神取忍がダンプ松本を相手に神田明神で奉納プロレス!「神様の力をみんなにも分けて、みんなが幸せになれるように頑張っていきたい」
26日、神田明神境内特設リングにてLLPW-Xによる『神田明神奉納プロレス~生き抜く力~』が開催された。
2019年にLLPW-Xは神田明神境内でプロレスを行っており、コロナを経て今回5年ぶりの開催。
神田明神ではアイスリボン、DDTプロレスなども路上プロレスを行った事がある他、初代タイガーマスクとのコラボ勝守の授与も継続して行われている。
この日は試合の合間に神田明神の地下一階にある劇場レストラン『座Show』の女性限定ユニット『チーム結』による演舞や、神取忍&井上貴子とともに開発したヨガをホットヨガスタジオ『LAVA』の赤坂景子さんが観客へ体験指導。
第1試合では松本都が新人のキャサリンを相手に大立ち回りを行い、トラブルも様々あった会場を沸かせる。
第2試合では井上貴子&NØRIvs中森華子&志真うたという異色カードとなり、伊藤道場の若手として泥臭く闘う志摩をNØRIがエアースーリヤ(=旋風脚)で沈めた。
メインイベントはダンプ松本&藪下めぐみvs神取忍&渡辺智子という往年の全女プロレスを彷彿とさせる試合に。場外乱闘を境内で行い、ダンプが竹刀や一斗缶で暴れまわる。だが最後は神取がダンプを脇固めで弱らせ、一斗缶が誤爆した薮下をパワーボムで叩きつけて3カウントを奪った。
試合を終えたダンプは神取に「手を組むんじゃなかったっけ?次回はペアで」と同じコーナーに立つことを予告しリングを去る。
神取は苦笑しながらマイクを受け取り「このプロレスの素晴らしさ、やられてもやられても起きていく。何があっても起き上がっていく、そういった気持ちを皆さんにも伝えたかったなと思って今日はプロレスを見ていただきました。皆も色々あると思います。ツラいこと、悲しいこと、そしてそんな事も未来に向けて、先のことを考えながら、気持ちを持っていっていただければ今日やった意味も出ると思うので、今日は本当にありがとうございます。神田明神という所で、神様の力をみんなにも分けて、皆んなが幸せになれるように頑張っていきたいと思います。これからもご声援よろしくお願いします」と挨拶した。
300人近くが足を止め、大歓声を受けた奉納プロレス。初めてプロレスを見る方々にも力を与え、未来へ続く一歩となった。