【試合詳細】6・29 アイスリボン道場マッチ トトロさつき&藤滝明日香vs星ハム子&大空ちえ 真白優希vs咲蘭 Yappy&AKARI vs海乃月雫&古川奈苗 櫻井裕子vsしのせ愛梨紗 海乃月雫vsきらり

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『アイスリボン1355』
日程:2024年6月29日(土)
開始:12:00
会場:埼玉県・アイスリボン道場
観衆:58人

▼エキシビションマッチ3分間
海乃月雫
1-0
きらり(仮)
※海乃のアピールにより、対戦相手が真白から海乃に変更となった。

▼シングルマッチ 10分1本勝負
○櫻井裕子(COLOR'S)
6分59秒 ブレーンバスターホールド
●しのせ愛梨紗

▼タッグマッチ 15分1本勝負
[BLACK FIRE]Yappy/○ AKARI(PURE-J)
10分47秒 ムイ・ビエン
[ど根性ヤンキース]海乃月雫/●古川奈苗

▼シングルマッチ 10分1本勝負
△真白優希
10分0秒 時間切れ引き分け
△咲蘭

▼タッグマッチ 20分1本勝負
[ドンドコどすこいーず]●トトロさつき/藤滝明日香
12分21秒 女の執念
○星ハム子/大空ちえ(PURE-J)

ハム子&ちえの北海道タッグがドンドコどすこいーずに快勝!海乃がエキシビションでデビュー前のきらり(仮)と対戦を熱望!IWGP女子王座戦で負傷した藤本がファンへ謝罪と近況を報告!

オープニング

 6月23日後楽園ホール大会で右ひじを負傷、25日に手術を行った藤本が、その経過報告に入場式前、リングサイドに姿をみせた。右腕を吊った状態の藤本は「先日のアイスリボン後楽園ホール大会で、右ひじ脱臼によるレフェリー・ストップになってしまったことで、たくさんのファンの皆さん、関係者の皆さん、何より対戦相手の岩谷麻優選手にご心配、ご迷惑をおかけしましたこと、本当に申し訳ありませんでした。2日後の25日に靭帯も緩んでいたので、手術を行いまして、来週月曜日にまた病院に行って、その回復具合を診て今後の状況が分かる予定です。今回、期間限定復帰を決めた中で決めていたことがありました。それは絶対にケガをしないこと。どんな状況でも期間限定復帰の藤本つかさは絶対にケガをしてはいけない。ケガをしては許されないと思っていました。その中でこういった形で、自分の中でもいろいろ考えることはあるのですが、今はとにかく早く右手が使えるようになること。そこを一番に考えて、今後、復帰時期を決めたいと思っています。悔しいという言葉だけではまだ消化しきれないですけど、私には脅威の回復力がありますので、その脅威の回復力を信じて、今後、頑張っていきたいと思います。なので、皆さん、これからアイスリボンの選手たちが大会を行っていきますので、楽しく試合を観て頂けたらなと思っています。よろしくお願いします。」と語り、険しい表情から最後は少し笑みを浮かべ今の状況、思いを語った。

エキシビションマッチ

 7月14日新木場大会でのデビューが決定している練習生のきらり(仮)が、初めて道場マッチでのエキシビションマッチに挑んだ。対戦相手は当初、真白で発表されていたが、入場式で海乃がクレーム。「新人の相手をするのは私でしょ!」ときらりの相手に名乗り。これを真白が了解し、急遽、海乃がエキシビションマッチの相手を務めることになった。ロックアップから先に腕を取ったのは海乃。前転して切り返したきらりが腕を取り返すが、すぐに海乃が切り返す。バックに回った海乃にエルボーを入れたきらりがまた腕を取り返す。海乃がヘッドロックを取るがきらりはグランドに持ち込み離れる。海乃がきらりの髪を掴みコーナーに叩きつける。コーナーできらりの顔面を踏みつけると、会場からはブーイングが起こる。

 きらりがエルボーで反撃。連打するも、これを受けて立った海乃は強烈なエルボー一撃できらりを吹っ飛ばす。ロープ際で膝を衝いて痛みをこらえるきらりを引き起こした海乃。ロープに振られたきらりだが、カウンターのドロップキックをヒット。さらに続けてドロップキックを連打。計5連発でカバーもカウント2。きらりがボディスラムでカバーもカウント2。続けて丸め込むもカウント2。再度、ボディスラムを狙うきらりだが、こらえた海乃がボディスラムで返し馬乗りでカバーもカウント2。海乃がフェイスロックを決める。強烈な絞め上げにきらりがタップ。海乃がブレイクする瞬間を狙って、きらりが丸め込む。カウントは2。さらに丸め込み2連発も海乃がキックアウト。なおもきらりが仕掛けようとしたところで3分時間切れとなった。

第1試合

 神姫楽とのタッグ『ちあプリ』で飛躍を狙う愛梨紗は櫻井との2度目のシングルマッチ。3日前にデビュー2周年を迎えた愛梨紗に、試合前、「2周年おめでとう!」と笑顔で手を差し伸べた櫻井。笑顔で手を握り返した愛梨紗だが、櫻井はその手を引き込むと、いきなりブレーンバスターを狙う。こらえた愛梨紗が着地して反撃のエルボーで櫻井をロープ際に詰める。さらに櫻井をロープに振るが、櫻井がカウンターのタックルで愛梨紗を吹っ飛ばし、ボディスラム2連発でカバーもカウント2。愛梨紗をロープ際にはりつけた櫻井が愛梨紗のバックに回ってのたこ焼きからはりつけボディアタック。カバーもカウント2。愛梨紗がチンクラッシャー、ドロップキックでカバーもカウント2。愛梨紗が逆エビ固めを狙うが、櫻井がはね返す。

 エルボーの打ち合いから愛梨紗がタックル、串刺しボディアタックでカバーもカウント2。愛梨紗が逆片エビ固め。ロープに逃れた櫻井に愛梨紗がスライディング式のクロスボディ。カバーもカウント2。愛梨紗がネックブリーカードロップを狙うが、こらえた櫻井がビックブーツ、串刺しエルボー、ボディプレスでカバーもカウント2。櫻井がドラゴンスリーパー。ロープに逃れた愛梨紗に櫻井が飛び込みビックブーツ。これをかわした愛梨紗が丸め込み。さらに前転して丸め込むも櫻井が反転してカバーもカウントは2。愛梨紗がカウンターのクロスボディでカバーもカウント2。愛梨紗がネックブリーカードロップでカバーもカウント2。愛梨紗がシャイニングウィザードを狙うが櫻井がビックブーツで吹っ飛ばし、ドラゴンスリーパーからサクラプレスもカウントは2。続けて櫻井が「2周年おめでとう!」の掛け声とともにブレーンバスターホールドでカウント3を奪った。

第2試合

 海乃&古川のタッグチーム名が『ど根性ヤンキース』に決定。その初陣の相手となったのがタッグとしてキャリアのあるYappy&AKARIの『BLACK FIRE』だ。試合はAKARIvs海乃でスタート。アームホイップの仕掛け合いからYappyがアシストに入り、海乃をタックルで倒すと、AKARIが低空ドロップキック。さらにYappyが雷電ドロップからキャメルクラッチを決めると、AKARIが海乃の足を取って逆エビ固めを同時に決める。ここで古川がカットに入る。『BLACK FIRE』が『ど根性ヤンキース』を同時にコーナーに振る。串刺し攻撃を狙うが、『ど根性ヤンキース』がコーナーぶら下がりの腕十字を決める。海乃が古川に交代。AKARIにヘッドバットを連打もAKARIがビックブーツで反撃しYappyに交代。Yappyが旋回式ボディプレスでカバーもカウント2。

 コーナーに横に寝かせて古川を固定してのチョップ連打から雷電ドロップでカバーもカウント2。Yappyの串刺し攻撃をかわした古川が串刺しエルボーからお神輿攻撃、スライディングのダブルハンマーでカバーもカウント2。代わった海乃がコルバタでYappyを吹っ飛ばし、トップロープからのクロスボディでカバーもカウント2。低空の片足ドロップキックからカバーもカウント2。Yappyがボディスラムで反撃しカバーもカウント2。Yappyがグランドでアームロックを決める。古川がカットに入るがAKARIが古川をコーナーでのぶら下がり腕十字、Yappyが海乃をコーナーでの絞首刑に決め、ヒップアタックからカバーもカウント2。代わったAKARIが串刺しエルボー、後頭部への低空ドロップキック、ミサイルキックでカバーもカウント2。AKARIのエルボーをかわした海乃がカウンターのドロップキック。カバーもカウント2。海乃がフェイスロック。ロープに逃れたAKARIに飛び込みドロップキックでカバーもカウント2。

 代わった古川が足4の字固め。ロープに逃れたAKARIに飛び込みビックブーツ。『ど根性ヤンキース』がダブルのレッグロックから海乃がAKARIを押さえ古川がロープに飛ぶが、これをエプロンからYappyが古川の足を引っ張る。Yappyが古川に飛び込み開脚ヒップアタックを決め、続けてAKARIが619。『BLACK FIRE』がダブルエルボードロップからAKARIがカバーもカウント2。AKARIがソバット。古川がカウンターのビックブーツ。海乃との串刺し連係から古川が飛び込みの三角絞め。しのいだAKARIがラリアット。Yappyがウェイストランドを決め、AKARIがムイビエンでギブアップ勝ち。タッグチームとしてのキャリアを見せつけた。

第3試合

 7月14日新木場大会で新ICE×∞王者のYuuRIを相手にトライアングルリボン王座戦を行う真白が、咲蘭とのシングルマッチに臨んだ。ゴングと同時に咲蘭がドロップキックを決め、倒れた真白の手の甲へのフットスタンプを狙うが、真白がかわす。真白の頭をペチーンと引っ叩いた咲蘭がもう一度、フットスタンプを仕掛け成功させると、エプロンでの手の甲へのヒッププレスも決め、さらにキャメルクラッチからの鼻フックへ。さらにコーナーに真白を振っての顔面踏みつけを決める咲蘭。やりたい放題の咲蘭に対して、今度は真白がコーナーでの踏みつけ。さらにお返しのキャメルクラッチからの鼻フック。真白がストンピングからカバーもカウント2。真白が逆片エビ固め。ロープに逃れた咲蘭に真白が飛び込むも、かわした咲蘭がドロップキック。カバーもカウント2。

 咲蘭がエルボー連打。真白が打ち返そうとするも、これをカットして、咲蘭がエルボー連打する。ロープに飛んだ咲蘭に真白が飛び込みニーを決め、自らロープに飛ぶが、その足を払った咲蘭が背中にフットスタンプを決めてカバーもカウント2。咲蘭がドロップキックでカバーもカウント2。コーナーに上がった咲蘭を真白がファイヤーマンズキャリーに取る。バックに回った咲蘭がおんぶスリーパー。さらに胴締めスリーパーでグランドへ。ロープに逃れた真白は咲蘭の飛び込みを足払いで倒すと低空ドロップキックでカバーもカウント2。真白がキーロックから変形の三角絞め。ロープに逃れた咲蘭がカサドーラでカバーもカウント2。その場飛びフットスタンプからのカバーもカウント2。咲蘭が真白の顔面をえぐる蹴りを連打し、エルボースマッシュからドロップキックでカバーもカウント2。咲蘭がダイビングボディアタックでカバーもカウント2。

 真白の目突きをガードした咲蘭は♡さらんらっぷ♡を狙うが、真白が潰してカバーもカウント2。咲蘭が丸め込み連発も真白が必死にキックアウト。咲蘭が胴締めスリーパー。ロープに逃れた真白に619を決め、咲蘭がダイビングフットスタンプからカバーに入ったところで10分時間切れに。攻めに攻めまくった咲蘭は試合後、マイクを手にすると「おい、真白優希!7月14日の新木場大会、(トライアングルリボン王座戦の挑戦者枠が)もう1人空いてますよね?そこの枠に咲蘭を入れろー!」と真白への挑戦を表明した。これを受けて真白は「その勢い、買った!7月14日、新木場大会、このベルト、挑戦しましょう!」となぜか、同じ挑戦者の立場で返答。咲蘭に握手を求めるも、差し出した手を咲蘭がパチーンと叩き、早くも宣戦布告。いずれにせよ、新木場大会で行われるトライアングルリボン王座戦の対戦カードが決定した。

第4試合

 6月23日後楽園ホール大会で復帰したトトロが明日香との[ドンドコどすこいーず]でメインに登場。初タッグ結成のハム子&大空の北海道タッグと対戦した。開始と同時にドンどすが奇襲攻撃に出ると同時串刺しラリアットを決め、ROCK YOUムーブからの串刺し攻撃。しかし北海道タッグがすぐに反撃。ダブルのお・し・り・ダーッ!を決め、トトロを間に挟み、北海道名物の名前を叫びながらエルボーを交互に叩き込む。さらに2人でトトロをロープに振るが、トトロが2人まとめてラリアットで吹っ飛ばす。今度はドンどすがロープ際での物置攻撃。大空がロープ際でのぶら下がり腕十字をトトロに決めるとドロップキック、串刺しエルボー、ロープ渡りからのアームホイップを狙うが、ここはトトロが踏ん張る。

 アームホイップを阻止するとロープに飛んだ大空に飛び込みラリアット、ボディスラムでカバーもカウント2。代わった明日香がタックル、ジャンピングボディプレスでカバーもカウント2。明日香がアルゼンチン・バックブリーカー、キャメルクラッチ、アームロックと攻め込むがハム子がカットに入り、大空を明日香の上にボディスラム。さらにダブルエルボードロップで大空がカバーもカウント2。明日香がエルボーも大空が飛び込みエルボーでカバーもカウント2。代わったハム子がボディプレスでカバーもカウント2。ハム子がエルボー連打からロープに飛ぶもキャッチした明日香がパワースラム、ジャンピングボディプレスでカバーもカウント2。明日香のエルボーをかわしたハム子が会場後方席で試合を観戦している藤本を意識して卍固めを狙うが、なかなか足が上がらない。アシストに入った大空が足上げを手伝いなんとか足をフックするも崩れてしまう。ならばと今度ははりつけドロップキックを決めたハム子がカバーもカウント2。ハム子が腹アタックからのシャイニング腹ザードも明日香が熊手パンチで阻止。明日香がカナディアンバックブリーカー。

 大空がボディブロー連打でカット。明日香がハム子にショートレンジラリアット。カバーもカウント2。代わったトトロが串刺しラリアット。さらにタックルの打ち合いもトトロが打ち勝ちカバーもカウント2。エルボーの打ち合いからドンどすがサンドイッチボディアタックを狙うが、ハム子がかわし同士討ちに。大空がトトロにダイビングショルダー、ハム子がラリアットでカバーも明日香がカット。ハム子がコーナーに上がるが、明日香が抑え、トトロがファイヤーマンズキャリー。着地して逃れたハム子が腹アタックからのシャイニング腹ザード。カバーもカウント2。トトロがカウンターでラリアットを決めカバーもカウント2。明日香がハム子をバックフリップ、トトロがカミカゼでカバーも大空がカット。トトロが動くこと雷霆の如しを狙ってハム子を肩に担ぎ上げるもハム子が後方回転エビ固め。カウントは2。起き上がったトトロにハム子が女の執念を決めカウント3を奪取した。

 試合後、マイクを手にしたハム子は「トトロさつき!単刀直入に言う。リボンタッグのベルトがほしい。今すぐほしい。イベントプロレス、地方でのプロレス、続々決まってきていて、私、チャンピオンとしてアイスリボンを広めていきたいんだよ。もちろんパートナーは真琴さん。真琴さんには思いは伝えてあります。むこまこでリボンタッグのベルト、挑戦表明します!」と力強く語った。トトロは「こないだ後楽園ホール大会があって、ずっと悔やんでいることがあって、自分のケガがなければ、自分の復帰戦でなければ、このベルトを懸けてタッグのタイトルマッチやってたんちゃうかなって、そう思うとめちゃくちゃ悔しい。だから私も今すぐにでも、このベルトを懸けてタイトルマッチがしたい。いいですよ、やりましょう。なるべく早い日程がいいですよね?」とハム子の挑戦を受諾。ハム子が「次じゃない?次!」と迫り、「7月14日のアイスリボン新木場大会でこのベルト懸けて戦いましょう!」とトトロ。最後は握手を交わし、新木場大会でのBIG☆DEKAI!!!vsむこまこのリボンタッグ王座が決定。続けてハム子が「勝ちましたーっ!リボンタッグ王者のトトロさつきから勝ちましたーっ!ああ、気持ち良い。勝つって本当に最高!」とトトロを挑発し、最後もハム子が「プロレスでハッピー!アイスリボーン!」で大会を締めた。

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