家出中のMAOがダムネーションT.Aと合体も裏切られ上野勇希に敗退!「特別なことをやっていって、両国が盛り上がればいい」
DDTプロレスが7月5日、東京・上野恩賜公園野外ステージで『闘うビアガーデン2024 in UENO』を開催した。21日、両国国技館でのKO-D無差別級王座戦(王者=上野勇希vs挑戦者=MAO)に向き合うため、サウナカミーナから家出したMAOがヒールユニット・ダムネーションT.Aと合体するも、案の定裏切られ、上野に直接敗北を喫した。
この日、MAOは佐々木大輔、KANONと組み、サウナカミーナの上野&勝俣瞬馬&To-yと激突。MAOは上野に奇襲を掛け、パートナーに連係を求めるも、佐々木とKANONは応じず。ならばとMAOはポケットから1000円札5枚を取り出すと、2人に渡し買収に成功。その後は佐々木とKANONも、MAOとまずまずのコンビネーションに。上野とMAOはバチバチの攻防となるも、MAOのイス攻撃が佐々木に誤爆。KANONがMAOに裏切りのラリアットを叩き込み、ダムネーションT.Aは控え室に引き揚げる。MAOはそれでも奮闘するが、1対3では不利は否めず。上野のドロップキックから必殺のJul.2を食って、3カウントを奪われた。試合後、MJポーを加えたダムネーションT.Aの3人が出てきて、サウナカミーナを蹴散らすと、MAOをボコボコに。
MAOは「さびしい~! でも仕方ない。俺が決めたことなんだ。最後まで駆け抜けてやるさ。俺が駆け抜けた後ろには新しい道がやってくる。両国で俺は勇希からベルト獲るぞ! 突っ走ってやり返す」とマイク。
バックステージでMAOは「ダムネーションT.Aに関しては言うことはない。こうなることは分かってた。獅龍さんを最後に引っ張り出したとき、“いつかやれたらいい”の“いつか”は来ないということが分かったから。いつか組こともあると思ってる佐々木大輔、KANONと。組んだことはほとんどないよ。“いつか”というのは来ないから動いていかないと。“いつかKO-D無差別のベルト巻けたらいいな”と思ってたけど、そのいつかは来ないからとにかく動く。こうやって両国まで特別なことをやっていって、両国が盛り上がればいいなって。それが俺が上野勇希と向き合うために離れた、もう一つの理由。(直接敗退は)いろんな要素があったんですけど、KANONがあそこでかって。(上野は)一撃必殺持ってるから、王者としてやってるのかもしれない。こうして当たったから、Jul.2は引き出せた技かもしれないし、今日はラッキー」と前を向いた。
上野は「今日からMAOちゃんが家出。MAOの一撃一撃は強烈ですよ。俺達は離れてるならMAOのことは助けないし、勝ちに行くよ。サウナカミーナ、1回も負けないよ。このベルトをMAOから守る」と話した。勝俣は「MAOちゃんが家出して、両国で上野さんとやりますけど、我々は両国でKO-D6人タッグありますから。アジャ(コング)さんと獲って、サウナカミーナがグランドスラム達成しよう」と気合を入れた。DDT EXTREME王者の勝俣は8・10大阪で木下亨平の挑戦を受けることが決まり、「ルールは未定ですけど。防衛して盛り上げていきましょう」と高らかに宣言した。
また、7・21両国でスマイルスカッシュ(HARASHIMA&ヤス・ウラノ&彰人)の持つKO-D6人タッグ王座にサバイバル4WAYマッチで挑むダムネーションT.Aは2本のベルトを王者から盗んでいた。この日はウラノが3本目のベルトを持参し、HARASHIMAがそのベルトを巻いて第2試合に出場したが、試合後、それも盗んで3本のベルトが揃った。佐々木は「チャンピオンとして、両国のリングに立つ」と理不尽発言を残した。
なお、7・10新宿で希望した潮崎豪(ノア)とのシングル戦が決まった飯野雄貴は「(6・30)後楽園ではXでチョップが痛々しいと言ってたけど、もっと痛々しいチョップを打ってやるよ。潮崎豪のあのチョップと豪腕を吸収して、両国ではもっと痛々しい体にさせてやるよ」と意気込んだ。