RIZINのカードが消滅し号泣するギャビ・ガルシアに神取忍が握手!神取「二人の体調が整ったらやるぞ!」
29日、さいたまスーパーアリーナで開催された『RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2017 バンタム級トーナメント&女子スーパーアトム級トーナメント 2nd ROUND/Final ROUND』に、当日にカードが消滅したギャビ・ガルシアと神取忍がリングに登場し挨拶を行った。
ギャビが前日軽量で12kg以上の体重オーバー、神取が74kgとリミット体重から-21kgとあまりの体重差があるため中止になったこの試合。
リングに登場した神取は「今日は本当に悔しいです!そして、ほんとに残念です!この一年、この、人生をかけてこの日を、ギャビを倒すために全身全霊かけてきました。しかし、今回のこのような結果になって、昨日も、31日になんとしてもやらしてくれと言いました。しかし、よくよく考えたらやっぱり、ルールあるものです。ルールがあるからこの競技があり、格闘技、そして、私も去年、肋骨を怪我して一年間待たせてしまいました。そういったものを踏まえて、皆さんにお願いがあります、二人の体調が整ったら、是非戦いたいと思います。高田本部長、よろしくお願いします!」と高田延彦本部長を呼び込み、高田はファンに経緯を説明すると神取に「やれんのか!」と挑発。神取も「やるに決まってんだろ!」と呼応し、来年の再戦が決定。
高田本部長はギャビを呼び込み、ギャビは泣きながら「ほんとにほんとに皆さんごめんなさい、大会関係各所の皆さん榊原さん高田さん、何より対戦相手の神取選手に心からお詫び申し上げます。人として神取忍選手を尊敬しています。ファンのみなさんの期待を裏切ってしまったこと、私の行動で返していきたいと思います」と挨拶し、リング上で正座し謝罪。そのギャビに神取は手を差し伸べ握手をおこなった。
これを見た高田本部長は「人間誰でも失敗ってあるから。でも、これだけ反省してることはみなさんに伝わってると思うんですよ。これで終わりじゃないんでしょう!もう一回見てみようよギャビ・ガルシアの動きを。皆さんいいですか?もう一回チャンスを!彼女に、与えましょうよみなさん!こんなだけ素晴らしい選手。もう一回。よろしくお願いします」とブーイングを行う観客へ呼びかけた。