全日本プロレス定期参戦が決まった愛媛プロレスのライジングHAYATOが元ボクシング王者の王座に挑戦も惜敗!「世界ジュニア王座に挑戦したい」と野望を語る!
- 2019-11-30
- ニュース
- ベストボディジャパン, 全日本プロレス, 愛媛プロレス
29日、東京都・新木場1stRINGにて『ベストボディ・ジャパンプロレスリング~Friday Night 2019~』が行われ、鈴木悟がライジングHAYATOからBBW世界スーパーボディ級王座を防衛した。
ベストボディ・ジャパンプロレスリングとは、『トレーニングの文化、身体づくりの文化をもっと日本中に広めたい』という思いから発足し、47都道府県全てで開催するまでに成長した『ベストボディ・ジャパンコンテスト』を起点とし、元DDTプロレスの谷口智一ベストボディ・ジャパン協会代表が「プロレス界でも健康美や肉体美を活かして活躍する選手がベストボディ・ジャパンから出てきてもいいんじゃないか」という思いを持って昨年8月に旗揚げしたプロレス団体。
鈴木悟は第48代、第50代ボクシング日本ミドル級王者、第4代シュートボクシング日本スーパーウェルター級王者に君臨した実績ある格闘家でありながら、昨年11月に42歳にしてHEAT-UPでプロレスラーデビュー。その後はベストボディ・ジャパンプロレス(以下:BBJ)に継続参戦し、今年9月にBBJスーパーボディ級王座を戴冠した。
一方のライジングHAYATOは愛媛のご当地プロレス団体である愛媛プロレスに於いて弱冠20歳にしてエースを張る選手であり、世界中に愛媛の魅力を伝えたいという理想に燃えて「WWEに行って世界的スターになった上で愛媛に帰ってくることが目標」という熱い向上心と地元愛を持っている選手。BBJの他、全日本プロレス、NOAH、DDT等のメジャー団体にも参戦しており、今年には四国統一タッグ王座や大阪プロレスのタッグ王座を獲得するなど着実に結果を残し、来年1月からは全日本プロレスへ定期参戦することが発表されている。
全日への武者修行を前に結果を残したいHAYATOだったが、体格と格闘技のキャリアで勝る鈴木の腕への一点集中攻撃に苦戦し、得意とするスピード勝負を封じられて劣勢に。
そこへ、愛媛プロレス代表でありセクシーディーバであるキューティーエリー・ザ・エヒメが乱入して「悟さぁ~ん♪大好き♪」と色仕掛けを敢行すると、硬派で知られる鈴木もふらふらと吸い寄せられてしまい、その隙にHAYATOがミサイルキックやジャンピングニー、ダイヤモンドカッターを叩き込んで必殺のしまなみドライバーを狙っていくが、これを振り払った鈴木がトラースキックからラリアットを叩き込み、最後はSSC(スズキ・サトル・サイクロン。相手をロープ際に追い込んで左右のパンチ連打)から芯を食う威力の芯食う飛び膝蹴りでトドメを刺した。
試合後、エリーはHAYATOに駆け寄り鈴木に“あっかんべー”をしてみせるが、鈴木はHAYATOに歩み寄って握手を交わし、HAYATOの健闘を讃えた。
試合を終えた鈴木は、愛媛プロレスのチャンピオンであるHAYATOを倒したことに手応えを感じ、「ようやくチャンピオンクラスと戦えるようになってきました。毎試合毎試合強くなっている自信はあります。今日のHAYATO選手は本当に強かったので自信に繋がりました。次に誰が来てもまた防衛していきます」と爽やかにコメント。
一方のHAYATOは継続参戦しているBBJについて「この団体さんに参戦させてもらっている以上、結果とベルトが欲しいので、またタッグでもシングルでも機会があったらどんなベルトにも挑戦したいです」と不屈の姿勢を見せる。
そして、来年1月からの全日本プロレス定期参戦について話が及ぶと、「拠点は地元において、籍も地元に置きたいんですけど、それでは小さな世界で終わってしまうので、東京に武者修行という形でどんどん出ていきたいと思います。3ヶ月間という時期を決めて全日本プロレスさんでお世話になることになっているので、そこで世界ジュニアのベルトに挑戦したいです。なんとしても結果を残していきたいです」と飽くなき闘争心を垣間見せた。