愛野ユキが水波綾とのコンビで涙のプリンセスタッグ王座戴冠!「このベルトは特別なものなので、また持ててうれしい」
東京女子プロレスが1月4日、9年連続となる“イッテンヨン”後楽園ホール大会『東京女子プロレス’24』を開催した。3WAYマッチで行われたプリンセスタッグ新王座決定戦は愛野ユキが水波綾とのコンビで白昼夢(辰巳リカ&渡辺未詩)、「でいじんもんきー(でじもん)」を制して、ベルトを奪取。愛野個人としては、実姉(天満のどかさん=卒業)との爆れつシスターズで王座に就いて以来、2年9ヵ月ぶりのタッグ王座戴冠となった。
ノータッチルールによる3WAYタッグマッチとあって、6選手による目まぐるしい一進一退の攻防が続く。そんななか渡辺が愛野を開花式ジャイアントスイングでぶん回すと、鈴芽が辰巳にプランチャ、遠藤が愛野をキャメルクラッチで絞め上げ、鈴芽は愛野にミカヅキ流星群。愛野が遠藤にヴィーナスDDTを決めるも、白昼夢がカット。水波と愛野がダブルショルダータックルで白昼夢を場外に排除。リング上は愛野と遠藤の2人だけとなり、愛野がUBVを遠藤に繰り出して3カウントを奪った。
王座奪取に成功した水波は「タッグチームとしては、でじもん、白昼夢にまだまだ及ばなかったと思います。でも、こうやってチャンピオンになった私たちは、ここからいろんなものを築き上げていくんだ」と満面の笑み。愛野は「このタッグのベルト、すごい特別なものだから。このベルトをまた持つことができて、しかもアニキと持ててうれしい。これから私たちが歩くタッグの道は、どんどん派手で熱いものになっていくので」と大粒の涙を流した。愛野の涙を見た水波は「この間は悔し涙。今日はうれし涙。あきらめなければ、涙の色だって変わるんだ。これからもっともっと行くぞ」とゲキを飛ばした。
ベルトを獲れなかった鈴芽は「チャンスをつかむ度につかみきれなくて。背中を押してくれた方たちをガッカリさせちゃってる自分たちが悔しくて。今年も始まったばかりだし、あきらめてない」、遠藤は「私もあきらめてない」と悔しさでいっぱい。
辰巳は「すごい相手とやれてテンション上がったんですけど、勝ち残れなかったのが悔して仕方ない。まだタッグトーナメントもあるし、挑戦しに行けるように狂い咲きしよう」、渡辺は「悔しいですね。3WAYでタイトルマッチは珍しかったし、水波さんもいて新鮮で楽しかった。勝ちたかったけど、勝ちにも負けにもならなかった」と話した。