コロナ禍で4年間ツッパリ続けたヤンキーレスラーが全日本プロレスで悲願のシングル王座戴冠!

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 14日、東京都・後楽園ホールにて全日本プロレス『新春ジャイアントシリーズ2024 ~渕正信デビュー50周年&70歳バースデー記念大会~』が開催。立花誠吾がブラックめんそーれを破ってGAORA TV王座初戴冠を果たした。

 GAORA TV王座は長らくGLEATの田中稔に奪われていたが、今月2日にブラックめんそーれが稔を破って悲願の初戴冠。秋山準政権時から通算しても恐らく歴代最多挑戦回数を持つめんそーれは、長年離れ離れになっていたアモーレを抱きしめるかのように王座戴冠を喜んでいた。
 そんなめんそーれに対し、2日の新春バトルロイヤル内で因縁が生じた立花誠吾が挑戦を表明。コミックエースとしての素養と高い実力を持つ2人のGAORA TV王座戦はベルトの今後の方針を占う試合として注目が集まっていた。

 立花はWRESTLE-1が創設したプロレス総合学院の一期生として2016年にデビュー。フレッシュな新人として経験を積んできたが、二十歳となった2017年8月に“歌舞伎町生まれ歌舞伎町育ちのヤンキー”として突然の覚醒。悪ぶっている外見や言動では隠しきれずに溢れ出る人の良さや、盟友の黒潮TOKYOジャパンに振り回されて酷い目に遭う姿が人気を呼び、ファンからは“アニキ”の愛称で親しまれている。
 WRESTLE-1の活動休止後はフリーとなり、全日本プロレスを中心に参戦。怪我に泣かされながらも児玉裕輔とのアジアタッグ王座戴冠、2度の6人タッグ王座戴冠など結果を残してきた。しかし、シングル王座には縁がなく、最後に戴冠したのはヤンキー覚醒直後の2017年8月のWRESTLE-1リザルト王座にまで遡る。


 「アニキ!」「めんそーれ!」のコールが拮抗する中でゴングが鳴ると、気迫十分の立花が場外戦で優位を掴んでケンカキックの連打で押していく。
 しかし、めんそーれがロープを使ったアームブリーカーで流れを変え、腕への一点集中攻撃。しかし、立花は痛む腕を押さえながらも「あぁ~ん?」とヤンキー座りでメンチを切って挑発し、ノータッチ・トペ・コンヒーロを見舞うなど躍動。
 めんそーれは腕へのスネーク・スパイクを突き刺すなど苛烈な攻撃を見せるが、盟友・黒潮の技でもあるイケメン落としで逆転。アングルスラムからヤンキーハンマー(※後頭部へのランニング・エルボースタンプ)を叩き込んで3カウントを奪った。

 試合後、めんそーれは立花の腰にGAORA TVのベルトを巻いて称え、握手の後に抱き合ってアモーレを託した。


 バックステージに戻った立花は「とにかく全日本、コロナになってから出始めてもう4年近くだ。初めて!アジアタッグは一回取ったけど、シングルのベルトは初めてだぞ、この野郎!。今それぐらい変わりつつあるぞ。俺から目を離すんじゃないぞ!これから全日本でおもしろい防衛戦をいっぱいやってやるからよ!」と気炎。
 弟分であるアニキの王座戴冠に大はしゃぎの黒潮が茶々を入れ続けながらも「いつかてめぇからGAORAぶん取ってやる!」と挑戦をほのめかすと、立花は「誰が受けるか!」と退散した。

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