「そこで昭和を出す必要ない」右手首を骨折中のジュリアとSareeeの試合実現は“神頼み”!メディカルチェックをクリア出来なければ消滅へ

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 1日、マリーゴールドが記者会見を実施。7月13日に東京都・両国国技館で開催される『MARIGOLD SUMMER DESTINY 2024』にて行なわれる予定のジュリアvsSareeeの対戦に黄色信号が灯った。

 マリーゴールドはロッシー小川が代表取締役となって5月20日に旗揚げされた新団体。
 スターダムを退団したジュリア、林下詩美、MIRAI、桜井麻衣、ビクトリア弓月の5選手に加え、元全日本女子プロレスで元スターダムの高橋奈七永、元アイスリボンで“偽中野たむ”としてプチブレイクした石川奈青が所属に。
 さらに、アクトレスガールズの風香プロデューサーが青野未来、翔月なつみ、松井珠紗、CHIAKI、天麗皇希、後藤智香と一線級の6選手を引き連れて入団したことで女子プロレス界は大騒ぎに。
 後楽園ホールで行われた旗揚げ戦では立見席も売り出される中で1539名(超満員札止め)の観衆が詰めかけ、異様な熱気に包まれる中で大会は大成功。その直後から地方巡業も精力的に行っており、7月13日に開催する両国国技館大会に向けて驀進中だ。

 両国のメインイベントとして予定されているのが、ジュリアvsSareeeのシングルマッチ。

 ジュリアは2019年6月18日に行われた『田中稔デビュー25周年記念大会』にてSareeeとシングルマッチを行ったことがあり、対戦後には「人生変わった」と語るほどに影響を受けたという。スターダム移籍後も度々Sareeeとの対戦を熱望していたが、叶うこと無く約5年が経過。
 マリーゴールド旗揚げ戦のメインではジュリア&林下詩美vsSareee&ボジラのタッグマッチが実施。2度目の対戦が実現したが、ジュリアはこの試合中に右橈骨を遠位端骨折。Sareeeがジュリアから勝利を奪って試合は終わったが、不完全燃焼気味な結末となった。

 万全な状態のジュリアとの一騎打ちを求めるSareeeは、ジュリアに発破をかけるべくマリーゴールドにレギュラー参戦。Sareeeは、試合が終わるたびにマイクで「ずっと放送席で見てるだけで悔しくないのか?」と挑発を重ねてきた。
 これを受け「悔しいに決まってんじゃん。なんで放送席にいるんだろ。なんで怪我したんだろ。あの日から考えない日なんて1日も無いよ!」と涙ながらに叫んだジュリアに対し、Sareeeは「ジュリア、テメー泣いてんじゃねーよオラッ!」と闘魂注入ビンタ。ジュリアは「泣きたくもなるよ!だけど……あぁ、もう一発くれ」と2発目&3発目の闘魂注入ビンタを受けるなど、2人は日々絆を深めてきた。

 両国大会まで2週間を切った状態でのカード発表記者会見であったが、ロッシー小川はジュリアのメディカルチェックの結果次第ではこの試合が消滅することをアナウンス。
 今会見はSareeeが欠席したため、ジュリアが1人でこの試合に対する思いを語った。


 ジュリアは「旗揚げ戦から1ヶ月が過ぎて、見ての通りギプスもとっくに取れて、装具も取れました。手もこんなに曲がります。自分の中では、もう今すぐにでも、今ここでも全然闘えるよ?ってくらいかなり治った」と快復について自信を見せ、Sareeeとの一戦を赤いベルト(※マリーゴールド・ワールド王座)の初代王者決定戦にすることを要求。ロッシーも試合が正式決定した際にはワールド戦とすることを約束した。

 しかし、ジュリアも試合ができない可能性は十分に考えている様子。
 会見終盤では涙をこらえながら「私はもう祈るしか出来ないけど、あとは神様の判断に委ねます。でも、ギリギリまで絶対諦めないし。知ってますか?怪我って祈ったら本当に治るらしいんで。あとは皆さん、神様に一緒に祈ってください」とファンへ訴えかけた。

 この試合についてロッシー小川は「昭和の時代だったらそんなの関係なく骨が折れてようがなにしようが出るんだろうけど、この時代なんでそこは慎重にしたい。そこ昭和を出す必要ないかなってところですね(笑)」と価値観を昭和から令和へとアップデートしていることを明かす。
 ジュリアvsSareee戦が不可能になった場合はどうするのかと問われると「色々考えてますよ。そうなったらそうなったときに。それは今言うことじゃない」となんらかの腹案があることを匂わせた。

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