諏訪魔&芦野祥太郎が世界タッグ王座奪取!師弟での“究極の五冠戦”を約束し「全日本プロレスはまだまだ諏訪魔の時代だ!」

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 7日、東京都・後楽園ホールにて全日本プロレス『2021 SUPER DELUXE SERIES』が開催され、諏訪魔&芦野祥太郎が世界タッグ王座を戴冠した。

元々、芦野はWRESTLE-1活動休止後に自らのユニットを率いて外敵として全日本に乗り込んできたが、諏訪魔との2度の三冠戦を経て王道の魂に目覚め、闇落ちならぬ光落ち。その後は諏訪魔と師弟のような間柄となり、互いに切磋琢磨しながら先月29日にはこの2人で王道トーナメントの決勝戦で闘った。
 激戦を制して王道トーナメント優勝を果たした諏訪魔は、「芦野!お前と決勝でやって、俺はすげぇ気持ちいいよ!お前、ホントつえーよ!だから、今日は決勝でシングルやったけどさ、この先俺らで世界タッグ取りに行こうよ!」と芦野とのタッグ結成を求め、芦野もこれを快諾。早速2人で世界タッグ王座挑戦が決まった。

 王者としてこれを迎え撃った宮原&青柳は昨年の世界最強タッグ決定リーグ戦で優勝を果たし、その勢いのまま今年1月2日には不動の王者と化していた“暴走大巨人”諏訪魔&石川修司から世界タッグ王座を奪取。その後は4度の防衛を果たして盤石の世界タッグ政権を築いていた。


 試合開始直後さえ王者組の奇襲という荒れた展開になったものの、序盤は両者じっくりとした堅実なレスリングを展開し会場の空気がキリリと引き締まる。
 芦野に大きな期待をかける諏訪魔は芦野のサポートに回り、芦野もこれを受けて奮戦。諏訪魔から直伝されたラリアットも使いこなし、フロントスープレックス、サイドスープレックスなどのレスリング仕込のブリッジ力を駆使したスープレックス殺法を展開。芦野が宮原のブラックアウト+青柳のトラースキックの合体技を被弾するなど窮地に陥るとすぐさま諏訪魔が救出し、即興でやったという諏訪魔のパワーボム+芦野のジャーマンの強力な合体攻撃も炸裂。最後は青柳のエンドゲームを耐えきった芦野がジャーマン・スープレックス・ホールドからこだわりのTボーンスープレックスを決めて3カウント。

 世界タッグ王座を獲得し、9月21日の後楽園ホール大会では三冠王者のジェイク・リーへの挑戦が決まっている諏訪魔は、2020年3月以来の五冠王返り咲きに王手をかけた。
 マイクを取った諏訪魔は、ジェイクからの三冠奪取を誓うとともに、芦野にどちらが勝っても五冠王となる“究極の五冠戦”を約束。そして最後は、フリー参戦ながら全日本ファンから絶大な支持を獲得した芦野が「俺たちは、全盛期だ!オイッ!」で大会を締めた。

 バックステージに戻った2人は和気あいあいとした様子で世界タッグ戴冠を喜び合い、諏訪魔が「ここまで来たら五冠に行くしか無いと思います。やっぱし、全日本プロレスね『諏訪魔の時代だ!』ってのは見せたいな。まだまだね、元気なところをね。ジェイクなんでね、相手は。今日も見てただろうし。まあ勢いはこっちにあると思うので、絶対獲りたいと思いますよ。そしたら、やろうな。五冠戦!」と握手を求めると、芦野も笑顔でしっかりとその手を握り返した。

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