「プロレスでハッピーですよ(笑)」ジュリアがCMLL最強の刺客とのSTRONG女子王座戦を前に幸せを噛みしめる

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 9日、神奈川県・横浜武道館にてスターダム『CINDERELLA TOURNAMENT 2024〜開幕戦〜』が開催。STRONG女子王座戦を控えるジュリアとステファニー・バッケルが前哨戦で激突した。

 STRONG女子王座は、新日本プロレスが製作しているアメリカのプロレス番組『NJPW STRONG』から生まれたシングル王座。
 昨年7月には、ジュリアが初代王者のウィロー・ナイチンゲールを撃破して同王座を戴冠。その後も海外を中心に9度の防衛に成功するなど世界レベルの実力を見せつけている。

 ジュリアの10度目の防衛戦は、3月10日の後楽園ホール大会にてCMLLのステファニー・バッケルを相手に行うことが決定。
 バッケルはCMLLのシングル&タッグの二冠王者。かつてはアイスリボンで安納サオリが保持していたICE×∞王座に挑戦したり、アメリカで岩谷麻優の持つIWGP女子王座に挑戦したりと日本のプロレスファンが名前を聞くことも多い名選手だ。

 決戦を翌日に控えた今大会では、前哨戦としてジュリア&朱里&小波vsステファニー・バッケル&渡辺桃&フキゲンです★の6人タッグマッチが実施。

 ジュリア&朱里&小波という夢のタッグに対し、ここ数年のスターダムを追っているファンが大歓声を贈る中で試合開始。3人はピッタリ息の合った連携を見せて序盤からフキゲンに集中攻撃。桃が反撃に転じても常に多対一の構図を作って優位に立ち回っていく。
 ジュリアとバッケルの対面が実現すると、バッケルはビンタ、ジュリアはエルボーでバチバチの打撃戦を展開。バッケルが的確に顔面を撃ち抜くトラースキック、首4の字固めやチンクラッシャーと首への集中攻撃からパッケージ・ドライバーを狙う。しかし、ジュリアがヘッドバッド連打で突き放すド根性ファイトを見せ、片足ドロップキックで吹き飛ばす。
 ジュリアとバッケルがやり合う中でも試合は進んでいき、最後は朱里がフキゲンを白虎(※変形マフラーホールド)で捕らえてギブアップ勝利。注目の2人が直接勝敗に絡むことはなかった。


 試合を終えたジュリアは、朱里&小波との思い出を振り返りつつ「スターダムきた当初は私も一人だったけど、『ここで仲間ができたんだなあ』って。この先なにが起きるかわからない。でも、だからこそ、今日この3人で組めて、私ホントに今メッチャハッピーです。プロレスでハッピーですよ(笑)」と際どいラインを攻めたジョークを繰り出す。
 そして、「ちょっと手を合わせた感じだと、まだちょっといろいろ未知だし、かみ合わない相手だなっていうのが正直な感想。今までジュリアが倒してきた中にはクソでけー奴も、小っちゃくて速い奴もいっぱいいるけど、ルチャドーラは初めてだよな?しっかり防衛してまだまだコイツと冒険の途中。楽しみにしててください」とバッケル戦についてコメントした。

 対するバッケルは「今日、彼女たちは私たちを倒したけど、私は直接負けてはいない。明日のSTRONG王座戦は皆の記憶に刻まれるものになる。ジュリア、王者でいられるのはあと半日。せいぜい残り少ないチャンピオン生活を楽しみなさい」と自信たっぷりのコメントを残した。

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