【試合結果】1・3 全日本プロレス後楽園ホール大会 【三冠ヘビー級】宮原健斗vsKAI 【アジアタッグ】野村直矢&青柳優馬vs大森隆男&ブラックめんそーれ 【GAORA TV】TAJIRIvs藤田ミノル

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『2019 NEW YEAR WARS』
日程:2019年1月3日(木)
開始:11:30
会場:東京都・後楽園ホール
観衆:1585人(超満員札止め)

▼タッグマッチ 20分1本勝負
○岡田佑介/青柳亮生
6分58秒 逆エビ固め
大森北斗/●田村男児

▼タッグマッチ 20分1本勝負
●渕正信/ヨシタツ(フリー)
8分24秒 首固め
○西村修(フリー)/佐藤光留(パンクラスMISSION)

▼6人タッグマッチ 30分1本勝負
秋山準/ゼウス/●丸山敦
8分56秒 孤高の芸術→片エビ固め
[Sweeper]ジェイク・リー/○岩本煌史/崔領二(ランズエンド)

▼6人タッグマッチ 30分1本勝負
[Evolution]○諏訪魔/石川修司/青木篤志
8分37秒 バックドロップ→体固め
ジョー・ドーリング/ディラン・ジェイムス(フリー)/●ギアニー・ヴァレッタ(マルタ)

▼GAORA TVチャンピオンシップ 60分1本勝負
【第16代王者】○TAJIRI(フリー)
13分43秒 首固め
【挑戦者】●藤田ミノル(フリー)
※TAJIRIが5度目の防衛に成功

▼アジアタッグ選手権試合 60分1本勝負
【第105代王者組/NEXTREME】○野村直矢/青柳優馬
17分15秒 マキシマム→片エビ固め
【挑戦者組/ワイルドめんそーれ】●大森隆男/ブラックめんそーれ
※王者組が3度目の防衛に成功

▼三冠ヘビー級選手権試合 60分1本勝負
【第62代王者】○宮原健斗
28分34秒 シャットダウン・スープレックスホールド
【挑戦者】●KAI(フリー)
※宮原が初防衛に成功

宮原健斗が全日本の“元エース”KAIを撃破し三冠王座防衛!TAJIRIと藤田ミノルの師弟対決は師匠に軍配!アジアタッグ防衛の野村&青柳は「もう大森と中島の挑戦は受けない」

第1試合


 先発は男児と青柳。男児がコーナーに押し込むがこれはブレイク。男児はタックルでテイクダウンを奪い、亮生をコントロールするが亮生はロープに押し込みブレイク。男児はコーナーに押し込み岡田にタッチ。岡田は相手コーナーに押し込み、男児は北斗にタッチ。

 岡田がヘッドロックで絞り上げていき、ショルダータックルで倒し走り込むが、北斗はアームホイップで投げ捨てドロップキック。
 北斗はストピングからエルボー。岡田は突き飛ばすが北斗はエルボー。ロープに飛ぶが岡田はバックエルボーで迎撃する。
 北斗はエルボー連打も岡田はボディスラム。岡田は亮生にタッチ。

 亮生はストンピングからエルボー。エルボーの打ち合いから北斗がエルボー連打。だが亮生が強烈なエルボーを叩き込む。北斗はエルボー連打でロープに押し込みロープに飛ぶが、亮生が追走バックエルボーからブレーンバスターを狙う。だが北斗が逆にブレーンバスターで叩きつけて男児にタッチ。

 男児はストンピングからエルボー。投げようとするが耐えた亮生に男児はエルボー連打からロープに飛ぶも、亮生はドロップキックで迎撃し岡田にタッチ。

 男児はエルボー連打も岡田はエルボーで倒し、男児はロープに振るが岡田はロープを掴んでドロップキックをスカすとコーナーに振るも、男児は足を伸ばしてカットしミサイルキック。フォールも2。
 男児はコーナーに上るとミサイルキックも、避けた岡田がフォールも2。
 岡田はブレーンバスターからフォールも2。岡田は逆エビ固めで捕らえギブアップを奪った。

<試合後コメント>
青柳亮生
――今日は同期との対戦でしたが?
「そうですね、やっぱり(大森は)レスリングの技術とかは総合格闘技をやってたりとかして、グラウンドでは勝てないところがあるんですけど、気持ちだけは絶対負けてない。今日は思い切り声を出してぶつかっていきました。」

――大森選手とはけんか腰で当たっていきましたが、負けられないという気持ちで?
「負けられないです。まだひとシリーズしか差はないので、すぐに追い抜いてやろうと思っています。」

――まずはどちらが先に勝つかという競争になりますね
「もう次の試合で大森北斗とのシングルマッチがあります。そこで僕が勝利を収めたいと思います。ありがとうございました。」

第2試合


 先発はヨシタツと西村。ロックアップからヨシタツがコーナーに押し込むも、西村が体勢を切り替えしてクリーンブレイク。
 ヨシタツはヘッドロックからロープに飛ぶも、西村が十字に走りコブラツイストでとらえる。西村はこれを離すとエルボースマッシュから光留にタッチ。

 お互いローで牽制しあい、ロックアップからヨシタツが引き込み腕ひしぎ。だが光留は切り替えしてアキレス腱固めもヨシタツはロープへ。
 光留はガットショットからコーナーに振るが、ヨシタツは足を伸ばしてカットするとミサイルキック。ヨシタツは渕にタッチ。
 渕はヘッドロックからナックルを狙うが、光留は抜けてローキック。渕は再度ヘッドロックからナックルを狙うが、光留は抜けてローキック。会場がブーイングに包まれる中、光留はミドルキックも渕はキャッチし空手チョップ。改めてヘッドロックで捕らえてナックルを叩き込む。再度ヘッドロックからナックルを叩き込むと、サミングからボディスラム。再度サミングからボディスラムで叩きつけていき、カットに来た西村にもガットショットからサミングで動きを止めボディスラム。渕はヨシタツにタッチしようとするが、光留が背中に平手打ち。渕はサミングからロープに振ってドロップキックも、ロープを掴んでスカすと西村にタッチ。

 西村はエルボースマッシュ連発から、カットん喜多ヨシタツにもエルボースマッシュ連発。渕にスピニングトーホールドも、ヨシタツがmどってきてカット。光留がヨシタツを排除するが、渕はこの好きに首固め。これを切り返しあうが、光留がひっくり返して西村がフォールし3カウント。

西村「後楽園の文京区の皆様あけましておめでとうございます。私たった今、渕正信選手より3カウント、ピンフォールを奪いました。しかしながら、プロレスとは、歴史と文化である。こんな事で渕さんを超えられたとは微塵も思っておりません。これからも、全日本プロレス、歴史と伝統、思い切り邁進させていただきます。私ごとながら、本年度、3期目の統一地方選挙でございます。文京区のみなさま、よろしくお願いします。ありがとうございました」

<試合後コメント>
佐藤光留&西村修
光留「文京区は盛り上がりますよ。東京23区、文京区だけが地面がいま5センチくらい浮いてるんじゃないか?お!先生!すばらしい!ありがとうございました!」
西村「おかげさまで5センチ、浮かせていただきました。21万の文京区民のために本年度も頑張りたいと思います。文京区のためだけではございません。全世界、60億のみなさまのために頑張ります。」
光留「文京区がよくなれば世界がよくなる。そういうことですね、先生!」
西村「そういうことです。」
光留「すばらしい。ありがとうございました。今年もよろしくお願いします。」

第3試合


 先発はゼウスと崔。ロックアップからゼウスがロープに押し込みエルボー。崔は走り込んで場外に投げ捨てようとするが、ゼウスはロープを掴んでこれを耐えると突き飛ばしてエルボー。エルボー合戦からゼウスがチョップでコーナーに押し込みチョップ連打。崔も切り替えしてエルボー連打からチョップを叩きこむも、ゼウスが切り替えしてマシンガンチョップ。崔は倒れそうになるが、これをこらえるとミドルキック3連発。だがゼウスがショルダータックルで倒しブレーンバスター。崔もすぐにブレーンバスターで返し、崔はジェイクにタッチ。

 チョップの打ち合いからエルボー合戦。ゼウスがチョップ連打でロープに押し込むと、ジェイクはチョップからミドルキックを打ち込みエルボー連打。ゼウスはエルボーでコーナーに押し込むが、ジェイクがエルボー連打でエルボー合戦へ。ゼウスはチョップから膝蹴りを叩き込み秋山にタッチ。

 髪を掴んで睨み合うと、ジェイクがエルボー連打。秋山は膝蹴りからビッグブーツ。さらにヘッドバッド連発から場外に投げ捨てると、客席に叩き込もうとするがジェイクは耐えてリングへ戻る。

 ゼウスがジェイクに走り込んで膝蹴りから場外に投げ捨てると、そのまま場外乱闘へ。秋山は丸山にタッチ。

 丸山がチョップを叩きこむとジェイクは吹っ飛び岩本が背中にタッチ。

 エルボー合戦から丸山がソバット。丸山はコーナーに振るが岩本はすぐに走り込みショルダータックルで倒すと、マジックスクリューからフォールも2。
 岩本はバックをとるが、耐えた丸山がバックエルボーで逃れると、すぐに岩本は投げ捨てジャーマン。これを着地した丸山がTAJIRI公認バズソーキックで倒し、ゼウスがコーナーに振って丸山がバックエルボー。さらにゼウス、秋山とトレイン攻撃から丸山がトラースキック。フォールも崔がカット。
 丸山はロープに振ろうとするが、岩本は一本背負いから崔とジェイクがサンドイッチローキック。さらに岩本が大外刈りで叩きつけてフォールも2。
 岩本はロープに振って孤高の芸術。これで3カウント。

<試合後コメント>

Sweeper
ジェイク「なんだアイツ突っかかってきやがって。突っかかったのは俺か。俺だ。すみません、落ち着きました。ともかくジュニアチャンピオン、昨日初防衛成功して、今日もジュニアチャンピオンが丸山選手から獲った。悔しいけど彼が俺らのチームの要になってる。ここでやっぱりゼウスが一番三冠に近いと思ったから、俺はやっぱり突っかかっていったわけでね。ここはジュニアチャンピオンに負けじと俺も行かないと。チャンピオンいい試合見せてくれたよありがとう」
岩本「やっぱSweeper、個々の意識が高いからね。仲は……いいかも知れないけど、その中でもライバルとしてユニット内の人間同士で誰が突き抜けるかっていう闘いもしてるんで。って言っても今回崔さんとジェイクさんの助けがなかったらホントにもう終盤、頭も目もチカチカして何も分かんなかったんで、ホント助けてもらいました。ありがとうございます」
崔「まあ見たまんま、頼もしいし、岩本煌史が持ってるこのベルト、彼が持ってるこのベルト、この姿、頼もしいと思います。全日本プロレスにとって、Sweeperにとって、彼が未来。頼もしいし、この先かなりのものが期待できるんじゃないかと思うんで。一番イケてると思いますね」

ゼウス
――激しくジェイク選手とやり合っていましたが、怖いゼウス選手は魅力的でした
「今日のタッグマッチ。崔領二、ジェイク・リーとも僕のライバルだと思ってるんで。ふたりとも全力で叩き潰す。」

――今年の目標はやはり三冠王座の奪還かと思いますが?
「ゼウスっていうものを全日本プロレス、そして日本プロレス界のオンリーワンにならなければいけないと思ってるんで。そういう選手になれるよう頑張っていきます!・・・全日本プロレスは祭りやで!ワッショイ!ワッショイ!ワッショイ!ありがとうございました!」

第4試合


 乱闘から試合開始。リングに戻り、ヴァレッタがバックエルボーで青木を倒しフォールも2。バレッタは首投げからチョーク攻撃。さらに頭頂部にエルボーからジョーにタッチ。

 ジョーはボディスラムからディランにタッチ。
 ディランはボディスラムからバレッタにタッチ。
 ヴァレッタはボディスラムからジョーにタッチ。
 ジョーはボディスラムからフォールも2。
 ジョーはコブラツイストで絞り上げ、これを離すとディランにタッチ。

 ディランはロープに飛ぶが、青木はドロップキックで迎撃しロープに飛ぶも、ディランはキャッチしブレーンバスター。フォールも2。ディランはジョーにタッチ。

 ジョーはコーナーに振って串刺し攻撃も、青木は避けてスクールボーイも2。ジョーはタッチしようとする青木の足を掴むが、諏訪魔がショルダータックルでふっ飛ばし、青木は石川にタッチ。

 石川は串刺しラリアットから串刺しランニングニー。フォールもジョーはロープを掴みブレイク。
 石川はロープに飛ぶが、ジョーはドロップキックで迎撃しディランにタッチ。

 エルボー合戦からディランはチョップ連打。さらに串刺しラリアットからショルダータックル。さらに串刺しラリアットからエルボードロップを投下しフォールも2。
 ディランはラリアットも、キャッチした石川が大外刈りで倒し諏訪魔にタッチ。

 ディランは諏訪魔をロープに振るが、諏訪魔はジャンピングショルダーからコンプリートショット。フォールも2。
 エルボー合戦からディランがチョップを打ち込みヴァレッタにタッチ。

 バレッタは諏訪魔の頭に噛みつきコーナーに押し込むと、逆コーナーに振ってトレイン攻撃。ヴァレッタはスリングブレイドからフォールも青木がカット。
 ヴァレッタとディランは交互にエルボーを打ち込むが、諏訪魔はそれぞれダブルチョップを打ち込みショートレンジラリアットで次々なぎ倒す。
 石川と諏訪魔は青木をロープに振り、青木は場外のディランとジョーにトペスイシーダ。諏訪魔がヴァレッタに串刺しラリアットから投げ捨てジャーマン。さらに石川が投げ捨てドラゴンスープレックスから諏訪魔がドロップキックを叩き込みフォールも2。
 諏訪魔はバックドロップで叩きつけてフォールし3カウント。

<試合後コメント>

青木篤志&諏訪魔&石川修司
諏訪魔「ンアーッ!オアァーッ!」
石川「どうしたんすか(笑)」
青木「元気っすねぇ(笑)」
諏訪魔「なんかさぁ!連戦だったんだよ!昨日さぁ!なんか大巨人デストロイだけ先に出ちゃってさぁ!ズルくない?!ズルいんだよぉ!俺暴走デストロイと大巨人デストロイが出て昨日勝つつもりで居たんだよ!大巨人デストロイしか出てないんだよ!」
青木「強いからしょうがないです」
諏訪魔「なんかもう暴走デストロイ出しちゃったよ俺!」
石川「まあ試合はそういうもんなんで」
諏訪魔「石川選手の入団で忘れてたんだよ!嬉しくてさぁ!」
石川「そういう言い訳するんですか(笑)」
諏訪魔「出せばいったじゃあん!ホラァ!」
石川「絶好調すね。次いつですか、僕らの」
諏訪魔「やりたいっつってたじゃんよぉ!関本&岡林組!俺らはいつでもやるよ!あとは発表してくれればいいんじゃないかな」
石川「大日本が決まってくれれば」
諏訪魔「そうだよ。早く挑戦してもらいたいな」
石川「でも青木さんと三人で組んだらやりやすいですね。ボディスラムあんなに連発食らうんだってなんか客観的に見てましたよ(笑)」
青木「そう簡単に壊れないんで僕は」
諏訪魔「流石だね。変態自衛隊っていうだけあるね。石川選手が全日本入団したってことは、当然Evolutionとしても話が進みやすくなるんじゃないかなと俺も思ってるし。周りが色々キャンペーンじゃないけど声を上げてもらいたいね。『Evolutionはどうなっちゃうの』『石川修司にかかってんじゃないのこれから』と」
石川「でもスーパー・タイガーさん売店いましたからね」
諏訪魔「来たよ、タオルもらいに」
石川「手伝ってましたね。そういう貢献がいるってことですか、もし入るんだったら(笑)」
青木「そうっすね、そういうね活動が……」
石川「見えないところで」
諏訪魔「だって見たでしょ?全日本でSweeperだっておかしいじゃぁん」
青木「あんなんあって無いようなもんだよ」
諏訪魔「NEXTREMEもあって、ユニット関係が……潰しに行ったほうがいいんだよ。本隊だってそうだよ。暴れまわる。俺らが最強ですよ、タッグチームとしては。ユニットで6人だったり8人だったり10人だったりでやるときさ、やっぱ制圧したいじゃないですか」
青木「一番力のあるチームにしましょう」
諏訪魔「俺は口説くからね。まだまだ続くよ」
石川「あと条件とかも色々話して下さい」
諏訪魔「また条件ってさぁ!そうやって入団したんでしょ?(笑)」
石川「ハハハ!やめてくださいよそんな(笑)」
諏訪魔「俺交渉下手なんだよね……騙されちゃう……頑張るよ」
青木「僕も騙されやすいんでがんばります」

第5試合


 ロックアップからリストの取り合い。TAJIRIが潰していくが藤田がヘッドシザースで抜けるもTAJIRIは切り替えしてグラウンドの攻防。藤田が腕を取ろうとするとTAJIRIはスルスルと抜けて場外へ。藤田はロープを開け、TAJIRIはリングへ。

 手4つからグラウンドの攻防になるがすぐにこれは距離を取る。
 アームホイップの投げ合いからTAJIRIが潰していくが、藤田が切り替えしてヘッドロック。TAJIRIはロープに振るが、藤田がショルダータックルで倒し走り込むと、アームホイップの投げ合いから藤田が足を刈って倒しフォールもTAJIRIはすぐに抜けて距離を取る。

 TAJIRIが握手を要求し、藤田はその手を握るもすぐにガットショットから後頭部にドロップキック。藤田はネックブリーカードロップからフォールも2。
 藤田はストンピングも、TAJIRIはナックル連打からロープに飛ぶが藤田はスリーパーでとらえる。TAJIRIはなんとか立ち上がると、ボディにエルボーを打ち込み逃れる。藤田が走り込むとチョップで倒し、ロープに振ってアームドラッグ。両者ダウン。

 TAJIRIは頭頂部にエルボーからコーナーに振って走り込むが、藤田はカニバサミで倒し後頭部に串刺しニー。さらにコーナーに押し込んでのナックル連打からチョップ。藤田は担ぐが着地したTAJIRIがガットショット。藤田がロープに振るがTAJIRIはハンドスプリングエルボーで迎撃しバズソーキック。避けた藤田がエルボーから延髄斬り2連発で倒し、SAYONARAを狙うが、TAJIRIは丸め込むも藤田が切り返しフォールも2。
 藤田はロープに振り、TAJIRIのハンドスプリングエルボーをキャッチし逆さ押さえ込みも2。
 藤田のラリアットを避けたTAJIRIがトラースキックで倒す。フォールしようとするが藤田は足を掴んでアンクルホールド。TAJIRIは前転して藤田を場外に落とすと走り込むが、藤田は入れ替わりでリングに上がると場外のTAJIRIへトペ・スイシーダ。

 リングにTAJIRIを投げ入れた藤田がコーナーに登るも、TAJIRIは走り込んでナックルから正面に登る。だが藤田は麻袋をTAJIRIにかぶせて目隠しすると、そのままリングに突き飛ばしダイビングボディプレス。フォールも2。
 藤田はスピアーからフォールも2。
 藤田はコーナーに上るが、レフェリーがTAJIRIの麻袋を脱がすと、飛び込んできた藤田にTAJIRIがグリーンミスト。視界が奪われて落下した藤田をTAJIRIが首固めで3カウント。

<試合後コメント>

TAJIRI
「昔と比べて、見てくれは変わったんですけど、藤田ミノルは藤田ミノルですね。シャイで素直ですし。ただアレ照れ隠しですね。そんな感じがしました」

――最後は作戦勝ちといった形でした
「作戦……あの袋、なんか使ってくるというか、使いがいのするアイテムじゃないですかって最初から思っててですね、そこに頭をずっと集中させて試合中ずっとそっちばっかり使ってましたよ」

――弟子の藤田ミノル選手と納得できる試合ができたということでしょうか
「まあそうですね。なんか多分なんですけど、アイツあんな奴だから、本気でベルト欲しかったわけじゃないと思うんですよ。そういうやつではないと思う。『俺はベルトを持ちたい人をサポートする奴だよ』って、そういう奴なんです。昔はね。今も多分変わってないと思う。だからあんなこと言っててもホントは盛り立てに来てくれたんじゃないかなと。そんな感じがしてて。藤田にもそうやって盛り立ててもらっちゃって、このベルトをまだまだ……やっぱりね、俺が持ってるのは多分違うと思うんです。だけど、もしこのベルトがホントに俺以上にこのベルトを使って全日本プロレスをもっともっと盛り上げることが出来るやつがいるんなら、そういうときはこのベルトはそっちに行くべきだと思う。誰とはいいませんけど、俺はこの選手ならいいんじゃないか、次にこの俺からベルトを奪ってもっと全日本プロレスを盛り上げることが出来るとしたらこの男じゃないかな、っていうのは実は頭の中にあります。かなり以前から。それは誰かは今は言いません」

――次の挑戦者に関しては、変わらず募集すると
「募集中ですね。その男がこのベルトに色気を示して、乗ってきたときは本当にスゴイような気がする。そんな潜在能力を持った選手が、一人、このベルトがすごく似合うんじゃないかと俺は思う。多分誰もその事に気がついてない。俺の勘違いかもしれない」

藤田ミノル
「袋よりやっかいだね、毒霧は。なるほどね。インディーで去年120試合やりました。2018年。でもじっくりした試合展開だったかもしれないですけど、こんなもんなんだな。(お客さんは)それをじっくり見てくれていたのか、背もたれにもたれながら見てたのかはわからないですけど、まぁいい勉強になりました。取れなかったからすぐには全日本のレギュラー、準レギュラーの座は掴めなかったけれど、かならず掴んでみせます。本当にインディーとかメジャーとかの枠を取っ払って、今年もいきたいんで。もう支持率80%とは言わなくても、60%はどんな団体でも取れるように活躍したいですね。今日はまだまだでした。」

――レギュラーを掴むためのタイトル挑戦だったんですか?
「そうですね、はい。やっぱりGAORAを取れば。いろんなスポーツをやってるチャンネルですから。そこに出れば知名度も上がるんじゃないかと思って。全日本さんは勉強になるんですけど、手っ取り早い目標はGAORA選手権。またTAJIRIさんとの間には違う話もあるんですけど、全日本に上がるモチベーションとしてはGAORA TV(王座)を取って、田舎に行っても『あぁあの人知ってる。GAORAスポーツの人』って。そんな知名度を付けていきたいですね。(TAJIRIを)負けさせられなかったのは僕の実力でしょう。それはしかたないです。でも僕は僕でいいプロレスをやったつもりなんで。そこは譲るつもりはないです。」

第6試合


 先発はめんそーれと優馬。リストの取り合いからめんそーれがロープに振るも優馬はショルダータックルで倒しコーナーへ振る。めんそーれはこれを飛び越えてサミングからコルバタで場外に投げ捨て走り込むも、ロープの反動をつけてリング中央に戻り、近づいてきた野村にハブの手で挑発。めんそーれは大森にタッチ。

 ロックアップから優馬がバックを取り自軍コーナーに押し込むと、野村が優馬にタッチ。

 ロックアップから大森がロープに押し込むも、野村が切り替えしてクリーンブレイク。
 大森がヘッドロックからショルダータックルで倒し、ショルダータックルの打ち合いからエルボー合戦。チョップの打ち合いから大森がエルボースマッシュ。さらにショルダータックルも、野村が受けきり逆にショルダータックルで倒す。大森は場外に落下し、そのまま場外乱闘へ。
 エプロンに登った野村が大森を担ごうとするも、めんそーれがトラースキックでカットし、大森が野村にパイルドライバー。場外に落下した野村にめんそーれが場外ダイビングフットスタンプを投下し再度場外乱闘へ。

 リングに戻り、大森はストンピングからチョップの打ち合いへ。大森がエルボースマッシュで倒しめんそーれにタッチ。

 めんそーれと大森はロープに振りダブルのチョーク攻撃。これを離すとめんそーれがスリーパー。耐えた野村がエルボーからロープに飛んで走り込むも、めんそーれがカニバサミから顔面に低空ドロップキック。フォールも2。めんそーれは大森にタッチ。

 野村はエルボー連打も、大森はチョップでふっ飛ばし、ブレーンバスターを狙うが耐えた野村が着地するとドロップキック。更にロープに飛んでショルダータックルで倒すと優馬にタッチ。

 優馬はロープに飛んでランニングエルボー連発。大森はコーナーに振るが、優馬はブーメランアタックで倒すとコーナーに登りダイビングクロスボディアタック。フォールも2。
 優馬はロープに飛ぶが、これはビッグブーツで迎撃しニールキック。大森はめんそーれにタッチ。

 めんそーれは串刺し地獄突きを狙うが、優馬は避けて担ぐも、着地しためんそーれが卍固め。これは優馬がロープを掴みブレイク。
 めんそーれはチョップを打ち込んでいくが、優馬がロープに振りドロップキック。めんそーれはロープを掴んでこれをスカすと走り込むが、優馬はドロップキックで迎撃し野村にタッチ。

 野村は串刺しエルボーからショルダータックルで倒し、優馬が串刺しエルボーから野村が山折り。優馬が投げ捨てジャーマンから野村がスピアーを突き刺しフォールも大森がカット。
 野村はエルボー連発から担ぐと山折りも、着地しためんそーれがトラースキックからロープに飛ぶが野村は追走ジャンピングエルボーからロープに飛ぶ。だがめんそーれはロコモーションスクールボーイも2。めんそーれは大森にタッチ。

 大森がバックを取るが、耐えた野村にガットショットからネックブリーカードロップ。フォールも2。
 大森はアックスボンバーを狙うが、避けた野村がエルボーから担ごうとするも、耐えた大森がワンハンドパワーボム。野村をコーナーに振って大森が串刺しバックエルボーからめんそーれが串刺しチョップ。大森がフルネルソンからめんそーれが合体チョークスラム。フォールも優馬がカット。
 めんそーれはロープに飛ぶが、優馬はジャンピングニーで迎撃し、大森が優馬にエルボーからロープに飛ぶが、野村と優馬がダブルのドロップキックで迎撃。

 優馬が大森に串刺し攻撃を狙うが、大森はアックスボンバーで迎撃し、野村がエルボーからロープに飛ぶも大森は追走ラリアットからアックスギロチンを狙い、めんそーれがトラースキックでサポートし大森がアックスギロチンで突き刺すと、めんそーれがダイビングフットスタンプから大森が改めてアックスギロチン。フォールも2。
 大森はアックスボンバーも、ガードした野村にベイダーハンマーからロープに飛ぶが、優馬がジャンピングニーから投げ捨てジャーマンで迎撃し、野村がバックをとるとジャーマンスープレックスホールドもめんそーれがカット。
 野村は大森にボディスラムからダイビング・ボディプレスを投下しフォールも2。
 野村はマキシマムで叩きつけて3カウント。

<試合後コメント>

野村直矢&青柳優馬
野村「やった!やったぞオイ!」
青柳「やりました!野村さんがやってくれました!久々に!野村フィーバーきましたよ!野村フィーバー!」
野村「やっぱり最後、あそこで助けてくれたんで、最後、二人の力で勝ちました!これで大森隆男&ブラックめんそーれの挑戦は、受けません!」
青柳「受けない!ブラックめんそーれとか名乗ってるけど、真剣にやればああやってお客さんを魅了する試合ができるんですよ?あんなマスク脱いで、そろそろ中島洋平に戻ったらどうですか?そうなったらまた……いやでも、挑戦は受けません!これからはどんどんどんどん幅広い挑戦者、大森さん、中島さん以外!色んな挑戦者を迎えて、アジアタッグのことをどんどんどんどん価値を上げていきます!」
野村「さらなる強敵とやって、俺らが防衛する!そしたらノムヤギってのがプロレス界に浸透すると思うんで!さらに浸透させよう!」
青柳「ノムヤギ!アジアタッグ!どんどんどんどん価値上げるとともに!プロレス界の、プロレス大賞のベストタッグも狙っていきましょう!」
野村「OK!」
青柳「今年こそ我々がベストタッグ行きましょう!よっしゃあ!」

大森隆男&ブラックめんそーれ
めんそ~れ「すいませ~ん!」
大森「おかしいな、おかしい。ハブとか蛇は足がないはずなのに、俺が足を引っ張っちまったよ。」
めんそ~れ「最後助けに行けなかったです、すいません。」
大森「いや、俺がハブの足を引っ張ったから。くそ!」
めんそ~れ「大森さん、俺はハブです。もっと言うと俺たちはハブです。だから、ハブを地を這いつくばってでも前に進みましょう。俺たちは前に進む。いつまでもしたを向かない!前に進む!」
大森「あきらめないぞ。這いつくばっても。それがハブの魂。這いつくばってでも欲しいものは手に入れる。またチャンスを掴む。そしてベルトを掴む!あきらめねぇ!」

第7試合


 ロックアップから宮原がロープに振ってビッグブーツ。宮原が走り込むもKAIがビッグブーツで迎撃しトラースキックも、避けた宮原がブラックアウト。KAIもこれを避けて睨み合う。

 KAIがバックを取るがリストの取り合いへ。宮原がスリーパーでとらえるが、これをKAIが抜けるとヘッドシザースでとらえる。KAIは頭を抜くとすぐに組み付くが、宮原は再度ヘッドシザースで捕らえてKAIはロープに足を伸ばしブレイク。

 宮原はエルボーから走り込むが、KAIはロープをたゆませ場外に落下させるとトペを狙い走りこむが、宮原がすぐにリングに上がりKAIを場外に投げ捨てる。宮原が走り込むがKAIも横をすり抜けてリングに上がるも、宮原が場外からKAIを引きずり落とすと場外乱闘へ。リングに戻りKAIがフォールも2。

 KAIはスリーパーでとらえるが、宮原がこれを抜けるとKAIをトップロープにかけて顔面に膝蹴り。さらに後頭部にドロップキック。
 宮原は顔面にケンカキック連発から髪を掴んで引き起こすが、KAIが低空ドロップキックから走り込むも宮原は引き込み三角絞め。KAIはロープに足を伸ばしブレイク。

 エルボーの打ち合いから宮原がビッグブーツ。KAIがロープに振るが、宮原はラリアットを避けて低空ドロップキックからロープに飛ぶも、KAIは延髄斬りで迎撃。
両者ダウン。

 KAIが串刺し攻撃を狙うも、避けた宮原が串刺しスピアー。KAIが避けて宮原が鉄柱に自爆すると、KAIはエプロンに降りて担ごうとする。耐えた宮原にエルボー連打から担ぐが、宮原はリングに着地するとビッグブーツから再度ビッグブーツ。KAIは足をキャッチしロープ越しのドラゴンスクリューで場外に落下させるとトペ・スイシーダ。

 リングに戻り、KAIが串刺しラリアット。だが宮原がコーナーに振って走りこむも、KAIが延髄斬りで迎撃し投げ捨てジャーマンからトラースキック。フォールも2。
 KAIはコーナーに登るも、宮原はドロップキックから正面に登りヘッドバッド。だがKAIもヘッドバッドからリングに降りて担ぐとパワーボムを狙うが、宮原はフランケンで投げ捨て串刺しジャンピングニー。両者ダウン。

 宮原は後頭部への串刺しランニングニ―から投げ捨てジャーマンで叩きつけてブラックアウト。フォールも2。
 宮原はブラックアウトも、キャッチしたKAIがドラゴンスクリューから足4の字固め。宮原はロープを掴みブレイク。

 KAIはパワーボムからフォールも2。
 宮原はドロップキックからブレーンバスター。フォールも1。
 エルボー合戦からKAIがエルボー連打。更に延髄斬りからアックスボンバー。フォールも2。
 KAIはスプラッシュプランチャからフォールも2。
 宮原は延髄斬りを叩き込み両者ダウン。

 宮原はバックを取りシャットダウンスープレックスの体勢も、KAIはすねを蹴って逃れるとトラースキック。KAIはロープに飛ぶが、宮原はジャンピングニーで迎撃し走り込むが、KAIはカウンターのファイヤーサンダー。フォールも2。
 KAIは担ぐも着地した宮原がジャパニーズレッグクラッチホールドも2。KAIはトラースキック2連発から延髄斬り。だが宮原はジャンピングニー2連発からラリアット。これを巻き込んだKAIが本家公認・雁之助クラッチを狙うも、耐えた宮原がジャーマンスープレックスホールドも2。
 宮原はシャットダウンスープレックスホールドで叩きつけて3カウント。

エンディング


宮原「あけまして!おめでとうございまーす!!2019年、最多防衛記録狙ってます。その新年一発目、皆様の最高のご声援のおかげで、無事V1達成しました。2019年、2月27日に、宮原健斗、生誕30歳を迎えます。宮原健斗ももう30歳!だから、20代、最後になるかもしれない、三冠戦、誰と戦うところを後楽園ホールの皆さん見たいですか!?誰と戦うところみたいですか!?誰と戦うところみたいですか!?ちょっと、全日本プロレスTVさん。皆様の顔抜いて、誰と戦うところ見たいですかー!?この様子は、後日全日本プロレスTVでビデオチェックします!ということで、2019年、プロレス界の主役は、当たり前のようにこの俺宮原健斗が突っ走る。そこで!後楽園ホールの皆さんの正直な声を聞きたい!2019年!ナンバーワンMVP候補は!誰だと!思い!ますか!?後楽園ホールの皆さんの正直な声をきかせてくれー!正直な声を聞かせてくれー!満場一致で~~~!!!宮原健斗でーす!以上です(ブーイングから健斗コール)新年一発目の最高マイクでしめるぞー!後楽園ホールの皆さんに聞きたい!全日本プロレス最高ですかー!?(最高ー!)今日すごい聞こえるー!全日本プロレス最高ですか―!?(最高ー!!)OKラスト!全日本プロレス最高ですかー!?(最高ー!!!)後楽園ホール、最高」

<試合後コメント>

宮原健斗
「ことごとく、KAI……KAI選手の畳み掛けにあいながらも、なんとかV1達成!2019年は、俺にとって、そして全日本プロレスにとって歴史的一年になるであろう一年だからな!一発目を無事防衛し、チャンピオンとして2019年のスタートダッシュを切れることを光栄に思う」

――KAI選手も普段見せない技をたくさん用意してきました。やはりこの三冠戦に掛ける思いは強かったと思いますか
「まあ、三冠戦というのはね、プロレス界最高峰の闘いだから。そうなるのは必然!そっからの話だからね!ただ、KAI選手もこの三冠チャンピオンになってもおかしくなかった、おかしくない存在と思うから、それは神様のみぞ知る。そんな感じの僅差だ」

――試合前のVTRでは「王者になることを宿命付けられた男」として宮原選手が紹介されていました
「その宿命はもう背負ってるつもりなんで!その宿命を背負える男か、背負えない男かで、プロレス界の立ち位置が変わってくる。だから俺はその宿命を体全体で受け止め、それを全力を通して跳ね返せるように俺は日々生きてるから。全日本プロレスのエースとして俺は先頭に立ってるからね。ただ、全日本プロレスはこんなもんじゃないと言ってね、このチャンピオンになった。その言葉はあの日から全く一日たりとも忘れたことはない。こんなもんじゃないというものは、人によって価値観は違うけど、俺の思う『全日本プロレスはこんなもんじゃない』っていう位置、俺が先頭で持っていくから。ていうか、持っていくことは前提の話!行かなきゃいけない場所、行きたいんじゃなくて、行かなきゃいけない場所へ先頭として2019年も突っ走りますよ。プロレス界は宮原健斗イヤーになりますよ」

――次期挑戦者はファンの声を聞きたいということでしたが、宮原選手の中では相手はまだ定まってない?
「ちょこっと、心の奥の奥、探ったら居るような居ないような。まだそんなところですよ。これからファンの皆さんがね、ガンガン声に出して、次誰との闘いが見たいのか、皆さん声を上げて頂ければ、それは宮原健斗の想像を、想定を覆すものになるかも知れない。ファンの声で!ただ2019年、全日本プロレスの歴史的一年になるからな。プロレス界よ、楽しみにしとけ!宮原健斗イヤーだ!」

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