62歳の若者が明治生まれのおじいちゃんをボコボコに!最強の老人プロレスラーを決める1DAYトーナメントが開催へ!

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 27日、東京都・新宿FACEにて『ベストボディ・ジャパンプロレスリング~Shinjuku Spring 2024~』が開催。【ゴジャ哲】ゴージャス松野&遠藤哲哉がBBWタッグ王座の初防衛に成功した。

 ベストボディ・ジャパンプロレスリング(BBJ)とは、『トレーニングの文化、身体づくりの文化をもっと日本中に広めたい』という思いから発足し、47都道府県全てで開催するまでに成長した『ベストボディ・ジャパンコンテスト』を起点とし、元DDTプロレスの谷口智一ベストボディ・ジャパン協会代表が「プロレス界でも健康美や肉体美を活かして活躍する選手がベストボディ・ジャパンから出てきてもいいんじゃないか」という想いを持って2018年8月に旗揚げしたプロレス団体。
 日々ボディメイクに取り組む人材を積極的にプロレス界に勧誘し、2020年には当時58歳の生え抜き選手である吉田和彦(現:ラグジュアリー吉田)が誕生。60代になっても最前線で闘い続けるゴージャス松野とタッグ王座を戴冠するなど幅広い選手層がリング上で活躍している。

 松野に憧れた中高年が続々と入門を希望し、BBJでは50~60代の所属選手が4人も存在。今後もさらに増えていく予定だといい、業界屈指の高齢者団体になりつつある。

 現在、BBJのタッグ王座を戴冠しているのは【ゴジャ哲】ゴージャス松野&遠藤哲哉。年の差30歳の東北出身擬似親子タッグだ。
 そんなゴジャ哲に挑戦を表明したのは、【諸じい】諸橋晴也&がばいじいちゃん。正確な生まれ年は忘れてしまったものの明治生まれだと自称するじいちゃんは、62歳の若者にお灸を据えんと張り切っていた。


 試合が始まると筋肉モリモリの遠藤と諸橋がバチバチの肉弾戦を展開していくが、その横では松野とじいちゃんが牧歌的なチョップ合戦を展開。
 じいちゃんが身体の一部である杖を使った多彩な攻撃で遠藤を苦しめていき、唐突に覚醒して機敏な動きからジャーマン・スープレックスを狙う。しかし、じいちゃんは腰を痛めてダウン。
 遠藤が諸橋にコードブレイカー。その上に松野が寝転がる形の超安全式ジャーマン・スープレックス・ホールドでじいちゃんを叩きつけて3カウントを奪った。

 試合後、マイクを取った松野は「気がついたらよ、爺さん結構増えてんじゃねーかよ。高齢化で重たいんだよリングがよ。コンテストで言うならゴールドクラス、レジェンドクラスばっかじゃねーか。そんなことじゃ俺は納得しないんだよ。いいか、50代以上の選手1人1人を俺がぶっ倒して、この俺が天下を取ってやるよ!」と唐突に高齢者に喧嘩を売り、50代以上限定の1DAYトーナメントの開催を宣言。


 松野が本当に打ち合わせにないことを言い始めたため内部が大混乱になる中、がばいじいちゃん、ラグジュアリー吉田、木村昌嗣、木庭博光、樋口靖洋、アントニオ小猪木、松澤さん、チェリー(49歳)が参戦を表明。最強の老人プロレスラーを決める戦いの火蓋が切って落とされることとなった。

 BBJでは、年齢を重ねてコンテストで結果を残せなくなってきた選手が再び輝くための場所としてベストボディ・ジャパンプロレスを全国展開していくという計画がある。
 ボディコンテストの選手は元々肉体は鍛えられており、格闘技やスポーツをバックボーンに持つ者も数多く存在する。プロレスはアスリートたちのセカンドキャリアの場としても活用されてきた歴史があるが、コンテスト→プロレスというルートは今まで開拓されてこなかった。
 人材発掘のブルーオーシャンを見つけたベストボディ・ジャパンプロレスは、近い将来には全国に選手を抱える大規模団体になっていくかもしれない。

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