辰巳リカが渡辺未詩とのパートナー対決制しプリプリ王座初V!「白昼夢」でタッグトーナメント制覇&タッグ王座奪取を宣言!

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 東京女子プロレスが11日、東京・後楽園ホールで「Positive Chain」を開催。メインイベントでは、プリンセス・オブ・プリンセス王者の辰巳リカが同王座に初めて挑んだパートナーの渡辺未詩との激闘を制し初防衛に成功した。

 序盤から辰巳は変型デスロック、ドラゴンスクリュー、足4の字固めなどで渡辺の足を徹底攻撃。負けじと渡辺も辰巳を抱え上げてヒザからマットに落とし、アバランシュホールドを決めるなどして応戦。渡辺がジャイアントスイングでぶん回すと、辰巳はヘッドシザース、延髄斬りから、スリーパー、ドラゴンスリーパーへとつないで反撃。渡辺がティアドロップを繰り出すと、エルボー合戦に。辰巳はヒップアタックからトップロープに駆け上がってミサイルヒップを狙うも、ここで渡辺と強烈なエルボーの打ち合いになった。そこから辰巳をカナディアン・バックブリーカーの体勢で持ち上げた渡辺は、そのままダイブしたがカウントは2。辰巳はツイスト・オブ・フェイトで逆襲すると、ヒップアタック、そしてミサイルヒップを渡辺の顔面にたたき込んで3カウントを奪った。

 辰巳は「強がって、『余裕で勝ってやる』って思ってたけど、全然そんなことはなかった。すごかった。闘ってくれてありがとう。未詩のアイドルとプロレスの架け橋になりたいという夢、私はこれからも横で応援したい。私も東京女子を大きくしたいという夢がある。いっしょにこれからも叶えていこう。今度のタッグトーナメント、白昼夢で出よう!」とマイク。これに渡辺は「また、ぜひいっしょに永遠に白昼夢で勝ち続けたいです」と応じ、「白昼夢」の継続が決まった。

 バックステージで辰巳は「(ジャイアントスイングで)ものすごく地球が回って。回って回って、もう何も。アレが無重力っていう体験なのかなっていうくらいで、世界の終わりが見えました。それにプロレス人生史上一番高い、天から落ちたのか、衝撃的過ぎて驚きました。やっぱり未詩は悪夢ですごいヤツでした。でもそんな未詩とこれからもいっしょに白昼夢で夢を追いかけて、叶えていくって約束したんで。今日は防衛ロードのいいスタートも切れたので、次の目標は(プリンセス)タッグのベルト! タッグトーナメントで優勝して、タッグのベルトで2冠目指したいと思います」と2冠獲りを宣言した。

 渡辺は「挑戦をお願いしてから1カ月間で、だいぶ気持ちだったり意識だったり成長した部分が大きかったっていうのが一番にあって。今まで去年、一昨年とリカさんと隣でずっといっしょに闘ってきて、やっぱりリカさんって存在が自分のなかで大きくて。先輩として一歩リードしてくれている部分が大きかったので、そういうところも成長しなきゃいけないなっていうのがわかった。リカさんが対角にいるって不安を感じながら、本当に『なんで挑戦したんだろう?』ってくらいには不安になってたんですけど。でもその不安があるからこそ成長できるなって自分で言い聞かせて、無事成長できていると思う。自分がこのタイミングでリカさんの持つベルトに挑戦できたっていうのは、結果とかではなく、すごく大きな成長だったかなと思います。それとアイドルとプロレスの懸け橋になりたいっていう夢はまだまだ続いていくので、今後リカさんといっしょに白昼夢として、次にあるトーナメントも駆け抜けていきたいなと思います」と話した。

 なお、東京女子最強のタッグチームを決める「第1回“ふたりはプリンセス”Max Heartトーナメント」(12チーム参加)は20日の東京・成増アクトホール大会で開幕。同大会で1回戦4試合、21日の成増大会で2回戦4試合、3月6日の東京・練馬Coconeriホール大会で準決勝、決勝を行う。

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