“浪華の不死鳥”高瀬みゆきが“愛媛のジューシーみかん”藤田あかねを撃破しAWGシングル王座防衛!「アクトレスガールズの若くてキラキラした子の成長を見に来て」
16日、東京都・後楽園ホールにて『アイスリボン&Actwres girl'Z合同興行』が行われ、高瀬みゆきがAWGシングル王座の5度目の防衛に成功した。
アイスリボンには以前よりアクトレスガールズの選手たちが数多く参戦しており、両団体の選手による混成ユニットが存在したり、尾崎妹加など共通して参戦する選手がいたりと深い交流がある。そして今年6月に両団体の合同興行が行われることとなったが、新型コロナウイルスの感染拡大を鑑みて延期となり、約5ヶ月の時を経て実現にこぎつけた。
この日のセミファイナルでは高瀬みゆきvs藤田あかねのAWGシングル王座戦が実施。
王者の高瀬はアクトレスガールズで一番のパワーファイターを自称しており、アイスの力自慢であるあかねと真っ向からぶつかりあった。
試合は序盤からショルダータックルのぶつかり合いから場外での殴り合いに発展。
高瀬は得意のラリアットやダイビングギロチンドロップなどで猛攻をかけるが、あかねはこれを受け切って正面からのチョップ合戦を要求。
両者足を止めて胸へチョップを打ち合っていき、あかねが手を後ろに組んで高瀬へ好きなようにチョップを打たせた上でゴツリと重い音が響く強烈なヘッドバッド。これに高瀬が怯むと、あかねはアバランシュホールドやみかんでポン!で畳み掛けるが、これを耐えた高瀬がラリアット3連発からえびす落としで叩きつけて3カウント。
試合後には両者ともに健闘を称え合い、笑顔で再戦を誓った。
バックステージに戻った高瀬は「チョップと頭突きが……ああ!痛かったです!まだまだ内に力を秘めてるんじゃないかなと、出し切られてないんじゃないかなと思うような選手でした。もっとあかねさんの、ホントの真の姿っていうのを見てみたいですね」と再戦に意欲。
そして、アイスリボンとアクトレスガールズの合同興行を振り返り、「私はかわいくキラキラやってる選手ではなく、泥水すすってやってる選手なので受け入れてもらえるのかなってところも正直たくさんありました。熱く激しい試合をする選手がアイスリボンにはたくさんいらっしゃるので、そういう意味ではお客さんにもアクトレスガールズに高瀬みゆきという選手がいるんだぞってことを知ってほしいです。そしてアクトレスガールズも、まだまだも若い子しかないですけど、その子たちがこれからアイスリボンの藤本つかさ選手たちのように成長していくものがあるんだよっていうキラキラしたものを、他の子達からも感じて見に来てもらえたらと思います」とチャンピオンとして自団体の魅力を熱く語った。
アクトレスガールズは今月24日に単独での後楽園ホール大会を開催予定だ。