【試合詳細】4・27 バリアフリープロレス新木場大会 大仁田厚&友龍&雷神矢口&豊島会長vsワイルド・ベアー&ワイルド・ZERO&ガッツ石島&海和択弥 藤田峰雄vs梶トマト 加藤茂郎&千葉智紹vsリッキー・フジ&しらすキッド
『HERO40』
日程:2024年4月27日(土)
開始:18:45
会場:東京都・新木場1stRING
観衆:未発表
▼仲川翔大プロデュース~献杯ドランカーズタッグマッチ 20分1本勝負
○仲川翔大(フリー)/羆嵐(フリー)
17分30秒 スワントーンボム→片エビ固め
アンディ・ウー(フリー)/●ブラック・アバロン
▼女子タッグマッチ 20分1本勝負
○真琴(フリー)/Maria(マーベラス)
9分47秒 エッジ直々伝スピア→片エビ固め
神姫楽ミサ(JTO)/●こゆき(フリー)
▼タッグマッチ 20分1本勝負
○加藤茂郎(フリー)/千葉智紹(フリー)
10分23秒 足4の字固め
リッキー・フジ(2AW)/●しらすキッド(西湘プロレス)
▼シングルマッチ 30分1本勝負
○藤田峰雄(藤田峰雄王国)
6分46秒 レフェリーの足を利した急所攻撃→片エビ固め
●梶トマト(飯伏プロレス研究所)
▼ヤミキ&セブン&シューター追悼試合~公認凶器使用ストリートファイト8人タッグマッチ 時間無制限1本勝負
大仁田厚(FMWE)/○友龍/雷神矢口(フリー)/豊島会長
14分5秒 大型バケツ上への大仁田&友龍の合体式フェースクラッシャー→体固め
●ワイルド・ベアー/ワイルド・ZERO(フリー)/ガッツ石島(TTT)/海和択弥
大仁田厚が“ミスター聾プロレス”友龍との友情タッグで激勝! 「HEROで電流爆破よろしくお願いします!」
聴覚障害レスラーも所属するバリアフリープロレスHEROが4月27日、東京・新木場1stRINGで『HERO40』を開催した。8年ぶりに参戦した“邪道”大仁田厚は“ミスター聾プロレス”友龍との友情タッグで激勝し、同団体で初の電流爆破デスマッチの実現を熱望した。
第1試合
仲川プロデュースの献杯ドランカーズマッチのルールは、テキーラを試合前に全員で一杯、曲が鳴ったら全員で一杯、2カウントを取られた選手は一杯飲まなければならない。そのほかは通常のルール。羆嵐と仲川がハイペースでテキーラを飲むハメに。羆嵐が埼玉に乾杯!でウーを排除。羆嵐がアバロンをエアプレーンスピンでたっぷり回したうえでバックフリップ。そこに仲川がスワントーンボムを見舞い3カウントを奪取。試合後は4選手ともフラフラに。
第2試合
GPSレギュラーの真琴の推薦でMaria、ミサが初参戦。Mariaがこゆきにフットスタンプ。こゆきはボディスラムで反撃。Mariaとミサが激しいエルボー合戦。こゆきが真琴にファイナルカット、真琴とMariaがこゆきにダブル・ブレーンバスター。真琴がこゆきにカカト落としから、エッジ直々伝スピアを繰り出してフォールを奪った。
第3試合
ディアブロとの抗争に区切りをつけたダークソウルの加藤&千葉が久々のタッグを結成し、WBCタッグ王座返り咲きを虎視眈々と狙い再始動。しらすが千葉、加藤にゴムパッチン。加藤が回転エビ固めでリッキーのタイツを脱がす。その状態でリッキーが加藤にヒップアタック、カミカゼ。千葉がしらすにスパイビースパイクから、加藤が足4の字固めで絞め上げタップ。
加藤「WBCのベルトに挑戦させろ」、千葉「俺には考えがあって、今のチャンピオン(ワイルド・ベアー&ワイルド・ZERO)は初防衛戦もしてない。今獲ってもおいしくない。おいしいタイミングでいきましょう」。加藤「これからどんなカードが組まれるのか。最終的に俺らの腰に巻かれるのがあるべき姿」。
第4試合
2大会ぶり参戦の峰雄はトマトのダンスが気に入らない様子。峰雄はマンハッタンドロップ、急所にヒザを落とす。さらに弓矢固めで絞め上げながら、巧妙に急所攻撃。トマトはレッグラリアットで反撃も、峰雄は延髄斬りから急所打ち。峰雄はレフェリーの足を取ると、トマトの股間にぶつけ、そのまま3カウントを奪取。
峰雄「スリー取った。試合前にダンス踊ってたんで、子どもの学芸会じゃないんだよ。プロレスはチ〇コなんだよ。こっちは真剣にやってるんだ。次、当たることあったら2度と踊らさせないから」
トマト「何だアイツは。チ〇コばっかり攻めやがって。これはただのチ〇コじゃないんだ。梶トマトの夢と希望が詰まったプチトマトなんだよ。もう1回やらせてくれ! オマエのチ〇コをミニトマトにしてやる」
第5試合
2016年11月5日に新木場で実施された「ヤミキ追悼興行」以来の出場となった大仁田は聾レスラーの友龍、雷神矢口、Xと組み、ワイルド・ベアー、ワイルド・ZERO、ガッツ石島、海和択弥組と「ヤミキ&セブン&シューター追悼試合」で「公認凶器使用ストリートファイト8人タッグマッチ」で激突。リング上には公認凶器として、大型バケツのなかに、竹刀、イス、ギターなどが用意された。
当日発表のXは3人の故人と深いつながりがあった豊島会長で、建設業も営む豊島会長はヘルメットに作業着で登場。開始早々、8人は場外で大乱闘を展開。リングに戻ると、大仁田はターザン後藤さんの薫陶を受けてプロレスラーになったガッツとヘッドバット合戦を展開。大仁田がギターで海和の脳天をぶっ叩くも、豊島会長がベアー組にじゅうりんされる。大仁田が海和に机上パイルドライバーを一閃。友龍は敵軍の凶器攻撃に苦しむも、チョップ連打で猛反撃。大仁田と友龍がガッツにダブル・ショルダータックル、ダブル・ブレーンバスターと好連係。大仁田が海和に毒霧噴射し、大仁田と友龍はベアーにラリアットとショルダータックルの合体技を決める。大仁田がベアーをイスで殴打すると、大仁田と友龍が大型バケツの上に合体式フェースクラッシャーで叩きつけ、友龍がカバーし3カウントを奪った。
大仁田は「8年ぶりにこのリングに戻ってきました。なぜこのリングが素敵かと言うと、友龍とか障害を持ってる人間でも胸いっぱい戦うんだというのを豊島(修二会長)さんは表現してくれてます。耳が聞こえなくても、みんな一生懸命生きてるんです!」と絶叫し、「1、2、3、ファイアー!」で締めくくった。
試合後、大仁田は「友龍が頑張って、豊島さんが一生懸命、友龍たちを盛り上げて、ワイルド・セブンとかいろんな人の追悼をやってくれている。すごい素敵なことです。こういうプロレスがあってもいいと思ってる。何をやってるんだという人もいると思うけど、僕はこういう友情とか愛があるのは素敵だと思う。8年ぶりにHEROに上がれて、僕もちょっとだけヒーローに触れられたかなと思います」と話した。そして「ぜひ、豊島さん、HEROで電流爆破よろしくお願いします!」と電流爆破デスマッチの実施を熱望した。
大仁田とタッグを組んだ友龍は「8年ぶりに大仁田さんとタッグを組んでうれしかった。大仁田さんのサポートのおかげで勝ててよかったです。また機会があったら大仁田さんと組みたいです」と再合体を希望した。