパッキャオは苦笑しながら「ベストを尽くしてこの選手にボクシングというものを教えてあげたいと思います。ボクシングは思ってるほど簡単ではないです」と挑戦を受ける構えを見せ、会見でも「これはエキシビションではない。しっかりとしたファイトだ。お互いがノックアウトを目指してしっかり闘いに行く試合になる。1998年に1回日本で試合をしたが、そのときは1Rで終わらせた。今回もミッションとしては同じことを目標にしたい。3Rのための準備ではなく、12Rのための準備をしっかりして、今まで通りの準備をしたいと思う」と強調していた。
だが鈴木は6・23の五味隆典戦で右第2中手骨骨折&右第5中手骨骨折による全治4ヶ月の怪我を負い欠場へ。代わりに元K-1王者でRIZINデビュー戦でブアカーオと戦い、BREAKING DOWNではシリル・アビディやスダリオ剛に勝利している安保が出場することに。
会見に出席した安保は「今パッキャオ選手が目の前にいるわけでもないし、戦う相手が偉大すぎて普段のように煽ったりはしないですけど、俺が中尾(剛之)先生と本気でやってきたボクシングが30年間ボクシングだけやってきた伝説に通用するのか?俺は本気でぶっ倒したろうと思ってるんでそれを楽しみにしてください。100%勝つ自信があるんで、練習でやってきたことをリング上で出すだけかなと思っているのと、変則的なパンチを、ボクシングにないパンチを出さないとパッキャオ選手に当たらないと言われてますけど、俺は正々堂々とボクシングで勝ちにいくんでそれを見ていてください。最高の試合見せます」と意気込む。
9月にパッキャオがWBCウェルター級に挑戦する噂もあるが、「2ヶ月後に世界戦を控えてる状態で来てくれるって事は12R戦うスタミナとかメンタルとかモチベーション全部作ってきてるって事じゃないですか。そういう第一線で戦おうとしてる選手とボクシングルールで戦えることで新しい自分の扉とか見えてくるんじゃないかなと思ってますね。それに勝つことで」と前向きに捕らえて試合に臨む覚悟を見せた。
なお平本蓮は無責任に「二段蹴り入れてほしいですね」とエールを送ったが、蹴ったら違約金が発生するため「5億は高いて」と安保は苦笑していた。