【試合詳細】1・14 全日本プロレス後楽園ホール大会 渕正信vs安齊勇馬 【世界タッグ】斉藤ジュン&斉藤レイvs中嶋勝彦&大森北斗 【GAORA TV】ブラックめんそーれvs立花誠吾 未依&水嶋さくらvsMARU&岩井杏加
『新春ジャイアントシリーズ2024 ~渕正信デビュー50周年&70歳バースデー記念大会~』
日程:2024年1月14日(日)
開始:11:30
会場:東京都・後楽園ホール
観衆:1,258人
▼アクトレスガールズ提供 アクトレスタイム
[update+]○未依/水嶋さくら
10分3秒 くまちゃんチョココロネ
[蛇道衆]MARU/●岩井杏加
▼世界ジュニアヘビー級選手権試合前哨戦 8人タッグマッチ 30分1本勝負
●田村男児/青柳亮生/ライジングHAYATO/井上凌
7分11秒 孤高の芸術→片エビ固め
佐藤光留(パンクラスMISSION)/鈴木鼓太郎(フリー)/○岩本煌史(フリー)/阿部史典(格闘探偵団)
▼タッグマッチ 30分1本勝負
○黒潮TOKYOジャパン(フリー)/西村修(フリー)
6分33秒 イケメン固め
●綾部蓮(フリー)/土井成樹(フリー)
▼GAORA TVチャンピオンシップ 60分1本勝負
【王者】●ブラックめんそーれ
9分32秒 ヤンキーハンマー→片エビ固め
【挑戦者】○立花誠吾(フリー)
※第24代王者が初防衛に失敗。立花が新王者となる。
▼世界タッグ選手権試合 60分1本勝負
【王者組/VOODOO-MURDERS/SAITO BROTHERS】斉藤ジュン/○斉藤レイ
14分41秒 アッパー掌底→片エビ固め
【挑戦者組】●中嶋勝彦(フリー)/大森北斗
※第97代王者組が3度目の防衛に成功。
▼ロイヤル渕ランブル
○安齊勇馬
14分40秒 OTR
●宮原健斗
<退場順>
本田竜輝→諏訪魔→鈴木秀樹(フリー)→青柳優馬→芦野祥太郎→鈴木みのる(パンクラスMISSION)→宮原健斗
▼渕正信デビュー50周年&70歳バースデー記念試合 シングルマッチ 時間無制限1本勝負
●渕正信
21分5秒 ステップオーバー式フェイスロック
○安齊勇馬
渕正信が70歳の誕生日に21分5秒の激闘で安齊へ“王道”レガシー継承!中嶋が世界タッグ王座奪取失敗も神のお告げを語る不穏な大演説!立花のアニキが悲願のシングル王座戴冠!
アクトレスタイム
未依、入江彩乃、水嶋さくら、ゆふぁ、福永莉子がリング上で『ACT Fantasy』を歌ってパフォーマンス。
対する【蛇道衆】のMARU&岩井杏加は、【BE∀STZ REBELLION(ビースツリベリオン)】惡斗&アレンを伴って入場。だが入場曲はビーリベの曲であり、ビーリベリーダーの入江は未依のセコンドについているため普段のアクトレスリングとは違う景色となる。
蛇道衆&ビーリベが奇襲して試合が始まり、2人で水嶋の顔面をロープにこすりつけていたぶる。さらに岩井がロープに振っていくが、水嶋が側転やブリッジで攻撃をかわす柔軟性を見せエルボー連打で反撃。パワーで勝る岩井がエルボーで打ち勝ち低空ドロップキック。MARUにタッチ。
MARUはロープへの串刺し攻撃を見舞い、岩井、惡斗、アレンとともにロープにくくって記念撮影。MARUが顔面へのフットスタンプからサーフボードストレッチ。しかし、水嶋はペタリとマットに身を伏せて抜け出し、未依がMARUへカニバサミ。水嶋が未依を踏み台にジャンピング・フットスタンプを見舞い未依とタッチ。
未依はMARUの攻撃をひらりひらりとかわしてスワンダイブ攻撃を狙うが、MARUが潰してフットスタンプ。さらに未依のスピンキックをかわしてストレッチマフラー。これは水嶋が低空ドロップキックでカット。update+がダブルの大外刈りからフライングクロスチョップの編隊飛行。さらにポーズを決めようとするがMARU&岩井がドロップキックでカット。
MARUがチェーンで未依の首を縛り上げ、惡斗&岩井が顔面踏みつけ。未依はよろよろとコーナーに逃げ帰りながらくまちゃんをひっつかみ、MARUの顔面をボコボコに。さらにくまちゃんを投げ渡しつつくまちゃんごとドロップキックでぶち抜く。
ブチ切れた未依は荒々しいファイトで2人を重ねてランニング・クロスボディ。さらに顔面へスピンキックを叩き込むも、MARUが倒れず耐えてスピアー。未依も即座にトラースキックで追撃し水嶋にタッチ。MARUも岩井にタッチ。
岩井は水嶋をコーナーに振っていくが、未依がエプロンからハイキック。水嶋がキルスイッチを狙うが、岩井が耐えてバックを取り河津落としからのギロチンドロップ。さらに岩井がボディスラムで叩きつけ、MARUがダイビング・フットスタンプ。続けて岩井がデスバレーボムも水嶋がブリッジで抜けてドロップキック。すかさず未依がダイビング・フットスタンプで追撃し、水嶋がロープに振って笑顔120%スクールボーイ。これを返されると、水嶋は未依にタッチ。
未依はかかと落としから野太い声で「終わり!」と叫んでくまちゃんボム。これはMARUがチェーンを投げつけてカット。さらにブチ切れた未依が蛇道衆の面々に殴りかかるが、アレンが未依をイスにセットし惡斗がビッグブート。MARU&岩井がファンタスティックフリップ。さらに岩井がコーナートップからダイビング・ニードロップ。未依がこれをギリギリで返すと、岩井は顔面にニーバッドを叩き込んでロープに飛ぶ。しかし、水嶋が飛び込んできてノーザンライト・スープレックス・ホールドで叩きつけ、未依が顔面への踵落としからくまちゃんチョココロネで3カウントを奪った。
渕正信デビュー50周年&70歳バースデー記念セレモニー
試合開始にさきがけて渕正信がリングに登場。
まずは会場スクリーンにて川田利明、小橋建太、天龍源一郎、蝶野正洋からのビデオメッセージが放映。
続いて、大隅良雄PWF会長代理、大日本プロレスのグレート小鹿、若かりし頃からの盟友である大仁田厚から花束が贈呈された。
渕「いやぁ~、ありがとうございます。50年、そして70歳。古希。過ぎてみれば早いもので、今日はこうしてわざわざ来てくれて本当に感謝しています。ありがとうございます。大先輩の小鹿さんなんかネクタイ締めて三つ揃いで(笑)逆にこっちはこんなカッコ(※全日本ジャージ)で申し訳ないと思ってます(笑)そして、先程の色々皆さんからのお祝いメッセージ。いや、びっくりしましたねぇ~。こんなに来てくれるとは。そっちの方も感謝感激。実は(大会の)ポスターを見て、私1人の写真で。こんなに大掛かりというか大げさなポスターで。1月のこの忙しい中、色々あった1月、ファンの皆さん、観客のみなさんが会場に来てくれるのかどうか少し心配していたんですが、かくも多くご来場いただきまして。やっぱり、長くやっててプロレスはよかったねえ!ホントに!ありがとうございます!今日はホントは、メインとしてシングルマッチで相手が誰になるか分かりませんが、実は今も久々のシングルマッチで、しょ~じき言いますと、何十年ぶりかに緊張してます(笑)『自分が思ってる10分の1でも動けたらいいなあ』と思ってますし、ちょっと弱気な感じで『リングで試合ができればいいかな』という気持ちでしたが、こうして先輩・同僚・友人がわざわざ花束を持ってきてくれましたので、今持ってる100%の気持ちで今日は頑張って試合をやります!でもあんまり期待しないで?(笑)(※場内からの大・フッチーコールを受けて)ありがとう!また試合終わった後に同じくらいの声援が来るほどの試合になればいいけどねぇ~(笑)でも頑張ります!ホントに皆さん、また試合終わって、こうやって挨拶できるくらいの状況でありたいと思います。ありがとうございます。本当に今日はありがとうございます!」
第1試合
世界ジュニア戦を控える男児と岩本の対面でゴング。ロックアップからバックの取り合い、リストの取り合いを展開。互いにショルダータックルで倒し合い、睨み合いつつ両者タッチ。
井上と鼓太郎の対面。井上がロープに振ってドロップキックで先制し、サッカーボールキックを発射も鼓太郎がキャッチしてドラゴンスクリュー。さらにレッグロックを狙うも抜け出した井上がミドルキック連打。鼓太郎がキャッチして再びドラゴンスクリューを狙うフェイントからニークラッシャー。阿部にタッチ。
阿部は井上をレッグロックで固めつつリバース・インディアン・デスロックに移行。これをHAYATOがチョップでカットするも、阿部が倒れた衝撃でさらに井上の足にダメージが入る。井上がなんとかロープに辿り着くと、阿部が光留にタッチ。
光留は井上が痛めた足にローキック連打。井上もエルボーで反撃していくが、光留がローキックで潰してロープに飛ぶ。井上がニーリフトで迎撃してハーフハッチ・スープレックスを狙うが、光留が脇固めでの切り返しを狙う。振り払った井上が延髄斬りを見舞ってHAYATOにタッチ。
HAYATOは光留を踏み台に相手コーナーの面々を蹴散らし、亮生とのコンビネーションドロップキックから2人でポーズ。光留を場外に放り出してトペを狙うフェイントも、光留がエプロンに上がってきてハイキックで撃ち落とす。両者タッチ。
再び男児と岩本の対面となり、真っ向からのエルボー合戦。ロープに飛んだ岩本に男児がカウンターのフライング・ショルダーを見舞い、所属の4人で岩本にトレイン攻撃。しかし、最後の男児の一撃がかわされた瞬間に阿部が飛び込んできて回転浄土宗。
さらに阿部&鼓太郎が男児をロープに振っていくが、男児がかわして鼓太郎にバックフリップ。阿部には井上がサッカーボールキックを見舞い、場外に落ちた相手3人へHAYATO&亮生がプランチャの編隊飛行。
男児が岩本にブレーンバスターから俵返し。さらにデスバレーボムからラリアットを発射も、岩本がキャッチして背負投げからラリアット。さらにハリケーンドライバーからロープに振り、孤高の芸術で叩きつけて3カウントを奪った。
<試合後コメント>
佐藤光留
「世界ジュニアについて言う事は何もねぇ。一人いただろう、全日本プロレスにさんざん中指立てておいて、おい!のこのこ戻ってくるんじゃねぇ。次に俺の前に現れたらぶち殺すぞ、この野郎!」
阿部史典
「おい!あんなすごい言葉の後に言う事なんて何もないよ。ただ世界ジュニア、俺もしっかり眼中に入っているからな。」
岩本煌史
「まずは渕さん、プロレスデビュー50周年と70回目の誕生日、おめでとうございます。調子いいな、俺。1月2、3、14日と3連勝だよ、3連勝。前にも言ったけど復帰して以降ベルトっていうものに執着というかこだわりとか欲しいとかっていうのは正直ないんですけど、ただジュニアリーグに優勝した強い田村男児が持っているからこそ欲しくなった。そして世界ジュニアの最多戴冠記録は渕さんが5回で持っていて、俺がいま4回だ。27日に取れば行ける伝説、レジェンドの渕正信の横に並ぶ。そんなどでかい目標が目に見えているんだよ、いま俺。27日に強い田村男児からしっかり勝って、世界ジュニアを取って、最多戴冠記録タイに俺がなる。以上。」
田村男児
「今日は世界ジュニアの前哨戦だったけど、前哨戦に限らず全部、本気でやってるんだ。ずっと前哨戦だと思わずタイトルマッチだと思ってやってる。でも負けてしまった。チクショー!ずっと勝てない、岩本さんには。だけど俺が指名したんだ。ずっと高い壁であってくれたから、その壁を超えるために次は27日、世界ジュニア防衛戦で絶対に超えてみせます。岩本煌史を超えます。」
青柳亮生&ライジングHAYATO
亮生「新年から一回も勝ってないぞ。どうなってる。でもいいんだ、今日は。そんなの関係ない。渕さん!おめでとうございます!」
HAYATO「おめでと。」
井上凌
「クッソー、マジで!1月に入ってからバトルロイヤル以外は何も成果を残していない。だけど1月はあと27日の八王子、これだけだから、しっかりいい結果を残して2月もいい波に乗りたいと思います。そして渕さん!デビュー50周年、70歳のお誕生日おめでとうございます。これからもよろしくお願いします。」
第2試合
長い長い長~い黒潮の入場にしびれを切らした土井が奇襲し、大ブーイングの中で試合開始。
綾部が土井を背負った状態で黒潮を踏みつけて行くが、西村が黒潮のジャケットスタイルに倣ってかガウンを着たままリングに飛び込んできてカット。綾部にコブラツイスト。これを抜け出されるとイケメンがスワンダイブで飛んで行くが、綾部に優しくキャッチされてココナツクラッシュを被弾。綾部が土井にタッチ。
土井は綾部とともにコーナーで黒潮の顔面を踏みつけ、ネックブリーカードロップ。黒潮もジャケットパンチで反撃し西村にタッチ。
西村はガウンを脱いで土井と対峙し、エルボースマッシュ連打から足へのエルボードロップ。続けて足4の字固めに捕らえるが綾部がカット。黒潮が綾部をジャケットパンチで撃退し、タッチを受ける。
黒潮&西村が2人で土井をロープに振るが、土井がドロップキックで2人まとめて吹き飛ばし綾部にタッチ。
綾部は黒潮にエルボー連打からランニングネックブリーカードロップ。さらにコーナーに振って串刺しビッグブートを発射も、かわした黒潮が延髄斬りからローキックとジャケットパンチを交互に見舞ってから顔面にトラースキック。さらにリング中央に引きずっていこうとするが重くて動かず、西村に手伝ってもらってセット。そのうえでスワントーンボムを発射も、かわされて自爆。すかさず土井がサンセットフリップを見舞い、綾部がショットガンドロップキックから串刺しビッグブート、ブレーンバスターと連撃。上からカバーに行くが、黒潮が下から丸め込んで3カウント。
<試合後コメント>
土井成樹&綾部蓮
土井「おい!何分待たすんや!おう!(綾部とは)初タッグや!なにげにアリちゃうか?まぁデコボコタッグかもわからんけど。まぁまた次、組まれるかわからんけど、その時は今日以上のチームワーク見せようや、チームワーク。」
綾部「ハイ&ローで。いやぁ最後はしてやられたなぁ。なかなかカオスなタッグマッチだったけど、初めて土井選手とタッグを組んで探り探りの部分もあったけど、意外とアリなんじゃないかって言ってくれたんで。次の機会があるのかはわからないけれど、また組みたいですね。ありがとうございました。」
西村修
「戦ったことも組んだこともありませんでしたけど、最初から自分のペースでいくんでしょうから。わたくしも文京区議員でありますから、自分のペースで文京区のリーフレットを配らせてもらいましてね。こういうところで何十人、何百人と文京区民がいるかはわかりませんが、区役所の方々も今日は大勢いらしていただきました。引き続き、何があろうと愛と感謝の西村修でございます。また機会がありましたらイケメンとは戦ってもアリだと思いますし、組んでもアリだと思いますし。(自分は)52歳になりましたけれど、(デビューしてからは)32年目に突入しましたけれど、やり残した事は多々ありますから。また無我の精神で引き続き今年も頑張ってまいります。ありがとうございます。」
第3試合
立花は、試合を終えたばかりの黒潮をセコンドに連れて登場。
「アニキ!」「めんそーれ!」のコールが拮抗する中でゴングが鳴ると、ロックアップで組み合い力比べ。ロープに押し込んだ立花がヤンキー座りで挑発し、リストの取り合いへ。めんそーれがサミングで怯ませるも、立花がショルダータックルでなぎ倒し場外へ放り出して鉄柵へと叩きつける。めんそーれにもやり返されるが、立花は怯まずビッグブート。
闘いの場がリングに戻り、立花が高速ブレーンバスターからヘッドバッド。さらに串刺しビッグブートを狙うが、かわしためんそーれがエプロンに逃れつつロープを使ったショルダーアームブリーカー。さらにめんそーれがコーナートップから腕へのスネーク・スパイクから足を使った腕固め。さらにショルダーアームブリーカーも、立花が武者返しで叩きつけて反撃開始。
立花がロープに振ってマンハッタンドロップ。ヤンキー座りからロープに飛んでビッグブートを叩き込み、場外へ逃れためんそーれへノータッチ・トペ・コンヒーロ。場内から「もう1回!」コールが沸き起こると立花がもう1回飛ぼうとするが、素早くリングに戻っためんそーれがカウンターのドロップキック。
めんそーれは逆水平チョップ&サミングを交互に放っていき、立花のラリアットをエルボーで撃ち落としてスクールボーイ。さらに顔面へのトラースキックからセカンドコーナーに上がり、背中へのスネーク・スパイク。さらに仰向けに直してからコーナートップに上がりスネーク・スパイクを発射も立花が回避しスピアーを突き刺す。
立花は右腕のダメージを気にしつつバックドロップで叩きつけ、イケメン落としを狙うもめんそーれが回転エビ固め。さらにローリングエルボーを発射も、キャッチしためんそーれが巻き込んで変形首固め。返した立花が逆さ押さえ込みからイケメン落とし。めんそーれがギリギリでキックアウト。立花がアングルスラムで叩きつけるもカウントは2。ならばと立花が後頭部へのランニング・エルボースタンプで3カウントを奪った。
試合後、めんそーれは立花の腰にGAORA TVのベルトを巻いて称え、握手の後に抱き合ってアモーレを託した。
<試合後コメント>
立花誠吾&黒潮TOKYOジャパン
立花「やったーー!チャンピオンになったぞ!」
黒潮「おめでとうーー!」
立花「おぉ、ありがとうな。おまえ、第二試合終わりでセコンドに付いて。まぁそんな事はいいや。」
黒潮「そんな事なんて言うな。よし!」
立花「とにかく全日本、コロナになってから出始めてもう4年近くだ。初めて!アジアタッグは一回取ったけど、シングルのベルトは初めてだぞ、この野郎!。今それぐらい変わりつつあるぞ。俺から目を離すんじゃないぞ!これからめちゃくちゃおもしろい・・・」
※ここで黒潮がちゃちゃを入れる
立花「俺がしゃべってんだ!これから俺とイケメン、いや俺が全日本でおもしろい、おもしろい防衛戦をいっぱいやってやるからよ!」
黒潮(さえぎるように)「こいつにもっと注目してくれ!」
立花「てめぇよ!(黒潮が叩いてきて)痛ぇな、この野郎、あっち行ってろ。ボケ!」
黒潮「いつかてめぇからGAORAぶん取ってやる。」
立花「誰が受けるか!」
第4試合
SAITO BROTHERSの奇襲から場外乱闘となる中でゴング。SAITO BROTHERSが場外戦で大暴れして圧倒していく。
中嶋をリングに戻して2人で踏みつけていくが、北斗が孤軍奮闘。ミサイルキックを狙ってコーナーに上がるもジュンが豪快に突き落として排除。ジュンは中嶋の顔面をコーナーで踏みつけ、ボディスラムからエルボードロップ。ジュンが髪を解くと場内から黄色い歓声が上がる。
代わるレイはジュンとともにコーナーで中嶋の顔面を踏みつけ、ヘッドバッドからボディスラム。ジュンにタッチ。
ジュンは抵抗する中嶋を強引にぶっこ抜いてブレーンバスター。さらにジュンがチョークスラムを狙うが、中嶋が着地してドラゴンスクリュー。北斗にタッチ。
北斗はジュンにエルボー連打からドロップキック。コーナーに詰めてエルボーを連打していくも、ジュンは不敵な笑みを浮かべて前へ前へと出ていきビッグブート。レイが加勢に入り、レイのコーナーチョップからSAITO BROTHERSのトレイン攻撃。ダブルのヒップトスで叩きつけるも中嶋がカット。SAITO BROTHERSが2人で中嶋をコーナーに振ってショルダータックルで排除。
さらにSAITO BROTHERSがダブルインパクトを狙うが、北斗が必死に着地しレイにRKO。中嶋が地対空キックでジュンを叩き落とす。北斗はジュンにローリングエルボー。ジュンが怯まずチョークスラムを狙うが、北斗が腕に絡みついてそのまま三角絞め。カットに来たレイは中嶋がスリーパーホールドで押さえる。北斗は三角絞めからナルシストロックに移行。あわやレフェリーストップかというところでジュンが長い脚をロープにかけてブレイク。
北斗はジュンにジャーマン・スープレックス。中嶋がサッカーボールキックで追撃。北斗は串刺しワースト・オブ・ザ・ワーストから無想一閃を狙うが、着地したジュンがチョークスラム。両者タッチ。
中嶋がレイに延髄斬り。さらにレイがチョークスラムを狙って突き出した腕を蹴り落とし、中嶋がアンドレ。これはジュンがカット。中嶋はジュンの顔面にトラースキックを突き刺し、コーナーでシャッターチャンス。その背後からレイがカットし、コーナーに振っていく。しかし中嶋はカニバサミで倒して後頭部を蹴りつけ、レイにもシャッターチャンス。これはジュンがカット。
SAITO BROTHERSは2人で中嶋をロープに振るが、中嶋が攻撃をかわして北斗が2人にまとめてミサイルキック。ジュンを場外に叩き出してプランチャで追撃。中嶋はレイの表裏からサッカーボールキックを連打し、四つん這いのレイへ顔面蹴り。これはジュンが必死のカット。中嶋はノーザンライト・ボムを狙うがレイが着地。中嶋のトラースキックを耐えたレイがラリアット。カットに来た北斗をハンマーパンチで怯ませ、ジュンとともにダブルインパクトを見舞って完全に排除。
ジュンが中嶋にエルボー連打からチョークスラム。続けてレイがボディプレスで追撃し、2人での斉藤いぎなりスマッシュが決まるも中嶋はギリギリでキックアウト。レイはランニング掌底を喉元に叩き込んで3カウントを奪った。
三冠王者が大の字で動けない中、レイがマイクを取る。
レイ「おい、中嶋!俺たちSAITO BROTHERSが勝ったぜ!フォーーーッ!」
(※レイが大の字の中嶋にマイクを投げ落とす)
中嶋「斉藤兄弟、見事だよ。そして、王道スタイルありがとう。北斗、すまん。悪かった。」
レイ「おい、いいか。誰が来ても俺たちSAITO BROTHERSが防衛を続けてやる!楽しみにしてろ!DOOM!」
(※SAITO BROTHERSの曲が流れ、2人が退場していこうとするのを中嶋が引き止める)
中嶋「ちょっと待て。ちょっと待て。あぁ、クソ。みんな、聞いてくれ。俺は外敵だ。外敵だが、俺がここに来たのは最ッ高の全日本プロレスだからだ。そうだろ、みんな?頭回ってないけど、今、全日本プロレス、そしてファンのみんなも不安だろ?(※天を指さして)プロレスのジャイアント神様からお告げがあったよ。どうやら今この全日本に不穏な空気が流れ始めてる。なぜか知ってるか?なぜか、なぜか知ってるか?どうやら、他社からの引き抜き、そしてクーデターが起きようとしている。(※SAITO BROTHERS&北斗へ)お前たち、帰ってもいいぞ。(※観客からの「長いよ!」のヤジに)長いのはな、大事なことだからだ。今、そう、引き抜き引き抜き、今不安定なこの全日本、契約書もまだ出されてない選手もいるみたいだ。本当かどうかはわからない。俺が言いたいことは、この全日本プロレス、他に行くところが無いってことだ。オイ、選手たち。それだけこの全日本プロレスは最高だってことだ。俺が気に食わないならそれでも良い。ただ、俺は全日本プロレスのド真ん中にいる現三冠王者だ。気に食わないなら俺が全員まとめて闘魂注入してやる!」
<試合後コメント>
斉藤ジュン&斉藤レイ
レイ「勝ったぜ!あの中嶋勝彦を倒して、大森北斗組をぶっ倒してやったぜ!あいつらは最強タッグ優勝したりしてるかもしれねぇが、その二人をぶっ倒して俺たちがタッグのナンバーワンって事だ。フォー!」
ジュン「しっかり借り返したぜ。今の勢いだったら誰が来ても絶対に防衛する。他に誰かやりたいヤツはいるか?」
レイ「そうだな。まぁいろいろいるが、誰だってかまわねぇ。ドンドン来い。この調子で次も必ず勝ってやるぜ!フォー!」
中嶋勝彦&大森北斗
北斗「結局、俺の詰めの甘さだと思うよ。俺が強ければいいって、俺が負けなきゃ大丈夫だって、俺はあの人がどこか無敵の、誰にも絶対負けないチャンピオンだと思ってたんだけど。俺の甘えだった。そんなんでひとりで頼り切ってタッグ選手権に勝てるわけなかったんだ。俺は今年もっと強くならなきゃいけない。肩を並べるくらい強くならなきゃ。」
勝彦「悪かった。頭がぶっ飛んだよ。」
第5試合
まずは第1入場者の安齊勇馬、第2入場者の本田竜輝のNew Period対面で試合開始。
ロックアップでの力比べからバックの取り合い、リストの取り合いを展開。
第3入場者として鈴木秀樹が登場。
秀樹が安齊と本田を素通りしてそのままOTRしようとする無気力ぶりを見せるが、2人で必死に秀樹をリング内に戻す奇妙な光景が広がる。
第4入場者として青柳優馬が登場。
New Periodが秀樹を袋叩きにする中、青柳はリング外周をゆっくり周って観衆にアピール。青柳がリングに入ると、本田が青柳の顔面をロープに押し付け「1!2!3!4!」と反則カウントを観衆と合唱。ついでに神林レフェリーをOTRさせる。
第5入場者として芦野祥太郎が登場。
芦野が本田とエルボー合戦を展開。芦野がフロントスープレックスをみまえば本田もスピアー。芦野がジャーマン・スープレックスでやり返し、青柳が自分の手柄のように大喜び。
第6入場者として宮原健斗が登場。
宮原がたっぷり時間をかけてリング外周を周っている間に次の入場曲が鳴る。
慌ててリングに飛び込んだ宮原が本田をOTR。本田が失格。
第7入場者として鈴木みのるが登場。
みのるもたっぷり時間をかけて入場ルーチンを行い、選手コールが終わるやいなや次の入場曲が鳴る。
第8入場者として諏訪魔が登場。
みのると芦野が安齊の足をそれぞれ取ってアンクルホールドも、宮原&青柳が救出。みのるを除く全員で諏訪魔に集中攻撃。諏訪魔が1vs6のチョップ合戦に打ち勝って次々とラリアットでなぎ倒す。攻撃に参加していなかったみのるや秀樹もラリアットでなぎ倒した諏訪魔が「投げるぞオイッ!」と青柳にラストライドを狙うが、青柳がショルダースルーで諏訪魔をOTRさせようとする。諏訪魔は必死に耐えるも、秀樹が加勢して諏訪魔がOTRで失格。さらに秀樹も青柳に落とされてOTRで失格。
青柳は芦野に対し、渕の十八番であるヘッドロックパンチから「パー!」とアピール。芦野が足払いから青柳にアンクルホールド。芦野の死角から宮原がブラックアウトを叩き込み、宮原&青柳が2人で芦野に連携攻撃を狙うが、宮原のフロントハイキックが青柳に誤爆。芦野がOTRさせて青柳が失格。
安齊が芦野にジャンピングニーを放つが、芦野がかわしてラリアット。さらに俵返しで安齊を投げ落としてOTRさせようとするが、宮原が救出し、芦野をフロントハイキックで叩き落とす。芦野がOTRで失格。
残るは、宮原、安齊、みのるの3人。
宮原と安齊がエルボー合戦を展開する中、みのるが飛び込んできてビッグブート。さらに安齊にスリーパーホールド。宮原が安齊の顔面にビッグブートを叩き込んでみのるの勝利を阻止。
宮原とみのるがエルボー合戦を展開。宮原がフロントハイキックからみのるを担いでOTRさせようとするが、みのるも道連れにして宮原をトップロープ越しにエプロンに落とす。みのるがエプロン上でゴッチ式パイルドライバーを狙ったところでリング内から安齊が2人にまとめてドロップキック。みのるのみ落下してOTRで失格。宮原はなんとか落ちずに耐えてリングに戻る。
宮原と安齊の一騎打ちとなり、エルボー合戦。宮原がヘッドバッドからロープに飛び、得意のドロップキックコンビネーションからマッスルポーズ。宮原がロープに飛ぶも、安齊がカウンターのドロップキック。さらに安齊がランニング・エルボーを発射も、かわした宮原が安齊をOTRさせようとする。安齊がなんとか耐えると、宮原がシャットダウン・スープレックスを狙う。安齊が脱出すると宮原がロープに飛ぶが、安齊がカウンターのジャンピングニー。さらにジャンピングニーを狙うが、宮原がブラックアウトで迎撃。
宮原が串刺しブラックアウトを狙うが、かわした安齊がブレーンバスターを狙う。宮原をトップロープ越しに着地させ、ロープに飛んでジャンピングニー。宮原がOTRして失格。
1人残った安齊が渕とのシングルマッチ権を勝ち取った。
安齊が勝ち名乗りを受ける中、場内に『デンジャー・ゾーン』が鳴り響く。
第6試合
渕の記念試合を裁くのは、もちろん和田京平。選手コールは木原文人リングアナ。
試合前に渕が右手を差し出すと、安齊が両手で握り返しながら深々と頭を下げる。
ゴングが鳴ると、じりじりと距離を測りながら手4つ。安齊がバックを取ろうとすると渕が素早くコーナーに逃れてペースを掴ませない。
再び向き合って手4つからリストの取り合い。腕を取られた渕がカニバサミで倒して首を取りながらの脇固め。安齊がロープに足をかけてブレイク。
三度向き合って手4つ。渕が腕固めも、安齊がロープに押し込んでブレイク。離れ際に渕が顔面への張り手を見舞うと場内から大きな「フッチー!」コールが起きる。
向かい合ってロックアップから渕がヘッドロック。さらにショルダータックルでなぎ倒し、アームロックからバックドロップ。安齊が即座に起きてドロップキックも、場内から安齊へ大ブーイング。安齊がロープに振ってジャンピングニーを叩き込むと、さらに大きな大きなブーイングとともに「フッチー!」コールが起きる。
たまらず場外に逃れた渕は呼吸を整えてリングインも、安齊が即座に組み付いてコブラツイスト。しばらく動けずにいた渕だったが、「フッチー!」コールを受けてなんとかロープへ。
満身創痍の渕は起き上がれず大の字。ダウンカウントが数えられ始めるとよろよろと起き上がって安齊を赤鬼の如き眼光で睨みつける。
安齊はエルボー連打で猛攻をかけるが、渕は意地でも倒れず脳天唐竹割り。さらにビッグブートからドロップキックを叩き込むと場内は割れんばかりの大歓声。さらに渕がサーフボードストレッチで絞り上げ、リバースしようとする安齊に腕力で競り勝つ。青息吐息の安齊がなんとかロープにたどり着く。
渕も疲労困憊で座り込むが、「フッチー!」コールを受けて立ち上がる。渕はさらにバックドロップを狙うが、安齊が脱出してロープに飛びショルダータックル。安齊がボディスラムを狙うが、渕が体勢を入れ替えてクロスボディで潰す。渕はつらそうに天を仰ぎながらも安齊を滞空時間の長いボディスラムで叩きつけ、観衆の「もう1回!」コールに応えて2度目のボディスラム。
大きな「フッチー!」コールが起きる中、ヘッドロックパンチから「パー!」のアピール。エプロンに上がって抗議する本田にもヘッドロックパンチを見舞ってお仕置きする。
渕は安齊にへそで投げる見事なバックドロップからステップオーバー式のフェイスロック。大きく肩で息をして限界が近そうな渕だったが、「フッチー!」コールを受けて立ち上がりもう1発バックドロップ。気合で起き上がった安齊がジャンピングニーを叩き込むも、渕は気迫のキックアウト。
安齊は渕の得意技であるステップオーバー式フェイスロックで絞り上げるが、渕は頭を抜いて脱出。安齊がロープに飛んでジャンピングニーを叩き込むが、それでも渕はカウント2で返して見せる。安齊は再びステップオーバー式フェイスロックで捕らえるも、渕がサミングで脱出。怯んだ安齊だったが、これを助走に変えてジャンピングニー。それでも渕は肩を上げる。安齊はさらにジャンピングニーからステップオーバー式フェイスロック。たまらず渕がタップし、21分5秒の死闘に終止符が打たれた。
すべての力を出し切った渕はしばらく大の字になって動けずにいたが、しばらくすると自力でしっかり立ち上がり安齊とガッチリ握手。
渕「いやいや、ありがとうございました。いやぁ~、正直疲れた!安齊へばってるからもうちょっとやれるかと思ったら……若さだなあ。声援ありがとうございます。1998年、36年前か。ここでジャイアント馬場さんの還暦試合の相手を務めました。馬場さんが60歳のときで、僕はまだ44歳だったかなあ。『還暦試合やって羨ましいなあ。そんな歳までプロレスが出来て幸せだなあ、馬場さんは』なんて当時考えていましたが、まさか自分がここで古希の試合ができるなんて。これもファンの皆様のおかげ、プラス、全日本プロレススタッフのおかげです。この場を借りまして、改めてお礼を申し上げます。ありがとうございます!もう1回言わせてください。……キツかったぁ~!(笑)いやあ、最後はもうホントに受け身どころか足がふらついちゃって、ちょっとみっともない姿を見せちゃって。まだまだ修行が足りません。かと言って、もうしばらく試合はこりごりだな(笑)でも、これだけのファンの皆さんのご声援を本当に嬉しく思います。何度お礼を言ってもお礼をし尽くせない状況ですが、第一、こうやって憧れのプロレスができるように丈夫に産んでくれた両親に感謝しております。今さっき言ったようにしばらく試合はこりごりですけど、何ヶ月か経って、またハングリーな気持ちになったら、またどっかでやってみるかなと……という気持ちが起きるかもしれません(笑)そのとき、お前(安齊)はもう相手するのイヤだろう?(笑)もうイヤだよな?(笑)でもお前、今日効いたよフェイスロック。三沢と練習した頃のことを思い出したよ。これ、三沢がね、無双の強さを誇っていたジャンボ鶴田からギブアップを奪った技ですからね。この技でお前、諏訪魔あたりからギブアップを取ってみろ。もうちょっと練習やってな。改めて本当にご来場ありがとうございます。今まで友達の色んな誕生日を開きましたが、今日は誕生日を皆さんとともにお祝いしてもらうのは、こんなに気持ちがいいものか、気分いいものかと!(笑)ちょっと話が長くなってホントすみませんが、こういう誕生日だったらもう毎年やりたいね!京平ちゃん、一緒にやるか!(笑)本日は本当にありがとうございます。本当にありがとうございます。ご来場ありがとうございます。そして、今日わざわざ来てくれた木原、斉唱してくれてありがとう!最後、京平ちゃんと木原と、昔ながらの仲間たち3人で写真撮りたいんだけどいい?そのあと、安齊、よかったら。最初3人で撮るから」
まずは渕&和田&木原の3人で記念撮影が行われ、その後に安齊も加わった4人で記念撮影。全日本のレガシーが渕から安齊へと受け継がれていった。
<試合後コメント>
渕正信&安齊勇馬&本田竜輝
――改めて今日の試合はいかがでしたか?
渕「いかがも何も・・・(安齊に向かって)おまえ、疲れてたか?」
安齊「いや・・・しんどかったです。ありがとうございました。」
渕「日頃の練習の賜物って言うかさ。あんだけさぁ、一番最初にリングに上がって最後まで残ってたもんな。」
安齊「はい、最初から最後まで」
渕「こっちは元気いっぱいでアレしたけど、なんて言うか昔の俺もそうだったんだなぁって思いながらやりましたよ(苦笑)。まぁお客さんの声援はうれしいもんだね。一所懸命、宮原が煽ってくれてたけど、まさかこうやって70歳でこうやって試合ができて。安齊、いま28だっけ?」
安齊「いや24です。」
渕「あぁ、そうなの。70歳と24歳で試合やって、おじいちゃんと孫のような感じだな(笑)。蝶野は「これから結婚だ」なんて言ってたけど。今日、孫みたいな選手と試合やって。そうだな、やっぱり幸せだなあって気持ちですね。70歳で試合ができて、相手するレスラーは大変だけど。(安齊に向かって)ご苦労さまでした(笑)。なんの勉強にもならなかったろう?」
安齊「いや、そんなことないです!たくさん勉強になりました。」
渕「しかしやっぱりパワーが違うな。殴り合いになるとすごいもん。せいいっぱいだったなぁ。70過ぎてバックドロップを何発かやって、ドロップキックやって、(ボディ)スラムやって。これからもこういった若い選手が全日本プロレスの中で伸びてますので。いろいろありますけど、若い選手の力を信じてファンの皆さんも全日本プロレスを応援してもらいたいという、そんな気持ちです。僕自身は去年2試合しかしていなくて、今年はこの試合をやって、今日見た限りでは当分試合ができる状況じゃないんですけど。今日の試合、(対戦相手が)どの選手が来るかわからないから心配だったけど、こうして考えてみると将来の全日本プロレスを担う安齊くんと試合ができて、俺もすごくよかったという気持ちでいっぱいです。なんとか無事試合ができて。全日本プロレスのファンはやっぱり温かいですね。改めて感謝の気持ちでいっぱいになりました。」
――フィニッシュとなったフェイスロックはいかがでしたか?
渕「あれは最初に彼に俺がやったんだけど、彼もいまYoutubeかなんかで流れてるんでしょう?彼自身、研究してたみたいっていうのをちらっと聞いたんだけど、逆に実戦であれじゃないけど。(安齊に向かって)こっちが先にやったけど、俺のフェイスロックは効いたか?」
安齊「はい、勉強になりました。」
渕「なんだって勉強になりましたって、遠回しに効いてないって言ってるんじゃ(笑)。まぁ本当に最後、もうちょっと我慢しようと思ったけど、今も首の調子がおかしくなるような感じで思わずギブアップしたんだけど。(試合時間は)何分いったの?20分いったの?ファンの皆さんもよく付き合ってくれたな。(安齊に向かって)もっとガンガン来てたら半分の時間で済んだんじゃないのか(笑)。そういう事です。マスコミの皆さんも本当に今日はありがとうございました!」
※渕はここで控室に戻る
安齊「まずは渕さん、デビュー50周年、そして70歳の誕生日、おめでとうございます。今日は本当にありがとうございました。次はデビュー60周年、80歳の誕生日にぜひ胸を貸してください。今日はありがとうございました。」
※ここで本田が登場
本田「バトルロイヤル優勝おめでとう。ただ!俺たちでなにか目指すものがあるんじゃないか?世界タッグのベルトだ!!いいか、俺たちは斉藤ジュン、斉藤レイの持つ世界タッグのベルトに挑戦する。1月27日、八王子で決定だ!俺たち『ニュー・ピリオド』が斉藤兄弟から世界タッグのベルトを取ってチャンピオンになってやる。お前ら全員、期待していてくれ!(安齊に向かって)やってやろうぜ!」
※ふたり手を握り合う