【試合詳細】11・30 アイスリボン道場マッチ 星ハム子&勝愛実vs若菜きらり&叶ミク しのせ愛梨紗&海乃月雫vs咲蘭&キクvs神姫楽ミサ&YuuRI 弓李vs Lil Marz vsトトロさつき

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『アイスリボン1384』
日程:2024年11月30日(土)
開始:12:00
会場:埼玉県・アイスリボン道場
観衆:54人

▼エキシビションマッチ5分間
星いぶき
0-0
咲蘭

▼トライアングルリボン15分1本勝負
○弓李
5分35秒 後方回転片エビ固め
●Lil Marz
※もう一人はトトロさつき

▼同期3WAYタッグマッチ20分1本勝負
[どーきーず]○しのせ愛梨紗/海乃月雫
7分00秒 ♡さらんらっぷ♡を押し潰す→エビ固め
●咲蘭/キク(hotシュシュ)
※もう一組は、神姫楽ミサ(JTO)/YuuRI(ガン☆プロ)

▼タッグマッチ20分1本勝負
[ハムカツ]星ハム子/○勝愛実
13分20秒 リバーススプラッシュ→片エビ固め
●若菜きらり/叶ミク(T-HEARTS)

いぶきが産後わずか1か月半でリングに立ち咲蘭と対決&年内大会への参加を表明!ハム子と勝がハムカツタッグで若手に挑み見事勝利!

エキシビションマッチ


 出産のために3月23日後楽園ホール大会以降、試合から離れていたいぶきが「プロレスをやりたくて、やりたくてやりたくてやりたくて」会社に願い出て、出産からわずか1か月半でエキシビションマッチのリングに立った。試合コスチュームにアイスリボンのTシャツを着たいぶき。ゴングと同時に飛び掛かるようなロックアップ。咲蘭がヘッドロックに移行。いぶきが咲蘭をロープに振りアームホイップでカバーもカウント1。すぐに咲蘭がいぶきを払い倒してカバー。カウントは1。起き上がったいぶきがトーキックからコーナーに咲蘭を叩きつけて踏みつける。続けていぶきがはりつけ正面ドロップキック。すぐに咲蘭がお返しのはりつけドロップキックでカバーもカウント2。咲蘭が手の甲へのフットスタンプ、エプロンでの手の甲へのヒップドロップ、膝立ちのいぶきにドロップキックでカバーもカウント2。咲蘭が串刺しドロップキック。反対コーナーに振ろうとするが、いぶきが切り返して、咲蘭をコーナーに振っての串刺しボディアタック、正面ドロップキックでカバーもカウント2。いぶきが逆片エビ固め。ロープに逃れた咲蘭が意を決した表情でエルボー。いぶきがエルボーで返す。ロープ際に吹っ飛ばされた咲蘭だが、すぐにエルボーを返すとノーガードで胸を張り「来い!」といぶきの正面に立つ。いぶきが渾身の逆水平チョップ。必死にこらえた咲蘭がエルボー連打で打ち抜き、フットスタンプでカバーもカウント2。ロープに飛んだ咲蘭がコルバタからの脇固めでテイクダウン。ロープに逃れたいぶきに咲蘭がエルボーを叩き込んだところで5分終了となった。

 エキシビションマッチを終えたいぶきはマイクを要求すると「エキシビション5分間、ありがとうございました。5分間やってみて、まだまだだなって思ったんですけど、やっぱりプロレスは楽しいなって思いました。産後すぐだから体大丈夫なの?とか、皆さん思っているかもしれないですけど、やっぱりプロレスがしたい。すごくしたい!そしてアイスリボンを辞めていく人たちとも試合がしたい。なので、来週の道場マッチから12月31日の年内最終戦まで参戦させてください。お願いします!参戦させてくださいっていうか、参戦します!来年以降は体とも相談しながらやっていきたいなって思うので、来月は頑張りますので応援よろしくお願いします。」と年内に行われる大会への参戦を表明した。

第1試合


 第1試合はトライアングルリボン王者の弓李と、大晦日に堀田との対戦を要求したトトロ、そしてこの試合が帰国前のラストマッチとなるマーズとのトライアングル戦。3人での手六つも嫌った弓李が2人のつま先を交互に踏む。トトロとマーズがダブルのタックルで弓李を倒す。トトロとマーズが弓李をコーナーに振ろうとするが、逆に2人をコーナーに振った弓李が飛び込む。マーズがかわし、トトロに串刺しエルボーも、トトロが弓李を捉えるとバックから抱えながらロープ際に落とす。マーズを呼び込みダブルの物置攻撃。弓李が場外にエスケープ。トトロがマーズにエルボー、コーナーに詰めてのチョーク攻撃、ボディスラム、ボディプレスでカバーもカウント2。コーナーにマーズを振るトトロ。飛び込みをマーズがかわす。マーズがロープに駆け上がっての旋回式のアームホイップ。戻った弓李がトトロをカバーもカウント2でマーズがカット。起き上がった弓李がマーズにコードブレイカーを決め、トトロの上に倒れ込む。弓李がトトロに側転プレスでカバーもカウント2。弓李がトトロに腕4の字からの窒息口封じ。さらに口にナックル。この攻撃でトトロの口紅が弓李の指にべっとりとついてしまい、思わず弓李からブレイク。弓李がフィッシャーマンズ・スープレックスを狙うが、踏ん張ったトトロがファイヤーマンズキャリー。バックに逃れた弓李が回転エビ固めもカウント2でマーズが弓李をバックから刈ってのエビ固め。トトロがカットしマーズをカバー。ここで弓李がコールドスプレーを持ち込み、トトロの顔面に噴射。マーズにもスプレー攻撃もかわしたマーズが膝蹴りから顔面へのビックブーツ。カバーもカウント2。マーズが弓李を抱え上げようとするが、バックに回って逃れた弓李がマーズをロープに押し飛ばし、反動を使っての後方回転エビ固め。片エビ固めに態勢は崩れるも、そのままカウント3を奪い、弓李が勝利した。

第2試合


 大晦日の後楽園ホール大会で行われる真白vs神姫楽の同期によるICE×∞戦を前に、同期タッグ3チームによる3WAYが行われた。真白に挑む神姫楽はYuuRIとの2020年組で、咲蘭&キクの2021年組、そして愛梨紗&海乃の2022年組と相対した。試合前、コーナーから動かない神姫楽とYuuRIに他2チームが握手を求め、珍しく神姫楽が握手を交わして試合へ。まずは神姫楽vsキクvs海乃でスタート。「来い!」と2人に対して両手を挙げた神姫楽をキクと海乃がトーキック、ダブルのフロントキックで倒すとキクがサッカーキック、海乃が側頭部へのビックブーツを交互に打ち込み、2人でロープに飛ぶとキックを同時に決め2人でカバーもカウント2。神姫楽を起こして再度、2人でロープに振るが、これを逃れた神姫楽がYuuRIを呼び込んでのダブルキックをキク、海乃にヒット。YuuRIが海乃に低空ドロップキック。倒れた海乃に神姫楽がセントーンでカバーもカウント2。キクから代わった咲蘭が神姫楽に串刺しドロップキック。海乃も続けて串刺しドロップキックを決めるが、その海乃に咲蘭が手の甲へのフットスタンプ、エプロンでの手の甲へのヒップドロップ。リングに戻った咲蘭を今度は海乃が捉えての飛び込みビックブーツ。カバーもカウント2。海乃が咲蘭にブレーンバスター。カバーもカウント2。代わった愛梨紗が神姫楽をタックルで吹っ飛ばす。2連発でカバーもカウント2。ここで神姫楽が愛梨紗に、ちあぷり連係をアピール。愛梨紗が応え、咲蘭をコーナーに振るとダブルの猪ムーブからの串刺し連続攻撃、ダブルエルボードロップ。神姫楽がYuuRIに、愛梨紗が海乃に交代。YuuRIと海乃がやり合う間に咲蘭がキクに交代。YuuRIが海乃にサッカーキックを決め、キクを呼び込む。交互に海乃にサッカーキックを連発し、2人でロープに飛んでYuuRIがPK、キクが低空ドロップキックを同時ヒット。2人で海乃をカバーもカウント2で逃れた海乃が片膝の2人にまとめてドロップキック。代わった愛梨紗がYuuRIをタックルで倒し、その上にキクをボディスラムで落とす。キクが咲蘭に交代。咲蘭がダイビングボディアタックを愛梨紗に決める。YuuRIが咲蘭に声を掛けて合体攻撃を狙うが、息が合わず。咲蘭がYuuRI、愛梨紗をダブルホイップでロープ際にぶん投げて2人まとめて低空ドロップキック。さらに2人を並べて寝かせてのダイビングフットスタンプも愛梨紗が逃げ、YuuRIにヒット。咲蘭がYuuRIをカバーもカウント2。ここで3チームの選手がリングに入り、仕掛け合いから残ったのは咲蘭と愛梨紗。咲蘭がジャンピングレッグドロップでカバーもカウント2。咲蘭がラ・マヒストラルもカウント2。咲蘭が♡さらんらっぷ♡を狙うが、これを潰した愛梨紗ががっちりと押さえ込みカウント3を奪った。
試合後、愛梨紗がマイクを手にし「私事なんですけど、先日発表させていただいた通り2025年1月1日付で飛鳥プロレス所属になる運びとなりました。来年も引き続きアイスリボンに出させていただく予定なので、みんな応援しに来てください。(海乃に)今日の同期タッグ良かったよね。うちら意外といいんじゃない?(海乃も同調し「これからも来年もいっぱい組むからね。」とタッグ継続を宣言)ってことで、年末のホール、私、3WAYタッグ得意だと思うんで、このカード組んでほしいんですけど…お願いします。」と後楽園ホール大会での3WAYタッグ再戦を希望した。これに対して海乃は「ごめん、私、堀田さんと対戦したいから。カードは決まってないけど、私は堀田さんと対戦したい欲が強いから、申し訳ないけどどーきーずでは無理なんで、他のパートナー見つけて頑張って。」と語ったが、愛梨紗は「3WAYタッグは私が得意なので、お願いします。」と、あくまでしのせ愛梨紗個人として、ぶれることなく3WAYタッグ戦を希望した。

第3試合


 大晦日の後楽園ホール大会では櫻井&柳川のヤナギサクラとのリボンタッグ戦を控えたハム子、YuuRIとのシングル戦に臨む勝がハムカツタッグを結成。そのベテランの壁に最もキャリアの若い2024年組のきらり&ミクが挑んだ。試合は勝vsきらりでスタート。ロックアップから勝が腕を取る。きらりが獲り返すが、勝がヘッドロックへ移行。きらりがロープに振ろうとするが、勝がヘッドロックを離さない。きらりが態勢を崩してヘッドシザースも勝が離れる。ハム子に交代。勝と2人できらりをロープに振りタックルで吹っ飛ばす。上体を起こしたきらりに勝が低空ドロップキック。ハム子がきらりを引き起こしてコーナーでの腹ウォッシュ。中央に戻ってハム子がエルボーもかわしたきらりがバックに回って丸め込むもカウント2。代わったミクがドロップキック、エルボー連打もハム子もエルボーで返す。ハム子がコーナーにミクを振る。ハム子の飛び込みをジャンプでかわしたミクがドロップキック。代わったきらりがドロップキック。コーナーに振ろうとするがハム子が切り返し、勝との串刺し連係からダブルのお・し・り・ダーッ!ハム子が逆エビ固め。きらりがロープに逃れる。きらりがエルボー連打からボディスラム、ダイヤル固めでカバーもカウント2。代わったミクがドロップキック4連発でカバーもカウント2。ハム子のエルボーをブロックしたミクが変形STO、サマーソルトドロップでカバーもカウント2。ロープに飛んだミクをエプロンの勝が蹴りでカット。ハムカツがミクをロープに振る。ミクが2人まとめてクロスボディもハムカツが受け止める。そこにきらりが入ってドロップキックのアシストで押し倒す。倒れたハム子の上にきらりをカニばさみでミクがプレスさせる。きらりが「私にもやらせろ」とミクをカニばさみでプレス。きらりとミクが仲間割れとなり、エルボーを打ち合う。起き上がったハム子が止めに入ろうとするが、ここで目を合わせたきらりとミクがダブルドロップキック。ミクがハム子のバックを取る。逃れたハム子がタックル。代わった勝が顔面蹴りを連打し、ダブルアームの態勢へ。着地して逃れたミクが脇固めでテイクダウン。ロープに逃れた勝にミクが低空ドロップキック2連発、起き上がった勝にドロップキックを決めカバーもカウント2。ミクが再度、脇固め。ロープに逃れた勝がスタナー、カウンターのラリアットでカバーもカウント2。ミクが首固めもカウント2。ミクが2回転式ジャックナイフ固めもカウント2。代わったきらりがクロスボディも抱えて前に落とした勝がフットスタンプ。起き上がったきらりがエルボー。勝もエルボーで返し、打ち合いへ。きらりがカウンターのドロップキック、ポンスタナーでカバーもカウント2。ミクがダイビングボディアタック、続けてきらりがミサイルキック。カバーもカウント2。勝がきらりの飛び込みをキャッチしサイドバスター。カバーもカウント2。勝がバックを取るもきらりが前方回転エビ固め。カウント2。ロープに飛んだきらりに勝が飛び込みエルボー。ハム子が入り、前後からのダブルボディアタック。勝がカバーもミクがカット。勝がきらりを、ハム子がミクを同時にバックフリップ。勝がカバーもカウント2。続けて勝がリバーススプラッシュを決めカウント3を奪った。

 試合後、勝はきらり&ミクに向かって「私が今の2人と同じくらいのキャリアの時、ふがいなさから毎試合のように泣いていました。だけど、ふがいないと思えたのは、そのときに全力で潰してくれた先輩がいたからだと思っています。今の2人にみんなが期待しているように、私もその中の1人として、これからの成長を近くで、肌で感じられることに、とても幸せを感じています。だけどね、私たちにはまだまだ負けられない意地があるんだよ。(ハム子に)ハムカツ、今日で2回目。今まで負けなし。これからも全勝ロードを更新していきましょう。(きらり&ミクに)なんか喋りたそうに、ずっとこっちを見ているけど…今日は特別にマイクを握らせてあげる。」と語り、きらりにマイクを渡した。きらりは「オープニング(の入場式)でも、誰も私たちが勝てるって思ってないと思うって言ったけど、でも、それでも本気で私たちは勝ちたかったし、だからこそ、本当に本当に悔しいけど、でも今、こんな状況で、これからアイスリボンを引っ張って、もっと盛り上げていくのは、この2024年組の若い私たちしかいないと思うんです。(会場ざわつく。勝が「マイク渡すんじゃなかった…」とつぶやく)だから、いっしょに頑張っていこうよ!」とミクに語り掛けた。これを受けてミクは「私もきらりと同じ気持ちです!私はアイスリボンの所属じゃないけれど、私たちのこの世代で、女子プロレスを、アイスリボンをもっともっと盛り上げていきたいと思っています。だから、これからも全力でもっともっと成長していくので、よろしくお願いします!」と語った。ハムカツに「ありがとうございます!」と感謝の言葉を口にした2人。ここで再びマイクを手にしたきらりが「それでは締めるぞ!」と完全にハムカツをスルー。選手がリングに上がったあともセンターに立ったきらりは「締めたいところなんですけど、今日はマーズさんが日本ラストマッチということで、挨拶したいそうなので、どうぞ。」とマーズにマイクを渡す。マーズは「ありがとうございます!アイスリボンは私のファミリーです。愛してます。」と語り、マイクをきらりに戻した。間髪入れすに「じゃあ締めます!」とアピールしたきらりが周囲のざわつきも無視して、「プロレスでハッピー!アイスリボーン!」で大会を締めた。

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