【試合詳細】11・29 ベストボディ・ジャパンプロレスリング新木場大会 【BBW世界スーパーボディ級】鈴木悟vsライジングHAYATO ベストボディ・ベイダー&大和ヒロシ&諸橋晴也vs田中稔&岩崎孝樹&鷲田周平 谷口智一&ゴージャス松野vs伊橋剛太&アントニオ小猪木
- 2019-11-30
- 試合
- ベストボディジャパン
『ベストボディ・ジャパンプロレスリング~Friday Night 2019~』
日程:2019年11月29日(金)
開始:19:00
会場:東京都・新木場1stRING
観衆:118人
▼シングルマッチ
○竹林早苗
10分28秒 フィッシャーマンズスープレックスホールド
●バキュームけーすけ
▼タッグマッチ
○白川未奈/山中絵里奈
10分33秒 インプラントDDT→片エビ固め
チェリー(フリー)/●田村依里子
▼タッグマッチ
○谷口智一/ゴージャス松野(DDT)
13分33秒 タックル→エビ固め
●伊橋剛太(DDT)/アントニオ小猪木(西口)
▼BBW世界スーパーボディ級選手権試合
【王者】○鈴木悟
9分11秒 芯食う飛び膝蹴り→片エビ固め
【挑戦者】●ライジングHAYATO(愛媛)
※鈴木が2度目の防衛に成功
▼6人タッグマッチ
[ダンカンプロレス軍団]○ベストボディ・ベイダー/大和ヒロシ(フリー)/諸橋晴也(フリー) with 山中絵里奈
15分10秒 B.B.バスター→体固め
田中稔(フリー)/岩崎孝樹(ガン☆プロ)/●鷲田周平(ガン☆プロ)
白川未奈を裏切った山中絵里奈がまさかのダンカンプロレス軍団入り!ライジングHAYATOが鈴木悟の王座に挑むも惜敗!バキュームけーすけのセクハラ攻撃に会場は阿鼻叫喚
第1試合
けーすけは試合前に「早苗!お前は俺とベストボディ・ジャパンプロレスで知り合って1年以上経つやろ?もうそろそろええんちゃうか、デートしても?」と迫るが、竹林は心底気持ち悪そうな顔で拒否。しかしけーすけは一方的に「この試合で俺が勝ったらデートしてもらう!」と宣言してゴングを要求。
ロックアップからヘッドロック、リストの取り合いを展開し一旦はクリーンブレイクするものの、けーすけは竹林に握手を要求。竹林が嫌そうにこれに応えるとけーすけは竹林の手の甲にキスをし始め、竹林は悲鳴を上げて振り払う。するとけーすけはブリッジして股間を突き出しながら竹林を追いかけ回し、竹林がコーナー上に避難すると逆立ちのような形で股間を見せつけ始め、観客席からは「気持ち悪い……」の声が飛ぶ。
さらにけーすけは竹林をコーナーに押し付けながら無理矢理キスをしようとするが、竹林はビンタで突き放し、串刺しドロップキックで追撃。さらにボディスラムからフォールに入るが、けーすけは下から竹林にキスを狙う。
竹林が怯むと、けーすけはボディスラムから股間を竹林の顔面に押し付ける形で体固め。これをキックアウトするとドロップキックから「片逆エビ固め行くぞ―!」と宣言するも、途中でかけ方がわからなくなり、最終的にブルズ・グランパスの形になると、解説として本部席に座っていたブル中野が激怒。
これをブレイクされるとけーすけは再びキスを迫り、拒否されるとバックエルボーからコーナーに上がるが、竹林がロープを揺らしたため落下して股間を痛打。痛みに悶えるけーすけを背後からドロップキックでロープ際に吹き飛ばし、竹林が619を放つが、けーすけはこれをキャッチして竹林の足を舐め回し、今度こそ逆エビ固めに捕えるが、足を持っただけで腰を落としていないため竹林にはノーダメージ。するとけーすけは竹林の足に自らの股間を高速で擦り付け始め、竹林は絶叫。
これをブレイクした竹林はミドルキック連打からスピンキック、さらに619からフィッシャーマンズスープレックスホールドで叩きつけ、3カウントを奪った。
第2試合
4人が入場し、いざ試合が始まるというところで突如ダンカンプロレス軍団の面々が入場。マイクを取った大和が「白川さん、俺たちはアンタを勧誘に来たんだよ。俺たちはBBJのベルトすべてを集めたいと思っててさ。だから女子のベルトも欲しいなと思ってよ。一番手っ取り早いのはお前がDPGに入ることだろ?こっちは楽しいぞお。真面目にプロレスやってるよりも、はっちゃけたいだろう?いろんな楽しいこと教えてやるから入ろうぜ?DPGに」と語りかけるが、白川は「私は満足してるから大丈夫」と拒否。すると大和らは「じゃあお前の気持ちが固まるまで俺たちはここで待たせてもらうから」と花道に椅子を置いて観戦し始める。
山中と田村でゴングが鳴ると、ロックアップからショルダータックル、さらにはグラウンドでの首の取り合いとなりブレイク。両者タッチへ。
白川とチェリーとなると、チェリーが手4つを要求し、白川がこれに応えると足を踏みに行くが白川はこれを回避し「私も勉強したんですぅ~」と挑発。さらに足を踏みに来るチェリーの足を取ってグラウンドに引き倒すと「チャンス~!」とロメロ・スペシャルを狙うが、これは田村がカット。チェリーは白川の背中をひっかきながら巴投げ、さらにはマウントエルボーで痛めつけて田村にタッチ。
田村は白川をボディスラムで叩きつけてチェリーにタッチ。
チェリーは白川をキャメルクラッチで捕らえ、「シャッターチャンス!」と両手で白川の顔面を歪めて観客に写真撮影を要求。怒った白川がボディスラムで叩きつけるが、チェリーは下から白川の腕を取って三角絞めで捕えるが、白川はなんとか自力でブレイク。チェリーは腕を離さずそのままアームブリーカーを放っていくが、白川はチェリーを引き寄せて担ぎ上げボディスラム。山中にタッチ。
山中はチェリーにドロップキックを放ち、救出に来た山中を水面蹴りからのエルボードロップで撃退すると、チェリーにスワンダイブでの攻撃を狙うが、足を踏み外してリング内に転倒。チェリーは「はずかしー!プークスクス!」と馬鹿にしながらボディブローを放ち、「どっこいしょ!」と大外刈。さらに山中の腕を取って顔面にヒールキックを叩き込んでから熟女でドーン!を放つが、山中はこれを回避してハイキックを叩き込み白川にタッチ。
白川はチェリーにフライングチョップ3連発からさらに突っ込んでいくが、チェリーは白川の足を取ってグラウンドに引き込みアキレス腱固めから逆片エビ固めへ。白川がこれをブレイクすると熟女でドーン!を叩き込み、田村にタッチ。
田村は白川へ払い腰を2連発からサンセットフリップ。さらにスリーパーホールドで痛めつけるが、白川がこれを救出。チェリーと田村がダブル攻撃を狙って白川をロープに振るが、ここでここまで試合を静観してきたベストボディベイダーが白川をキャッチして救出すると、大和と諸橋がリングに乱入しチェリー&田村を袋叩きに。
これを白川と山中がダブルのドロップキックで蹴散らして救出するものの、チェリーが白川にダブルリストアームサルトから田村がサンセットフリップと連撃し、田村がムーンサルト・プレスを投下。これを回避した白川はランニングネックブリーカードロップからインプラントDDTで突き刺し、3カウントを奪った。
試合後、大和は改めて白川にDPG入りの勧誘をするが、白川はこれを断固拒否。すると大和は起こってパイプ椅子を持ち出して白川を殴ろうとするが、白川のパートナーの山中がイスを奪い取って白川を救出。身構えていた白川が緊張を解くと、なんと山中は突如白川をイスで殴打してリバースDDTで追撃。さらにそのイスに足を組んで座りながら倒れ伏す白川を踏みつけて満面の笑み。
大和はニヤリと笑いながら「ご紹介しましょう!DPGの新メンバー、山中絵里奈様です!絵里奈様、この試合で印象に残ったことはありますか?」と山中に語りかけると、山中はふれくされた様子で「別に」と答え、大和は「エリナ様だぁ~っ!」と大喜び。そして白川と山中のタイトル戦を宣言して白川をリングから蹴落とし、大ブーイングの中で高笑いしながら去っていった。
第3試合
小猪木と松野で試合が始まるが、両者中々触れ合わずにらみ合いを展開。ようやくリストの取り合いに入ると、腕を取られた小猪木がスピード感溢れる回転運動で切り返しに行くが、最終的に手首を極められた状態に戻ってしまい自ら大ダメージを負う。それでもなんとか手首を取り返すと、自慢のアゴで松野の手首をグリグリとえぐっていき、松野にコブラツイストからグラウンドコブラ。松野がこれをキックアウトすると両者タッチ。
谷口と伊橋となると、谷口がロックアップで伊橋を押し込んでその豊かな腹をペチンペチンと叩いて肉を揺らしていく。さらに谷口がリストを取っていくが、伊橋は「あっ!アレアレ!」と虚空を指差し、谷口が気を取られた隙に張り手を見舞ってショルダータックルを放つが、谷口が即座にショルダータックルでやり返して松野にタッチ。
松野は伊橋の顔面を蹴飛ばしていくが、伊橋は足をキャッチしてビンタからボディスラム、エルボードロップと放って小猪木にタッチ。
小猪木は松野逆片エビ固めからリバースインディアンズデスロック、弓矢固めと続けてロープに飛ぶが、松野はフライングクロスチョップでカウンターし谷口にタッチ。
谷口は小猪木、伊橋をショルダータックルで吹き飛ばすと小猪木に串刺しラリアットからオクラホマスタンピート。さらにラリアットを放つが、小猪木がこれを回避して延髄斬りからダブルニードロップ。さらに伊橋を呼び込み、谷口を羽交い絞めにして伊橋に串刺しボディスプラッシュを打たせるが、当然後ろに立っていた小猪木に大ダメージが入り、小猪木は失神。伊橋が小猪木を自軍コーナーまで引きずっていって無理矢理試合権利を自分に移す。
伊橋は谷口にチョップ合戦を挑むが、これに打ち勝った谷口が伊橋の巨体をブレーンバスターで投げきって見せる。谷口がロープに飛ぶと伊橋は追走ボディスプラッシュからレッグラリアートと続けるが、これは松野がカット。ならばと伊橋はコーナー上からムーンサルト・プレスを投下するが、谷口はこれを回避。松野がゴージャススターエルボーを放ち、谷口がスピアーを放って伊橋を沈めた。
試合後、小猪木が芸能界の先輩がゲストに来ているとして、ラッキィ池田の友達を名乗る振り付け仮面ことラッキィ池田を呼び込み、観客全員とプロレス体操を踊って去っていった。
第4試合
愛媛プロレスのエース、ライジングHAYATOがキューティーエリー・ザ・エヒメを伴って入場すると大歓声が上がる。
ロックアップからリストの取り合い、グラウンドでの首の取り合いから一旦ブレイク。すぐにショルダータックル合戦となり、これに打ち勝った鈴木がHAYATOをコーナーに振って追撃を狙うとHAYATOはヒラリと飛び越えて身をかわし、ランニングエルボーで反撃。
続けてエルボー合戦となるが、体格で勝る鈴木が打ち勝ってHAYATOの腕にミドルキックを連打。HAYATOが腕を抑えてうずくまるが、容赦なく腕へのミドルキックを連発し、腕へのエルボースタンプ、リストロック式のボディスラム、腕へのニードロップと一点集中攻撃を放つ。
HAYATOは痛む腕でエルボーを放っていき、鈴木がエルボーで反撃してロープに飛ぶとカウンターのブサイクへの膝蹴り。さらに延髄斬りからノーザンライトスープレックス、ミサイルキック、ゼロ戦キックと畳み掛けてロープに飛ぶが、鈴木はカウンターのトラースキック一閃。さらに変形ライトニングスパイラルからSSCの体勢に入るが、ここでキューティーエリー・ザ・エヒメがエプロンに上がり、「悟さぁ~ん大好きぃ~♪」と艶やかに鈴木を誘う。鈴木は一瞬気を取られたもののSSCに戻ろうとするが、エリーがさらに色仕掛けを加速させるとふらふらとエリーに引き寄せられていき、エリーがロープ越しに抱擁。するとHAYATOが背後から忍び寄ってスクールボーイからダイヤモンドカッター。さらにしまなみドライバーを狙っていくが、鈴木はこれを振り払ってラリアットを狙う。HAYATOはこれをトラースキックで撃ち落とすが、鈴木は構わず二発目のラリアットでHAYATOをロープ際まで吹き飛ばすとSSCを叩き込み、最後は芯食う飛び膝蹴りで仕留めた。
試合後、エリーはHAYATOに駆け寄り鈴木に“あっかんべー”をしてみせるが、鈴木はHAYATOに歩み寄って握手を交わし、HAYATOの健闘を讃えた。
<試合後コメント>
鈴木悟
――王座防衛おめでとうございます。試合を終えられたお気持ちは
「率直に嬉しいのと、HAYATO選手はチャンピオンなので、やっとチャンピオンクラスとやれるようになれたかという喜びと自信になりました」
――HAYATO選手も試合後悔しそうにされていましたが、再戦を要求されたら受ける覚悟はある?
「私がチャンピオンであるうちは挑戦者が誰であろうと戦いまず。諦めずに来てほしいです」
――今、ベストボディ・ジャパンの中でDPGという新たな悪の勢力が台頭していますが、それについては
「そうなんですよね。私はまだ関わっていないので、絡みがないんですけど気になって入るので、いずれ巻き込まれていくのかなと思っています。負けないようにしないとね」
――次の防衛戦の相手に希望は
「毎試合毎試合強くなっている自信はあるので、今日のHAYATO選手は本当に強かったので、レベルアップと自信を感じているので、次に誰が来てもまた防衛していきます」
ライジングHAYATO
――王座挑戦も敗れてしまいました。今のお気持ちは
「自分はボディビルがすごく好きで、ボディビルに関連しているベストボディ・ジャパンのベルトは本当に欲しかったんですけど、敗れてしまって本当に悔しいです」
――ベストボディ・ジャパンプロレスには多く参戦されていますが、次の目標は
「この団体さんに参戦させてもらっている以上、結果とベルトが欲しいので、またタッグでもシングルでも機会があったらどんなベルトにも挑戦したいです」
――最近東京での試合が増えていますが、東京での試合をこれから増やしていきたいという気持ちは
「拠点は地元において、籍も地元に置きたいんですけど、それでは小さな世界で終わってしまうので、東京に夢者修行という形でどんどん出ていきたいと思います」
――全日本プロレスにも定期参戦が発表されましたが、そこでの目標は
「自分は来年から3ヶ月間という時期を決めて全日本プロレスさんでお世話になるので、そこで世界ジュニアのベルトに挑戦したいです。なんとしても結果を残していきたいです」
第5試合
諸橋と稔でゴングが鳴ると、じっくりとしたリストの取り合いからブレイクしベイダーと鷲田にタッチ。
ベイダーは鷲田にタックル合戦を挑むが、体格で勝る鷲田には全く効かず、サミングから場外に放り出して全員入り乱れての場外戦へ。第2試合後にDPGに加入したエリナ様も乱闘に加わり、岩崎や稔の顔面を踏みつけるご褒美を与えていく。セコンドに付いていたけーすけがこれを見て自らも顔面を踏んでもらおうと突っ込んでいくが、ビンタで撃退されてしまう。
DPGの面々はリングに鷲田を戻して海援隊ポーズを決め、レフリーの気を引きながら鷲田のヒゲを抜く、テーピングを剥がして鷲田の首を絞めるなど3人で反則攻撃の限りを尽くし、鷲田が諸橋にボディスラムで一矢報いて岩崎にタッチを求めに行っても大和とベイダーが2人を場外に落としてタッチさせず。ローンバトルを強いられた鷲田は大和のドロップキックや逆エビ固めに耐えてミドルキックから顔面にビッグブートを極めて岩崎にタッチ。
岩崎は大和にキチンシンクからサッカーボールキック、救出に来たベイダーもキチンシンクで蹴散らし、稔とともに大和へダブルのミドルキック。岩崎は必殺の垂直落下式ブレーンバスターを狙うが、大和がこれを振り払ってゼロ戦キック。諸橋にタッチ。
諸橋は岩崎にヒップトスからのドロップキックを見舞いエルボー合戦を仕掛けるが、これに打ち勝った岩崎がバックドロップ。しかし諸橋はすぐに立ち上がってクォーラルボンバーからクリップラークロスフェイス。これを稔がカットして救出すると岩崎はブレーンバスターで一矢報いると両者タッチ。
鷲田は突っ込んでくるベイダーにカウンターのキチンシンクを見舞うとランニングニー。ここに大和と諸橋が入ってくると稔と岩崎も加勢して乱戦となるが、稔が大和のエックス攻撃をパクって繰り出していき、岩崎がベイダーへビッグブート、稔がハイキック、鷲田がバックドロップと畳み込んで試合を決めにかかるが、ここにで大和がイスを持ってリングに上がろうとする。これをレフリーが止めている間にエリナ様がリングに上って鷲田にローブローを放つと、DPGの面々がトレイン攻撃を見舞い、ベイダーがスイングDDTからのB.B.バスターで叩きつけ3カウントを奪った。
試合後、稔が腹いせに観客席に設置されていた大和の『きみのわプロレスフェスタ』のフライヤーを紙飛行機にして大和に投げつけたり、床に落ちていた同フライヤーをビリビリに破いたりして大和に精神的ダメージを与えていくが、大和は「どうだ!4人になったDPGは!初めて組んだのにこの息の合いよう!これはもう運命だったんじゃないか~?4人揃ったDPGがこのベストボディ・ジャパンプロレスをシッチャカメッチャカにしていくからな!覚悟しとけお前ら!」と叫んで大会を締めた。