「Sareeeごときに潰されることはない」“闘魂継承者”Sareeeがスターダム初上陸を果たし岩谷麻優のIWGP女子王座に挑戦決定!

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 9日、神奈川県・横浜武道館にてスターダム『CINDERELLA TOURNAMENT 2024〜開幕戦〜』が開催。岩谷麻優とSareeeがIWGP女子王座をかけて闘うことが決まった。

 Sareeeはジャガー横田や井上京子が所属するディアナの若きエースとして君臨していた選手であり、24歳という若さでWWE入団が決定。2021年にWWE(NXT)でSarray(サレイ)としてスーパースターデビューを果たした。
 2023年3月にWWEとの契約を満了して帰国し、同年5月16日に新宿FACEにて『Sareee-ISM』を開催して日本復帰。ライバルの橋本千紘との大熱戦を展開し、「私が日本の女子プロレス界を変えて見せる」と決意を新たにした。
 亡きアントニオ猪木さんから“闘魂”を継承しているSareeeの活躍は目覚ましく、国内復帰後には精力的に他団体へと参戦。男子団体である全日本プロレスの参戦や、SEAdLINNNGでのBEYOND THE SEA(シングル王座)戴冠など常に話題を振りまいている。

 そんなSareeeだが、スターダムとの間には不穏な逸話が残っている。
  Sareeeは、2020年2月に当時岩谷が保持していた赤いベルト(※ワールド・オブ・スターダム王座)をかけて闘う予定であったが、体調不良により欠場して試合が流れている。その後、Sareeeはアメリカに渡ったために岩谷戦は幻の試合となった。
 時は流れ、現在の岩谷はIWGP女子王座を戴冠し世界を股にかけて活躍中。Sareeeは帰国当初から「IWGP女子王座は闘魂を持っている私が一番ふさわしい」と挑戦を熱望しており、岩谷戦の実現のために動いていくことを仄めかしていた。

 この日、Sareeeは大親友のなつぽいの約5ヶ月ぶりの復帰戦の相手としてスターダム初参戦。セミファイナルで行われたこの試合では、Sareeeがなつぽいをリストクラッチ式裏投げで沈めて復帰をお祝いしていた。

 その後、メインイベントでは舞華&白川未奈vs岩谷麻優&中野たむvsAZM&上谷沙弥の3WAYタッグマッチが実施。
 豪華メンバーによる3組の激闘は目まぐるしく攻守が入れ替わる激戦となるが、最後は赤いベルトを持つ舞華がAZMをみちのくドライバーIIで突き刺して勝利を飾った。

 試合後には突如Sareeeがリングに上がり、「親友のために今日、初めてSTARDOMに参戦させていただきました。親友がくれたチャンスを、逃がすわけにはいかないんですよ。しっかり前のけじめを付けたいと思って今リングに上がってます。岩谷麻優!そのIWGPのベルトかけて、私と闘わない?」と岩谷の持つIWGP女子王座に挑戦表明。

 これを受けた岩谷は「Sareee、STARDOMのリングにようこそ。何年か前に赤いベルトの試合は出来なかったけど、今、岩谷麻優がIWGPのチャンピオンとして、あなたの前に高い壁としてこうして立ってます。数年前から、いつでも私はあなたとやる覚悟は出来てましたよ。いつでもお待ちしてます」と応えてガッチリ握手。4月27日に行われる横浜BUNTAI大会で両者の王座戦が行われることが決定された。


 バックステージに戻った岩谷は、「数年前ね、流れて赤いベルト戦が出来なくて。やっと今メチャクチャおいしいところにやってきましたね、Sareeeさんよぉ?今の岩谷麻優からこのベルト、獲れると思うな。自分はまだまだこのベルトの最多防衛記録を狙って、自分の人生に誇りを持って進んでいるので。こんなところで……いや、Sareeeごときに潰されることはないと思いますよ」と眼光鋭くコメント。両者の闘いは壮絶なものとなりそうだ。

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