来年イッテンヨン後楽園でプリプリ王座戦争う渡辺未詩と瑞希が「プリンセス」「バケモノ」論争に発展!

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 東京女子プロレスが12月16日、東京・千代田区の神田明神文化交流館で、来年イッテンヨン(1月4日)後楽園ホールでのプリンセス・オブ・プリンセス選手権(王者=渡辺未詩vs挑戦者=瑞希)のタイトルマッチ調印式を行い、「プリンセス」「バケモノ」論争に発展した。

 渡辺は今年3月31日の両国国技館で山下実優を破り、同王座初戴冠。その後、着実に防衛を積み重ねV5に成功。昨年10月に王座から陥落した瑞希が12・1品川で挑戦を表明し、来年イッテンヨンでの王座戦が決定。両者のシングル戦は2021年4月1日の新木場大会で1度だけあるが(瑞希の勝利)、シングルのベルトをかけては初対決となる。

 1年3ヵ月ぶりの奪還を狙う瑞希は「挑戦表明の時にすべて伝えたんですけど、ベルトを自分が落としてから1年ちょっと。自分の中でいろんな気持ちを重ねた上で、無視しちゃいけない気持ちがたくさんあるなと思って未詩に挑戦表明したんですけど。それを受け止めてくれた未詩とか応援してくれているみんなの気持ちがすごいうれしかったし。すごい心にグッと溜めてたものを解き放ったわけではないんですけど、伝えたらこんなにも受け止めてくれる場所があるんだということが、今自分のなかで力になっていて。今は未詩と素直に闘って自分がどうなるのか。この試合がどうなるのか。すごいワクワクしています。

でも、この間、未詩と闘うと決まって初めて前哨戦をして。未詩は自分のことをプリンセスだと言っているし、私もそう思ってはいます。そう思って、ずっとチャンピオンの姿を見てきました。だけど、やっぱりどう考えてもバケモノでした。プリンセスだけどバケモノなだけで、プリンセスには変わりないです。私は生まれてこの方、プリンセスなので、私の国と未詩の国がぶつかり合うことで、真のプリンセスを証明できるように頑張りたいと思います」と独自の論理を展開。

 渡辺は「両国国技館で獲った後の会見の緊張がヤバくて。手が震えながら(調印書に)書いていたなというのを思い出すと、今日は一切、手が震えずに自分の名前を書けたんですよ。そういうところから、チャンピオンとしても、今すごく成長できているなと思っています。だからこそチャンピオンとして、もっともっとやりたいこととか理想像とかあって。理想像のなかにこのベルトを持つ人は一番強くありたい、キラキラしていたい、もっともっと広めるようなことをしていきたいと思っていて。その中でもキラキラしたいとか広めたいとか、そういうのって自分がしようと思っても上手にできないことだったり、かなわないことだったりして。そういう意味では、瑞希さんはいつもキラキラしてるし、どんな時でも優しくて、自分で“生まれた時からプリンセス”って言ってますが、瑞希さんもプリンセスだと思います。

さらに広めるという点では、結果として見えるところで言うと今の時代、バズりとかそういうところから露出とかにもつながっていて。どの業界も“バズれば紅白を目指せ”みたいな、そういう時代に変わってきているなと思っているなと。それをふだんやってる瑞希さんの試合の映像がたまたま誰かの目に留まって、実際に会場に見に来てくれたりとかよく目につくので、そういう意味では私ももっともっといろんなことに視野を広げて挑戦的になって、いろんな人に見てもらえる。“バズりたい”と言うとちょっと難しいと思うんですけど、誰かの目に留まる試合をこの日したいなと思っています。そして私はどこからどう見てもプリンセスですよね? なんでプリンセスが好きか、プリンセスでありたいかっていうと、プリンセスって強いんですよ。心もすごい強くて、いつだって映画のなかでは心が強いし。ヒロインは脇役ではないんですよ。主人公がいてヒロインがいるという風に言葉で使われますけど、プリンセスはヒロインではなく主役なんです。それぐらい心を強く、私はもっともっと最強のプリンセスを目指していきたいなと思います」と思いの丈を吐露した。

 ベルトを落としてからのメンタルについて、瑞希は「その間、自分がやらなきゃいけない立場だったり、自分が今何をしなきゃいけないかとかをすごく考えて。東京女子で私はどの立ち位置で輝くべきか考えながらやっていたので、苦しくはなくて。やれることを全力でやっていたので、本当に苦しくはなかったんですけど、同世代の仲間たちが未詩に挑戦して負けて。それでも強くなっている姿とか、それを超えて強くなっている未詩の姿を見て、心に響くものがたくさんあったから、挑戦しようと思ったんですけど、苦しかったわけではないですね」とコメント。

 王者になってから9ヵ月が経ち、チャンピオンとしての風格も漂ってきた渡辺は「ベルトを獲った後の4月はいっぱいいっぱいすぎて。毎日必死にどうしたらベルトを落とさないかと…。しかもベルトを持って、最初の日本での試合で負けてしまったので、本当にどこにいても気が動転しそうなくらい心が揺らいでいたんですけど。ただ今は自分がチャンピオンとして、どうあるべきかを意識して。チャンピオンと呼ばれることに最初は慣れていなかった時期もあったんですけど、そういうのもなくなってベルトを持ち慣れて今愛着が沸いているので、私の力でもっとキラキラにしたいなと思ってます」と笑みを浮かべた。

 最後に報道陣から「未詩選手にとって瑞希選手はバケモノ?」と問われると、渡辺は「今まで言ってこなかったですけど、バケモノですからね! こんだけこの見た目で本当にプリンスセスなんですよ。初めて見る人からしたら。プリンセスなんですよ。でもバケモノです! どういう体になっているのか解剖してみないと、瑞希さんの強さってわからないんですよ。これは国を挙げてのレベルで、瑞希さんの強さは体を解剖しないとわからない。なのでバケモノか、改造人間とかなんじゃないかなって私は睨んでいます」と仰天発言。これを受けて、瑞希が「反論しかないですよ! 私はバケモノって褒め言葉で未詩に言ってたんですけど。“一人美女と野獣”です。これがプリ・ハラ?」と言うと、渡辺は「ハラスメントじゃないから! 私がプリンセスです!」と否定していた。

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