「大地震で落ち込む台湾にプロレスで元気を!」鷹木信悟がレフェリー&セコンド大集合の混沌試合を制しNEVER無差別級王座奪還!

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 6日、東京都・両国国技館にて新日本プロレス『プロ野球カードゲーム ドリームオーダー Presents SAKURA GENESIS 2024』が開催。鷹木信悟がEVILを破ってNEVER無差別級王座に返り咲いた。

 現在、新日本プロレスはBULLET CLUB内のユニット【HOUSE OF TORTURE(H.O.T)】によって治安が大いに悪化している。
 H.O.Tは急所・凶器・場内暗転・セコンド介入といった卑劣な手段で勝利をもぎ取っていき、現在NEVER無差別級王座はH.O.Tの首魁たるEVILが保持している。

 EVILはNEVERのベルトを黒スプレーで塗りつぶすなどぞんざいに扱う悪党ぶりを見せてきたが、これに激怒したのが鷹木信悟。
 NEVERのベルトに思い入れも強く、EVILとの因縁も深い鷹木は王座へ挑戦表明を行い、「そのベルトを綺麗にピカピカにリニューアルしてやろうじゃねえか!」と気炎。鷹木の熱い思いを受けたEVILは、“正々堂々”の闘いをするべくH.O.Tの金丸義信を公式公認レフェリーに迎えて決戦に臨んだ。

 両者の入場後、ごくごく自然にレフェリーを務めようとする金丸に対して本物のレフェリーたるマーティ浅見が激怒。金丸&ディック東郷を下がらせて普通に試合が始まる。

 互いの手の内を知り尽くしているEVILと鷹木は、序盤から場外でイスで殴り合うなど激しい攻防を展開。EVILはコーナーから剥がしたタッチロープで首を絞め上げて動きを鈍らせ、フィッシャーマン・バスターや逆水平チョップなどの正攻法から意表を突いての急所蹴りを狙う。鷹木はこれをキャッチしてドラゴンスクリューで切り返し、雪崩式ブレーンバスターも決めて反撃の狼煙を上げる。

 しかし、リングサイドにふらりと高橋裕二郎が登場。鷹木が訝しむ中、EVILが急にヒザを押さえて悲鳴を上げながら転がり回ったためレフェリーがチェックに向かう。その隙に裕二郎がコーナーマットを外し、EVILが金具むき出しのコーナーに叩きつけてからラリアット、ダークネス・フォールズと連撃。鷹木は反撃を試みるも、裕二郎が背後からイスで殴打し、EVILが即座にScorpion Deathlockで捕らえる悪の連携を見せる。

 この無法を見かねてか、BUSHIがリングサイドに現れてレフェリーに抗議。鷹木が裕二郎を排除するようBUSHIに求めるも、BUSHIの答えはまさかのグーパンチ。場内が大混乱となる中、2人目のBUSHIが現れて1人目のマスクを剥ぐと、その正体はディック東郷であったことが判明。
 本物のBUSHIが東郷に毒霧を噴射も、これが浅見レフェリーに誤爆。その後は公式公認レフェリーたる金丸が当然の権利のように試合を裁き始める。


 EVIL&裕二郎&東郷が3人がかりで鷹木を袋叩きにし、金丸が超高速で3カウント。裕二郎が勝手にゴングを鳴らし、金丸がEVILの勝利を宣言するという地獄絵図が広がる。
 しかし、ここでレフェリーシャツを着た高橋ヒロムがリングに飛び込んできてH.O.Tのセコンド陣を排除。ヒロムのアシストから鷹木が龍魂ラリアットを叩き込み、鷹木式EVIL。
 両軍のセコンド同士の乱闘が繰り広げられる中、EVILはNEVERのベルトで鷹木に殴りかかる。しかし、鷹木は金丸から奪ったボトルをぐびりとやってウイスキーミストで迎撃。裕二郎が放ったパウダー攻撃もEVILに誤爆してダブル目潰し。
 鷹木は酔拳式パンピングボンバーからラスト・オブ・ザ・ドラゴン。ようやくリングにたどり着いたレッドシューズ海野レフェリーが3カウントを叩き、混沌とした試合に終止符が打たれた。

 マイクを取った鷹木が喜びの雄叫びを上げていると、突如WAR DOGSの面々がリングになだれ込んできてゲイブ・キッドが鷹木を襲撃し挑戦を表明。NEW JAPAN CUPでゲイブに敗れている鷹木にとって、早速リベンジの機会が訪れた形だ。
 
 バックステージに戻った鷹木は、「俺が今やらなくちゃいけないのは、真っ黒になって価値が落ちたNEVERのベルトをキレイにリメイクすること。ちょうど2年前、KOPWのトロフィーもぶっ壊されてリメイクしたけど、ちょうどいいよ。リングサイドに棚橋社長がいたから言っといたよ。『新しいものはいらない。(このベルトには)NEVERの歴史が詰まってる。新しいものはいらないわ。やれるだけ、できるだけ俺が作り直す』と。またここ(サイドプレート)も壊れてるし。若い選手もベテランも、他団体の選手も、何だったらオイ、女子プロレスラーも欲しくなるような無差別なベルトにしようじゃねえか」と新王者としての抱負を語る。

 そして「台湾も大地震があってなぁ、お客さんも落ち込んでるところ、プロレスで元気を与えてやろうじゃねえか、オイ!やるなら今しかねえんだよ!」と、今月14日に迫る台湾大会に向けて気炎を上げた。

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