20歳の女子王者が妊娠休業に入り新王者決定リーグ戦が決定!高校入学式を終えた15歳の若手が「JKが団体のトップ、高校生チャンピオンのほうが全国に広まる!」
10日、女子プロレス団体『アイスリボン』が記者会見を行い、星いぶきのベルト返上により空位になったICE×∞(シングル)王座をかけたリーグ戦の開催を発表した。
2017年に14歳でプロレスデビューし、若手のエースとして活躍していた星いぶきは昨年8月に団体トップのシングル王者へ。実母の星ハム子と現役レスラー唯一の母娘タッグも結成し、3月23日の後楽園ホール大会では夢であった母娘で後楽園ホールメインイベントでの王座戦も実施。今後もタッグで活躍することを約束していたが、その後いぶきの妊娠が発覚しベルトを返上しての長期欠場へ。
これを受けて、10選手参加による『第38代ICEx∞王者決定リーグ戦』が行われることとなった。
参加選手は【Aブロック】星ハム子、弓李、松下楓歩、しのせ愛梨沙、神姫楽ミサ(JTO)【Bブロック】トトロさつき、Yappy、咲蘭、藤滝明日香、YuuRI(ガンバレ☆プロレス)に決定。
41歳で祖母になるハム子が「もちろん全!勝!優!勝!!初孫に、おばあちゃんはチャンピオンで強いんだぞって、産まれた時から見せなきゃいけない!ベルトと一緒にお宮参りに行ったり、お食い初めをしたりしないといけないんだから!おばあちゃんの名にかけて、ベルトをとりま~す!」と宣言すれば、25歳で出産欠場を終えて復帰している弓李が「少し先にママになった自分がリーグ戦優勝して、ママになってもプロレスができる!チャンピオンにもなれる!って事を証明したい!!どんな手を使ってでも優勝するぞ~~~!!!」とアピール。
最年少となる15歳の咲蘭は「先日入学式を終え無事高校生になりましたー!いえーい!このリーグ戦は、私への入学祝いだと思っています。今までのキッズ枠の扱いから外れて、いちプロレスラーとしての咲蘭をお見せしたいと思います。他の誰よりもJKが団体のトップ、高校生チャンピオンのほうがマスコミさんにもね?いいと思うので!アイスリボンを全国に広めたいと思います。自分がチャンピオンになりたいと思います。応援お願いします!」と思いを語った。
本を正せばICE×∞(当時ICE×60)王座の初代王者は聖菜が14歳で戴冠しており、その後も真琴が19歳、りほ(現:里歩/AEW)が12歳、みなみ飛香が15歳、つくし(引退時:春輝つくし)が15歳、鈴季すず(スターダム)が17歳で戴冠してきた過去がある。
咲蘭も12歳でプロレスデビューしており、決して王座に手が届かないキャリアではない。
この日は“飛翔天女二世”藤本つかさも結婚出産から2年ぶりのリング復帰も発表され、新体制で注目が集まる本リーグ戦は4・28SKIPシティ大会より開幕。6・23後楽園ホール大会で各ブロック優勝者による決定戦が行われる予定だ。