プリプリ王者・山下実優がマーシャ・スラモビッチを退けV3! 「誰が来てもハードになると思うんで、しっかり倒したい」

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 東京女子プロレスが1月4日、9年連続となる“イッテンヨン”後楽園ホール大会『東京女子プロレス’24』を開催した。プリンセス・オブ・プリンセス王者の山下実優はマーシャ・スラモビッチの挑戦を退け、3度目の防衛に成功した。

 両者は米国で2度シングルマッチを行い、1勝1敗のイーブン。昨年12月14日(現地時間)に米ロサンゼルスで開催された「COMBAT PRINCESS USA」ではタッグマッチでマーシャが山下を破っており、山下はなんとしてもリベンジを果たしたいところだった。

 開始早々、場外戦にもつれ込み、エプロンでマーシャが変型ライガーボム。そしてひねりを加えてダイブ。リングに戻したマーシャは変型コブラツイスト、ショートレンジ・ラリアットと攻め込む。耐えた山下は雪崩式アティテュード・アジャストメントもカウントは2。さらに山下は張り手、ハイキック、ジャーマン、リターンクラッシュを狙うも回避される。山下はローキックからリターンクラッシュをヒットさせるも、マーシャはシャイニング・ウイザード、ハイキック、スピンキックで逆襲。山下もSkull Kickで返すと、ハイキックから後頭部にクラッシュ・ラビットヒート。最後は正調クラッシュ・ラビットヒートを決めて3カウントを奪った。試合後、両者は握手を交わした。

 山下は「マーシャとは勝って負けて、今日勝ちました。さっき帰る前、もう1回やろうって。マーシャとの試合はいつもめちゃめちゃ楽しいんで、何度だってやります。日本でも米国でも。今日はマーシャに勝って、このベルトを守ることができました!」と歓喜のマイク。

 バックステージで山下は「日本でもマーシャとやりたかったんで。タイトルをかけてやれたのはめちゃめちゃよかったし、想像以上に楽しくて、ファンのみんなにも喜んでもらえたかなと思いました」と笑みを浮かべた。1・6新宿FACEでは同王座の挑戦権獲得バトルロイヤルが行われるが、「そこで自然に3月(31日)の両国国技館につながると思うんで。今の東京女子、誰が来てもハードになると思うんで、しっかり倒したいし、誰が来てもめちゃめちゃ楽しみなタイトルマッチになるんじゃないかと思います」と大舞台での防衛戦を見据えた。

 一方、王座奪取ならなかったマーシャは「東京女子で試合をするのを何年も待ってた。それが日本で最高の会場である後楽園ホールでのメインイベントだった。でも勝つことができなかった。これが最後じゃない。私はまたあのベルトに挑戦する。ほかの選手、誰でも相手になるし、どのベルトにも挑戦するし、何年かかっても、それが日本でなくても達成する。また東京女子に戻ってくる強い意志があります」と話した。


 また、昨年デビューした6選手による『ねくじぇねトーナメント'23』で優勝した上原わかながアジャコングとのシングル初対決に臨んだ。上原は執ようなスリーパーでアジャを苦しめ、バックドロップも2度回避して奮戦したが、アジャのラリアットからバックドロップを食らってごう沈した。上原は「自分の出せる力は全部出したんですけど、アジャさんの壁は本当に高くて。前回よりは成長を見せられたとはいえ、自分の未熟さを感じました。アジャさんという壁をいつか絶対倒せるよう、気を引き締めてリベンジさせていただけたら」とコメント。アジャは「ライバルがまた一人増えたなと思います。倒し続ける相手が一人増えました」と認めていた。

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